小林製薬の紅麹問題、大変なことになっていますがどう着地するんでしょうか。

 ▼「社長が涙流す 小林製薬株主総会 「泣いたってどうしようもない」と株主 「紅麹」サプリ摂取で4人死亡・106人入院に」(FNNプライムオンライン)

小林製薬の「紅麹原料」が入った機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」を摂取した人に腎疾患などの健康被害が出ている問題。

これまでに、腎疾患などで入院した人は106人に上り、死亡した人は合わせて4人となった。いずれも死亡した原因とサプリとの因果関係は分かっていない。また、入院した人については、主に2023年9月以降に製造されたサプリを摂取しているということだ。

これに関しては、かなり大規模な食品の安全問題であることは間違いない。死者や重度の疾患者が出ていますからね。加えて、「隠蔽」とも取れそうな工場閉鎖があったり、インサイダーと見られてもおかしくないような不自然な株の売り抜けがあったりということが更に問題に拍車をかけている感じがあります。

サプリ業界に与えた影響も小さくはないでしょう。私の知り合いでも、なんとなくサプリを買うのをやめた、みたいなことを言っている人が何人もいます。合理的な結論とは言い難いけれど、気持ちはわかる。

こういう問題の膨らみ方って、やっぱり日本的企業、日本的管理体制の悪いところという感じがします。(良いところもあるんですけど、悪いところが出ちゃうとこうなるという意味)

株主のみなさんはよくわかってる模様。

小林製薬は「糸ようじ」「のどぬーるスプレー」「トイレの消臭元」「熱さまシート」など、多くの人になじみ深い商品を開発していることで知られているが、事態が公表された22日から28日までに、株価は約20パーセント下落し、4900円前後で推移している。

株主総会に参加した70代の男性株主は、「社長泣いちゃった。もう泣いたってどうしようもない。いやぁ従業員の話になったらね、やっぱりジーンときたんでしょうね。私も管理責任のことは強く言いましたし、なんかメモを読むだけでさ、書いたやつを。因果関係がどうのこうのと言ってさ。認めるとか、認めないとか、そういう問題を先に考えちゃうんだね、経営者はね。今はそういうことを言ってる場合じゃない。はっきり言って、管理体制まずいよね。管理体制全然なってないと思うよ。総会やっていてもさ、後ろで話し合ったりして、あんな株主総会経験ないね」と話し、管理体制の甘さを指摘した。

また、株主の60代女性は、「人の命に関わるなんて思ってなかったので、すごくショックでした」と語った。60代男性の株主は、「社長が悪いよ。経営体制にずっと問題があったんじゃないかと思っている。本当自己責任だと思うよ」と話し、怒りをあらわにした。

まぁほんとにそうだよなぁという。責任を誰もとりたがらないし、現場に任せる、みたいな感じで全体をコントロールしない。で、いざ現場に介入するときはまったく現場の意見を無視してむちゃくちゃなことを一気に進めたりする。バランスが悪いんですよね。適度に統率しながら適度に放置する、というのができてない気がする。

小林製薬に関しては、いきなり潰れるとかはないでしょうけど、ここから体制立て直しができるかどうか。すぐに、というのは難しいかもしれませんねぇ。