Cthulhu00
ブランド: Devil-seal
OHP: こちら 
価格: ¥2,100 (税抜¥2,000)
発売日: 2014/01/31(DL版:2014/01/10)
原画: めかぶ味MAX
シナリオ: 須永成人

ストーリー(げっちゅ屋より引用)
 
主人公・彩希は、古い神社の守り神。
1000年前から変わらない少女の姿で、人間を脅かす存在と戦っていた。
そして脅威が無い時は、人間の生活に混ざり普通の女学生として生きていた。

だが最近になり、学園に黒い噂が流れるようになる。

話を聞くと、魑魅魍魎の類のようだが……。
調査のために夜の学園に赴くと、そこにいたのは、見たこともないグロテスクな化け物だった。
「何だ、こいつは……」
こんな妖怪は今まで見たことも――
いや、知っている。

こいつらは…… クトゥルフだ !!!

彩希は友を守るためにクトゥルフと戦い、そして、堕ちていく――。


▼批評空間投稿レビュー(58点): 「クトゥルフ姦話」の感想

 《ブログ用評価 S~D》 (S=非常に良い A=良い B=普通 C=やや難あり D=む~り~)
絵: A (表情、構図、邪神とも非常にいい感じ。ただ、CGで武器が描かれていなかったことなどが不満)
話: C (ここまで含みを持たせるくらいなら、もう少しなんとかしてほしい。テキストはたいへん読みやすい)
演: C (特筆すべきことがない。アニメーションも、それをウリにするほどではない)
H: B (精神的な凌辱がうまく描けていた。リョナ的な内容を期待すると、グラフィックが無いので肩透かしかも)
他: C (可もなく不可もなし)
総合: C (総合力では微妙だが、抜けるという意味では満足の出来ばえ)


私とクトゥルフ神話との出会いは、かれこれ20年近く昔に遡ります。『RPGマガジン』でTRPG「The Call of Cthulhu」(クトゥルフの呼び声)に触れたのが最初。それまでもクトゥルフを踏襲した作品に触れてはいたんですが、正確に名前を知りませんでした。その後、『ネクロノミコン』や『黒の断章』のようなエロゲーに触れ、クトゥルフ(クトゥルー)というのを徐々に知っていったんですね。

当時はややマイナージャンルな感じだったんですが、それが「ニャル子さん」によって萌えキャラ化されて一気にメジャーになって……世の中はわからないものです。

めかぶ味MAXさんの絵は相変わらずいい感じで、蕩けるような快感に翻弄されている女の子の表情が見事です。須永成人さんのテキストも変に固いトコロや奇妙な日本語が無くて読みやすく、プレイ中のストレスは感じませんでした。ただ、全体のまとまりとしてみた場合、押し出しは弱いかなという感じ。

ストーリーで幅広い層に魅せるタイプではないし、かといってクトゥルフの魔物が好きな人を大満足させるコア層狙いというわけでもない。非常にスタンダードな異種姦凌辱で、圧倒的な力を持つ相手にモノのように扱われていく絶望感はそれなりに出せているものの、そういう精神的な要素を盛り上げるにはシナリオの力が足りないし、グラフィックはおとなしめなのでリョナ大好きな人を満腹にはできそうにない。

ないない尽くしになってしまいましたが、こういうコンセプトものの場合、どこか一点突破でウリにできるところがないと、「帯に短し」状態になりかねないし、実際なってしまっています。もちろんその「ウリ」は異種姦であり、クトゥルフを持ってきたというところなのだというのはわかりますけれど、その部分が中途半端だったということです。

悪くはない。けれど、知人友人に「どうだった?」と訊かれてプッシュできるところもいまいち見当たらない。そんな感じ。グラフィックやエロシーンの雰囲気、CVなんかはなかなか良いので、さくっと数回抜くのには向いているかもしれません。 2000円ならそれでじゅうぶんじゃないかと言われるでしょうか。でも、それだけだとするとこのクオリティは勿体無い気がするんですよね。

あと一歩っていう感じがどうももどかしい、そんな作品でした。 

あ、EDは5種類ですが、分岐がちょっと特殊です。1つだけ、選択肢総当りでは入れないかもしれない(順番が関係する)EDがあるので……。その辺の攻略情報は批評空間さんのレビューの最後に書きました。CG一個埋まらないぞとかいう人はご覧になって下さい。