よい子わるい子ふつうの子2(仮)

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

2020年08月

FANZAと表現規制の話。

最近ちょっと話題になっていた、「FANZAで獣姦がダメになった」というお話。


まじかよーと思ってサイト見たらマジでした。

▼「FANZA よくある質問

jyukan

Q. 獣姦作品は登録できますか?
A.  獣姦、及び実在する、または外見が実在する動物に類似している動物に対して暴力行為を行なっているシーンが存在する作品は、取り扱いできません。

獣姦属性それほど強くはないのですが、やはり残念です。FANZAさんにも事情はあるのだと思います。ただ、最近「催眠」タグも使えなくなっているし、ちょっと不自由を感じますね。

一説によれば(確かではありませんし、全然違う話だという人もいますのでホントにただの憶測みたいですが)オリンピックとの関係だとか、クレジットカード決済のときに弾かれるから獣姦はダメになったのではないかという話もあり。本当にそのくらいのことなのだとすればオリンピックが終わったら戻るのかとか、クレジット決済と別のところで売ればいいんじゃないかとか話は出てきそうですが、どうなんでしょう。

DMMカードやらBitCashで購入していた時代のほうが表現の自由は保障されていたってことなのかなぁ。もっと根深い規制がかかったとかだとどうしようもなさそうですが。

いまんとこケルベロスとかユニコーン、ペガサスにすればすり抜けられるようなので、ファンタジー世界ではまだまだ魔物さんたちの出番は輪姦って……もとい、回ってきそうなのでそこは安心。ただ、こうして目立たなくなり露出が縮小していくところからジャンルの衰退が始まるのは世の常です。

マイナージャンルなんて消えても良いだろうという人がいるかもしれませんが、エロというのは広さだけでなく深さも重要で、ほそぼそと続いているジャンルにこだわっている人というのはとんでもない深さでそのジャンルを愛していてそれなしではもはや生きていけないくらいの人もいるわけです。そういう人にとってジャンルの衰亡はまさに死活問題なわけで、自分の属性にもそういう危機が訪れたらと考えると、とても他人事では済ませられません。

なんとか立て直しができんもんですかねぇ……。獣姦という名称がよくないなら、「獣愛」とか「獣フレンズ」とかでどうでしょう。そういう問題じゃないか。

ありがとう木村一基。

将棋、王位戦が終了しました。藤井聡太棋聖がストレートで木村元王位をくだして二冠に。お見事な勝利としか言えないです。

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封じ手に対して「同飛車大学」(同志社大学のパロディ)や、「両取りヘップバーン」(オードリー・ヘップバーンの以下略)という将棋界隈のネタが飛び交い、Twitterのトレンド入りし、それを見た藤井効果で将棋に注目している新規ファン層が戸惑い、優しい将棋ファンがダジャレの「解説」をするという地獄のような展開が盤外で繰り広げられたりもしていましたが、それはさておき。





木村王位、残念ながら失冠してしまいました。私ごときが木村九段の心中を慮るなど僭越も僭越ですが、尋常ならざる無念があろうことは想像に難くありません。

 ▼「木村一基王位、4連敗で防衛ならず…藤井聡太棋聖に敗れる「一から出直します」/将棋・王位戦七番勝負」(Yahooニュース/ABEMA TIMES)

 昨年、46歳3カ月という最年長での初タイトル獲得記録を更新した木村王位だったが、成長著しい藤井棋聖の勢いを食い止めることはできなかった。開幕から3連敗と追い詰められて迎えた第4局は、得意の相掛かりを採用し、流れを変える1勝を目指した。ところが、藤井棋聖に人並み外れた積極的な手を繰り出されると、徐々に形勢は不利、劣勢と悪化。受けと粘りでは将棋界でもトップクラスとされるベテラン棋士だったが、状況を打開できず敗戦。「最年長VS最年長」という呼び方でも注目されたシリーズで、最後まで流れを呼び込むことができなかった。

