よい子わるい子ふつうの子2(仮)

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

2015年06月

ペヤングとソース

先日ガジェット通信に掲載されていた、読売新聞の記者がペヤングについて書いた記事のお話。

 ▼「「四角い容器に熱湯を注ぐと、食欲をそそるソースのにおいが立ちこめる」読売新聞のペヤング記事にツッコミ入る」 (ガジェット通信)

四角い容器に熱湯を注ぐと、店内に食欲をそそるソースのにおいが立ちこめる。

(中略)

3分が経過すると、4人は勢いよく麺をすすった。

ペヤングはソース焼きそばですからお湯を注いでも「ソースのにおい」はしませんし、麺をすするまえに湯切りとかかやく投入とかの作業があるわけでして、さすがにさまざまなツッコミが入っていました。完全にネタ記事ですね。やっぱり新聞記者という職業柄、ソースには最大限注意すべきだったのかもしれません(違)。

冗談はさておき、わりとマジレスというかきちんと読むと、カップ焼きそばではなくてカップ麺のように書いているんですよね。単に表現力がなかっただけという可能性もありますが、そうでないとすれば、ここには冗談では済ませられないような大きな問題がある。

おそらくですが(つまり証拠はない推測ですが)、この記者の方は取材にも行ったしイベントの現場に同席していたのでしょう。しかし、彼は現場を《見て》いなかった。記事に書くべきことはだいたい決めていて、そのために用いるテンプレート的な表現みたいなものも頭のなかでできあがっていたのではないかと思います。

その結果、実際に起きていないことを、さも事実であるかのように書いてしまったり、カップ焼きそばの話なのにカップ麺っぽい書き方になっていることにも気づかなかった。「間違えただけ」とか「表現がまずかった」と言うかもしれませんが、そういう話ではなく、ある先入観や決め付けによって不正確な情報を(意図的ではないにしろ)与えているということが問題です。

ソース(情報源のほう)をきちんと見てもいなければ、自分の表現が通常どのような意味に受け取られるかに対する反省もなされていない。その意味であまりに不誠実で不正確であり、このもと記事(既に現在は削除されている)はクオリティが低いと言わざるをえないでしょう。

いつぞやの、海上自衛隊の船と漁船の衝突事故などその典型ではないかと思うのですが、「漁船が海自の船にぶつかった」なのか「海事の船が漁船にぶつかった」なのかで、そこから受ける印象や伝わる事実のイメージは大きく異なってきます。 

もちろん何から何まで完璧にやれとは言えません。しかし、ものを見るときに先入観がいかに危険であるか、そして情報を伝えるときに表現がいかに重要であるか、 マスコミの方ならずともあらためて考え、重く受け止めるべき問題なのではないかと思います。

責任者不在

朝目が覚めたらちょっと大変なことになっていました。グランブルーファンタジーの話です。

所属する騎空団(ギルドみたいなものです)のページに行くと、なんか見慣れない画面が。あれ? と思ってお知らせ欄を見て、我が目を疑いました。

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(つд⊂)ゴシゴシ

( ゚д゚)エッ…………?

いやいやいやいやいやいや。ちょっと待って下さい。なんで私が団長になってるのか。そもそも、なんで団長が無言で退団してるのか…………。

グラブルはじめてからちょうど一ヶ月くらいなんですけど、そんな右も左も分かってない人間に丸投げされてもかなり困ります。ホントどうすればいいんだろう。

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割とマジでこんな感じ。

ちょっとどころかかなり途方に暮れました。右も左も分かってなかった私に親切にしてくれた恩もあるし、この騎空団のためにちょっとくらい貢献していこうと考えていたので、そのショックもあります。 

とはいえ一応20人以上の所属者がいる騎空団でしたので、そのまま見なかったことにして放置というわけにもいかない。しかし相談しようにもグラブルのチャットはあんまり使い勝手がよくなく、しかもメンバーはあまりチャットを見ないので迅速な対応をとることができません。

このまま私もトンズラしようかと思ったのですけど、そうすると他の誰かが巻き込まれるだけ。騎空団解散してもいいけど、思い入れある団員の方がおられるかもしれんし、とりあえず引き継ぎだけやろうかということで、騎空団のチャットに事情説明と今後の方針についての簡単な案を掲載し、全団員にメッセージを打ってそれを見てもらうことにしました。

昔ネトゲーでギルドマスターをやっていたことがあり、その時のことを思い出すと、正直もう二度とああいうのはやりたくないです。気楽に遊びたい。グラブルの団長とかってどのくらいの仕事量やプレッシャーがあるのかとか全然わかっていませんけれど(あと放置アカウントも多そうだけど)、たとえ少数でもそこに所属している人がいるとなると、なんだかんだで責任発生しますしねぇ……。たかがブラゲー、されどブラゲー。そこに人がかかわっているかぎり、仕方のないことです。

もと団長にも事情があったのかもしれませんし、責めるつもりはありませんけれど、愚痴くらいは言うのを許してください。とりあえず何も言わずにサヨナラはかんべんして欲しい。責任者がいきなりいなくなるのって、一番現場が混乱するパターンですよぅ。

