よい子わるい子ふつうの子2(仮)

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

2012年09月

メガネの安いお店の話

メガネの調子が悪いナー……と、最近ずっと思っていました。全体的に傷みが目立つし、すぐレンズが曇る。買い替え時かなとは思うものの、いま掛けているやつが完全に駄目というわけでもない。外に出て行く時にはちょっと汚れが目立って恥ずかしいけれど、家の中やちょっとそこまでで掛けるぶんには全然問題ない。色もそれなりに気に入っていて度も掛け心地もぴったりあっているし、何より作るのに結構なお金をつかったので(4万円くらい)ので、それを思うとあんまり簡単にのりかえたくは無い。買い替えるか否か、最近のちょっとした悩みでした。

んでまあ、いままで買ったことのない「激安メガネ」ってどうなのかなーと。ちょっとした外出の時だけメガネを替えたら良いんではないか。で、今使っているのを普段使いにして、新しいのを仕事用とかにすりゃいいのかなと考えたわけです。

今や2つ3つのメガネをTPOにあわせて使い分けるとかそれなりにやっている人多いし、オシャレに興味はあんまり無いけれど、簡単にイメチェンできたりするのは良いですよね。何より、細かく使い分けることで(目の慣れが問題になることは措くとして)メガネはだいぶ保ちがよくなるのだという話を聞きました。靴みたいなもんでしょうか。もちろんレンズ自体のコーティングの問題とかもあるのでどこまでも長持ち……というわけではないにしても。

調べたら安いところなら4000円くらいでメガネつくれるみたいだし、まあそれなら万一全然駄目でも諦めがつく値段です。「激安メガネは全然駄目」という話はそこまで聞かないですしね。いや「良くないこともありますよ」というのは聞くけれど、それはどんな良いメガネを買っても同じことが言えそうな内容だったりもしますから……。自分で体験もせずに良いか駄目か悩んでいるくらいなら一発試してみようかな、と。

ググってみると「激安メガネ店ランキング」のようなサイトがあり、これでちょっと調べてみると、「JINS」というショップが良いらしい。幸い近所にある。これは神の啓示、ということで行ってきました。

お店に到着すると、ずらーっとメガネが並んでる。おお、凄い。イロトリドリノメガネ!! 

専門のメガネ店みたいにショップの人が話しかけてくるということは無く、自分で好きなようにあれこれフレームを触ってかけて選んでレジに持っていくと、そこからレンズの話なんかが始まります。種類は相当あったのですが、「とりあえず安いのにしよう」という一貫したコンセプトに基づき物色。15分ほどで希望のを決めました。お値段は基本レンズ込み。安いのだと4000円から、6000円、8000円、10000円くらいの4パターンがあります。いつも行っているメガネ店だと、片方のレンズの費用だけで6000円のが2つくらいつくれちゃうわけか……。こりゃすごい。

フレームを渡すと、希望するレンズの選び方(処方箋、その場で計測、いま掛けている眼鏡の度数を継続、度なし)のアンケートをとられました。私はその場で計測を選択。あまり待ち時間も無く10分ほどで測定が終わり、レンズを決定。薄さにもこだわらなかったので一番分厚いやつにしました。驚いたことに薄型レンズでも値段は変わりません。じゃあ薄いのにすりゃ良いジャン、と言われそうですが、在庫があると早くできるが無いレンズだと何週間かかかるということだったので……。どうせなら早いほうが良いなと分厚いのにしました。時間に余裕があったり、薄型レンズの在庫が潤沢な時には薄いヤツでよさそうです。

パソコンを見るときに楽になるコーティングなるものをオプションでつけることもできたのですが、どうも3000円くらい追加料金がかかるみたい。お試しのつもりだったので、それはちょっと遠慮してオプション無しを選んで最終決定。

「30分くらいでできあがりますから」と言われて「Σ(゚Д゚;エーッ!! ハヤいのね」(by:ミリア)と驚き。ちょっとご飯を食べて戻ってくると、ホントにできあがっていました。いや、凄いわ。

で、掛け心地ですが……。

いまのところ、全然問題ないです。というか今までかけていたやつよりクリアーに見えるくらい。高さ調節とかしづらいタイプのフレームなので目が疲れるかなという不安はあったものの、丸一日かけていてもほとんど負担を感じない。慣れていないせいでちょっとしんどいのは数日で解消されるでしょう。概ね良好です。

うーん。このレベルのメガネがこのお値段でできるなら、ホントにお得。

もちろんまだ作りたて・使いたてですから今後どんな弊害が出てくるかは判りません。が、すくなくとも一発でアウト! みたいなシロモノではない。私のようにメインできちんとつくったメガネがあるなら、気分転換とか外出時限定でメガネをかえるために作っておくというのは割とアリな気がします。

PCで目が疲れないようにするコーティング加工というのがにわかに気になってきたので、室内用(PC作業用)にもう一つ作ってみようかな……などと考え始めました。10月末まではネット注文にすると30%オフという特典がつくみたいなので、それで買えば5000円くらいでできちゃうし。

メインのメガネにしようとすると、ちょっと強度の問題(金属フレームでも耳かけの部分に芯が入っていなかったりする)や細かいかけ心地、あとレンズに紫外線カットが練り込んであるのではなくコーティング加工っぽいので保ちが悪いかもしれない……などデメリットはありそうでしたが、サブなら十分でしょう。

というわけで本日は、激安メガネは案外良いかも知れない、という話でした。あくまで私の感覚だから、実際作ってみて「ダマされた!」と思われてもこまりますが、少なくとも20年メガネ人生を歩んできている私でも特に問題感じないレベルで良いものだと思います!

