よい子わるい子ふつうの子2(仮)

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

2012年11月

攻略:『ツルペタ!』

久々の攻略です。

関連: 批評空間投稿レビュー (ネタバレ無し) ※外部リンク

関連: 「レビュー:『ツルペタ!』」(2012年11月15日)

※以下の攻略は当方の経験とそれに基づく判断であり、確実な再現を約束するものではないことをご理解のうえご覧下さい。また、間違いなどがあればご指摘くださると幸いです。



▼選択肢一覧
(Hシーンでの選択は除く)

選択肢1
 白い帯状の水着
 紐のような水着

選択肢2
 誰にも渡したくない
 育てられているか不安だ

選択肢3
 師匠
 呼び捨て
 お兄ちゃん
 ご主人様

選択肢4
 中に出す
 外に出す

▼攻略
EDは3種類。どれも基本、らぶらぶで楽しいEDです。

選択肢1
 →Hシーンが変化。(EDへの影響は無し)

選択肢2
 誰にも渡したくない → 選択肢3へ
 育てられているか不安だ → ED1へ

選択肢3
 →これ以降の呼称が変化。(EDへの影響は無し) 

選択肢4
 中に出す → ED2へ
 外に出す → ED3へ

シーン数24、CG数30(差分無し)。

以上。お疲れさまでした。

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レビュー:『ツルペタ!』

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タイトル:『ツルペタ! ~ちっぱいは性交の素~』(HEAT-SOFT/2012年10月26日)
原画:くらすけ
シナリオ:almi3104
公式:『ツルペタ!』 OHP
定価:3800円
評価:C(A~E)

関連: 批評空間投稿レビュー (ネタバレ無し) ※外部リンク

関連: 「攻略:『ツルペタ!』」(2012年11月16日)

※具体的な長文感想・内容紹介は、批評空間さまにて投稿しております。



▼評価について
いやあ、良いタイトルですよね。ぶっちゃけタイトル買いの側面もあり。ストーリー紹介を見た段階からテンプレート的なロリものではないだろうと予想していましたが、その予想を上回るしっかりしたラブコメディでした。ただ、批評空間さんの長文感想に書いたとおりガチのロリの人には物足りないかもしれません。私はガチロリじゃないから正確なところはわかんないんですけど、少なくとも可愛いが先行して、あんまりムラっとは来なかったかな。ロリであることはこの作品の十分条件でしかなく、アーシュがロリでなくても構わない(必要条件ではない)という感じです。その辺を考慮してBから少し下げました。面白い作品ではあるけれど、ちょっとやりたいこととやっていることの間に溝があるというか、スタンスが中途半端だったと思います。

▼雑感
とにかくアーシュを愛でる作品。出会いからゴールまで、2人の関係がきちんと描かれています。もちろんボリュームは低価格帯相応のものでしかありませんが、密度としてはフルプライス作品から特定キャラの1シナリオをまるまるもってきたくらいのものを感じました。私のようなシナリオスキーには嬉しい誤算。

ED3種はどれもアーシュとの幸せな未来を予感させる内容で、そういう意味でも多くの人が気軽に楽しめる作品です。

アーシュと原紀の間に生まれてくる信頼関係とか愛情とか、そういうのが丁寧に描かれている。アーシュ一本で攻めようという姿勢には潔さを感じます。Hシーンのシチュエーションも、「ロリ好きなエロ漫画家」がコーディネートするだけあってなかなか凝ったものなのですが……。どうもエロさよりかわいらしさがプッシュされている感じがあるのは既に述べた通り。実にそそるシチュとか構図もあるんですけど……ううむ。

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アーシュたん可愛いです……。

そもそも人外(サキュバス)相手だしロリババアだし、見た目以外あんまりロリらしくない。ロリ独特の背徳感や真っ白な紙に文字を書き込んでいるような征服感もあんまり無い。やはりロリものとしては名だたる名作群に一歩二歩と遅れを取っているように思います。

しかし、その辺を補って余りあるしっかりしたストーリー構成。ラブコメ路線でほんわかしたい人にはお勧めできる一本。単に性癖に特化してエロで押しきるのもいいですが、こういうタイプの作品が増えていけば、低価格路線の幅が広がり、未来は明るいんじゃないでしょうか。

ってなわけで本日はこれまで。それでは、また明日。

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久々にラノベの話

冴彼女02
丸戸史明『冴えない彼女の育てかた』2巻
(イラスト:深崎暮人、2012年11月20日発売予定)
©丸戸史明・深崎暮人/富士見書房

今月20日に『冴えない彼女の育てかた』2巻が発売に! やったねぱうぱう~♪(ひさびさの) 公式サイトもオープンしています。既にやっている人もいるかとは思いますが、アンケートに答えると壁紙貰えます。絵柄は英梨々。あと試し読みもできるので気になって「もう我慢できな~い」というケロッグな人はGOですぞ。

しかしこれ、表紙がヤバい。エロい。霞ヶ丘詩羽さんですかね。1巻が英梨々、2巻が詩羽。いっつも見切れてるけど、メインヒロインの恵さんは決して存在感が無いとかそういうんじゃなくて、トリということですね。わかります。

これで3巻の表紙が倫也だったら笑うしかないですが。

ストーリーは、恵に彼氏持ち疑惑が浮上する波乱の展開になるようで……しかし丸戸先生の話と言うことは九分九厘ただの誤解で終わるでしょうから、私たちとしてはどうやって既定路線に落ち着くのかを見守っていれば良さそうです。

専門店では店舗ごとに特典があるようで、わかる範囲で一応まとめておきます。

アニメイト: 掛け替え用オリジナルブックカバー (公式
ゲーマーズ: 掛け替え用オリジナルブックカバー (公式
とらのあな: 8P小冊子。白黒のイラストつき (公式