というわけで朝から狩りを返上してなんかよくわからない事務的な文章を書き込んだり連絡したりしていました。実質1時間ほどで作業は終わったんですけど、精神的に疲れた……。あとはもう成り行きに任せます。

やさしいせかい

今日のお昼、なんかよくわからないギャグみたいな光景に出くわしまして。

歩道の自販機の近くでスマホ見ながら立ってた中年女性に、横から歩いてきた人が「点字ブロックからのいていただけますか」と声をかけました。すると女性、やおら振り返り「あなた達が邪魔なのよ!」と怒鳴った。

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視線の先には路上の喫煙スペース。なるほど、確かにそこから数名が道路側に膨らむ感じで広がって立っており、邪魔です。喫煙可能な私有地の範囲をこえて、公道にはみ出しているから条例的にもアウト。

たばこをすっていたサラリーマン風の男性とOLっぽい若い女性が「あっ、すいません」みたいな感じで後ろに下がる。それで中年女性もそっちのあいたスペースにいくのかなと思ったら、さっと前に出て点字ブロックから離れました。なんで前に避けるなら後ろ退かせたんだ……と思っていたら、そこへ幼稚園児っぽい子どもを乗せたお母さんの自転車が走ってきて、危うく中年女性とぶつかりそうになりあわてて方向転換をするという……。

なんだこれコントかよと思いながら一部始終を見ていました。(信号がかわって横断歩道をわたったので、その後どうなったかは知りません)

結果的には視覚障害の方の道はあいたんでしょうし喫煙スペースのはみだしもなくなってましたし、幸い自転車の衝突も起きなかったのでオーライ……って話ではないよなぁ。いやまあ、大きな事故が起きなかったのはよかったんですけど。

悪い、悪くないでいえばルールを守らなかった人がみな悪いんでしょう。点字プレートにつったってた女性も、公道にはみ出していた喫煙組も、あるいはちゃんと見てなかったけど自転車のお母さんにももしかすると何かしら悪いところがあったのかもしれません。 

ただ、そういうのとは別にして私には、なんとなくこの中年女性の態度がおもしろくない。言動がどうもキツく見えたんです。キツいの反対がやさしいだとすれば、少なくともやさしくは見えなかった。

やさしいというのはよく、他人に対するものだと考えられているしそれはそのとおりではあるのですが、それだけというわけではない。辞書をひくと、「やさしい」の意味として「上品だ」とか「優美だ」というものがあります。つまり、自分に対して向かう部分もあるのではないでしょうか。

私がこの中年女性を「おもしろくない」と思ったのは、自分の行為に対する振り返りみたいなものが感じられなかったからです。その意味で、上品ではない感じがした。「あなた達が邪魔なのよ!」という発言は、そりゃあまあその通りではあるのでしょうけど、「お前もな」というツッコミ不可避というやつです。

まあこんなこと言ってる私も「お前もな」と言われることが多いとは思うんですけど、意識としては自分にも他人にもやさしくありたいなぁと、そんなことをぼんやりと思いながら、キツくておもしろくない仕事に戻ったのでした。

年金機構の「おもらし」とその後

あちこちで大きくとりあげられている、日本年金機構の「おもらし」事件。

 ▼「年金機構の125万件情報流出 職員、ウイルスメール開封」(日経新聞)

 日本年金機構は1日、年金情報を管理するシステムに職員の端末を通じて外部から不正アクセスがあり、個人情報約125万件が外部に流出したとみられると発表した。情報には基礎年金番号や氏名が含まれ、うち約5万2千件には生年月日や住所も含まれていた。職員がウイルスの組み込まれた電子メールの添付ファイルを誤って開封し、不正アクセスされたと想定されるという。

 同日記者会見した水島藤一郎理事長は「深くおわびする。誠に申し訳ない」と陳謝した。同機構を巡り、これだけ大規模な情報流出が発覚したのは初めて。

 流出したのは年金記録を管理するのに一人一人に割り当てられている基礎年金番号と氏名の計約125万件。このうち約116万7千件には生年月日が、約5万2千件には住所と生年月日が含まれていた。

 流出した約125万件のうち、約70万件にはパスワードが設定されていたが、それ以外は設定されておらず、機構の内規に違反した状態だった可能性があるという。

 同機構によると、最初にウイルスへの感染を確認したのは5月8日。年金情報を管理する機構内の通信システムに不正アクセスされている記録が見つかり、1人の職員の端末の感染を確認した。機構内で職員に注意喚起したが、18日までに複数の職員の端末の感染が確認されたという。

 機構は19日に警視庁に被害について相談し、28日に警視庁からの情報提供で情報流出が判明したという。基幹システムである社会保険オンラインシステムへの不正アクセスは現時点で確認されていないが、調査を進める。情報流出により被害を受けたとの報告はないという。

 記者会見した塩崎恭久厚生労働相は「年金機構における今後の情報管理の在り方について、第三者委員会を早急に立ち上げ、全力かつ可及的に速やかに取り組む」と述べた。

若干どころか相当ヤバ目の話で、今後の展開が注目される件です。

ただ、これに関して「とりあえず年金機構と政府叩いとこう」みたいな論調が多いのが気になります。

 ▼「許されるのか 年金情報流出の“後始末”に国民負担「年50億円」」(日刊ゲンダイ)