 対局後、木村王位は「(第4局は)最後、差が開いてしまったので、よくなかったですね。損のないようにやられてしまった感じがします。ストレート負けは恥ずかしく申し訳ない限り。また一から出直します」。将棋界ではピークを20代半ばから30代前半ごろまでと言われる中、40代も半ばを過ぎてからのタイトル奪取は、ファンからは「中年の星」として応援された棋士。来期は挑戦者として、藤井新王位へのリベンジマッチを狙う。

「ストレート負けは恥ずかしく申し訳ない限り」ということばには、木村氏の悔しさ・無念さだけでなく、王位としてのプライドや将棋に対する誠実さがにじみ出ているように思います。

ただ、いちファンとしてどうしても言っておきたいのは、決して恥ずかしくも申し訳なくもない勝負だったと思う、ということです。藤井二冠の将棋はたしかにすさまじいものでした。今回の封じ手の「8七同飛成」なども素人からすれば驚きしかありません。しかし、そういう「強い藤井」が出てこられたのは、木村王位がそれにふさわしい実力者だったからでしょう。

それに、これは未来の話ですが、藤井氏が40歳半ばの年齢になったとき、今と同じだけの力、あるいはタイトルを獲ることのできる力を果たして持ち得ているかどうか。藤井二冠も「前人未到」の地を歩いているのかもしれませんが、木村九段もまた誰もいない土地を開拓しているはずです。

一部メディアでは「中年の星」などという呼ばれ方をされているようですが、その呼称が私はあまり好きではありません。

周りに自分より強い人、才能があると思う人が溢れ、先輩には勝てず、ギリギリのところでタイトルを拾えないことが続き、同期や後輩に追い抜かれていく。それはきっと、普通の人なら焦りや無力感に苛まれて逃げ出したり諦めたりしてしまう道だったと思います。それでも地道な積み重ねを続け、46歳にして王位を獲得したということに、私は畏れにも似た経緯を抱きます。木村氏は、将棋の神様が自分に微笑んでくれなかったとしても、愚直に将棋を愛し続けたのですから。

木村王位戴冠の報を聞いた時、胸が熱くなったのを覚えています。それは、私とそう年のかわらない「中年」の棋士が活躍しているからではなかった。

かつてウィンブルドンで、3度準決勝で敗退し「無冠の帝王」と呼ばれていたゴラン=イヴァニセヴィッチというプレイヤーがいました。当時、ユーゴ内戦の影響で悲惨な状況下にあったクロアチアの選手で、生い立ちからして苦労の連続でした。年齢もピークを過ぎ、故障でボロボロになって世界ランクも落ちてしまい、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した2001年のウィンブルドンで、彼は悲願の初優勝を果たします。私は、イヴァニセヴィッチが優勝するのを見て深夜にテレビの前で泣いてしまいました。

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これがイヴァニセヴィッチにとって初めての、そして最後の四大大会戴冠となりました。もっと強いプレイヤー、華やかなプレイヤー、才能のあるプレイヤーはこの後に出てきたけれど、私の中で「1番」のテニスプレイヤーは今もなおイヴァニセヴィッチです。(ちなみにイヴァニセヴィッチは、チリッチやジョコビッチのコーチをしています)

木村王位に抱いていた感情もこれと似ています。木村氏と同じ境遇に置かれた時、王位を獲ることができるのは木村氏しかいないのではないか。「中年」が活躍している、などという話ではなく、もっと普遍的な人間的魅力、応援したいと思わせる力を木村王位は私に見せてくれました。

イヴァニセヴィッチについても木村氏についても、ほんとうは語るほど詳しく知っているわけではないのでこんなことを書くのも赤面ものではあるのですが、感謝は伝えたかった。私は、木村氏の将棋に勇気をもらったと。超新星に敗れ、王位を失ってもそれは変わらないのだと。

藤井二冠のすばらしい業績に感嘆するとともに、木村元王位の今後の活躍を祈りつつ、本日はこのへんで。

等身大ライザとえっちなftmmの話。

今日、帰りに秋葉原を歩いていたら(相変わらず徒歩です)、ソフマップアミュ館の前を通った時何か異様な違和感を感じました。

なんだ!? と思って振り返り、よくよく目を凝らすと、等身大ライザがでーんと鎮座しているではありませんか……!