の3つみたい。うーん。全部買おうか。ぶっちゃけアリの気がする。とらのあな特典だけは是が非でもおさえたいです。20日は勝負や……。




あと気になっているのが、2012年10月18日にヴァージン文庫さんから発売されている『もし、ドラッガーを読んでも勝てないと悟った女子マネージャーが肉体を駆使したら…』(※エロ小説です)。もの凄いタイトルですが、紹介を読む限り内容ももの凄いっぽいです。うーん。気になる。

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Amazon先生へのリンクはこちら

部員を夜のホームラン王にでも育てるんでしょうか……。機会があれば購入してみたいと思います。

ってなわけで今日は「冴えない彼女」のお話でした。また明日お会いしましょう。

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何を読み取り、どう書くか

今は昔のことですが、私は夏休みの読書感想文というのが苦手でした。もちろん、書くこと自体はそんなに嫌いではありません。適当にでっちあげるくらいはできた。けど、何で読みたくもない本を無理矢理よまされなければならないのかと反発したくなる。そしてまた、実につまらなくても「つまらなかった」と書いてはいけない(基本的に提灯感想を書かねばならない)という空気が、どうもイヤだった。

読書感想文という制度から、日本の国語教育のクソさを批判する……という流れを見ていたかたはごめんなさい。今回はそういう話ではありません。私たちの「感想文」(課題として出される「読書感想文」ではなく)というものについて、すこし考えてみたいと思って記事をかきました。

本題に入る前に少しご紹介したいのが、何年か前に見かけた「本読みHP」さんというサイト。ここに、「1行読むだけで読書感想文を書くために」というとても面白いコラムがあります。

 「読書感想文、3つの鉄則」として、ぜひとも覚えておいてもらいたい。
 (鉄則1)あらすじを書かない
 (鉄則2)登場人物の気持ちを考えない
 (鉄則3)正しいテーマを探さない


という整理は、学校教育で求められる「読書感想文」というものの真髄をついた見事なものであると思います。私も小中学生のころにこれを読んでいれば、きっと楽しく書けたんだろうな。そう考えるとなんだか悔しくもある。

ところで、これは「読書感想文」の書き方です。読書感想文というのは、ただしくその本を読んだ自分の気持ちを表現するものですからこれで良い。テーマも、登場人物の気持ちも、あらすじだって関係なく、ただ本と自分の関係から出てきた感想を書けば問題ありません。「本を読んでいたらおでんの匂いがしたのでおでんをたべたくなった」は、匂いというきっかけが読書から離れているのでダメですが、「作中おでんが出てきたので食べたくなった」なら問題ないというわけです。だからこそ、「読書感想文」なんて「1行読むだけで」書けちゃう。

しかし、これが「批評」ならどうでしょうか。「感想」なら。あるいは、「論文」なら……? おそらく、「読書感想文」とは異なった内容が要求されるものもあるでしょう。あるいはもっと強く、次のように言う人がいるかもしれません。本文とは関係なくただ自分の考えを書いただけのものを、「批評」や「論文」とは呼ばないのだ、と。

ここで、「批評」とは何か、あるいは「論文」とは何かという話に踏み込むのは避けます。なにせ世の中には印象批評からテマティズム、その他さまざまな「批評」があるし、「論文」にしても学問分野に応じてそれぞれ書き方が違う。細かい話をしていたら本が一冊では足りないかもしれません。

しかし、細かな違いに目をつぶり、「読書感想文」と感想でも批評でも論文でも良いですが、そういうものとの違いは何か、という話ならばどうでしょうか。好き勝手に何でも書くだけの「論文」や「批評」、「感想」があってはいけないのか、と。こういう話なら、ちょっとだけできる気がします。



▼不毛な「なんでもアリ」
実は日本の文学研究の歴史をひもとくと、かつて上のような状況が訪れたことがありました。細かい話は抜きにしますが要するに、海外(フランス)の文学研究の最先端を取り入れたと自任する人々が、「積極的に誤読」したり、「作品からなんでも好き勝手なことを読み、好きに書く」というのをやってのけた。この流れは一気に時代の流行になったものの、その勢いはみるみる下降線を辿り、いまでは一部の超大御所が残っているくらいにまで縮小してしまいました。

なぜあっという間に廃れたか。それは、余りにも不毛だったからです。誰もが好き勝手なことを言い、それに対して誰も何も言えない。何か言えば、「俺はそう思ったんだ」で終わり。これでは誰も、人の論を読む気にはなりません。「自分が言いたいから言う」だけの、言いっぱなしの論があちこちに乱立し、誰もその内容を真面目に読まなければ、真面目に読んで何か言っても気に入らないと却下される。自分の考えを書いても空しいだけです。

このような「研究」が流行ったことの背景には、少し触れましたが、当時の海外の文学研究の動向がありました。とりわけ、ロラン=バルトの文学理論が大きな影響を与えたというのが私の(そして恐らくは、ある程度一般的な)見方です。

バルトといえば『物語の構造分析』という著作における「作者の死」というフレーズがやたら有名ですが、要するにこのオッサンは小説をはじめとする物語について、「テーマ」やら「作者の考え」やらを考えるのはバカらしい、ということを述べた。そればかりか、もっと大胆に、物語というのは誰もが自由に読んで、それについて何を言っても構わないのだ、という理論を書いたのです。

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一つのテキストを解釈するということは、それに一つの意味(多かれ少なかれ根拠のある、多かれ少なかれ大胆な)を与えることではなく、反対に、それがいかなる複数から成り立っているかを評価することである。 (ロラン=バルト『S/Z』)
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バルトはこのように述べ、作品(テクスト)の「ただしい読み」を破棄し、どんな読み方でも許されるという前提に立つことを提案します。それぞれのテクストは、「際限なく繰り返される、この差異の理論そのもの」であり、一つのテクストは「文学のすべてのテキストと等価」である、と。(※1つの作品と別の作品に価値の違いは無い、くらいの意味でしょうか)