 こんなフザケた話があっていいのか。日本年金機構から約125万件の個人情報が流出した「漏れた年金」問題。その“後始末”で莫大な費用が発生している。その額はなんと“年間50億円”。情報が流出した上、その対策費用まで国民が負担する――。こんな事態を許すわけにはいかない。

■電話オペレーター増員、お詫び文書送付

 全国各地で不審な電話が相次ぐ中、日本年金機構には問い合わせが殺到。機構では3日から、電話回線を約10倍に増やした。通常、オペレーターは100人規模だが、現在は約1000人が休日返上で対応にあたっているという。

 求人情報に出ている機構のオペレーターの時給は1050円。現在は午前8時30分から午後9時まで対応中で、1日の労働時間は12時間半。単純計算すると1日当たり、1000人×1050円×12・5時間=1312万5000円のコストが発生していることになる。

「1000人態勢は当分の間、続ける」(機構の経営企画部広報室)というから大変だ。1カ月間だけでも、約4億円ものカネが電話対応に費やされてしまう。

 流出した対象者への「お詫び文書」代もバカにならない。すでに、約1万5000人に文書が送付されているが、その郵送料は約120万円だと、塩崎恭久厚労相が国会で答弁している。仮に125万人に送付すれば、その額は1億円を超える。ちなみに、この文書は年金機構のホームページで見ることができるから、心底アホらしくなってくる。

 このまま混乱が続けば、電話対応で年間48億円、お詫び文書を含めると、年間50億円の費用が発生することになる。そのほかにも、流出した「基礎年金番号」の変更や、コンピューターのシステム変更なども考慮に入れると、かかる費用は未知数に膨みかねない。

 こうした費用は誰が負担するのか。塩崎大臣は「財源については検証を始めようとしているところ」とはぐらかしたが、年金保険料か機構の運営費、つまり税金でまかなうことになるに決まっている。いずれにしても国民の負担となるのである。 

 5日の厚生労働委員会で「塩崎厚労相が(費用を)出すべきだ」と叫んだ民主党の山井和則衆院議員はこう言う。

「厚労省としては『自分たちは被害者だ』という理屈で、年金保険料で費用をまかなおうとしている。とんでもない話です。年金加入者にとっては、情報が流出した上、その対策費用まで負担する“二重被害”です。安倍首相と塩崎厚労相は8年前の『消えた年金』コンビでもある。年金機構や旧社保庁がダメだということを骨身にしみているはずなのに、その時の教訓が全く生かされていない。2人の“監督責任”は重いです」

 資産公開によると、塩崎厚労相の資産は3728万円で、保有株を含めると総資産は軽く1億円を超える。また、委員会でのらりくらりと答弁する日本年金機構の水島藤一郎理事長の年収は1600万円超だ。

 国民に押し付ける前に、まずは自らの身銭で責任を取るのがスジだろう。 

実際に事態の収集に50億円かかるかどうか(あるいはもっとかかる可能性もありますが)はともかく、こういうことに税金が使われるのは納得いかん! というのは、気持ちとしてはまあわかります。あと、こんなずさんな管理で偉そうに年金徴収しようってのも腹立たしい。かつまた、もしその費用をだすトップだったとしたら、それは「立派な」人柄と言ってよかろう思います。

しかし、だからって大臣やら機構の理事長に金出せというのはさすがに筋が違うんじゃないかなぁ。それ言い出したら、このウィルスメールをひらいた職員さんに払えとかいう話にもなりかねない。ミスがあったときにトップが金出して何とかしろみたいな話にしちゃうと、費用をケチるとか、現場への圧力も凄いことになって職員さんも働きづらくなるみたいなことが起こるかもしれませんし……。

責任はとってもらわないといけないけど、それは少なくとも「金」ではないでしょう。というか金で解決するようなたぐいの問題ではそもそもないでしょう。

やるべきことはまず、今回の件に対してじゅうぶんな補償を行う。そのうえで、再発防止に向けた対策をしっかりと行う。これに尽きるんじゃないでしょうか。

正直、こういう重大な情報を扱っている人が迂闊にウィルスメールを開くというのは、話にならないレベルのことだと思います。

まず、職員の知識なり危機感なりが足りていないという人材の問題。次に、データを扱い保存する場所と、外部のネットが簡単に繋がっているという環境の問題。そして最後、ウィルスに簡単にやられるシステムの問題。この辺をなんとかしないといけない。人材の質が悪いなら、給料上げて質の高い人を採るとか、研修と監査を行なって質を上げるとか。あるいは質は確保されてるけどマンパワーが足りていないというのなら人を増やすとか。その他のことについても、とにかくお金はかかるだろうけどしっかりとやって欲しい。

責任をとって辞任するとかそういう話は当然出てくるでしょうし、本気で金を払わせるべきだと思うのなら裁判で損害賠償請求でもやりゃいい話。けど、それでは問題は何も解決しない。考えるべきことは、あるいは注目して議論すべきことは、「どう責任をとらせるか」ではなく、「どう今後の対策をしていくか」だと思うんですよね。

とりあえずこういう話で足の引っ張り合いみたいなことしかできないのは、毎度のこととはいえ悲しくなってきます。

ちなみに私は、政府や機構に責任がないと言ってるわけではないですからね。そっちにはそっちで身の処し方を考えてもらう必要はあるけど、今やるべきことはそれじゃないだろ、ということです。なんであれ現状の責任者なんだからきちんと今後の対応を練ってもらい、彼らにその能力がないのならそのことを理由に退いてもらえばいいのであって、不祥事が起こったからよし攻撃だ、みたいなのは筋が悪いんじゃないかなと、そんな感じです。

『高浜太郎アートワークス』を買ってきた話。

本屋さん(アキバのメロン)行ったら、『高浜太郎アートワークス』が平積みになってました。6月9日発売って聞いてたけどもう売ってるのね!!