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これです。たぶん、TGS2019で展示されてたやつですね。

表情、特に口をあけている表現がどうなんだろうとは思うものの、重要なのはそこではありません。ライザといえばftmm。ftmmといえばライザ。

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乳・尻・太ももにいつだって全力投球。それが漢ってもんです。というか、わりと挟まれたい。見て下さいよ、このムッチムチ感を。

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乳すらかつ挟み得。況やふとももをや。愛したのは確かにふともも。そのままのふともも。

等身大フィギュアは割とよくふとももの雰囲気出せてるんじゃないかと思います。

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ただ、後ろから尻を確認できなかったのは残念ですね。食い込み具合とか。

正直言って、鏡を置いといてほしい。鏡越しに尻を見る。ふつうに裏に回れるより、そっちのほうがむしろ良い気がするんですけど、どうでしょうかソフマップさん……。あ、でも下手に鏡を置くとライザを見てる私たちの姿がうつるか。それはビミョいなぁ。

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ただ、なんかストレートに後ろから見れちゃうと情緒がないというか。見えてないと本人が思ってるのに見えてるところにエロスを感じるのであります。わっかるかなぁ。

隣においてあったボードによれば、どうも300万円弱で受注生産する模様。着せ替えも稼働も不可な等身大人形に300万……私はちょっと払いかねますが、熱烈なファンやお金持ちの方で挑戦する人いるのかなぁ。

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アパレルがヤバそうな話。

お盆の連休中に、自分のビジネスウェアの新調やメンテナンスのために百貨店に何度か足を運んでびっくりしました。どこも、信じられないくらい人が少なかったです。

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銀座三越、有楽町阪急、池袋西武、新宿小田急、新宿伊勢丹……。時間帯もあったのかもしれませんが、セールもかかって例年なら人がごった返しているであろうこの時期に、売り場はかなり動きやすく快適に買い物ができました。もちろん、例年とはサマーセールの規模もやり方も違いますので一概に比較はできないのですが、どの店舗でも店員さんに話を伺うと「全然人がこない」ということばを聞くことができました。まあ、そんな話をのんびりとするくらい人が少なかったわけです。

昨日のニュースでは、「GDP戦後最大の落ち込み」とか言われていましたので(「4~6月期GDP、年率27.8%減 過去最大の落ち込み」日経新聞)、それも当然といえば当然でしょうか。なお、「こんなに経済がヤバくなってるのは日本だけ!」みたいな話がSNSで見られましたが、欧米でも相当厳しい状態が続いています(「アメリカ 4-6月GDP 年率ー32.9% 統計開始以来最悪の水準」NHK)。

ともあれ話を戻しまして。私は男なので紳士系グッズのフロアを回るのが基本です。いろいろ回っていて特に厳しそうだなと思ったのがアパレル、中でもビジネスシューズとスーツ。

大学の入学式やら新入社員の入社式がなくなり、営業もがくっと減ったことで、スーツの需要は劇的に落ち込んでいるそうです。まあそうだよなぁという感じ。冠婚葬祭だって減ってるでしょうから余計ですよね。

靴は更にヤバくて、テレワークの影響でまったく売れないというお話でした。一部固定客のついているブランドとかはそうでもないのかもしれませんが、体裁のためだけの安価な革靴や合皮の靴は売れないでしょうね。そもそもスニーカーで良いやみたいな風潮も広まっていましたし……。

新型感染症の影響でアパレル業界が危機的な状況にあるのは外出の激減を見れば容易に想像がつきますし、実際に海外の有名ブランドが倒れたり日本から撤退したりしています。トレンド感の強い、つまりいつでも着られるベーシックな服ではなく、季節や流行に依存した衣類を販売するファッションブランドは厳しいでしょう。販路を求めて四苦八苦しているようです(参考:「コロナ直撃、アパレル業界の「大量在庫」が行きつく意外すぎる場所」)