それでは、また明日。

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攻略:『魔法少女ルキフェル桜花』

『ルキフェル桜花』の攻略です。割と見たまんまの選択肢ですから、ぶっちゃけそんなに難しくありません。赴くままに選んでください。選択肢2は、ストーリーにはほぼ関係なく、単にHシーンを選択するだけの意味しか無いと思われます。

関連記事: 「レビュー:『魔法少女ルキフェル桜花』」(2012年9月27日)

※なお以下の攻略は当方の経験とそれに基づく判断であり、確実な再現を約束するものではないことをご理解のうえご覧下さい。また、間違いなどがあればご指摘ください。



▼選択肢一覧
選択肢1 「どうする?」
 瀬璃を助ける
 瀬璃を助けない

選択肢2 「誰といく?」
 なつめ
 瀬璃
 リナリア

選択肢3 「リナリアを探す?」
 リナリアを探しに行く
 リナリアを探しに行かない

選択肢4 「リナリアと行く?」
 リナリアと一緒に行く
 リナリアと一緒に行かない

選択肢5 「二人に報告する?」
 一人で行く
 瀬璃、なつめに知らせる

▼攻略
グッドED
 瀬璃を助ける → なつめ → リナリアを探しに行く → リナリアと一緒に行く → 瀬璃、なつめに知らせる

バッドED
 瀬璃を助けない → 瀬璃 → リナリアを探しに行かない → 一人で行く

※最後に選択肢2の「リナリア」を選んでシーン・CG回収。
※選択肢1、3、4、5で2箇所以上仲間想いの行動をとるとグッドEDの模様。
※選択肢2は誰を選んでもルート分岐には変化ない気がする。

▼シーン
CG35枚(差分無し)、シーン数27。
桜花 : 9枚/7シーン
瀬璃 : 6枚/5シーン
リナ : 9枚/6シーン
なつめ: 5枚/4シーン
複数 : 6枚/5シーン

※機械系触手多め
※羞恥系快楽。苦痛はあまり無い



以上です。お疲れさまでした。

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レビュー:『魔法少女ルキフェル桜花』

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タイトル:『魔法少女ルキフェル桜花』(light/2012年9月21日)
原画:のぶしと
シナリオ:フレーム、桃野衿
公式:『魔法少女ルキフェル桜花』 OHP
批評空間レビュー投稿:済 → ネタバレ無し
定価:2600円
評価:D(A~E)

※具体的な内容に踏み込んだ長文感想(内容紹介)は、批評空間さまにて投稿しております。ご関心あれば上記リンクよりご覧下さい。

関連記事: 「攻略:『魔法少女ルキフェル桜花』」(2012年9月28日)



▼評価について
私の好きな、戦闘系ヒロイン+触手モノだったのですが……うーん。なんか消化不良。ここ最近、質の良い凌辱ゲーばっかりやっていたのでグルメ舌になっていた影響は多少あるかもしれませんが、それを差し引いてもやはり高評価は出しづらい内容でした。もちろんリリス作品ですから、抜きゲーとして最低限のところはおさえています。が、はっきり言うとそれだけ。のぶしと氏が絵を描いている以外はとりたてて特徴が無く、それなら『フェアリーメイズ』で良いんじゃね? という気もする。シーン数・キャラクター数・シチュエーションの多彩さなどはそれなりにあるので、シーン回想だけ見る分には良いかもしれません。

▼雑感
『まどマギ』のオマージュというのは判るのですが、何の為に『まどマギ』を持ってきたのか。魔法少女同士の友情とか愛情を描きたかったのか、QBの残虐非道っぷりを描きたかったのか。ただ人気作品の名前にあやかってネタにしただけという感じが否めません。要は、もし全く無名の作品であっても『まどマギ』をネタにしたとは思えない。そういう「ぶらさがり」の作品を全否定はしないけれど、それをリリスさんが出す意味ってあるのかなぁ、と思います。

それでも話が面白かったりキャラが魅力的ならまあ、もともと良い作品にオプションでネタを仕込んだ、と好意的に解釈もできるのですが、ぶっちゃけストーリーは雑でパッとしない。感想にも書いたとおり、魔法少女たちの戦う動機がどうも説得力を持ちきれず、作中でフラフラしているように見えます。また、敵である「ナイトメア」も、その存在から狙いまでいまひとつ良くわからない。これはEDでのラスボスとの絡みである程度仕方がない部分ではありますが、「正体不明の敵」を相手に戦うというのは余程慎重に話を作らないと、ユーザーは置いてけぼりになるというか、興味を持続させることができません。その辺の一工夫が足りなかった。

Hシーンについてはそんなわけで、キャラが弱い分、どうしても物足りなく感じます。1つ1つのシーンの切迫感とか心の描写とかには巧いところもあるものの、単発どまりで後に続かない。こういう凌辱作品って後になればなるほどエスカレートしていってボルテージがあがるのが普通ですが、最初から最後まで一定のラインを保ってゴールインした感じがします。ラスト、ラスボスの圧倒的なパワーという設定は桜花たちの無力感を前面に押し出す形になって良いと思いましたが、どんでん返しも二次元オチでちょっとがっくり。ここまで4人の力を描いてきたんだから、最後もそれに絡めるとかでは駄目だったのでしょうか。

グラフィック面は秀逸。何と言っても、のぶしと氏の絵。特に今回はリリスお得意の無理なアヘ顔ではなく、舌をつきだして羞恥に耐える「イキ顔」(実際にどういう区別があるのかは兎も角、作中では「イキ顔」と呼ばれていました)になっていて、あんまり顔面崩壊はしていませんでした。アヘ顔のような「他のことは考えられない程の絶頂の表情」ではないためか、羞恥とか屈辱とか、そういう感情が積極的に出ていた。面白かったです。割と成功していたと思う。

