最近の風俗事情というか、夜の街のお金の移動に関する興味深い記事。

 ▼「独身49歳の公務員に貢がせた1000万円を、そのままホストに貢ぐ…夜の歌舞伎町で大金が飛び交うヤバい構図」(プレジデントオンライン)

「ホス狂いの女の子たちは無限にお金が必要なので、常にどうやってお金をつくろうか考えています。ホス狂い女子会みたいなのはよくある。基本的にお金の話ばかり。内容はエグいです。どこの風俗が稼げるとかいうレベルじゃなく、おじさんたちからどうやって財産を奪うかみたいなこと。彼女たちに狙われているのは、寂しいおじさん。40代、50代で未婚で優しそうな人をなんとか見つけて、“ガチ恋”をさせてお金を引っ張りたがっている」

結婚しない、できない男性は本当に増えた。2020年の生涯未婚率(50歳時の未婚率)は25.7パーセント(総務省調べ)であり、男性は4人に1人が結婚しない社会となっている。

この傾向はずっと続く。2040年、男性の生涯未婚率は30パーセントの水準に達すると予想されている。ちなみに半世紀前(1970年)の男性の生涯未婚率は3パーセント台。昭和から平成を経ている間に8倍以上も跳ね上がっている。

今回の取材でも、地下アイドルイベントで童貞の群れを目撃した。第二次ベビーブームに生まれた現在アラフィフの団塊ジュニア世代は、人口は多い。いま、中年男性で底なしの寂しさを抱える者たちは大量に存在している。

無限のお金を必要とするZ世代のホス狂いたちは、この底なしの寂しさを抱える中年男性たちの懐を狙う。

ざっくり言うと、ホスト狂いの若い女子がお金欲しくて身体を売る → 相手は寂しさを抱えた中年のおっさん というだけの話。ただ、その実態がかなりエグいよ、という。

「ホス狂いは、おじさんからお金を取ることになんの抵抗もないです。だまして貢がせて、既婚おじさんの家庭が壊れようが、おじさんの子どもの人生が狂おうが、だまされたモテないおじさんが自殺しようが構わない。おじさんが借金しようが家を売ろうが関係ないわけです。とにかくホストに貢ぐお金をつくりたいって、それだけ」

ホストクラブに行くお金をつくるため、風俗や街娼をする女性たちはこれまで『歌舞伎町と貧困女子』(宝島社)で紹介した。若い女性を求める中年男性に、肉体を提供してその対価をもらうだけでは上限がある。ホストクラブで他の女性に勝つためには、それではお金が足りない。さらに稼ぐために、寂しい心を抱える中年男性を恋愛状態にさせ、そこからお金を引っ張ることまで企んでいる。

「どこでおじさんを見つけるかというと、風俗店で探しているケースがいちばん多い。風俗客は寂しいおじさんがたくさん来る。風俗嬢になって、お金があってめちゃめちゃ優しいみたいなおじさんを探すんです」

客の収入が高い傾向があり、十分なコミュニケーションがとれるのは高価格帯のソープランドだ。

お金の流れ的には、「おっさん」 → 「ホス狂い女子」 → 「ホスト」 という構造になってるわけですね。「ホス狂い女子」が、中ヌキする小ウリ店になってる。効率化のためにはおっさんからホストに金が流れれば良いのかっていうとそういうワケにもいかんのが風俗の難しいところです。

まぁクソみたいな話だとは思いますが、こういうのもある種、騙し騙され男と女の世界の徒花ということで、趣深いモノなのかも知れませんね……。私と同世代のオジサンたちは、お店で女の子に仲良くされても気を許しちゃダメですよ。

damasi
©南勝久『ザ・ファブル』講談社

あ、『ザ・ファブル』はめっちゃ面白いのでおすすめです。