いっぽうで、オンラインに特化した販売を行っている企業や、ワークマンのように「日常の服」を売る店は、巣ごもり需要もあって驚いたことに業績を伸ばしています。ただ、そういうお店はごくわずか。ユニクロや無印、しまむらといったベーシックな商品を主力とする企業ですら大きな赤字を出しています。(参考:「小島健輔リポート 上場アパレル6社は過剰在庫をどう処分したか コロナの打撃を検証」)

で、まあアパレル大変そうですね……というだけの話でも良かったのですが、いろいろ聞いたり調べたりしていると、消費者的には狙い目の部分もある、ということがわかってきました。というのも、いま多くの企業が資金繰りに窮していて、通常では行わないような下げ幅の値下げや、ふだんならセールにかからないような商品のセールを行うようになっているからです。

たとえば紳士服なら、オールシーズンで一定の需要がある礼服はまずセールにかかりませんし、イージーオーダーやパターンオーダーのセールからも外れています。しかし、今回百貨店でオーダースーツ店に行くと、だいたいどこも20%~30%、大きなところは50%くらいの値下げを礼服にも実施していました(表立っては書いていませんが、話をするとセールがかかっているというお話でした)。

他にも、ふだんはクリアランスセールですら値下げがされないような高級ラインのブランド靴が割引されていたことも。

企業・ブランドによってはバッタ屋(二次処分業者)に叩き売るよりはマシだ、くらいの感覚で6割、7割引きしているものもあります。そういうのはたいてい季節商品なので品質もそれなりだし今買っても「安物買いの銭失い」になるんじゃないかという疑問も抱きますが、季節に左右されない良いものが安く売られているのは幸運でした。

いま安いならこの後も売れなくてもっと安くなるんじゃないか……みたいな考えもありますが、私はそれには懐疑的です。というのも、現状アパレル業界って大量生産でコストを落として、売れ残った分を次に回して……みたいなサイクルでやってるんですよね。たとえば春物を120作って80売る。残った40は秋にまわして、80継ぎ足して120にする。どうしても売れないものをバッタ屋にまわす……みたいなイメージ。しかし、今後も消費が落ち込むならこのスタイルではやっていけないわけですから、適正な量を見極めながら慎重に生産する、というかたちに切り替わる可能性もあるよなぁと。そうすると、過度な値下げは起きにくくなりますよね。運転のために当座の現金欲しくてセールかかってる今は、めったにないチャンスなのかなと。

読みが全然はずれたらスミマセンですが、いまお買い得なものがあるのは事実。夏のセールはまだやっていますので、お気に入りのブランドとかがある人はちょっと週末でかけてみても良いかもしれません。今しか買えないようなものが手に入る可能性もありますし……何よりも、今買っておかないともう物理的に買えなくなる可能性もあると思いますから。

しかしてとしかるに

先日「しかして」の話をしたのでちょっと延長線。

漢文の「しかして」と「しかるに」がわかってないどころか真逆に覚えていたことが発覚してびっくりする、という経験を昔塾で講師をしていた時に何度か経験しました。

まあ創作物とか読んでいても、「しかして」と「しかるに」を間違えて使っている人結構多いですよね。

「しかして」は、「そして」の意味ですから順接。
「しかるに」は「そうであるけれど」の意味ですから逆接。

どちらも「しか」=「そう」の意味で、「しかして」は「そうして」。「しかるに」は「そうであるのに」という話ですが、逆で使っている人がめっちゃ多い。もしかして、「しかして」を「しかし」だと思って逆接で使っているのかな? と勝手に推測しています。

中学・高校で古典をそこそこしっかり勉強していればおそらく(古文でも漢文でも)お目にかかる記述ですから、大学を受験しようかという段階になってさっぱり覚えていないのは単純に授業サボってただけかなという気もするのですが、受験で古典使わなかった人とかからすると馴染みのない表現かもしれないですね。

ちなみに「しかして」は、訳としては「そして、それから」のような訳がつきます。

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「そして、それから」!! 分かるかなぁ……。分かりますよね?