まあ、そんなこんなで良いところもたくさんあったのですが、若干の物足りなさを感じる作品でした。

それでは、また明日。

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レビュー:『Vermilion -Bind of Blood-』

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タイトル:『Vermilion -Bind of Blood-』(light/2011年5月27日)
原画:泉まひる、さるか
シナリオ:昏式龍也、高濱亮
公式:Vermilion OHP
批評空間レビュー投稿:済 → ネタバレ無し
定価:8800円
評価:A(A~E)

※具体的な内容に踏み込んだ長文感想(内容紹介)は、批評空間さまにて投稿しております。ご関心あれば上記リンクよりご覧下さい。

▼評価について
ハードボイルド・異能バトル系・吸血鬼もの・泉まひるさん原画・CV:青山ゆかりさんと、個人的な趣味だけでガンガン点数が上がっていく作品でしたが、内容も十分魅力的。専門用語というかこの物語独特の表記が多すぎて(たとえば「鎖輪」でディアスポラ とか)テキストが少々読みづらいのが難点ですが、この辺は慣れでしょうか。用法自体はかなり安定しているので慣れてしまえばすぐストレスは感じなくなると思います。バトルもの、サスペンス、ハードボイルド、ラブロマンスといろんな要素をぶち込んで、破綻させずに一つの作品にまとめた手腕はお見事。『神咒神威神楽』のせいで話題になることが少なかったですが、似ているようでだいぶタイプが異なります。こちらのほうがだいぶエンタメ寄り。私は作風やキャラクターの面でこちらのほうが少しだけ好み。

余談ですが、作品紹介はOHPよりげっちゅ屋さんなどのほうがわかりやすいと思います。OHPのはFLASHムービーでの内容紹介なのでちょっと見づらい。文体を体験するのには適しているかなあ。

▼雑感
なんでアンヌこんな人気無いんですか?

という疑問を胸に書き殴ったのが今回の感想。いや、5位(ただしくは6位)にすら入ってないって……。最後の声の演技とか凄かったと思うのに。あれも春乃伊吹さんだったんでしょうか。ファンなら必聴ですぞ。

んで投票、ルーシーにまで負けたとなると、もはや乳しか理由が思いつかないわけで。やっぱり乳すかね。ナイチチ族のアリヤが1位ですけど、彼女の場合は教会の組織票が入ったであろうことは想像に難くない。バックの無い中流家庭ポートマン家では敵うはずもなかった。フォギィボトムの海は、悲しい色やね……。

バイロン卿曰く「おまえたちは、やはり敗北主義者だ。諦めが早すぎて悲壮感というものに乏しい」。ついでに胸のボリュームにも乏しいとでも言わんばかり。あなたの心にノスフェラトゥ! ちなみにニナの能力「死王血鎖(ノスフェラトゥ)」の元ネタはたぶん、ドイツのドラキュラ映画「吸血鬼ノスフェラトゥ」だと思います。段々訳がわからない話になってきました。

実は去年、別のところで少し『Vermilion』に触れながら感想文みたいなのを書いまして。今回はそれをもとにしつつ方向性をぐるっと変える感じを意識しました。前回は未遂に終わったけどアンヌちゃんへの愛をぶつけるぞ、と。

書き上げた旨を呟いたところエゴサーチに引っかかったのか、アンヌシナリオを担当された昏式龍也さんが読んでくださったようで、感想に対する感想を賜りました。ありがとうございます。

作家さんにコメント頂いたのを嬉しそうに貼り付けていると、お前は言行不一致じゃないかと白い目でみられそうですね……。作家論はとらないんじゃなかったのか、と。

いやまあ、何度かこのブログで申し述べている通り、私は基本的に作家の方がどういう意図で書いたかということを感想の段階では関係なく考えています。今回上のツイートを貼ったのは別に、答え合わせがしたかったとかそういうつもりは全く無し。もとより私の意図は「こう読める」、「こう読んだ」と言うだけで、作家さんの意図を探ろうとは余りしていないのですから。(何を偉そうに、といわれるかもしれませんが)自分の感想が運良く作家さんに受けいれて頂けても、残念ながら拒絶されたとしても、必要以上には気にしない。

無論、私の読みが作家さんのそれに勝るなどと自惚れてはいません。さすがに作家さんに失礼というもの。しかしだからといって、無条件で私が間違っていて作家さんが正解、という話にもしたくはない。正誤ではなく、どちらもイーブンに読みの可能性としてあってほしい。

そもそも今回のはわりとベタ褒め気味の感想だったので、「全然ピント外れてるよ頭悪いな」みたいなコメントする方は余りおられないでしょうしね。『Zero Infinity』の発売も迫っているのでCMを兼ねたリップサービス的なところもあるのではないか、などということも当然考えます。

ただ同時に私は、作家さんも作品に対する読者の一人であるというスタンスですから、私の感想がアンヌルートを上手くすくいだしている、といってくれる方がいらっしゃるとやはり張り合いがある。だから、そういう意見を頂けたという紹介のつもりでした。つまり、アンヌちゃんprprという話! ……今度は私の書いたものに込めた意図が簡単に読み手の方に伝わるとは考えない、というようなヤヤコシイ連鎖が起こるのかもしれませんが、ひとまずそれは措きましょう。

