職場で、イベルメクチンってどうなんだろうねーみたいな話が出ました。結構センシティブな話題なので私はその場での参加を回避。ただ、自分なりに考えていることはあるのでメモ代わりに書き残しておきます。
以下、あくまでも私が主にネット、時々学生時代の友人で医者になった人に聞きながら行った素人の情報収集と判断の結果ですので、あまり鵜呑みにせずに見て頂ければと思います。大切なのは結局、自分が何を信頼するかと、どう判断するかです。
なお、煩雑化を避けるため今回は判断の根拠となった情報について、逐一出典を記載しません。主要なものだけにとどめます。
①mRANワクチンについては国際的な医療機関や政府、多くの専門化が接種を推奨しています。信頼性がある論文が多数あり、効果と安全性が認められるという立場です。ただし、長期的な影響については不透明な部分があり、ごく稀に深刻な副反応も報告されています。
▼「ファイザー社製ワクチンの有効性」(山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信)
▼「感染症専門医が解説! 分かってきたワクチンの効果と副反応」(厚労省)
②イベルメクチンは、国内の一部権威やマスメディアが強く効果を推しているほか、実際に国内で使用している医師の報告例や、途上国を中心に実際に治療・抑止の効果があったという報告があります。また、既に認可され市販されている薬のため、長期的な影響の心配が少ないとされます。ただし、国際的な医療機関や専門化の多くは接種を推奨していません。
▼「「今こそイベルメクチンを使え」東京都医師会の尾崎治夫会長が語ったその効能」(読売新聞)
▼「イベルメクチンはコロナ治療に有効か無効か 世界的論争の決着に日本は率先して取り組め」(同上)
▼「北里大、新型コロナに対するイベルメクチンの治験の詳細が明らかに」(日経バイオテク)
▼「有名医師が新型コロナ5類への変更を訴え「ワクチン接種を受けた医師が拒否するのはおかしい」」(東スポWEB)
▼「「イベルメクチンで感染者数・死亡者数を劇的に減らせる」米国の医師団体が提言 未だに流通しない裏事情とは」(デイリー新潮)
③「①」を疑う立場として、論文や研究の妥当性を疑う立場があります。批判的な権威者の主張をとりあげたり、対立する主張の論文を根拠とする場合が多いです。これとは別の立場に陰謀論があります。政府や国際機関は嘘をついている、製薬会社が利益のためにワクチンをゴリ押ししている、ワクチン自体が殺人兵器である等です。他にも、長期的影響の不透明さにクローズアップしたものもあります。特に日本政府の過去の失敗を反省とし、政府の「保証」はあてにならない、といった主張が見られます。たいていの場合、これらの複数を絡めた主張がされます。
▼「近藤誠医師が警鐘「コロナワクチン“隠れ副作用死者”はまだいる」」(NEWSポストセブン)
▼「コロナワクチン、リスクの情報は伝わっているか 警鐘鳴らす、ドイツのベストセラー」(The Asahi Shinbun GLOBE+)
▼「ワクチン推進論背景は巨大利権」(Net IB News)
④「②」を疑う立場として、そもそも治癒したという個別の報告例では科学的見地に基づいて信頼に足るとは言えないとする厳密な立場からの指摘はかなり多くあります。同様の立場からなされる主張として、論文の数が少なく、実験の信頼性も基準を満たさないため効果を保証できないというものがあります。誤解されがちですが、これは効果がないという主張ではありません。公的に推奨できる状態ではない、という話です。また、有効とされる分量を服用すると、市販薬として想定されている摂取量を遥かに上回るため安全性も保証されない、といったデータ自体に対する批判もあります。更に、国内の利権を疑う陰謀論もあります。ワクチンで出遅れた分、治療薬で国内製の薬品が認可されれば利益を得られる関係者が多いという主張です。また、外国製品に頼るより国内製品のほうが安心できるといった心理への批判も見受けられました。
▼「新型コロナの治療薬としてイベルメクチンを現時点で承認すべきか?」(Yahooニュース)
▼「イベルメクチンに超期待する人が知らない真実」(東洋経済オンライン)