そう。『闘神都市2』のFDです。『Memories Off』の「それから」だと思った人は惜しい(それでも君を思い出すから)。

sikasite2

ああ~。葉月はかわいいなぁ……。

まあ、私もそんな厳密にことばを使い切れていないので偉そうなことを言い過ぎて墓穴掘る前にやめておきましょう。

医療機関のお盆休みにコミケがなくなって気づいた話。

先日虫刺されの話しをしまして、「皮膚科いくぜー」みたいなことを言っていたのですが、めっちゃ失敗しました。

盆休み……ッ!! 一般サラリーマンなら1万年と2000年前に気づいていたであろうそのことにまったく気づいていませんでした。

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すっかり忘れて……というかコミケがずっとあったせいでフツーに盆休みに休みとることなかったし、体調もコミケに合わせてきたせいで盆暮れに病院に行くことがあんまりなかったんですよね。

まあなにはともあれ、昨日からめっちゃ腫れてきてちょっとヤバげな感じです。かゆい、いたい。これはあれか。ゾンビにでもなるんか。

明日17日から病院再開ですが、どう考えても明日は激混みだよなぁ。薬局で相談するか、ダメそうなら診療してるとこ探して突撃。よりによって盆の土日にかけて調子悪くなるってほんと間が悪いぜ。

ツイートの「ウソ」が明かされる過程に見る、ツイッターの凄さと怖さの話。

他人事にあんまり首を突っ込むのもどうかと思いつつ、ちょっとした疑問が予想外の方向に転がって、ツイッターの凄さとか怖さを思い知ることになりたいへん興味深かったので、経緯もろともメモを。

ことの発端はこのツイート。

これがタイムラインで回ってきたのですが、出典はなんだろう? と。この方が続けてツイートしているのは、『日本之下層社会』でした。横山源之助の超有名作です。

ただ、『日本之下層社会』は明治32年刊行です。まえがきその他は、明治31年の記載になっていました。「明治28年」という表記はめちゃめちゃ引っかかる。それに、『日本之下層社会』ってそもそもこんな話じゃなかったような……。もっとデータみっちり、下層民のことバリバリみたいな感じで、「書生」と詐欺みたいな話題は出てくる余地がなかったような気がします。

で、気になりだすととまらない。手元の岩波文庫、国会図書館のデジタルコレクション(これ)、あと全集の目次(これ)をざっと確認しました。でも、「名の美、実の醜」なんて話はどこにも出てきません。う~ん?

文章自体は素人がすぐ書けるようなものでもないからなにかからの引用であることは間違いないにしても、これホントに『日本之下層社会』なの? という疑問と、違うのなら何からの引用なのか知りたいという欲がむくむくとわいてきました。

明治28年頃の横山は毎日新聞でルポ記事などを書いていたので、もしやそれではないかとアタリをつけてツイートをしてみます。すると、さっそくフォロワーさんからの反応が。



はお~ん、なるほど……。というか、ツイッターに投げた途端、一瞬で悩みが解決しました。持つべきものはフォロワーさん。集合知の凄さを身にしみて感じました。ありがとうございますm(_ _)m

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閑話休題、どうやら『日本之下層社会』ではなく立花雄一が横山源之助の著述を編集した『下層社会探訪集』(『下層社会探訪』という本はありませんでしたので、誤記だと思われます)からの引用だった模様。コミックシーモアのサイトから一部を無料で試し読みできたので(こちら)、目次をサーチしてみると、確かにありました。

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ただこれ、『日本之下層社会』を編集したものではありません。その前後年代の横山源之助の文章を編集したものです。『日本之下層社会』の文章も含まれていますが、それ以外のものも混ざっている。そして本文の構成や引用の仕方から見るに、スクリーンショットで引用されているのは、毎日新聞に書いていた記事ですね。