ちょっと楽屋裏的な話をすると、今回は久々の旧作レビューでちょっと方針を変えています。いままでは旧作はネタバレ上等で全体の話をしていたのを、ネタバレ無しに。紹介のほうもそこそこに止め、一番感銘をうけたヒロイン一人の内容に絞りました。また、できるだけ作中の文章や台詞を引用してプレイ済みの人が思いだしやすい書き方にしようとしていたのを、極力引用しない方針に。アンヌルートは非常に台詞でのネタバレ率が高いので入れられなかったというのもありますが、これまでは「ほら、私の言ってることって作中のここの解釈なんですよ。どうでしょう」と訊ねるつもりで書いていたのがしつこくなりがちだったので、やめてみたということです。

かわりに、もう思い切って自分はこう読みました、と言い切るようにした。これまでも何度かそういう感想を書きましたが、そのほうがスッキリするし自分の読み込み(あんまりキッチリした根拠は無いけど言っておきたいところ)を出しやすいかな。

私がアンヌから受け取った感動を何とか形にしたい。だから自分の思ったことを書きたい、というのと、それでも感想である以上誰かに読まれることを意識すべきだ、という二つの要素の葛藤があったわけですが、今回は後者を「ネタバレ無し」にするという形式に押しこむことでクリアーすることを狙ってみました。うまくいったかどうかはわかりませんが。

ケイトとの関係とか削った部分はあるにせよ、曲がりなりに言いたいことをある程度遺漏無く言えたかなとは思っています。そういう色々考えてちょっと達成感あった感想にコメントが貰えたというのが、一番嬉しいことだったかもしれません。相手が作家さんであろうがなかろうが無関係に、コメント頂けるというのはありがたいし、自分がやろうとした部分を拾ってくださっていたら尚更。

なんか随分話が斜めにずれてしまったので戻しましょう。昏式龍也さんのコメントで「おうふ」となったのは、「アンヌルートはアイザックルートとかチーム内部からさえ言われてきた」という部分。ユーザーだけでなく、スタッフの間ですらアンヌちゃん不遇だったとは。憤りを通りこして段々悲しくなってきました。

逆に恵まれているキャラといえばたぶん、ニナとアリヤ。特にニナかな。アリヤは最後の方白熊みたいな爺にいいとこ持って行かれるところ、ニナは最後まで彼女が中心だし。敵と味方が入り乱れ、最後の最後まで微妙なパワーバランスを保ち続けた会心のサスペンスに仕上がっていたと思います。ロマンスの極点がアンヌだとしたら、ハードボイルド・サスペンスの極点はニナ。「父の威光が恋しいならば、額縁にでも語りかけているがいい!」 には痺れました。私は「乳の威光」のほうが恋しいですけれども……。あ、言うまでもなくアリヤは変態ヤンデレの極点です。

アンヌアンヌ言っていますが、本当に捨てキャラ無し。微妙にシェリルがあか抜けない感じだったくらいかな(笑)。とまれ、総じて凄く良い作品でした。新作も楽しみです。

というわけで本日はこれにて。また明日。

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意味わからないけど凄い「ABC予想」の話

数学界最大の難問「ABC予想」解明か」というニッカンスポーツさんの記事。まとめサイトさんなども回って詳しい話を読んだけど、サッパリ解りません。何語ですかこれは。どうまとめて掲載して良いか解らないくらい意味不明なので、もう諦めました。ほーるどあっぷ。記事消滅を考慮して全文引用しておきます。

 現代の数学に未解明のまま残された問題のうち、「最も重要」とも言われる整数の理論「ABC予想」を証明する論文を、望月新一京都大教授(43)が18日までにインターネット上で公開した。

 整数論の代表的難問であり、解決に約350年かかった「フェルマーの最終定理」も、この予想を使えば一気に証明できてしまうことから、欧米のメディアも「驚異的な偉業になるだろう」と興奮気味に伝えている。

 ABC予想は1985年に欧州の数学者らによって提唱された。AとBの2つの整数とこれらを足してできる新たな整数Cを考え、それぞれの素因数について成り立つ関係を分析した理論で、整数の方程式の解析では「最も重要な未解決の問題」とも言われる。

 英科学誌ネイチャーによると、望月教授はまだほとんどの数学者が理解できていないような新たな数学的手法を開発し、それを駆使して証明を展開している。そのため「論文の正しさを判定する査読に時間がかかるだろう」という。一方で望月教授は過去に優れた実績を残しており、「証明は間違いないのでは」とする数学者のコメントも引用した。

 望月教授が開発した手法は将来、この予想以外の整数論の問題を解く強力な道具になるとも期待されている。

 論文は合わせて4編で500ページあり、望月教授は自身のホームページで公開した。

 望月教授は米プリンストン大数学科を19歳で卒業、京大助手などを経て現職。2005年3月に日本学士院の学術奨励賞を受賞した。(共同)

 [2012年9月18日21時16分]

一応、望月教授が凄いっていうことだけは理解できました。たとえ証明が間違えていたとしても、この凄さは変わらないのでしょう。これが証明されたら、暗いニュースばかりの昨今の日本に、久々に明るいニュースとなることは間違いない。

友人が言っていたことのほとんど受け売りになりますが、ぶっちゃけ、今後日本が生き残って行くにはやっぱりこういう方向しかないんじゃないかなぁ、と思います。単純に人口の問題考えると、人口、とくに若い世代が減ってるんだから経済が下降の一途を辿るのはもうある程度しゃーない。

え、私みたいな素人が聞きかじった知識で偉そうに言うな? そりゃご説ごもっとも。ただ、いま法人税あげるだのなんだので福祉を充実させれば自然と日本の景気が上向くと本気で考えてるなら、それはやはり楽観的すぎると素人でも思います。そして景気が戻らないなら、福祉を必要とする人はどんどん増え続けてそのうちパンクすることは目に見えているわけで、どうすんだろうなーという。私自身は法人税上げるとかしてくれた方が短期的には楽になるけど、将来性考えるとそれで良いのかという。