▼「新型コロナウイルス感染症流行下におけるイベルメクチンの使用に関するMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.のステートメント」(MSD製薬 ※イベルメクチンの製造会社)
▼「「抗体カクテル」「イベルメクチン」のリスクとベネフィットは?ワクチンとともに期待される新型コロナウイルス治療薬の現在」(gooニュース)
▼「「COVID-19に対するイベルメクチンの現時点のEBM」」(日本醫事新報社)
だいたい、以上のような内容が現在の判断材料かと思います。2021年8月時点では、国内の「興和」(名古屋市)がイベルメクチンの臨床実験を実施しているので、その結果次第では大きく情勢が変化することも考えられます。ただし、興和は北里大学とつながりの深い企業でありイベルメクチン開発者の大村氏自身の依頼によって治験が行われていること、実験結果が出たからと言ってそれは査読・検証を経たものではないのでただちに信頼して良いとは言えないことには留意しておく必要があるでしょう。(参考:イベルメクチンの臨床治験開始 コロナ治療での効果は [朝日新聞])
論文等の比較については、私はどこまでいっても専門外なのではっきりしたことはわかりません。ただ、データの分量的にmRNAワクチンの機序・効果に関して過剰に疑う必要はないと判断しました。権威に盲従しているだけかもしれませんが、これ以上はわからないという感じです。あてにならない自分の判断より、専門化の判断。少数の専門化より複数の専門化の目を通しているということを重視しています。最終的に質・量が最も担保されていると思われるものに賭けるということですね。
他方、イベルメクチンについては現状、ワクチンほどしっかりとしたデータが揃ってはいないなという印象をもっています。個人の体験談等については信頼性を云々する意味はないでしょう。たとえクリニック経営者が言っていることだったとしても、社会的な手続きを経て出てきたものでない限り嘘も誤解も勘違いもありえるわけで、それを信じて頼ろうとするのはオカルトです。非常時に、オカルトを頼るか科学を頼るかと言われれば私は科学を頼りたい。効果のほどについては、ですから、「お守り」程度と思っておいたほうが良さそうだ……と私は判断しています。否定はしないけれど、あると信じて行動するのもよくない。現状ではわからないものとして扱う、ということです。
どの主張も、根拠となる論文がある場合には一応幾つか目を通しましたが、恥ずかしながらまるで理解ができませんでした。そもそもほとんどが英語で専門用語びっしりのためサッパリわからないことが多く、序盤からほぼ文字を目で追っているだけ。内容は頭に入りませんでした。
そして、個人的にこのひとの言うことなら信じられる、という信頼を置く医師や学者もいません。強いて言うなら友人の医師ですが、彼とノーベル賞学者の先生とどっち信用するのって言われたらまぁわかんないわけですよ。「気分」で決めることはできますが、論理的な筋道はありません。ただ、論文の内容検証に関しては一応世界的な規模で、それこそ前線で命がけの活動をしている世界中の医師が目を通しているのだから、私の素人考えよりは妥当と考えて良いだろうと。ですから、ワクチンは接種しました。
繰り返しますが、イベルメクチンについては「わからない」が現状で妥当な結論だと考えています。効果があってほしいけれど、少なくともワクチンほど可能性が高そうではない。まあでも、確実にはわからないわけです。ウマ娘のトレーニングだって、失敗率78%が難なく成功することもあれば、失敗率2%でズッコケることもたびたびある。ワクチンが死への片道切符で、イベルメクチンこそが救世主……ということもじゅうぶんに考えられるでしょう。
ただ、それでもこの非常時において自分の生命をチップにしようとは思えないかなぁという感じ。効果があるとされているものを積極的に否定するだけの材料もないし、それなら期待できそうなほうに賭けるほうが分がいいのではないか。ダメだった時にあきらめも付くのではないか、と。ですからワクチンを打っておいて、そのうえでイベルメクチンにも期待しつつ検証を待つ……というスタイルで、新たなことがわかるまでは通していくつもりです。