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▼『高浜太郎アートワークス

というわけで早速購入。表紙はいつぞや二次元ドリームマガジン(Vol.22)で描かれていたビキニアーマ戦士アリスちゃん。 描きおろし。触手とビキニアーマのコラボレーション。最高です。ブラヴォー!

収録作品は上記リンク参照ということで。基本的に描きおろしは表紙くらいで、あとは二次元ドリームマガジンとかノベルとかに収録されていた作品をそのまま掲載している感じ。白黒のものは白黒。カラーのものはカラー。本の半分くらいはカラーで、残りは白黒です。数が数だけに仕方がないのかもしれませんが、イラストが大きくなっているとか新たにカラーになっているということもなく、その辺はちょっと不満。あと、収録されていないイラストも結構多い。高浜先生のコメントも挨拶がちょろっと書いてあるだけ。これで1300円はちょっと割高かなぁ?

ただ、もうサービス終了して一生見られないかもしれないケータイゲームのイラストとかもちょこっと載ってるので、ファン的にその辺は嬉しいです。

高浜太郎って誰やねんという方もおられるかと思うので簡単にご紹介しておきますと、二次元ドリームの主にノベルのほうで挿絵をされていたイラストレーターさん。最近は二次ドリ文庫での活動が多いです。エロゲーでも、『精霊騎士アクエアル』で原画を担当されていましたが、あの話ももとは二次元ドリームノベル。最近は『対魔忍アサギ』のコミカライズとかをされていますね。3巻が同時発売だったので買いました。

小説のほうの代表作は何かと言われるとちょっと世間の評判とかはよくわからないんで、とりあえず私が好きなのを5つ挙げておこうと思います。

1.『呪い屋零』シリーズ

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KTCのホームページでも特集(これ)が組まれてるくらいの人気シリーズ。ひとくぎりついたのでたぶんもう続編とかは出ないんですけど、私が二次ドリ買うきっかけになった作品です。女「呪い屋」の零がいろいろひどい目に遭うけど、最後は二次元ドリームパワー(※小説が残り3ページくらいになると突如発揮される、二次元ドリームヒロインだけに許された神秘の力。それまで198ページくらい頑張ってきた敵の努力を数行でぶっとばして大団円に向かう)でズバッと解決、みたいな話。「二次元ドリームオチ」というテンプレパターンが猛威を振るっていたころの、古きよき二次ドリ小説。

……冗談めかして書きましたが、ストーリーも面白いしエロもねちっこくてシチュエーション豊富。痴漢プレイと犬が好き。最高のエロ小説でした。エロ神棚に飾って、月に1回くらい引っ張りだしてお世話になってます。


2.『魔術師とアルカナの化身』シリーズ

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魔術結社「犀宮」のマスターである犀宮楓が、アルカナを呼び出して(召喚獣みたいなもん)戦うものの敗北し、性地獄へと突き堕とされます。本人がもともと、アルカナのための「性贄」として魔術改造を施されており、ほっといても楓を犯すためにアルカナが寄ってくるので、自分でアルカナ喚び出して戦うとかそういう感じの、割りと設定こってて熱い話。かなり面白い。戦闘の舞台は学園なんですが、触手とかバリバリに出て来ます。制服触手最高や!!! 衣装とかシチュエーションのチョイスが磨きぬかれたヘンタイ向け。個人的にはサブヒロインのフレイ先輩が好きで、彼女が刀折れ矢尽きて、それでも懸命に立ち向かおうとしたところに蟲責めが入って心がポッキリ折れるところとかもうマジ最高。現行2巻で、完結してはいないんですけど続編が出る可能性は薄そう。水坂先生、どうかお願いします。


3.『フェアリーフォース 異次元からの淫略

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エロゲーの『サンダークラップス!』とかと世界観繋がってるお話。悪の組織オフビートと戦う女性ヒロイン集団「フェアリーフォース」が悪の怪人に負けて、衆人環視の中で辱められるお話。当時『レッスルエンジェルス』復活しないかな~とか思っていたので思わず買ってしまったという……。ヒロインは、人妻(未亡人)と無口系クール美人とボクっ娘。強いヒロインがボッコボコにやられて堕ちていくプロセスが丁寧に描かれていて、よくわからん即堕ちモノと違って随分興奮しました。最後がゲームブックみたいに「ED分岐」していて、当時は「なんじゃこりゃ」と思ってましたけど、その後二次ドリ系ではこの手の分岐小説増えましたね。


