ちょっと前の記事ですが、新型コロナの報道を巡って、メディアの報道姿勢を批判したこういう記事がありました。お酒を呑みながら思ったことを徒然なるままに書いてみます。

 ▼「東京都医師会、分断あおるメディアに一喝「なぜ皮肉めいた報道ばかりするのか」」(ENCOUNT)

 東京都医師会の定例記者会見が12日、都内の東京都医師会館で行われ、尾崎治夫東京都医師会会長があらためて新型コロナウイルス感染対策の徹底を声高に訴えた。

 尾崎会長は「医師会は開業医の団体だとか、何もやってこなかったと言われているが、大病院や診療所も含めてやれることを精一杯やってきたつもり。民間、大学、国公立も協力してこの難局に立ち向かっていかないといけない」と熱弁。「飲食店が悪い、医師会が悪いと分断する流れを作る方もいるが、今こそ一丸となって感染を止めるべき。感染を抑えることなくして経済の再生もない」と強く訴えた。

 さらに、質疑応答である記者から「GoTo中断や五輪開催に関して小池都知事と菅首相の間で足の引っ張り合いが起きているが……」と政策に絡めた質問が飛ぶと「私どもはあくまで医師会。評論家的に批評する立場でもなく、そんな状況でもない。誰が悪いと言ってるときではなく、知事にしても首相にしても一生懸命やっているんです! 全員で気持ちを1つにしないと乗り切れない状況にきている」と質問を一蹴。

「第1波よりもはるかに危険な状況にきている。マスコミの方も『緊急事態宣言なのに街から人は減りません』だとか『今日は1000人を切りました』だとか、なぜ皮肉めいた報道ばかりするのか。もう私たちは逃れられないところまできているんです!」と声を大にして報道姿勢を批判した。

医師会だって利権ズブズブで他人のこと偉そうに言えるのかよ、みたいな話はまあおいといて、やっぱり今の日本で「信頼できる情報ソースとしてのマスメディア」がないっていうのは厳しいなと思うんですよね。

新聞やTVが良くも悪くも大衆のものとなり、広告収入で維持されるようになった結果、やっぱり「カネになる」ことが現実問題として重視されざるを得なくなった部分があります。マスコミだって霞を食って生きてるわけではありませんから。

そうすると、スポンサーやパトロンの意向を意識した情報発信になる。また、マスメディアが「世論」を元に世の中を動かしているんだ、という不必要な驕りが出てきて、情報を正確に伝えることではなく自分たちが正しいと思う方向に世の中を動かそうとする、そういう意識でいまのメディアが動いているように見えます。

そこには、読者の判断を尊重しようとする信頼や敬意がない。自分たちの都合が優先されている。

もちろん、そうではないメディアも少数はあるのでしょうし大手メディアの中でも良心的な姿勢で臨んでいる人もいるのでしょう。しかし、全体の趨勢として、メディアは事実を報道する報道機関ではなく、思想を広報するプロパガンダ機関になって幾久しいと思っています。

こういう状況はきっとこれからも続くだろうし、やっぱりこれからは「機関」に頼るのではなく、ある程度個人での情報収集と判断決定をしていかざるを得ない時代になるんだろうなぁ……。