以下、あくまでも私が主にネット、時々学生時代の友人で医者になった人に聞きながら行った素人の情報収集と判断の結果ですので、あまり鵜呑みにせずに見て頂ければと思います。大切なのは結局、自分が何を信頼するかと、どう判断するかです。
なお、煩雑化を避けるため今回は判断の根拠となった情報について、逐一出典を記載しません。主要なものだけにとどめます。
①mRANワクチンについては国際的な医療機関や政府、多くの専門化が接種を推奨しています。信頼性がある論文が多数あり、効果と安全性が認められるという立場です。ただし、長期的な影響については不透明な部分があり、ごく稀に深刻な副反応も報告されています。
▼「ファイザー社製ワクチンの有効性」(山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信)
▼「感染症専門医が解説! 分かってきたワクチンの効果と副反応」(厚労省)
②イベルメクチンは、国内の一部権威やマスメディアが強く効果を推しているほか、実際に国内で使用している医師の報告例や、途上国を中心に実際に治療・抑止の効果があったという報告があります。また、既に認可され市販されている薬のため、長期的な影響の心配が少ないとされます。ただし、国際的な医療機関や専門化の多くは接種を推奨していません。
▼「「今こそイベルメクチンを使え」東京都医師会の尾崎治夫会長が語ったその効能」(読売新聞)
▼「イベルメクチンはコロナ治療に有効か無効か 世界的論争の決着に日本は率先して取り組め」(同上)
▼「北里大、新型コロナに対するイベルメクチンの治験の詳細が明らかに」(日経バイオテク)
▼「有名医師が新型コロナ5類への変更を訴え「ワクチン接種を受けた医師が拒否するのはおかしい」」(東スポWEB)
▼「「イベルメクチンで感染者数・死亡者数を劇的に減らせる」米国の医師団体が提言 未だに流通しない裏事情とは」(デイリー新潮)
③「①」を疑う立場として、論文や研究の妥当性を疑う立場があります。批判的な権威者の主張をとりあげたり、対立する主張の論文を根拠とする場合が多いです。これとは別の立場に陰謀論があります。政府や国際機関は嘘をついている、製薬会社が利益のためにワクチンをゴリ押ししている、ワクチン自体が殺人兵器である等です。他にも、長期的影響の不透明さにクローズアップしたものもあります。特に日本政府の過去の失敗を反省とし、政府の「保証」はあてにならない、といった主張が見られます。たいていの場合、これらの複数を絡めた主張がされます。
▼「近藤誠医師が警鐘「コロナワクチン“隠れ副作用死者”はまだいる」」(NEWSポストセブン)
▼「コロナワクチン、リスクの情報は伝わっているか 警鐘鳴らす、ドイツのベストセラー」(The Asahi Shinbun GLOBE+)
▼「ワクチン推進論背景は巨大利権」(Net IB News)
④「②」を疑う立場として、そもそも治癒したという個別の報告例では科学的見地に基づいて信頼に足るとは言えないとする厳密な立場からの指摘はかなり多くあります。同様の立場からなされる主張として、論文の数が少なく、実験の信頼性も基準を満たさないため効果を保証できないというものがあります。誤解されがちですが、これは効果がないという主張ではありません。公的に推奨できる状態ではない、という話です。また、有効とされる分量を服用すると、市販薬として想定されている摂取量を遥かに上回るため安全性も保証されない、といったデータ自体に対する批判もあります。更に、国内の利権を疑う陰謀論もあります。ワクチンで出遅れた分、治療薬で国内製の薬品が認可されれば利益を得られる関係者が多いという主張です。また、外国製品に頼るより国内製品のほうが安心できるといった心理への批判も見受けられました。
▼「新型コロナの治療薬としてイベルメクチンを現時点で承認すべきか?」(Yahooニュース)
▼「イベルメクチンに超期待する人が知らない真実」(東洋経済オンライン)