4.『精霊騎士アクエアル』シリーズ

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ミルフィーユさんからエロゲーにもなったシリーズ。ファンタジーもの。人間界に喚び出された水の精霊アクエアルが、敵国の火の精霊とかにとっ捕まっていろいろ酷い目にあうお話。アクエアルの強さがあんまりハッキリ描かれなかったのと、サブヒロインがやや微妙だったので小説としては上記3つに後れを取ってる感じがありますが、エロだけでいえばかなりイケてます。馬姦とかちゃんとあるのがいいですね。あとコスチュームが凄い好み。簡単に全裸にしないのもわかってる感じ。


5.『生徒会長 黒泉院鳳蝶の屈辱

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さすが神楽陽子先生! という感じの、ド変態系小説。常軌を逸したシチュがあるわけではないのに、尋常じゃなくエロい。ご本人エロ小説書くの嫌いなのかなと思うくらいやる気ないあとがきとか書かれてることがあるんですけど、こんだけエロいの書いてくれるならなんでもいいです。

私立学園の理事長の孫・黒泉院鳳蝶が、学園のブラックマーケット化をたくらむ学長と対決するも敗北して調教されるお話。最後が「二次元ドリームオチ」ではなくてどっちかっていうとLilithとかあっち系に近い、割りと酷い感じで終わります。二次ドリさんは何年か前から、割りとヒロインが救われない感じの話多くしてますね。読者アンケートとかの結果なんでしょうか。個人的にはご都合主義でラストどっかーんというの結構好きなんですけど。


と、こんなところで。どれも高浜先生の絵がエロい。ほんとすばらしい。可能ならば是非、エロゲーのほうにももっと出て来て頂きたい……。

とりあえずアートワークス見ながら読み返したくなった小説がいっぱいあるので、しばらくオカズに困ることのない日々を送ることができそうです。

『イエスタデイをうたって』が完結した話。

以前の記事でも少し触れましたが(これ)、昨日発売された『グランドジャンプ』No.13で、『イエスタデイをうたって』がとうとう完結しました。表紙を見てびっくりしたんだけど、18年経ってるんですねぇ。ひぇぇ。生まれたばかりの赤ちゃんがエロゲーできるようになる年数ですよ。私も歳をとるわけです。

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実は前回の記事書いた後、「次号」で完結なのかと思って何も考えずにGJの11号買ったら載ってなくてちょっと焦りました(笑)。不定期連載になってたから「次回」=「次号」ではなかったんですな。

で、最終話とロングインタビューを早速読んだわけですが。

最終話は、正直ちょっと思っていたのと違いました。読んだ直後は、大量に出てきた登場人物全員の中でも気になる人たちの「その後」も分かったのはよかったとして、これは実質前回(10号)が最終回かな、と思ったんですね。あと表紙詐欺だろ、とか。ただ、1日経って(その間に5回くらい読み直しましたよ!)、これはこれでアリというか、相応しい終わりなのかな、という気がしています。

最終回のギミックについては冬目先生自身もコメント(雑誌のp.36。インタビューではなく絵の下のコメント)で触れておられます。「そのほうが自分なりに美しい」ということばがどういうニュアンスなのか、私にはちょっとわかりかねるんですけれど、「らしい」終わり方だといえばそうかな、という気もしました。「この漫画にはこれしかない」という終わりではなく、始まりでもあり終わりでもあり続きでもある、そういう描き方だったのかな、と。

詳しい感想はどこかで書ければと思っていますのでこのくらいにして、あとインタビューは面白かったです。

編集部もっと気の利いたこと聞いてよ! と思わないでもないんですけど、冬目先生のほうがうまいこと、こっちの知りたいことにからめて答えてくれてる感じ。不定期連載が許された話とか、読者からすればBJ編集部の方に感謝しないといけないんでしょう。あと、「等身大の恋愛」ってキャッチフレーズつけられたけど、自分としてはまったくそんなつもりない(ファンタジーだと)と思ってる、みたいな話もあったり。気になる方はまだ本屋さんに売ってると思うので買って読んでみてください。

完結の11巻は(18年続いて11巻ってのも凄い)今秋発売。画集の2も出るそうです。

猛烈に熱を上げたわけではなくて、単行本も必ず発売日に買ったとかそういうわけでもないけれど、「一番好きな漫画は?」と聞かれたら、たぶん真っ先に候補にあがります。なんというか、「なんとなく」なんだけど、こころの深いところに残ってる漫画。ここまで好きになる漫画に出会えたことはすごく幸せで、でも同じような作品にもう一度であえるかといわれると微妙な感じもするので、そこがやっぱり少し寂しいです。

ともあれ冬目先生、長い間お疲れ様でした。また新しい連載を楽しみにしています。

フリー化

先日、といってももう一ヶ月前になりますが、エロゲーでお馴染みの声優の桃也みなみさんが事務所(アトリエピーチ)を退所し、フリーになられるという告知がありました。節目として芸名も、今谷皆美に改名なさるとのこと。


 
同じ事務所で絡みの多かった方とのお付き合いとかどうなるのかなーとどうでもいいことが気になったりしますが、人気も実力もある声優さんでしたし、新しいお名前で心機一転、頑張っていただきたいですね。ご活躍を楽しみにしています。