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この「同」は明らかに『毎日新聞』のことですし、「名の美、実の醜」は新聞掲載のものだった、ということでほぼ間違いなさそう。

つまり「名の美、実の醜」の文章は、『日本之下層社会』からの引用ではなく『下層社会探訪集』という本からの引用だった。ただし『下層社会探訪集』は横山源之助の著作ではなく(編者がつけたもの)、横山が毎日新聞に書いていた記事からの引用であるというのが最も適当な言い方になるでしょう。

で、そうなると今度はどうして@rikei0danshi氏がそんな不正確な引用もとを示したのかが気になるのですが……。



なんかこんな(上ツイート)話が出ていました。5chで別の人がアップロードした画像を拾って使ったのだ、と……。まあ実際に自分がその本を持っていれば手間を省くためにそういうこともあるかもしれません。ただ、事態はもうちょっとフクザツ。

というのは、5chのこの(下画像)カキコ。

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最初のツイート主 (@rikei0danshi氏) のツイートが14日の7時で、5chのスレが13日の18時。どうも5chのほうが先に同じ内容のことを書いています。田端大学、ホリエモン、イケハヤ……と内容もまんま同じですね。要は@rikei0danshi氏が5chのスレから内容を「パクった」という主張のようです。

ほんとうに@rikei0danshi氏が「パクった」のかについては、自体真偽は定かではありません。もしかすると、この書き込みをした人が@rikei0danshi氏本人かもしれない。あるいはこの前に@rikei0danshi氏が同じことを主張していて、この書き込みのほうが「パクった」のかもしれません。そこはわかんない。

ただ、この書き込みと『下層社会探訪集』の名前を書いていた5chの書き込みとIDが一致しているのはたしかです。ということは、これを5chに書いた人はこのスクリーンショットが『下層社会探訪集』からの引用だということを知っていたのは間違いありません。

プロフィールからすると@rikei0danshi氏、文筆業的なこともしておられるようなのでそんなにいい加減なことをなさるのか疑問ではあるのですが(やったら信用を失うわけですし)、出てきている情報から考えると、自分で読み、調べたものをネタとして利用したわけでないのは間違いないように思われます。本当に読んで画像の切り抜きまでしたなら、少なくとも書名を間違えるということは無いはずです。

なにかの勘違いだったとしても(勘違い説は考えにくいシチュエーションですが)、多くの人に誤った知識を植え付けているという責任は発生するでしょうか。

結果的には、「名」と「実」を主題に他人を揶揄するようなツイートをしている本人が、かえって「名」にこだわって「実」を落としているというなかなかパンチの効いた皮肉というか、攻撃力の高いブーメランになっているのかもしれません。


さて今回の件、ツイッターで発信したことで私は瞬時に自分の疑問を解消するヒントを得ました。一方で、ツイートを鵜呑みにしたせいで誤った知識(あれが『日本之下層社会』からの引用だという)を身に着けてしまった人もたくさんいます。下手をすれば、学校や大学で知ったかぶりをして大恥かくかもしれません。ンなことになったら大怪我です。ツイッターこわい。

また、ツイートがバズったせいで「事実と違うことを言っている」、「パクったかもしれない」ことが発覚しています。私はまったくこれが明らかになるプロセスに参加していませんが(5chとご本人のツイートのみで完結している)、雑にやっていたにしろ倫理観が欠如していたにしろ、狭いコミュニティの中でなら通用していたことが大きな世界にいきなり引っ張り出されて破綻する。これもまた、ツイッターの怖さと言えるのではないでしょうか。(幸か不幸か炎上案件にはなっていないのでこのままフェードアウトしそうな気もしますが。このブログの読者の方には、放火しにいく人もいないでしょうし)