▼「新型コロナウイルス感染症流行下におけるイベルメクチンの使用に関するMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.のステートメント」(MSD製薬 ※イベルメクチンの製造会社)
▼「「抗体カクテル」「イベルメクチン」のリスクとベネフィットは?ワクチンとともに期待される新型コロナウイルス治療薬の現在」(gooニュース)
▼「「COVID-19に対するイベルメクチンの現時点のEBM」」(日本醫事新報社)
だいたい、以上のような内容が現在の判断材料かと思います。2021年8月時点では、国内の「興和」(名古屋市)がイベルメクチンの臨床実験を実施しているので、その結果次第では大きく情勢が変化することも考えられます。ただし、興和は北里大学とつながりの深い企業でありイベルメクチン開発者の大村氏自身の依頼によって治験が行われていること、実験結果が出たからと言ってそれは査読・検証を経たものではないのでただちに信頼して良いとは言えないことには留意しておく必要があるでしょう。(参考:イベルメクチンの臨床治験開始 コロナ治療での効果は [朝日新聞])
論文等の比較については、私はどこまでいっても専門外なのではっきりしたことはわかりません。ただ、データの分量的にmRNAワクチンの機序・効果に関して過剰に疑う必要はないと判断しました。権威に盲従しているだけかもしれませんが、これ以上はわからないという感じです。あてにならない自分の判断より、専門化の判断。少数の専門化より複数の専門化の目を通しているということを重視しています。最終的に質・量が最も担保されていると思われるものに賭けるということですね。
他方、イベルメクチンについては現状、ワクチンほどしっかりとしたデータが揃ってはいないなという印象をもっています。個人の体験談等については信頼性を云々する意味はないでしょう。たとえクリニック経営者が言っていることだったとしても、社会的な手続きを経て出てきたものでない限り嘘も誤解も勘違いもありえるわけで、それを信じて頼ろうとするのはオカルトです。非常時に、オカルトを頼るか科学を頼るかと言われれば私は科学を頼りたい。効果のほどについては、ですから、「お守り」程度と思っておいたほうが良さそうだ……と私は判断しています。否定はしないけれど、あると信じて行動するのもよくない。現状ではわからないものとして扱う、ということです。
どの主張も、根拠となる論文がある場合には一応幾つか目を通しましたが、恥ずかしながらまるで理解ができませんでした。そもそもほとんどが英語で専門用語びっしりのためサッパリわからないことが多く、序盤からほぼ文字を目で追っているだけ。内容は頭に入りませんでした。
そして、個人的にこのひとの言うことなら信じられる、という信頼を置く医師や学者もいません。強いて言うなら友人の医師ですが、彼とノーベル賞学者の先生とどっち信用するのって言われたらまぁわかんないわけですよ。「気分」で決めることはできますが、論理的な筋道はありません。ただ、論文の内容検証に関しては一応世界的な規模で、それこそ前線で命がけの活動をしている世界中の医師が目を通しているのだから、私の素人考えよりは妥当と考えて良いだろうと。ですから、ワクチンは接種しました。
繰り返しますが、イベルメクチンについては「わからない」が現状で妥当な結論だと考えています。効果があってほしいけれど、少なくともワクチンほど可能性が高そうではない。まあでも、確実にはわからないわけです。ウマ娘のトレーニングだって、失敗率78%が難なく成功することもあれば、失敗率2%でズッコケることもたびたびある。ワクチンが死への片道切符で、イベルメクチンこそが救世主……ということもじゅうぶんに考えられるでしょう。
ただ、それでもこの非常時において自分の生命をチップにしようとは思えないかなぁという感じ。効果があるとされているものを積極的に否定するだけの材料もないし、それなら期待できそうなほうに賭けるほうが分がいいのではないか。ダメだった時にあきらめも付くのではないか、と。ですからワクチンを打っておいて、そのうえでイベルメクチンにも期待しつつ検証を待つ……というスタイルで、新たなことがわかるまでは通していくつもりです。













