先日、弁護士法人である「東京ミネルヴァ法律事務所」が破産しました。弁護士事務所が破産? しかも、あれだけ阿漕な過払い金請求のCMをしていたのに……と凄く不思議に思っていたところ、この事件に潜む「闇」に関する記事がダイアモンドオンラインに掲載されました。
▼「過払い金CMの大手弁護士法人、「東京ミネルヴァ」破産の底知れぬ闇」(DIAMOND ONLINE)
この記事の内容を信じるならば、「東京ミネルヴァ法律事務所」は、その経営に広告会社が深く関わるようになり、派遣社員から事務に必要な環境、広告などの一切合切をその広告会社のグループ企業に「支配」されていた(ついでに経理も)。そして、過払い金請求訴訟で顧客に支払うべきお金をその費用に充てていた、ということのようです。

弁護士が高い専門性を持つ職業であることや、過払い金請求で頼ってくるような顧客はお金の管理にルーズなことが多く支払いが遅れても気にすることがないことを利用した、「巧みな」手法であると言えるでしょう。(「だが、過払い金返還請求の依頼者は消費者金融との交渉をすべて東京ミネルヴァ任せにしているため、資金の返還が遅れてもそれほどせっついてこなかったようだ。」)
実名・実企業名入りで書かれた署名記事なので、おそらく信憑性はそれなりに高いのではないかと思います。全容の解明が待たれますね。
それにしても、最後のページ(4ページ目)にある次のことばが気になります。
弁護士や司法書士といった法律の専門家が、こうした手法に引っかかっているということ、のみならずそこからなかなか逃れられないと言うこと。また、広告会社に頼らなければならないほど経営が苦しい司法関係事務所が多いということ。そういうことはもちろんショッキングです。
しかしそれ以上に、こうした「被害」はどこの会社にでも起こりうることだという点に警戒が高まります。会社には事務用品やらネット環境やらに関して「出入り業者」みたいなものがあり、そこに丸投げということが少なくありません。私の現在の勤務先も、前の勤務先もそうでした。その委託先が他の会社で同じようなことをしているのも知っています。
そうして、そういう「出入り業者」はときどき、とんでもない不良在庫を押しつけてきたりするのです。上が無知だと、その手の不良在庫をつかまされて会社が大損するということもあります。
今回の件は、そういうのが「行き過ぎた」パターンだと考えても良いのではないか(もちろん、悪意が溢れていますから単純に行き過ぎたのだで済ましてはいけませんが)と思います。そういう意味で他人事ではないんですよね、たぶん。
▼「過払い金CMの大手弁護士法人、「東京ミネルヴァ」破産の底知れぬ闇」(DIAMOND ONLINE)
東京ミネルヴァの場合、「オフィスをはじめ通信回線、サーバー、事務所ロゴの商標権など、なにからなにまでリーガルビジョングループから兒嶋氏の言い値で借りていた」(事務所関係者)ため赤字が累積。昨年3月末時点の債務超過額は実に31億8100万円に達していた。……(中略)……
川島弁護士はことあるごとに是正を試みたが、兒嶋氏は「広告をストップする」「派遣社員を引き揚げる」などと脅すような態度を取ったり、「一蓮托生よろしくお願いいたします」といったメールを送ったりするなど(右の写真)、一切逆らうことができない状況に追い込んだという。
この記事の内容を信じるならば、「東京ミネルヴァ法律事務所」は、その経営に広告会社が深く関わるようになり、派遣社員から事務に必要な環境、広告などの一切合切をその広告会社のグループ企業に「支配」されていた(ついでに経理も)。そして、過払い金請求訴訟で顧客に支払うべきお金をその費用に充てていた、ということのようです。

弁護士が高い専門性を持つ職業であることや、過払い金請求で頼ってくるような顧客はお金の管理にルーズなことが多く支払いが遅れても気にすることがないことを利用した、「巧みな」手法であると言えるでしょう。(「だが、過払い金返還請求の依頼者は消費者金融との交渉をすべて東京ミネルヴァ任せにしているため、資金の返還が遅れてもそれほどせっついてこなかったようだ。」)
実名・実企業名入りで書かれた署名記事なので、おそらく信憑性はそれなりに高いのではないかと思います。全容の解明が待たれますね。
それにしても、最後のページ(4ページ目)にある次のことばが気になります。
しかし、前出の事情通によれば「兒嶋氏の実質支配下にある事務所は東京ミネルヴァだけではない」という。都内や大阪のいくつかの弁護士事務所と司法書士事務所が実質的に支配下にあるとされ、同様の問題が起きている可能性が高い。
弁護士や司法書士といった法律の専門家が、こうした手法に引っかかっているということ、のみならずそこからなかなか逃れられないと言うこと。また、広告会社に頼らなければならないほど経営が苦しい司法関係事務所が多いということ。そういうことはもちろんショッキングです。
しかしそれ以上に、こうした「被害」はどこの会社にでも起こりうることだという点に警戒が高まります。会社には事務用品やらネット環境やらに関して「出入り業者」みたいなものがあり、そこに丸投げということが少なくありません。私の現在の勤務先も、前の勤務先もそうでした。その委託先が他の会社で同じようなことをしているのも知っています。
そうして、そういう「出入り業者」はときどき、とんでもない不良在庫を押しつけてきたりするのです。上が無知だと、その手の不良在庫をつかまされて会社が大損するということもあります。
今回の件は、そういうのが「行き過ぎた」パターンだと考えても良いのではないか(もちろん、悪意が溢れていますから単純に行き過ぎたのだで済ましてはいけませんが)と思います。そういう意味で他人事ではないんですよね、たぶん。