私も、こんな偉そうな記事書いてますがそのうちテキトーに知ったかやらかしてブーメラン自爆する可能性が高そうです。ほんと気をつけよう……。



あと1点引っかかることがありまして。それは、「しかして」の使い方。「しかして」って順接表現なんですよね。実際横山源之助は『日本之下層社会』で「而して」を順接で使っています。

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「屑によって値段が違うとはいえ、日本紙の屑の代価は1貫目につき17銭、ボロ屑は(1貫目につき)10銭、洋紙の屑にいたっては1貫目につき7銭、薪や炭の破片は立場に持っていかず自分のものとして使い、陶器の破片のようなものは10貫目につき12銭である。そして(而して)、屑拾いが1日に拾うのは2貫目を上回ることはめったになく、たいてい1貫目と500目前後であり……」(抄訳)
てな具合ですね。他にもいくつかありますが、基本順接の接続詞として使われています。

……なのですが、「名の美、実の醜」では「しかして」が逆接のように見える。

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そのことばは美しく、その名(見かけ)は実によくみえる。しかし(しかして)、その中身を見れば、1つとしてことばの美しさに伴うものはなく、すべて言いようもなく醜く穢らわしいものであふれかえっている。(抄訳)

この「しかして」は逆接だと思うんですよ。頑張れば順接=「そして」で読めなくはないけど、かなり無理があります。

明治28年時点の横山が「しかして」を誤って使っていたのか、「しかして」を順接としても逆接としても使っているのか(そういう使い方があるのか)、編集の時点で何か変な操作が加わって誤記が生じたのか……専門家ではありませんからそこまで調べようとは思わないし実際に調べる力もないのですが、どうなんでしょう。

こっちのほうは残念ながらツイッターでは助けが得られませんでした。私、気になります。

謎の宅配。

今日帰宅してすぐくらい……この投稿のちょっと前ですが、チャイムが鳴りました。

「はーい」と返事をすると、「○○(よく聞き取れない)お持ちしました~」という声。特に何も頼んだ覚えがないので、「え? なんですか?」と聞き返します。

「○○(やっぱりよく聞き取れない)、ご注文されましたよね?」
「いや……何ですか、それ?」

この時点でなんかヤバい系かなと思いました。開けたら襲撃するみたいな。

「注文したんでしょ? でてきてくださいよ」
「私は注文してませんね、人違いじゃないですか?」
「はぁ? いやもう、置いときますよ!」

名前も確認せずにキレ気味で言い放つと、荷物を床に置く音と階段を下っていく音がします。しばらく(20秒くらいですが)待って、のぞき穴から外を見ると誰もいません。

なんだろうと思って見ると、2段重ねのダンボールが置いてあります。送り主はよくわかんないジョブシェアセンター? とかいうところ。やたら長くてちゃんと覚えられませんでした。宛先は、私じゃないです。建物の名前も違うし、宛名も違う。

とりあえずスマホで写真撮ってから一切触れずに電話して引き取ってもらおうと、家の中にスマホ取りに行ったら、大慌てで階段を駆け登ってくる音がします。「襲撃する気か!?」と怖くなり急いでドアをしめてカギをかけ、チェーンロック。警察に電話できる態勢をとったのですが……。

「すみませーん、家間違えてました! 荷物もっていきます!」

とでっかい声がしました。

どうやらほんとうに配達の人が間違えただけだった模様……。なんじゃそりゃ。

ビビって損したような、何ごともなくてよかったようなフクザツな気持ちですが、それにしても配達員の質悪すぎませんか? ヤマトとか佐川ではなかったし個人の請負だったんでしょうか。こんなミスの仕方をするってことは絶対ほかでもやらかしてるでしょうし、だいじょうぶなんですかねぇ……。