ちょっと話がズレました。まあ結局、頑張って工業製品作っても今はすぐにパクられる。それはサムソン-アップルみたいな話だけではなくて、技術の流出というのはおさえられないし、そうなったら労働力が安価な国の方が有利になるのは目に見えています。こりゃもう、手の打ちようがない。ものづくりで頑張っていくというのはもちろん重要なことだとしても、余程のオリジナリティがあっても天下は長く続きません。

そうなったときに必要となるのは、「常に新しいものを生みだしていく力」でしょう。その力を支えるものが、教育以外にあるのでしょうか。だから、いま日本は多少無理してでも教育や研究に力をいれていくべきなんじゃないか。短期的にカンフル剤注入して出来損ないのゾンビみたいになっていくより、簡単には真似できない「人間」を生みだす方向、知的な生産性を高める方向に舵を切るのが将来なんとか日本を建て直す可能性を模索する道ではないのかな。これも恥ずかしながらほとんど受け売りですけど。でもまあ、そう思います。

そういう意味では今回の「事件」が良い方向に作用してほしい。文系や理系の基礎研究みたいなところにもガンガン投資できるようになったら、やっぱり日本は変わっていく気がします。

という希望的観測を述べつつ本日はこの辺で。お疲れさまでした。

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攻略:『快楽恥帯 -謎の性物に汚された街-』

微妙にややこしかったのと、メールで「攻略のっけて!」と希望をいただいてので、攻略手順を掲載しておきます。以前購入パッケージの写真を載せて以来、意外と待ってくださっていた方がおられたようで、ありがたいことです。遅くなって申し訳ありません。

関連記事 :レビュー:『快楽恥帯 -謎の性物に汚された街-』(2012年9月18日)

※以下の攻略はプレイ経験に基づくものであり、確実な攻略を保証するものではありません。

◆選択肢一覧

(選択肢1)
空を追う
遥を追う

(選択肢2)
千佳を追う
蘭を追う

(選択肢3)
出口を探す
探索しない

(選択肢4)
空を追う
遥を追う

(選択肢5)
千佳を追う
蘭を追う

◆攻略
空 ED:
 空を追う → 千佳を追う →どちらでも → 空を追う → 千佳を追う
遥 ED:
 遥を追う → 蘭を追う → どちらでも → 遥を追う → 蘭を追う
千佳ED:
 空を追う → 千佳を追う → どちらでも → 遥を追う → 千佳を追う
蘭 ED:
 遥を追う → 蘭を追う → どちらでも → 空を追う → 蘭を追う
ハーレムED1:
 空を追う → 千佳を追う → 出口を探す → 遥を追う → 蘭を追う
ハーレムED2:
 空を追う → 千佳を追う → 探索しない → 遥を追う → 蘭を追う

※基本的に個別EDは1つのキャラを2回選び続ければ可能。ただし、空・遥のEDが千佳・蘭よりも優先されるようです。
※ハーレムEDは、各キャラ1回ずつ選択。「選択肢3」で2通りに分岐します。
※上の攻略の通りで、すべてのシーンが埋まるはず。

誤りなどあればご指摘いただけると幸いです。


それでは、本日はこれにて。


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レビュー:『快楽恥帯 -謎の性物に汚された街-』

快楽恥帯
タイトル:『快楽恥帯 -謎の性物に汚された街-』(Devil-seal/2012年8月24日)
原画:めかぶ味MAX
シナリオ:すの~さん
公式:快楽恥帯 OHP
批評空間レビュー投稿:済 → ネタバレ無し
定価:2000円
評価:D(A~E)

※具体的な内容に踏み込んだ長文感想(内容紹介)は、批評空間さまにて投稿しております。ご関心あれば上記リンクよりご覧下さい。

関連記事 :攻略:『快楽恥帯 -謎の性物に汚された街-』(2012年9月19日)

▼評価について
感想の供給が無かったので書いたのですが、需要も無さそうですかね……。評価は辛めにつけてしまいました。当然、人によってはヒットする部分もあると思います。特に女性一人称視点で、無理矢理犯される時の心情描写とかが燃える、という場合は結構良い。私がどっちかというとそのタイプなので。ただ、トータルとして見るとやっぱりイマイチ。理由は、感想に書いた通りです。

個人的には、sealブランドが得意としている「挑戦」精神がほとんど見られず、ただのADVでしかないのは残念でした。で、ADVとして見た場合、とにかくコンセプトが不徹底。とりあえず異種姦しとけばいいだろ、という程度のものなら、ぶっちゃけボリュームによるフォローで、フルプライス作品に対して常に劣勢に立たされると思います。低価格なら低価格だからこそ、という強みを見つけていく必要があるんじゃないかなあ。感想の最後にもちょこっと書いたのですが、「低価格でもいいか」という妥協を受けいれる態勢になってしまうと、今後の低価格路線の未来は明るくないように思います。


▼雑感
だいたい言いたいことは感想で書いちゃったので省略。気が向いたら何か追記します。

……というのはさすがに手を抜きすぎと言われたのでちょっとだけ。

やっぱり、「西暦2012年10月20日、人類は死滅した――」というのはインパクトありました。再来月かよ! っていう(笑)。

SFチックな内容で作品世界の年代を現実と近くすると、実際にその年が来た後であっという間に陳腐化する危険があります。たとえば、ミレニアムが来た瞬間、「1999年地球が滅亡する」作品は流行らなくなったように。それにもかかわらず「近すぎる未来」が選ばれている場合、理由は二通りくらいしか考えられません。一つは、どうしてもそうせざるを得ない必然的理由のため。領土問題や原発問題のようにリアルと接続した内容を全面に出すならこっち。もう一つは、特になにも考えていなかったため。さて、どっちなのか。私には後者のように思われました。