また、アニメ『大図書館の羊飼い』小太刀凪役でお馴染みの種崎敦美さんも、先日トリトリオフィスを離脱。フリーになったことが発表されました。



手書きが味わい深いですね。トリトリオフィスさんは6月1日から株式会社 トリアスと合併し、株式会社パワー・ライズになっていますので、タイミング的にあるいは何か関係があるのかもしれませんけれどまあその辺りはよくわかりません。

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私は業界関係者ではないので詳しくはわかりませんが、事務所を離れるというのはセルフマネジメントをしていかねばならないということで、結構大変だという話も耳にします。私なんか自己管理ができない人間なので、マネージャーとかいてくれるとやっぱしありがたいなぁと思いますね。

そのうちまた別の事務所に所属なさることもあるのかもしれませんが、一時的とはいえある種恵まれた環境からあえてなれていくというのはやはり勇気のいる決断なんでしょうし、まだまだお声をきいていたい声優さんたちですので、うまくいってほしいなぁと願っています。

自転車ルール改正の話。

2015年6月1日より道路交通法改正によって、自転車の乗車ルールが厳しくなりました。

▼「自転車講習制度、全国でスタート 摘発2回の14歳以上対象」(47ニュース)

 自転車で危険な乗り方をした運転者に安全講習を義務付ける新たな制度が1日、全国でスタートした。改正道交法の施行令で酒酔い運転や信号無視など14項目を「危険行為」に指定し、14歳以上で3年以内に2回以上摘発された運転者が対象。

 警視庁はこの日、都内の交差点など97カ所で、悪質な運転者の一斉取り締まりを実施した。

 新制度は運転者が「加害者」になる深刻な事故を防ぐのが狙い。危険行為はほかに、歩道での歩行者妨害やブレーキのない自転車の運転など。携帯電話を使いながら運転し事故を起こした場合も摘発の可能性がある。
 
自転車に乗らないどころか所持すらしておらず、もっぱら歩道を走る自転車に悩まされることが多い私にとってはありがたいことではありますが、いっぽうで、自分が自転車に乗っていたら文句の1つも言いたくなるだろうなぁと思います。

昨今では中学校などで自転車の乗り方についての授業もあるというくらいですから全体的に問題意識は高くなっているのでしょうし、ホームページなどを見ると基本的なルールについての確認くらいはできると言われればそうなのですが、きちんとしたレクチャーが行われているとはやはり言いがたい。

それに自転車というのは日常生活の延長にある身近な道具で、こういうかたちでルール化されると息苦しいというか、締め付けられている感じは強いんじゃないかなぁ。

そもそもルールの改正は、歩行者や自転車を使う人が事故でけがをすることなく、また気持よく通行することが目的でなされたはずです。 いくら安全だからといって苦痛ばかりが目立っては意味がないし、またルールを守ることによって逆に危険にさらされるようなことがあっては本末転倒でしょう。今回の道交法改正は、単に既存のルールに自転車を押し込めただけでしかなく、自転車がこのルール通りにすることでほんとうに安全に動けるのか? という視点が足りないようにも思われます。

▼「自転車乗ったら違反で捕まった! ネットに報告続々、法改正で厳しい取り締まりに

こういうニュース、最初だから目立っているだけだと言われればそうかもしれませんが、「取り締まるための取り締まり」になっていないかということは常に考えていてほしい。

オリンピックに向けて交通マナー強化を図りたいというのは分からんでもないので、きっちり皆が安全に動けるような環境のほうも(教育を含めて)整備していただきたいところです。

ハズレくじもかなり引いてる話。

なんか当選話ばっかり書くと凄い運がいい人みたいな感じがして充実感漂いますよね。でも実際には、結構な数の抽選に落ちてます。

ブログ見てくださってる方からはときどき、「めっちゃあたってますよね」とか「コツでもあるんですか」とか言ってもらえるんですが、ごめんなさい。あたってる時だけ嬉しそうに書いてるだけなんです……。ときどき外れてるのも書いてるけど、あきらかに数は少ないですね。

というわけでバランスとってハズレ話をどどっと。

とりあえず「舞浜アンフィシアター」 はハズレました。案の定です。何のことか分からんという方もおられるでしょうからご説明いたしますと、アイマスシンデレラガールズの「SUMMER FESTIV@L 2015」です。モバマスBDに封入されてるチケで申し込む奴。まあ、当たらないのは分かってましたよ……。

今年に入ってからのエロゲーバナキャン、ツイッターキャンペーン系はことごとくハズレました。そのあたりのエロゲーのユーザー葉書キャンペーンもほぼ全滅です。「ほぼ」と書いたのは一部当たっていたからではなくて、まだ結果がわからないものもある(遅いのは半年後くらいに突然荷物が届いたりするので)というだけで、当選したのはありません。いつぞやの『ユニオリズムカルテット』のユーザー抽選が最後かなぁ。あれ去年の12月です。

ラノベの抽選(サイン会、グッズ系)もハズレ。 これはホントあたりません。二年前にMFのしおりセット当たって以来何も来てない気がする。やっぱ倍率高いのかな~。アニメ化始まる前の『ダンまち』で5セットくらい送ったのも当たんなかったし。

イベントチケット系の当選率はいまんとこ試行回数が少ないせいかビギナーズラックが発動しているせいか五分五分くらいなんで、実はこれが一番あたってるかもしれません。他は間違いなく五割どころか余裕で一割切ってる。 