この理論に従えば、読書において「系統的に脱線」することは少しも悪いことではなく、むしろテクストの可能性を拡げる善行ということになりますから、それこそ「積極的な誤読」を推奨しているようにも見えてしまいます。

しかし、よく考えてみるとこれは恐るべきことです。

というのも、何を読んでも好き勝手言って良いなら、そしてどこにも「ただしい」読みが無いのだとすれば、私たちがその作品について語る意味が無くなってしまうからです。

いや、ある。その「作品について書かれたもの」を読んで、新しい作品読解の可能性が開けるかもしれないし、その書かれたもの自体が面白いということだってあるじゃないか。そんな風に言われるかも知れません。けれど、あらゆる読解が許されるのであれば、原理的には読むものは何でも良い(たとえば赤ちゃんの描いたひらがな一文字でも)はずだし、その書かれたものも好き勝手にしか読まれ得ないということになります。バルト自身はそのような態度を否定してはいますが、バルトの理屈だけを徹底して突き詰めれば、そんな風にしかなりません。

つまり、こういう理論の辿り着く先というのは読むものも書くものも本来的には何の意味も無いという虚無主義であって、日本の文学研究でこの路線が一気に廃れたのもおそらくはこの辺りに原因があるというのは既に述べた通りです。

ただ断っておきたいのは、バルト自身の作品分析の手つきはこういう理論と全く逆で、むしろある価値を定めて作品をきちんと読み取ろうとしているように見えます。バルトが自分の実践とだいぶ乖離した理論を打ち上げたのはたぶん、ニュークリティシズムや古典主義のような当時のフランス文学研究の潮流があって、それを相対化しようという狙いがあったのでしょう。その辺を共有しようがない日本に思想だけが流れ込んできたために生じたある意味どうしようもない混乱だったのではないかと私は思うのですが、それはさておき。

ともあれ、もしある作品を読んで、何かを言いたいと思ったなら、「なんでもアリ」路線だけは採らない方が良いのではないかと思われます。



▼「読書感想文」は「なんでもアリ」で良い
ここで、「あれ、ちょっとまて。お前さっきは「読書感想文」で好き勝手書いて良いと言ってなかったか」とツッコミが入りそうですね。はい、言いました。そして「読書感想文」はそれで良いと私は思っています。

なぜか。

それは、「読書感想文」というのは自ら進んで書くものではなくて、宿題として課されて強制的に書かされるものだからです。

これは実に単純な理屈で、自分が何かを伝えたいと思って書くものと、ただ表現したいだけのものや無理矢理書かされるものというのは性質がまるで違います。私は「感想」(または「感想文」)というのは前者で、「読書感想文」というのは後者であると、この記事の中では分けて考えています。

ただ単に表現したいというだけなら、勝手に一人でやればいい。それを公開する必要は全くありません。無理に書かされるなら、怒られない程度に体裁を整え、あとはとりあえず字数を埋めれば問題ないでしょう。しかし、誰かに何かを伝えたいという思いから、公開を前提に書く文章というのがそれではまずい。なぜなら、「なんでもアリ」を選択した時点で、自分の書いたものもまたその「なんでもアリ」の中に巻き込まれ、意味を失ってしまうから。

バルトが言うようにあらゆるテクストが「文学のすべてのテキストと等価」なのだとすれば、自分の書いたものも他人の書いたものも、赤ちゃんの書いた落書きも、同じ価値しかもたず、そこに本質的な区別なんて見出せないことになります。たとえば天気予報記事を読んだ「感想」が、ドストエフスキーの作品の感想であっても文句が言えない。自分が何かを伝えたかったはずなのに、原理的には決して何も伝わらないというどうしようもない矛盾を抱えることになってしまうでしょう。

そんなわけで、「なんでもアリ」なのは強制で書かされる「読書感想文」の特権だと言えるのです。ついでに言えば、仕事で書かされる文章とかもこの類に入るかもしれませんね。



▼私たちが読み、書いていくために
話が長くなってきたのでそろそろ畳みます。

これまでの話を踏まえると、私たちがある作品に関する解釈を他人に向けて書くとき、無理矢理にでも何か価値なり基準なりを置き、作品を意味づけることを目指さしたほうが良いというのはお判り頂けるかと思います。

踏み込んで言えば、私たちは自分が一体どんな基準で作品を読み、どんな基準について書こうとしているかを自覚しておく必要があるということです。読みの基準は必ずしも一つとは限らないし、書く場合はそれらを全て書ききることができるとも限りません。たとえば『天空の城ラピュタ』を冒険ものとして見るか恋愛ものとして見るかSFとして見るかは人それぞれだし、またSFとして見たからといって恋愛ものとしての視点を書いてはいけないということにもならないはずです。

加えて以上のように考えることは、他の人が書いている文章について、自分とは違う視点がそこにあるのではないかと思って読む手助けになるでしょう。

そしてそういう文章の「パッケージ」の先に、内容が意味を持ってくるのではないかと思うのですが、その辺の話はまた、機会があれば展開してみようかと思います。

我ながら雑なことを書いてしまいましたが、今はこれが精一杯……というわけで本日はこれにて。また明日、お会いしましょう。

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レビュー:『催眠遊戯』

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タイトル:『催眠遊戯』(スタッフィング/2012年10月26日)
原画:さより
シナリオ:おくとぱす
公式:『催眠遊戯』 OHP
定価:6800円
評価:B(A~E)
※このホームページでは一部、CROSS OVERの製品の画像素材を加工・引用しています。 これらの素材を他へ転載することを禁じます。(C)CROSS OVER