どうしても気になったのが、全体的な行き当たりばったり感。各キャラクターの設定とかは細かく決まっていて、それが活きてくるのかなと思ったら全然そんなこともない。また、事前に告知されていたストーリー紹介とも何となく内容が食い違っていて、どうも流れがきちんとできあがっていなかったというのが実感です。ストーリー紹介というのが実際どんなものだったかというと……ちょっとOHPから引用させていただきましょう。
西暦2012年10月20日、人類は死滅した――

昨日10月19日、人類は空想上の生物だと把握していた地球外生命体、政府の呼称通称「EBE(イーバ)」と交流した。

東京市の上空に円盤が出現し、人類は未知との交流に心を躍らせた。しかし、円盤から光の波紋が広がったと思うと、水は蒸発し、木は枯れ、人類の大半は一片も残らなかった。

一面灰色の絶望の世界――それが今の私達の世界だった。東京市は一瞬で、壊滅地帯となってしまった。

そんな中で生きている人間がいた。私達、つまり若い女性だけである。生きているという表現は語弊かもしれない。ここでは、女性は奴らの性奴隷なのだから……。

もう、東京に人類と呼べる物はいない……。

私達の世界は1日にして、快楽恥帯と化した

齟齬というのはたとえば、「人類は未知との交流に心を躍らせた」とあるけれど作中では「何か飛んできたぞ?」と言っているうちに人類が半分滅亡してしまったところだとか、国連がでてくるのに舞台が東京だけで広がりを持つのか持たないのかサッパリわからないところだとか。EBEの狙いが何だったのかは作中ではちっとも描かれず、風呂敷が広がったのか広がらなかったのかもわからないところだとか。

真面目にSFやサスペンスをやろうとしたにしては圧倒的に描写が不足しているし、B級路線でいこうとしたにしてはそれとわかるサインが少ない。そもそも、この『快楽恥帯』という作品のストーリー的なウリは何なんだろう? ということです。単なる飾りだと言うにしても、何かをアピールするために飾りというのはあるわけで、何を盛り上げようとしたのかはハッキリしている必要がある。しかし本作を終えて、どんな層に向けたかは何となくわかる(異種姦好きでしょう)として、じゃあその層にどういうアピールをしたかったのか。アピールポイントがぼやけてしまっているのが問題でした。

シリアス路線でいくなら設定を煮つめてきちんと描写したほうがよかったし、B級路線でいくならゾンビものやエイリアンものの「お約束」を踏襲すればもっとわかりやすく・面白くなったでしょう。めかぶ味MAX氏の絵はエロいし、Hシーンの女性一人称心理描写は個人的に好みだったので、そのHシーンを支えるバックボーンがあれば光る作品になれた。少し勿体なかったです。

あとは、やっぱりちょっと日本語に違和感感じます。ストーリー紹介だと、「政府の呼称通称「EBE(イーバ)」と交流した」は「接触した」だろうとか、「人類の大半は一片も残らなかった」は、人類が一片になるのはおかしいので「人類の大半は一片も残らず消し飛んだ」のようにするのが妥当ではないかとか、「そんな中で生きている人間がいた。私達、つまり若い女性だけである。」は、「いた」を「ある」で受けていいのかとか、「生きているという表現は語弊かもしれない」は普通、「語弊がある」か、「生きているというのは語弊かもしれない」のどちらかではないかとか(「語弊」というのは「あやまった表現」か「語を誤ることによってもたらされる弊害」の意味なので)。なんとなく言いたいことはわかるんですが、言い回しに失敗している感がハンパ無い。この違和感とは最後までお付き合いになります。シナリオを手がけたすの~さん氏の作品は過去何作かプレイしているのですが、こんなテキストだったかな……。いや、私にブーメランで返って来そうなこと言ってるのはわかっていますよ! 

◆シーン・CG詳細
CG枚数20枚(差分無)、シーン数20。内訳は、空4、遥3、千佳4、蘭4、空+遥2、四人2、モブ1。

シーン詳細表記方法: (EBEのタイプ/体位/衣服/内容)
 ※便宜的に苦痛・快楽を分けたが、最後は概ね快楽堕ちで苦痛成分は薄い。

▼空
(1)人型・駅弁・制服・苦痛(破瓜)
(2)人型・開脚・ぱんつ・快楽(失禁)
(3)人型・フェラ・制服・快楽(自慰)
(4)触手+人型・手術台開脚・全裸・崩壊

▼遥
(1)ワーム型・舌でぐるぐる巻・制服(破瓜)
(2)手型・開脚・制服・快楽(潮吹)
(3)触手・開脚・制服・崩壊(出産)

▼千佳
(1)触手・開脚拘束・私服・苦痛(破瓜)
(2)小型の虫・尻もち・ぱんつ・快楽(自慰)
(3)触手・後背位・私服・快楽
(4)人型(ペニス)・開脚・半裸・崩壊(乱交)

▼蘭
(1)人型・後背位(正面視点)・半裸・快楽(アナルと2本挿し)
 ※アナル責めなのに正面視点なので後ろが見えません
(2)スライム型・開脚・ライダースーツ・快楽
(3)触手・手術台開脚・下着・苦痛(電撃・放尿)
(4)触手・手術台仰向け・全裸・SM(ムチ・羽・熱スライム)