変な虫刺され

たぶん虫刺されだと思うんですが、夕方くらいにいきなり手が痒くなり、気づいたら1.5倍くらいに腫れ上がっていました。それも、左右両方……。

左手の小指の付け根と手のひら、あと右手の薬指の付け根と小指の第二関節あたり。それぞれめっちゃかゆい。あと左腕の真ん中あたり。

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患部の箇所から考えて蚊は考えにくいのでダニかアリでしょうか。寝ている間に布団で刺されたとかかなぁ。噛み跡っぽいものがぱっと見えないのでもしかするとかぶれたとか汗疹の類かもしれないんですけど、原因がわからないのがもやっとするというか怖いです。同じことが繰り返し起きたら困る。

そして何かを持つたびに擦れて痛かゆいので仕事にも支障がでてきて困ります。手を洗うだけでも何か痛いし。皮膚科はもう間に合わないと判断したんでムヒ買って帰りました。明日になってもひどいようなら病院ですね。

まいったなぁ。

さよらな『アクタージュ』

先日記事を書いた『アクタージュ』ですが(2020年8月8日記事)、たいへん残念なことに今週11日に発売されたジャンプ本誌の掲載をもって打ち切りが確定しました。被害者の方たちのこと、社会的影響、作画の宇佐崎先生のお気持ちなどを考えるとやむを得ないことであると思います。

秋葉原のアトレの三省堂ではこれを受けて、『アクタージュ』のコーナーが設置されていました。ポップには、次のような文言が。

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『アクタージュ』、現在こちらにある巻数しか在庫ございません。また注文も不可となります。

悲しみのメッセージ……まあ絶版ですから仕入れは無理ですよねぇ。事実上ここに並んでいるコミックスがカウントダウンボードというわけです。それでもこうしてスペースを作り(店舗最前面の、話題作を置く場所のど真ん中ですからね)案内を出してくれるあたり、誠意と作品への愛情を感じます。

他の書店はどうだろうと、書泉ブックタワーに行くとこちらにはふつうに置いてありました。ただ、だいぶ虫食い状態なのは変わらず。数日前に見たときはほぼ全巻あったので、やはり買いに来た人が多かったのでしょうか。

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いっぽう、秋葉原ヨドバシの7Fにある有隣堂。こちらからは、『アクタージュ』が完全に消えています。単純に売り切れた可能性もあるのですが、8日に偵察に来たときはそこそこ揃っていたので、撤去されたのかもしれません。

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Amazonでは、1巻をはじめ何巻か品切れになり、新品購入ができなくなっていました。残り冊数も1桁で表示されていたので、新品が消えるのは時間の問題かなと言う感じがします。

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「転売するやつがでてきそうだ」という声もあったのでメルカリで調べてみたところ、案の定1冊を結構高めに売り始めているのがいますね。ただ、言うほど高騰はしていない感じ。一冊500円として、12冊なら6,000円くらいですからね。ここには見えていないけど12,000円の全巻セットとかは余裕で売れ残っています。やっぱり電子書籍とかがあるからバカ高いと買う人いないんでしょうね。

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(2020年8月12日現在)

DMMなどの電子書籍ではまだ購入できます。ちょびっとですがセールもかかっていました。

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ただ、ダウンロードじゃない「オンライン上のファイルを閲覧できる権利を購入」するタイプの場合、絶版になって扱いがどうなるのかわかりません。以前にそれで見られなくなってモメていた案件もあったように記憶しているので、電子書籍購入の人は容量食いますがとりあえずファイルを落としておくのが良いんじゃないかと思います。

それにしてもこうして、実店舗で「死の宣告」を見てしまうと『アクタージュ』がこれで終わりなんだなという実感とともに、悲しみが押し寄せてきました。繰り返し申し上げているように、夜凪景の未来が断たれたのはほんとうに残念です(宇佐崎先生ももちろんお気の毒です)。

被害者の方がおられることを思えば軽々に言ってはいけないことなのかもしれませんが、物語の行く末を見たかった。そこはほんとうに残念です。マツキタツヤ氏にカムバックしてほしいとはまったく思いませんけれども。
《自己紹介》

エロゲーマーです。「ErogameScape -エロゲー批評空間-」様でレビューを投稿中。新着レビューのページは以下。
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