関連: 批評空間投稿レビュー (ネタバレ有り) ※外部リンク

※具体的な長文感想・内容紹介は、批評空間さまにて投稿しております。



▼評価について
いや~、抜いた抜いた。

同人でMCゲームを多数出していた「#define」さんの商業デビュー作ということで期待していたのですが……マジえろえろです、先生。ミドルプライス、攻略キャラ3人ということでちょっとパワー不足かな? なんて思っていたらとんでもない。アクセル全開です。文句なしのB。Aにならなかった理由は、Hシーンのいわゆる「本番」までがあまりに遠いこと、催眠にかけた後がややあっさりすぎること、主人公である柳のモチベーションがいまいちぱっとしないこと、の3点。

とくに個人的には3番目が大きくて、たとえばこの3人の中の誰かに特別に惚れているとか、そういうストーリーのメリハリを作るフックが欲しかった。美少女たちを思い通りに操りたいっていうのはわかりますけど、それは催眠ゲーの主人公なら誰でもが持つ感情。柳くんのオリジナリティではない。

もちろん一般的な抜きゲーとしてだけならそれでも十分なのですが、A判定(私の中でのトップ候補)に入れるには、そういう全体を貫く芯が欲しかったということです。さすがに、マジックでウケたいっていうのには乗っかりづらい……。

ただHとかの内容的には本当にハイクオリティー。質・量ともに申し分なく、Hのコンセプトもしっかりしている骨太な抜きゲー。2012年10月現在、今年度の抜きゲートップ候補じゃないでしょうか。MC(マインドコントロール)ものがダメとか、そういう人は別ですよ、もちろん。

▼雑感
催眠術師に、俺はなる!

と言いたくなるかはまあさておき、一度は使ってみたいですよね。催眠術。思い通りに他人を動かしてみたい……そんな欲望を叶えてくれるMCものは大好きなので、ものすごく期待しながら本作プレイしました。

特徴的なのは、和姦色が強いことでしょうか。主人公の柳くんはマジシャンだけあって、精神的にショーマンシップが強い。催眠に手を染めるのもそれ故です。誰かに復讐してやるとか、女の子を征服するとか、そういうMC(マインドコントロール)ものにありがちなモチベーションではなく、皆を楽しませること。だから女性陣にも「不快感を与えずに性的な行為に慣らしそう」とします。エロにがっつかず、とにかく徐々にヒロインを催眠調教していきます。なので、いきなりハードルの高いことをやると即バッドエンド。選択肢は単純ですので緊張感はありませんが、フラストレーションはたまります。Hシーンを見ても、これが本番ではないとわかっているからいまいち燃えず。

それだけに、我慢して我慢して、相手を完全に催眠にかけたときには思わずガッツポーズが出ました。ついでに別のものも出たような気がしますが……。

しかも、それまでの蓄積を催眠対象に振り返らせたりしちゃう。ヒロインはもう!発狂寸前までいくわけです。怒りの余り。そうやってヒロインを一時的に正気に戻してものすごく抵抗させたうえで、その相手を圧倒的な催眠で支配するという演出がにくい。落差によって支配感がより強くなるし、何より本気の相手を本気の催眠で仕留めに行くというのが燃えます。描写も一番激しく・エロくなる。見事な展開に唸ってしまいました。さすがは催眠ゲーの大御所(しらんけど)、おくとぱす氏。

私は氏の催眠ゲー、特に『操心術』シリーズ(2004年~)とか『催眠実験』(2009年)、あと『ミナミからの手紙』(2007年)あたりが好きなのですが、『ミナミ~』から思っていることがあって、この人の描くMCって哀しいよなあ、と。

普通MCもの(催眠もの)っていうと「身も心も」催眠で支配しに行きますが、その時無理やり相手を洗脳することにためらいがなかったり、あるいいは途中で催眠を解除して正気の状態でも相手を支配できるようにしたりするものが多い。

でも、おくとぱす作品というのはだいたい、マインドコントロールで「本心」のほうも塗り替えちゃおうとする。肉体の刺激とかももちろん要素としては入れるんですが、純粋に相手の本心をコントロールできるくらいまで催眠を深くかける、というのがコンセプトです。

たとえば、好きな女の子がいて、その娘の「心」を手に入れるために主人公は催眠をかける。でもそうなると、やっぱりどうしても疑問が出てきちゃうんですよね。「あれ? それって全然「心」手に入れてなくない? ただの催眠なんじゃないの?」と。

相手のことを好きだ、手に入れたいという欲望って、そもそも相手がいるから成り立っているわけです。ところが、相手を100%完璧にいうことを聞くかたちで自分の支配下に置いたとしたら、それはもう、かつていた「相手」ではなくて「もう一人の自分」なんじゃないか。操り人形と何が違うのか。

こういう疑問って、単に相手を支配したいというバリバリの凌辱ゲーからは出てきにくくて、相手を手に入れたいというラブ要素がちょっと入ってるからこそ浮かび上がりやすいんだと思います。

相手を手に入れたかったはずなのに、催眠によってその相手を消してしまったのだとしたらそのことはとても哀しいし、また誰かを愛する手段として100%自分を押し付ける催眠のような形でしか愛せないのだとしたらそれもまた哀しいことだし、相手を消してしまったことに気づかずに喜んでいるのはやぱり滑稽で哀しい。

このゲーム、もちろんエロいし、コインマジックやってたはずがなんで催眠なんだよーとか、ネタ的なツッコミもできるし、何より主人公の柳が紳士的というか物腰柔らかく振る舞うので、凌辱ゲーにしては全然悲壮感なくて軽いノリでプレイできるのですが、話を進めていくにつれて上述したような哀しみに襲われました。

そうやってみるとこの作品って、なんか強すぎる力(催眠)に振り回されてしまった柳くんが、彼の本来の目的を完全に見失ってしまっているのに、自分ではその目的を達成したと思い込んで幸せに浸っているのを、「いや、そうじゃないよね……」って外からユーザーが眺める作品になっているのではないかと思います。そういうシニカルさが底を流れている。EDなんかツッコミどころ満載でしょう。