▼空+遥
(1)フタナリレズ・側位・全裸・快楽
(2)人型EBEと3P・正常位+後背位・全裸・快楽

▼四人
(1)触手・つり下げ・全裸・快楽
(2)いろんなEBE・体位色々・全裸・絶望(産卵)

▼モブ
(1)いろんなEBE・体位色々・着衣・快楽


というわけで本日はこれで。また明日、お会いしましょう。


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レビュー:『リヴォルバーガール☆ハンマーレディ』

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タイトル:『リヴォルバーガール☆ハンマーレディ』(KAI/2012年8月31日)
原画:〆鯖コハダ
シナリオ:ヒラマサ勘八、和泉万夜、さんきち、速水漣
公式:リヴォルバーガール☆ハンマーレディ OHP
批評空間レビュー投稿:済 → ネタバレ無し
定価:8800円
評価:B(A~E)

※具体的な内容に踏み込んだ長文感想(内容紹介)は、批評空間さまにて投稿しております。ご関心あれば上記リンクよりご覧下さい。

◆評価について
個人的に傑作の部類に入っている『斬死刃留』には少し及びませんでしたが、それでも相当良い内容。ヒロインたちの心情に力を入れたというか、嫌がる様子の描写がいままでの作品より段違いに向上していました。あと、ヒロインが何か妙な使命感に燃えているのではなく、軽いノリでデッドヘッズ(敵)を虐殺しまくっていたのも良かった。彼女らの強さの表現にもなっていたし、またそういう「無慈悲な」キャラが、これまで自分たちがやっていたように無慈悲に弄ばれる、というのが何とも言えず嗜虐心をくすぐります。そして、デッドヘッズたちは生きる為に犯すのではなく、完全にオモチャとして扱うのが作風とマッチしていて最高。荒廃と暴力の世界に相応しい一本です。

◆雑感
ネタのチョイスといい音楽といいグラフィックといい、はっきりした意図によってしっかりと統御されていて、全体的にスタイリッシュなイメージの作品でした。

作品自体は「B級アクション風AVG」を名乗っている通り、西部劇風のガンアクションストーリー。キャラの名前がロックバンドの名前だったり色々と遊び要素が満載です。某映画のワンシーンを彷彿とさせるような演出もありました。私では元ネタ全部を網羅できませんが、わかる人は楽しめそう。

ゆっくり読んでも10時間以内には終わるのではないかという分量。ちょっと短いかなー。ただその分非常にテンポが良く、内容もまとまっています。良く言えば引き締まっている。悪く言えば駆け足。「ザ・クラッシュ」という大災害の謎に迫る後半は、とりわけ必要な描写の不足が目立ったように思います。設定だけをどんどん重ねて語って行く。地に足のついたキャラクターから、世界が浮き上がっていくように感じたのは私だけでしょうか。

HシーンはKAIおなじみの萌えグロ。ラプラスビジョンシステムによって、快楽Hか苦痛Hを選べます。まあどちらを選んでも待ち受けるのは悲惨な末路。Hシーンを見たらBADEND直行の、命がけのHを楽しめます。なお、和姦は一切無し。触手成分大目。

言いたいことは感想に書いてしまいましたのでここでは割愛しますが、凌辱系抜きゲーとして見るとかなり良かったと思います。同日発売になった異種姦ものの大作・『モンパ2』と方向性は違うけれど全くひけを取らないエロさがあったし、この月に出ていた凌辱系作品をいっぱいプレイしましたが、その中でもピカイチでした。唯一対抗出来そうなのは『HOTOTOGISU』くらいかな。

ブランドとしての特色を発揮しつつ作品としてのオリジナリティもある良作。肉体的な苦痛を与える手法はややマンネリ化してきているという、これまでの作品から導かれる問題点を少しずつ解消しようという試みも見られて、今後を期待させる一本でした。

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レビュー:『MONSTER PARK2』


タイトル:『MONSTER PARK2』(Trois/2012年8月31日)
原画:置弓枷、偽おかゆ
シナリオ:天城悠理、桜庭丸男、他
公式:MONSTER PARK2 OHP
批評空間レビュー投稿:済 → ネタバレ無し
定価:8800円
評価:C(A~E)

※具体的な内容に踏み込んだ長文感想(内容紹介)は、批評空間さまにて投稿しております。ご関心あれば上記リンクよりご覧下さい。

◆評価について
スーパー期待作だったんですよ!!! しかしうーむ。期待が高すぎたのかどうなのか。ボリュームは満足、と言いたいのですが、量だけあってもなあ。肝心なのは質だろう、という気がします。確かにこれだけシチュエーションがあると、この作品を買おうと思う人なら2つ3つのシーンは引っかかると思う。でも、じゃあそのシーンを2ヶ月、3ヶ月使い続ける気になるか。あるいは1年経ってもこのゲームをPCの中にアンインストールせずに残しておこうという気になるか。私は否だと思います。所詮は量産型の、魂無きHシーン。描写は過激に、音声も気合いを入れて、モンスターにも色々工夫をしてはいるのはわかるけれど、肝心のヒロインが駄目。悪くはないけれど、それどまりという評価になりました。本当に、ほんっとうに残念です……。次に期待します!