あとはイベント会場でのじゃんけん大会くらいですかね。これは今年に入って3回くらい勝ってるんで割りと健闘してるほうではないだろうか。

……と思ったけど試行回数あきらかに30回超えてるんで1割切ってますね。アカンわ……。 

というわけであれです。大量の屍の上にちょこっとだけ成果があるという下手な鉄砲戦略なので、正直世の中そんなに甘くねーぞって感じです。むしろ当たりやすい方法とかあるなら私に教えてください。後生ですから。

フロントウイングの「年齢認証システム」に関する覚書

ツイッターでこの件について如何、とリクエストを頂戴し、「全然チェックしてなかったので、ちょっと調べてからそのうち書きます」という非常に雑な返答をしてから随分時間が経ってしまいました。

その間に資料を集めていたとか思考を醸成していたとかそういうわけでもなく、グラブルに課金をしたりエロゲー関係のイベントいったり、要はただ遊んで無為に時を過ごしていただけだったのですが、なんとなく書く気持ちが固まってきたのでそろそろ書いてみようかと思います。

頂いたお題はこれ。フロントウイングさんから発表された新作『果つることなき未来ヨリ』の「年齢認証」というシステムについてです。

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▼「果つることなき未来ヨリ 年齢認証システムについて

一応全文を引用掲載。

年齢認証システムについて
フロントウイング代表 山川竜一郎からのコメント

「年齢認証システム」を採用した経緯

日頃より、弊社のゲームを応援していただきありがとうございます。
今回、なぜ"「全年齢」のみの販売"、"年齢認証により「X-RATED版」が手に入る"という
形態になったかを説明させていただきます。

一つは、『グリザイアの果実』を通して若年層のファンが増えたことによります。
彼らにも安心して遊んでいただくため、従来なら「全年齢」「X-RATED版」2種類の
パッケージ形態を用意するのが一般的かと思います。
ですがユーザーの金銭的な負担を考え、「全年齢」1種類という形を取らせていただきました。

もう一つの理由としましては、広告やメディア展開をより広くする際に
原作が「全年齢」であることが非常に重要であると前作を通じて考えたからです。
これは、昨今の表現規制などの影響もあります。

上記のような理由から今回の形態を採用させていただきました。
今後とも、弊社の作品を楽しんでいただければと思います。

認証にかかる費用につきまして

今回、「年齢認証システム」を出来る限り安価に使っていただくことを考えておりますが、
年齢認証は外部の会社に委託するため、またシステムの仕様やいたずら防止のため、
1認証につきシステム利用料として100円程度頂戴してしまう予定となっております。
何卒ご了承下さい。

詳細につきましては追ってお伝えいたします。
今後ともフロントウイングをよろしくお願いいたします。

フロントウイング代表
山川竜一郎

なんで私にこの話が振られたのかなというところがちょっと疑問だったのですが、ちらっとうかがった感じどうやら以前エロゲーにエロとはなんぞやみたいな話を書いていたことをご記憶いただいていたようで(「エロゲーにとって、エロとは何か」)。ありがたいことです。しかしこれ、2012年の5月だったんですね。もう3年前かぁ。毎日書いてるから「結構前」くらいの印象でしたけど、ホントにだいぶ前だ……。

まああんまり大したこと言えそうにもないんですけど、こういうかたちの「エロを切り離す」というスタイルについて無関心でいられないのも確かですので、少しだけ書いてみようかなと思います。

視点としては、上記と同じような作品にとってのHシーンの意味、みたいな切り口にするつもりです。逆に、売上が伸びるとか非エロゲーマーへの間口をひらくことでエロゲーの裾野を広げるといった公益性みたいな話はあえて外してみます。山川氏の発表なさっているコメントが主にセールスやコマーシャル的なことである、ということを踏まえると若干不当な(つまり主張に対してかみあわない)印象も拭えないのですが、まさにそのコマーシャル的な部分でHシーンを扱うということそのものについて、思うところがあるからです。

基本的に私はエロゲーが大好きですが、それはまあエロいシーンで抜きたいということもさることながら、物語において(あるいはもっと狭く恋愛において、でも構いませんが)Hシーンというのが代替不可能な表現の可能性を持っていると「信じている」からです。それは単なる信仰、もう少しマイルドにいえば趣味の問題です。

ただ、現実には濡れ場になるとライターさんが変わったり喘ぎ声だけになったりと、Hシーンが単におまけ的に扱われている作品が多いということも理解しています。だからこそ、そのHなシーンに対してあるこだわりをもって描いている作品というのが好きですし、「エロゲー」を名乗るのであればやはり何がしかの見どころを作って欲しいという希望があります。

とはいえ、じゃあエロがなければ作品として(物語として)ゴミクズかというと別にそんなことはない。物語(ことに恋愛)を描く上でエロが特に優れているかどうかというのはまた別の話で、エロが入るせいで表現できなくなることだってあるだろうし、エロが必要ない物語だって当然のようにあります。というか、エロゲー以外は物語にあらずみたいな話になるとただの狂信者ですよねそれは……。