批評空間さんの長文感想ではその辺のことを書いたつもり。うーんでも、こういのってやっぱり、ちょっと変な読みなんでしょうか。私としてはかなり自然にそう感じられる要素が散りばめてあるように見えるのですが(柳の妙なはしゃぎっぷりと、対照的な催眠ヒロインの低いテンションとか)。

そしてそういう暗い部分、「催眠」という行為の明と暗とをどちらもきちんと描いてみせるところに、この作品を際立たせる要素があると私は思う。それでもあなたは、催眠術を使いたいですか? と問いかけられているような……。無邪気に「使いたい!」とも答えづらい。けど、やっぱり使いたくなるような気分にさせられるというのが凄いところです。もちろんそんなものなくてもえろえろで良い作品でしたが、本当にそれだけだったらここまでのめりこまなかったかなあ。

最後にヒロインについていえば、流衣先生がほんとによかった。柳くんへの憎しみの炸裂っぷりとか。3人しかいないので強気で芯のしっかりした性格を軸にして体型で変化をつけたというのは正解だった気がします。特に催眠は抵抗を失わせるのがポイントなので、変におっとり系とかお馬鹿系とか、あんまり抵抗しなさそうなキャラいれても微妙ですからね(それはそれで需要はあるのでしょうが)……。

ともあれ次回が楽しみな作品。楽しく充実した時間を過ごすことができました。スタッフの皆さん、ありがとうございました!

というわけで、今日はこれまで。また明日お会いしましょう。

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体験版レビュー:『大犯盛』

タイトル:『大犯盛 ~痴態を曝け出した人妻たち~』 (SYOKU/2012年11月22日予定)
原画:川合正起
シナリオ:すくわっと@
公式:『大犯盛』 OHP (※リンク先18禁)
定価:4400円
期待度:B (A~F)
※本記事はSYOKUさんのご許可を頂き、体験版の画像を転載させていただいております。

関連:「検討:『大犯盛』」(2012年11月6日)

関連:「レビュー:『大犯盛』」(2012年11月29日)




絶賛ステマを展開中の『大犯盛』。なんと11月22日発売作品の中で予約トップ10にランクインしているそうです! 世間的にも注目作なんですね……と思ったら。



その日8本ぐらいしか、でえへんのやけど・・・。最下位でも トップ10入りや・・・」とのこと。そりゃトップ10間違い無しですわな。ん、でも22日って10本出ないの? げっちゅ屋さん調べだと、『X Change EX』、『彼氏いない歴』、『おとたま』、『ピンポンぱんつ』、『奥さん以下略』、『あっぷりけFD』、『恋キャスFD』、『姉撮』、『女系家族』、『聖隷和歌子』、『大犯盛』、『痴漢のライセンス』、『肉壺JK』、『魔王と踊れ』、『毎日しゃぶっていいですか?』。Mielさんの新作とPortionさんの新作は先行DL版と先行収録があるから除いても、10本超えてるような気がしますが、集計母集団が違うのかな。まあいいいや。

ともあれそんな本作の体験版が公開されていましたので早速ダウンロード。プレイしてみました。ノルちゃん(@NORU_SYOKU)に迫られたらいやとはいえへんのやで……ちゃん。

あ、一応、過去にいろいろお騒がせもさせてきた私の経歴と性格をご存知のかたは、私はあんまり知り合い補正をかけないというかほんとに気に入らないと話題にしないことはご理解いただけると思いますので、ノルちゃん関係なくこの作品には期待しています。そしてまた、製品の内容次第では手のひら返して酷評もありえるんですが……その時はその時考えましょう。

体験版を起動するとOPテーマのInstrumentalとともにタイトルロゴ。早速コンフィグをクリック。

【コンフィグ】
画面はこんな感じ。

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基本的なところは揃っている印象です。ただ、これといったウリも無いかな。「HINT」というのは、後々ヒント機能が実装されるのでしょうか。ウインドウのサイズは、体験版では変更不可。

画面の上部メニューバーには「システム」「クイックセーブ」「クイックロード」「選択肢に戻る」「ボイスリピート」「バックログ」「オート」「スキップ」のショートカット。「選択肢に戻る」があるのはかなりありがたいですね。親切設計です。

マウススクロールでのバックログ閲覧は可能。体験版ではセーブ不可(クイックセーブ&ロードのみ)でしたが、さすがに製品版ではセーブできるようです。できなかったらそれだけでクソゲーですけどね……。

ただちょっと怖いのは、CTRLでの任意スキップ機能が存在しないこと。実はShiftキーですとかいうオチはなく、ボタンを押している間だけスキップというのは現状実装されていないようです。スキップメニューやそのショートカットで代用可能といえばそれまでですが、あれば細かい調整にはすごく便利なので製品版でついてくれることを祈るばかり。

【背景】
低価格ゲームにありがちなやっつけCGではなく、意外とといっては失礼かもしれませんが凝っています。たとえばスーパーのこの背景CG。

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ちょっとチープな感じはあるものの、試食コーナーだの通路の表示だのポップだのと細かいところをかなり描きこんであります。私はこういう細かい演出が好きなので、好感度が上がりました。

【テキスト】
読みにくくもなく、名文ということもなく。説明的になりすぎず状況説明を語ってみたりするあたりはなかなか慣れている感があります。ただ、文章が短くてテンポ良く進むこと、前後関係がとても明瞭でわかりやすいこと、そしてテキストが変な形で次のページにもちこされたりしない(たとえば、「るのだ。」だけ次のページとか)にならないこと。この3点をもって、個人的には「親切な文章」であると言って良いと思います。

Hシーンについては、もう少し喘ぎのパターンがあれば良いかなぁ。あと、悔しがっているのとか嫌がっているのを直接言葉にしてしまうのがちょっと多かったかもしれません。

この手の凌辱ゲーというのは「凌辱されている側の気持ちを想像させる」ことがポイントなので、直接感情を言葉にするとユーザー的にはそれが縛りになって想像の幅が狭まることが多いというのが経験則。少ないシーン、しかもさわりだけだったので本番がどうなるか未知数ですが、どうせなら突き抜けた感じがいいなぁ。