◆雑感
スカーレットの駄騎士ぶりが何とも言えない感じ。もうちょっと主体的に考えて動かないと、ただのお馬鹿さんに。メイドのリアンは対照的に凄く良くて、自分の意志と目的を過酷な状況の中で貫こうとします。うんうん、こういうキャラをいぢめてナンボですよね。

だいたい、モンスターやら蟲やらに犯されるというのは、単に暴漢に襲われるとかそういうのとすこし趣が違うと私は思います。全く異質な存在、不気味な存在に抵抗も何もできずにやられる無力感みたいなものが醍醐味。それを出すには、ヒロイン側がもともと無力だったらあんまり魅力がありません。力を持った相手から力を奪って絶望させたり、あるいはその力を抑え付けて屈服させてこその異種姦凌辱。そしてその強さというのは、騎士身分だとか剣が上手いとかそういう表面的なことではなく、思慮深いとか諦めないとかいう内面的な部分に依るものです。本作は、そこを十分に出し切れなかった感がある。

まあサトウユキさんの御声は素晴らしいし、他の方も同様。これだけ良い素材を用意しておいて、最後の最後で全部のっぺりした味付けの料理にしちゃった感じだなぁ……。

システムがちょっと使いにくかったのは感想に書いたとおり。特に、スクリーン設定がゲーム終了のたびにリセットされるのは本当に何とかならなかったのでしょうか。私の環境依存の問題なのかもしれませんが、アクティベーションが3回までという制限ついてるせいで、他のマシンにインストールして起動を試すということがやりづらく検証はできず。アクチ制はホントに面倒です。

イベントの回想は、Hシーン以外も可能になっているのは好感触。ただ、どれがどのシーンか凄く判りづらいのと、Hシーンを見たいときに一発で飛べない(いちいち一般シーンの混ざった中から探さないといけない)のが最悪。いざ使おうときにパッと出てこないのでストレスがたまります。また、Hシーンについている「◆」マークがついていないイベントの中でもCG付きのHがあったりと、判別が曖昧。ただでもアホみたいにシーンが多いので、そういう混乱というかわかりにくさはできればない方が良かった。シーンが余りにも多いので、さすがに責めるつもりはありませんが。

ところで、「しぎゅううううぅぅ!」みたいな絶叫が何度か出てくるのですが、あれは「子宮」と言いたかったのか「死ぬぅ」と言いたかったのか、どっちなんでしょうね。

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レビュー:『聖もんむす学園』

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タイトル:『聖もんむす学園』(Vanadis/2012年8月24日)
原画:ぶぶづけ
シナリオ:影花
公式:聖もんむす学園OHP
批評空間レビュー投稿:済 → ネタバレ無し
定価:8800円
評価:B(A~E)

※具体的な内容に踏み込んだ長文感想(内容紹介)は、批評空間さまにて投稿しております。ご関心あれば上記リンクよりご覧下さい。

◆評価について
感想にも書いたとおりコアユーザー向け、という感じは否めません。まあ、あわないひとはもともと検討の余地無いでしょうけど。純粋な作品としての出来映えもさることながら、この作品が出るに至った経緯や、作品内に溢れる「もんむす」たちへの愛情がとても心地よい作品です。ブランドの方向性を巡っては「売れる作品を作る」か「作りたいものを作る」かでよく議論が二分しますが、本作を見て思ったのは、「作りたいものを売れるように作る」という努力こそが今のブランドには求められているのではないか、ということでした。え? そんなの当たり前? でも、その当たり前のことが一番難しいんですよね。文章でもそうですから。

◆雑感
「シリーズ集大成」という通り、シリーズものの位置づけ。勿論これまでの作品を未プレイでもストーリーとしては全く問題ない独立した作品ですが、やはり過去作品をやっていたほうが圧倒的に楽しめると思います。

その辺はファンを大事にした、ということで良いと思うのですが、同時にこの作品が突き抜けきれなかった理由にもなっています。過去作をやっていなくても、誰もが楽しめるような普遍性を持たせることも、またシリーズファンにしか楽しめないけれどシリーズをやっていれば文句なく100点を付けたくなるようなとんがった出来でもなかった。

原因は脚本にあります。余りにも普通の学園ものでありながら、印象に残るイベントやシーンがほとんど無い。あくまでもんむすの特殊性を「そんなに特殊じゃないもの」として扱い、その上で日常を描くことに終始したせいで、もんむすを扱うことの意義が薄れてしまっている。魔物娘たちの特徴やかわいらしさは存分に描けているのに、ストーリーの側が必ずしも彼女たちを必要としないようになっていました。

もんむすの魔物らしさを求める人にはこれは物足りないし、もんむすじゃない普遍的な内容を求める人には、それならわざわざもんむすじゃなくて人間で描けばいいじゃないか、という話になる。どちらの人も、人間ともんむすという決定的な差異を乗り越える/もしくはその差異の前で立ちすくむということがポイントになってきます。そこをスルっと流しているこの作品は、やっぱり「突き抜けた」内容にはなりきれない。

でも、私はそれでもいいかなーと思うのです。だって、このシリーズが目指してきたのは「もんむすたちと普通に暮らせる社会」。そこには何も劇的なものが無くても良いし、むしろ無いからこそ意味がある。だからこの作品は、独立したゲームとしては物足りないところが残ったかも知れないけれど、シリーズの完結編としては十分なでき。

良かったヒロインは、キャラとしてはコメット。ストーリーとしてはビビでしょうか。まあビビは何となく予想ついてましたけどね……。やっぱり変化というかギャップが良いです。コメットは何というか、全く予想の付かないぶっとび方が良かった。シナリオの影花さんが「キャララ!」でお話しておられたところでは、ビビが一番苦労して(動かし辛くて)、コメットが一番好き放題やった、ということでしたが、ほんとにそんな感じ。

そういえばファムに惚れていた外人さんは、本当に本作を買う為に日本に入国なさったんでしょうか(笑)。

ともかくシリーズは一段落のようですが、これから先もどんどんもんむすの世界が広がっていくことを密かに期待したいと思います。

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エロゲーマーです。「ErogameScape -エロゲー批評空間-」様でレビューを投稿中。新着レビューのページは以下。
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