実際私はラノベやアニメだって読みますし、コンシューマのゲームだってやらないわけではありません。ただエロシーンが好きだからエロがないとモチベーションが下がることがある、というような感じで、それはたとえばゾンビものが好きだからゾンビ映画を主に見るけど同じ監督の作ったヒーロー映画は見ないとか、時代劇が好きだから「暴れん坊将軍」は見るけど松平健が出てる歌番組には興味ないとか、まあそういうたぐいのこだわりに近いと思っています。ホントはもうちょっと色いろあると本人的には思っているけど、傍から見ればそのくらいかな、と。

で、自分語りはそろそろ終わりにして話を『果つることなき未来ヨリ』に戻しますと。

私個人としては、認証システムだろうがなんだろうがHシーンがついてくるのであれば、とりあえずは構わないかなというところはあります。もう少し情報が出てきたり実際プレイすると意見がまったく変わってるかもしれませんけど(笑)、そのHシーンにどれだけ意味があるか、というのは蓋を開けてみなければ判りませんから、現段階ではなかなか言えることがない。

Hシーンが完全な「おまけ」。手を抜きまくりでヌくにヌけない、みたいな内容になってる可能性もまあなきにしもあらずだとは思うのですが、現状公開されている情報を見る限り、Hシーンを別のシーンに「置き換え」るタイプではなく、全年齢版をベースにして年齢認証後にはHシーンが付け加わるわけですよね。だとすれば、Hシーンを通してしか見えないキャラクターの表情や、Hシーンを経ることによってしか深まらないそのキャラクターの理解というのがありえるかもしれない。そう願いたいです。

ともあれ、Hシーンをパーツのように切り離して作品を販売できるということは、必ずしもその作品にとってHシーンが必要か不要かという議論に、ただちに結びつくことはないでしょう。

ちょっとわかりにくい表現をしましたので例を挙げると、『WHITE ALBUM』のCS版とエロゲー版はHシーンがあるかないかでかなり違う話になっていたと思います。肉体の生々しさ、あのHシーンの会話がなくなったことで、CS版は現実(リアル)と偶像(アイドル)の二項対立ではなく偶像性の深化みたいな方向に舵を切ってるようにも見えてきます。CS版では単にシーン抜いただけなのにね。

同様に、たとえば『To Heart2』と『ToHeart2 XRATED』では表現されているものがまったく異なっている(どちらが上とか下とかではなく)、と言うことは可能でしょう。あれはあんまり大きな変化があった気はしませんけど、それは私のプレイの熱の入れようが浅いせいかもしれませんし、見る人が見たら全然違っているかもしれない。

そんなわけで、たとえタイトルが一緒だったとしても、『果つることなき未来ヨリ』の一般版と18禁版はHシーンの有無によって大きく内容が異なるかもしれない。ですからHシーンをオプション的に付け加えることが作品にとって何か決定的な意味を持つか、というと別にそうでもないのかなぁと思うわけです。

ただ、作り手としてのフロントウイングさんに対して寂しさを感じるところがある、というのもまた事実です。

少なくとも今回の「分売」において、フロントウイングさんがHシーンが持つ意味云々みたいなことは考えてないんじゃないかなぁ、というのは文面にあらわれている。「ユーザーの金銭的な負担を考え」たとか、「広告やメディア展開をより広くする際に原作が「全年齢」であることが非常に重要である」という文言から察するに、「分売」が作品のため――もっと正確な言い方をするならば作品の表現内容のため――ではなく、販売戦略のためである、という解釈をするのは行き過ぎではないはずです。

私の感じる「寂しさ」というのはここです。

エロゲーが「作品」ではなく「商品」であるという寂しさとでも言えばいいのか。ひとりの作家が心血を注いで作り上げた彫像の腕や首を別の作家が作ったそれとすげ替えても良いとか、胴体に勝手に羽根をつけてもいいとは誰も言わないでしょう。ベンヤミンの「アウラ」ではありませんが、ロマン主義者の私はやはり作品に対してそういう幻想を、つまりこのスタッフがこの分担をしたからこそできあがった「作品」なのだというような幻想を抱いていたい。

エロゲーを「商品」として文字通り切り売りするのは、別にフロントウイングさんにはじまったことではなくてコンシューマ化とかDVDPG化とかその辺りで散々やり尽くされていることであるとしても、それをかくもストレートに、さも正当なユーザーサービスであるという体で宣言されると若干残念な気がするのです。

もちろんそのことを単純に否定するつもりはありません。ビジネスですから売上は大事ですし、正直いろんなメーカーさんがバタバタ倒れていってる中で、アニメ化を成功させ安定したソフトを供給してくれているということのありがたさもわかります。だから、私の感じている寂しさというのはおよそひとりよがりなものなのでしょう。

それでもどこか、日の目を見ることのなかった無数の「作品」たちの残骸の上にたつのは、やはり「作品」であってほしいという思いも捨てきれずセンチメンタルな思いを抱えながらも、10秒後くらいにはどうでもよくなってエロゲーを起動しながらクリックを繰り返す日々を、これからもたぶん送るような気がします。

最後は何やらよく分からん話になりましたが、とりあえず結論としては「やってみてから」ということで。結局自分語りに戻っちゃいましたしね。(*ノω・*)テヘ。

我ながら酷いオチでした。 
《自己紹介》

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