どうせ説明する方向で行くなら、口では強がりつつ心内表現でもっともっとねちっこく心情の推移を説明するか、そうでないならユーザーが「ははーん、こいつ感じちゃってるな。げへげへ」と思えるような描写で責める……そんな方向性を期待したい。……発想がエロ小説ですかね。

【通常会話】
非常に面白いと思ったのが、キャラとのトーク。オーソドックスな立ち絵で会話するパターンもあるのですが、細かい演出が入ります。実際見てもらったほうが早いでしょう。というわけで下の画像を御覧ください。

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こんな具合に、主人公である亨くんの目線がカットインで入ってくる。かなりの頻度で入っていて、体験版の限りでは立ち絵が表示されている時間よりカットインが入る時間のほうが多かったくらい。キャラクターの表情をクローズアップで見られるだけでなく、主人公の思考を視覚的にトレースできるので結構わくわくでした。テキストで「エロい尻だ」と出るだけでなくて、その時にお尻のカットインが入るわけです。そりゃ、盛り上がりますよ。ちょっとごちゃごちゃする場面もあるものの、総じてナイス演出だと思います。ちょくちょく挟んでくる作品はありますが、ここまでカットインを有効に使ってる作品は、私の知る限り初めてかもしれない。

【お触りモード】
もうひとつ驚いたのが、ゲームシステム。ただの読み物系ADVかと思っていたら、なんとびっくり痴漢ゲームみたいなコマンド選択式ゲームがついていました。マジか……。

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ノルちゃんの呟きによれば、どうやらここでの選択肢の組み合わせでルート分岐が発生する模様。「やらし~シーンに、選択肢がでるちゃん。それの組みあわせで、フラグが・・・体験版では、その辺りを消しとるから、わからんけど、組み合わせで本編だとバットエンドルートフラグがたったりちゃん。」だそうです。

いろいろためしてみるとわかりますが、いわゆる「お触り」に対して感じる反応をする時と、頑強に抵抗する時があります。たぶんこれで成功/失敗のフラグ判定が発生して、Hの結果が変わるということなんでしょうね。『最終痴漢電車』とか『痴漢者トーマス』ほどの凝った要素は無いにしても、単調になる心配は無さそうです。ちょっとしたゲーム要素の入れ方とかが、なんとなくトルピードさんっぽい。

抜きゲーなのにめんどくさい、という人もいるかもしれませんが、実際に自分が動くことで相手を手篭めにできるシステムは好きなので、これは嬉しい誤算。本番が楽しみです。

ただ、肝心のエロシーンがCGでガンガンHするタイプじゃなくて、なんというかこの絵のままコトに及ぶので、そこはちょっと残念。ミッション成功後にはちゃんと性交のCGがほしいなー……なんつって。まあ実際、お触りを綺麗に見せる構図と本番を綺麗に見せる構図は違うはず。実際さっき挙げたような作品群をプレイすると、本番はCGが切り替わっているのがわかると思います。体験版では入らなかっただけなのかもしれず、それだと的外れな反応になるのですが、このままだとすればエロゲーとして頑張って欲しかったところ。

【キャラクター】
エロい。以上。

え、ダメですか。うーん。しかし何といえば良いんだ(笑)。亨くん(主人公)、最初は「みんな人妻ばかりと言うのが少々おもしろみには欠ける」とかのたまっていますが、積極的に主人公がエロいポイントを見出していくので全然心配いりません。ぶっちゃけ設定ほど年齢あるようには見えないので、ババ専の人のほうがかえって苦労するかもしれないくらい。

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ちなみにこのCG、突っ込みどころが結構多くて、まず時計に針がない。そして、「6」の数字だけが反対になってる。いや、そういうデザインの時計なのかもしれませんけど、だとすればものすごい斬新ですね……。あと、この手の背景のポスターって自社作品とか姉妹ブランドの作品ポスターを貼るのがスタンダードだと思いますが、風景ポスターなのが妙にリアルです。

体験版を通してお気に入りキャラは変わらず。やっぱり唯花さんええわ……。製品版でも本命でいきます。なお前回の記事でスルーしたこずえ嬢は、ヤンデレとは縁もゆかりもなさそうなはっちゃけロリキャラでした。作中でも「ロリ担当」とか言われてましたしね。しかし、20歳でロリ扱いとは本職の人が聞いたらプッツンしそうな発言です。

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ロリというより文字通り幼い感じはします。特に周りの平均年齢が高いし。

そして、注目の乃々果嬢。問題はこいつです。まあわかっちゃいたけど「わるい子」でした。

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主人公の悪事? を知って逆にそれに乗っかろうという鬼畜少女。ノルちゃん曰く、まだまだこんなの序の口だそうですよ! 空いた口が塞がらないというか、下の口をナニで塞がないと大変というか、あんまり上手いこと言えませんでしたが、なんかそんな感じです。

とにかく今後が一番楽しみなキャラ! 主人公との手綱の握り合いになりそう。

あと、声優さんは割りと良い感じでした。ただ、本気絶叫のシーンがあんまりなかったので蕩けはじめた時がどうなるかは未知数。卑語はいまのところそんなに多くないというか、乃々果ちゃんの一人エッチ以外、ほとんどなかったように記憶しています。

私は卑語に対するこだわりがそこまでないのでアレですが、「んほおおお゛お゛~。おま○こイグウゥゥ~!」みたいなのを期待するとハズれる可能性もあり。もうちょっとリアル志向なのかしら。アヘ顔もいまのところなし。ただ、OHPには百合美さんのアヘっぽい画像もあがっていたので、多少は入ってくるのかもしれません。

