台湾で、対中強硬派の蔡英文総統が率いる民進党が大敗し、党のトップを辞任する意向を示しました。蔡英文氏は、総統を辞任はしませんが、政権運営やアジアの情勢に大きな影響がありそうです。

 ▼「台湾 統一地方選 与党敗北で蔡英文総統 党主席の辞任を表明」(NHK)

26日に投票が行われた台湾の統一地方選挙で与党・民進党が敗れ、蔡英文総統は自身が兼務してきた党のトップの主席を辞任する意向を表明しました。

焦点となったのは、合わせて22の市長選挙と知事選挙の勝敗です。

候補者の死去に伴って投票が延期された1つの市を除く21のポストのうち、選挙前に7つを占めていた与党・民進党は、離島の澎湖県を獲得した一方、桃園市など北部の3つの市を失いました。

台北市長奪還もならず、全体では5つの市長と知事のポストを得るにとどまりました。

今回の選挙では、民進党のトップの主席でもある蔡総統が「中国共産党大会のあとに行われる初めての選挙に全世界が注目している」と、対中関係を争点化しようとしたほか、事実上、政権の信任投票とも位置づけていましたが、有権者には受け入れられなかった形です。

日本では蔡総統、かなりの人気ですし、台湾でもかなり支持を得ているのかと思っていました。正直、こういう状態になるとは予想外でびっくりしています。もちろん、中国共産党の大きな影響があるのだとは思いますが、それにしても……うーん、大丈夫でしょうか。

習近平国家主席の3期目も決まりましたし、あと1年2年の間で、東アジアにおおきな変化が訪れるのかもしれません。