昨日の朝、満員の地下鉄に乗っていると、ある駅で隣に女性が駆け込んできました。

ものすごいキツキツの状態だったので「隣いけよ……」という気持ちがちょっと心を占めたりもしましたが、まあとりあえず身体を奥に押し込んでスペースを作り、その人が入れるようにしたところ、乗り込んですぐ、その女性は片手で口を押さえながら外へ出て、柱の横に崩れるように座り込んだのでした。

ぶっちゃけ、結構時間には余裕のある状態だったので、「大丈夫ですか?」と声をかけようか迷った。でも、あれだけ派手にしゃがんだら誰か声をかけるだろう……と思っていたら、誰も声をかけない。完全スルーです。そして私も、降りようかどうしようか迷っている間に電車が出発し、彼女を放置してしまいました。

仕方ないさと心の中で言い訳をしたのですが、どうも後味が良くない。自分が同じような状況に立たされたら、声をかけてもらえば心強いだろうと思うし、またかなり酷い体調だったら「手遅れ」があるかもしれない。発車するまでには降りて声をかけるのに十分な間隔があったし、自分に時間的余裕もあったはずなのに、どうしてそこでぱっと行動することができなかったのか……と、昨日一日中、今日になっても気が晴れず、はき出して少しでもスッキリするために、いま記事を書いています。

こういう時に限らず、たとえば道で人がいきなり倒れて荷物がひっくりかえったときとか、電車で座っているところにお年寄りが目の前に来たときとか、さっと手伝ったり席を譲ったりという行動ができるようになりたいと思う。

世間的に「善い」とされている行為を条件反射でやるなんていうのは、見栄っ張りと言われるかもしれません。あるいは、頭の足りない偽善だと言われるでしょうか。でも、それでもかまわない。後味の悪い気分を味わうのはやっぱり嫌だし、少なくとも、誰かに強制するのでなければ、他人に迷惑となる可能性は低い……というか、誰かの助けとなる可能性のほうが高い行為だと思うからです。

もちろん、私はキレイゴトだけで生きているわけではなく、空き缶捨てのゴミ箱にレシート投げ込むみたいな屑行為を繰り返してますし、いくらなんでも我が身をとことん犠牲にしてまで他人を助ける必要はないと思うのですが、自分に多少余裕があるときには、考えなくてもさっと他の人を助けるような行為ができるようになれると良いなぁ。そういうことを目標にして、しばらくやってみます。