【体験版構成】
序盤の導入部分をプレイできます。基本はキャラ紹介どまり。各キャラにHシーンが1つずつ(乃々果のみ2つ)あり。ただし、百合美おかーさんはストーリー的に出番がだいぶ後なのか、ストーリーパート終了後に別枠で1つシーンが挟まっていました。

時間はだいたい1時間~2時間で終わると思います。かなり短い。ファイルサイズも400Mほどですし、そんな大ボリュームの体験版ではありません。気になっている人はスキップしながらでもざっと確認してみると良いのではないでしょか。

【総合感想】
かなり予想外な内容が盛り込まれていました。良い意味で予想を裏切られたかな。低価格であることを考えると個別があるのかとか、各キャラのHシーンの内容がどのくらいのボリュームになるのかなど懸案要素はありますが、現状結構良い感じで実用性もありそう、ストーリー的な魅力も乃々果を中心に牽引力がある、と悪くない手応え。

ちょっとHシーンが淡白すぎるのと1シーンが短すぎるのでHシーンの迫力がどうなるのかが、最大の注目でしょう。それ次第では製品版での評価がガクッと落ちる可能性はあります。

あとは、コンセプトがいまいちわからなかったこともちょっと怖いかな。背徳感プレイでいくなら、息子とか旦那とか引っ張りだすほうがいいんでしょうけど、あんまりそんな感じもしないんですよね。主人公も「自分のAVに出演してもらう」ためにエロに手を染めていて、人妻を自分のモノにしようとか、そういうモチベーションで動いている感じではない。亨くんが(というよりこの作品が)どういう人妻シチュエーションこそ最高にエロいと考えているのか、体験版からではよくわかりませんでした。

実際「エロい素人企画モノAVを作る」というモチベーションは、理解るようでゴールが見えない。いささか抽象的です。各キャラによって「魅力を最大限に活かせるエロさ」を追求するにしても、やっぱり切り口というのはあると思うのです。

孕ませとか寝取られとか触手とか、良い抜きゲーには何か具体的な基幹コンセプトが見えているもの。ちょっと亨くんでは頼りないかもしれず……。その辺で、「ママに酷いことしたい」というもっすごい具体的なビジョンを持った乃々果の存在がどこまでストーリーを引っ張ってくれるかが見もの。

というわけで、今回は久々の体験版レビューでした。発売日を楽しみに待てそう! うん、予約しておいて良かったです。最後に、唯花さんに向けた亨くんの一言を引用して私の気持ちを代弁していただきましょう(せっかくの名言ですが、文末に「い」が抜けてる気もする……まあ細かいことは気にしない!)。

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それでは本日はこのへんで。また明日お会いしましょう。

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良識

アメリカ大統領にオバマが再選された話題で世間はもちきり……ということもないか。まあそういう大きな動きとは何の関係もなく、今日は「良識」に関する昔の思い出話をひとつ。

私は大学院のときに教員免許を取得しまして、その時の思い出です。といっても本当にもうだいぶ昔、まだ教員の免許更新制度ができる前の話。そのくらい前のことだと思って聞いて下さい。

教員免許をとるには、「介護等体験」というのに行かなくてはなりません。Wikipedia先生によれば、「義務教育諸学校の教員免許状を教育職員免許法5条別表第1で授与を受けるにあたっては、社会福祉施設や特別支援学校などにおいて、文部科学大臣が定める期間(7日間)、介護等の体験を行わなければならない。その目的は、人の心の痛みのわかる教員、各人の価値観の相違を認められる心を持った教員の実現に資することにある」とのこと。

四面疎化さん(@simen_soka)にもご指摘いただいた内容ですが、続く記載によれば「田中眞紀子議員らが提出した議員立法により、根拠法の法案が提出され、平成10年4月1日より教員免許取得者に義務化された制度」だそうで、話題の渦中にある現文部科学大臣が提案した内容であると知ると色々思うところも出てきます。……が、それはさておき。

こんなもん、何の意味があるのか、という批判をツイッターで拝見しまして、まあ確かに、特別養護老人ホームや特別支援学校に、たかだか数日通った程度でその実態を分かった気になるな、と言われればその通りでしょう。しかし、私にはこういう「体験」がまったくの無意味であるとも思われない。その理由は、私自身の《経験》によります。

私の「介護等体験」は都内のある特別支援学校(特別養護老人ホームのほうもありましたが、そちらの話はしません)。他にも色々な学校の学生が来ていました。文系から理系まで、顔ぶれもさまざま。私自身教育学部ではありませんし、「なんでそこの学部の人が?」というようなメンバーもいました。

ただ、私の意識として少なくとも教員免許をとろうかという者ならばもっているべきあたりまえの良識というのは、どの学生にもあるだろうと――たとえば子どもをいきなりぶん殴ったりしないとか――は思っていた。ところが、そのような予想はその数日で木端微塵に打ち砕かれることになります。

まず面喰ったのが初日。校門をくぐってしばらくすると、同じ実習生と思しき女の子二人組が大声で話しをしながら歩いていました。そのうち片方が、こう言ったのです。

「私、障碍者の子どもってほんとダメなのよね」と。

他にも何か言っていましたが、とにかくまあ驚いた。もう片方も、たしなめるでもなく相槌をうっており、正直なんじゃそりゃ状態。口に出さないと我慢できないようなレベルなら来るなよ。多分学部生だし若気のいたりかとも思いつつ、我ながらオッサンくさいことに、その場で駆け寄ってちょっと注意しました。当然ウザがられていたと思います。以降一切話しませんでしたし。

私も別に聖人君子ぶるつもりはありませんから、心の中でどう考えていようがそれは個人の自由だという意見には同意します。しかし、こともあろうに特別支援学校の門をくぐり、しかもこれから実習に参加させてもらおうという段になって言い出すとは何事か。学生や、学校の職員の方が聞いたらどんな気持ちになるか考えないのでしょうか。

また、スーツで来るようにと書いてあるのに余裕の私服登校(もちろん中では運動着に着替えます)だったり、中で履く運動靴をもってくるようにと書いてあるのにスリッパだったり。ただでも人手が不足しがちな職員さんたちに余計な手間をとらせるとらせる。無理を言って世話になっている身分であるということが頭から抜け落ちているわけです。注意書きでこれだけは守って下さいねというプリントが施設側から配布されていたはずなのに……。

最も驚いたのは、実習の最終日。学生全員が集まり、学校の職員の方にお礼を言いつつ実習期間を振り返るという場で、ある男子学生がこういう感想を言ったのです。「もっとひどいのかと思っていたけど、言葉が通じる分動物よりはましでした」(※一言一句同じではないと思いますが、「言葉が通じる」、「動物よりまし」というくだりは確かです)と。

それを聞いた職員の方は大変なショックを受けておられました。その場は紛糾。私を含め集まっていた学生たちも、今の発言はありえない、と彼に注意をした。

心無い発言というとそれまでですが、やはりあまりにも良識に欠けている。自分の時が異例の事態だったと信じたいですが、もしかするとそうではないのかもしれません。そして、これが特殊事例でないのだとすれば、由々しき事態でしょう。

正直、職員の方が、こいつは問題ありだと思ったら単位を出さない――少なくとももう1クール別の施設でのやりなおしを命じるとか、もしくは来年出なおすとか、そういう処置があっても良いような気がします。

そんな経緯もあって、私は「介護等体験」はありじゃないかと思う。個人なら滅多に出来ないような貴重な体験をさせていただけるというような効用論だけではありません。もっと端的に、教育者として明らかに相応しくない学生をフィルタリングする役割を担いうるんじゃないかと。それならなにも「介護等体験」でなくても良いのかもしれませんけど。

私には、特別支援学級の生徒さんたちがどのような存在であるかなどを、偉そうに語るだけの経験も知識もありません。それを言ってしまうとかえって失礼にあたると思う。でも、これから「介護等体験」で特別支援学校などにに向かう方は「行かされる」のではなく貴重な経験をさせてもらえるのだという意識を持ち、職員の方が労力と時間をかけてやりくりしてくださっていることに感謝しましょう、ということくらいは言える。そして、その程度のこともわからないようなら教員免許なんて持たないほうが、世間にとっても本人にとっても良いことなんじゃないかなと思うんですけど、どんなもんでしょうね。

……と、エロゲーで凌辱だの痴漢だの言ってる人間が言っても説得力がありませんか`,、('∀`) '`,、。

ごもっともでございます。 OTL

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奈良線の、すごい、寝坊

JR西日本・奈良線で2012年10月29日に起きたできごとが、こちら。

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プレスリリースより。

奈良線 六地蔵駅の社員が起床遅延したことにより営業開始が遅れる事象が発生しました。ご利用のお客様には大変ご迷惑おかけしましたことをお詫び申し上げます。


とのことですが、「起床遅延」ってなんぞ……と暫く考えて理解しました。要するに寝坊のことじゃないですかー!!

原因のところにはハッキリ、「六地蔵駅の社員が起床後に二度寝したためです。」と書いてある。これは酷い……。

何というか正直に書けば良いというものでもないけど、ここまで馬鹿正直に書かれると怒る気も失せるというのが正直なところ。いや、寝坊で電車が出られないとか本来はアウト過ぎですが、なんか憎めないというか。

しかし、「起床遅延」って良いですね。私も今後使おうかな、これ。「起床遅延したため到着が遅れます……」みたいな!

というわけで本日は、寝坊の話でした。これから寒くなって布団が恋しくなる季節だけに、他人事と笑い飛ばせない私……。

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レイアウトを変えてみた話

ぎょっとした方もおられるかと思いますが、このブログのレイアウトを変更しました。

まず色が変わった(笑)。ちょっとサワヤカ系で攻めてみることにしました。

次に、ツイッターのウィジェットを埋め込んでみた。これはあんまり需要なさそうですが、エロゲーの感想とかをリアルタイムでつぶやくこともあるので一応。普通のツイッターよりログが残る時間も長いみたいですし。ツイログとか導入すればもっと分かりやすいのかもしれませんが……難しいところです。あと、それに伴って自画像を変更しました。頂き物のオリジナルキャラ、デコメガネ娘ちゃんです。ちなみにOYOYOの本体はこんな美少女ではありません。言うまでもなく。触手です。

また、これが一番大きな変更ですが、DTIブログの共有テンプレートからptl氏の作成された1280×1024向けのテンプレートを利用させていただくことにして横幅をだいぶ広げました。これによってカラム落ちしていたバナーや画像が問題なく処理できるようになっているはずです。横幅を無駄なく使えるすごく良いテンプレートで、大変ありがたい。

ただ、同時にちょっとした問題も発生しているようで……。たとえばこれまでの公式テンプレートでは引用タグが普通につかえていたのですが、このテンプレートでは正常動作しない。これは正直、ちょっぴり困りました。今後特に解決策も見つかっていないので、引用方法を何か変えていくしかないかもしれません。

その他こまごました変更でこれまでの記事が見づらくなっていたりする部分もあるかと思いますが、何かお気づきの点があれば教えて頂けるとありがたく。

ってなわけで、ちょっとレイアウト変更しましたよというお話でした。

もうすぐ一年経つというのにレイアウトが決まらないとかなかなかいい加減ですが、適宜「読みやすい」形を模索していきたいとは思っているので、今後も時々変更していくつもり。

記事の内容も書き方も、またブログの見た目もまだまだ発展途上、はじまったばかりということでお付き合いいただければ幸いです。アドバイスなどあればコメントやメールフォームでお気軽におっしゃってくださいまし。

それでは、また明日。

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《自己紹介》

エロゲーマーです。「ErogameScape -エロゲー批評空間-」様でレビューを投稿中。新着レビューのページは以下。
 ▼OYOYOの新着レビュー

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