もう11月ですよ。早いですねぇ……。2013年が終わろうとしているのかと思うとぞっとしません。あと、ブログの移転先早めに決めないとですね。なんか某ブログサービスさんがdtiからの移行をお薦めする営業をかけてきていて(個人狙い撃ちとかじゃなくてテンプレ文章でオートでやってるだけですが)、熱心だなぁと感心したりしています。
熱心といえば、山本太郎議員が今上天皇に園遊会で「直訴状」を手渡すという事件が起こったようで。
▼「山本太郎参院議員、陛下に手紙手渡しか 園遊会」(MSN産経ニュース)
-----引用開始-----
山本太郎参院議員、陛下に手紙手渡しか 園遊会
2013.10.31 15:46
31日午後2時半ごろ、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれていた秋の園遊会に出席していた山本太郎参院議員が、天皇陛下に直接、手紙のようなものを手渡した。内容は不明。
-----引用終わり-----
これに対して菅義偉官房長官が不快感を示すという一幕がありました。
▼「陛下への手紙渡し 「常識的な線引きある」 菅氏が不快感」(同上)
-----引用開始-----
陛下への手紙渡し 「常識的な線引きある」 菅氏が不快感
2013.10.31 16:52
菅義偉官房長官は31日午後の記者会見で、山本太郎参院議員(無所属)が同日行われた園遊会で天皇陛下に手紙のようなものを渡したことについて「礼儀にふさわしいかどうかは自身で判断することだ。常識的な線引きはある」と述べ、不快感を示した。
-----引用終わり-----
まあ山本議員の行為については、普段の言動などから察するに壮大な自己アピール運動にすぎないであろうということはわかります。しかし、そういう小学生くらいの「構ってちゃん」とほぼ変わらない行動原理で動いているから微笑ましいかといえばそんなことはなく、中途半端に世間なれしているぶんタチがわるくなって、なんというかもう「いっそ何も考えてないほうがマシじゃないのか」とか思ったりしちゃうレベルでぽかーんとするしかない斜め上の状態。正直反応したら喜ばせるだけなので、国民総出でガン無視決め込んだほうが効果的な気がするところではありますが、自民党からしたら無視できないレベルで怒り心頭でしょうね、そりゃ。
菅義偉官房長官の発言だったわけですが、私一瞬、元民主党代表の菅直人氏が「常識的な線引きはある」と言ったのかと勘違いしまして……。菅直人氏から「常識的」ということばが飛び出したのだったら、笑っちゃうところ。
なんたって菅氏、先日(10月26日)にこんなことをブログで書いておられましたから。
▼「みのもんた氏に対する陰謀説」(菅直人OFFICIAL BLOG)
-----引用開始-----
みのもんた氏は汚染水問題など原発問題で東電と安倍総理を厳しく批判していた。この発言に対して原子力ムラがみのもんた氏失脚の陰謀を仕掛けたという説が流れている。
私はみのもんた氏の息子の事件に関しては、マスコミ報道以上のことは知らない。しかし、原子力ムラがスポンサーとして膨大なコマーシャル料を支出することにより、マスコミに対する影響力を行使して、自分に批判的な報道に圧力をかけてきたことは知っている。事実、公開された東電のテレビ会議の記録を読めば東電幹部間でのそうしたやり取りが出ている。
また「海水注入を止めさせたのは菅総理」というウソの情報を原子力ムラ関係者が各方面に流し、現総理の安倍氏が2011年5月20日付けの自らのメルマガに書き、翌5月21日の読売新聞と産経新聞朝刊が一面にそのウソの情報を載せたことは当時の安倍さんのメルマガ記録や新聞を見てもらえば一目瞭然だ。福島原発事故後、原発ゼロにかじを切った私を総理辞任に追い込む原子力ムラの「陰謀」と言える。
地域独占企業である電力会社は競争がないのだから、コマーシャルの必要はない。それにもかかわらず膨大なコマーシャル費用を使ってきたのはマスコミに対する支配力を確保するためだ。電力業界に都合の悪いことを言う役者やコメンテーターをテレビ番組から外してきたのはコマーシャル費用の力だ。そして電力業界のテレビコマーシャル費用は発電のための原価として電力料金に上乗せされてきた。
批判する政治家もかつての福島県知事のように陰謀によって失脚させられてきた。今も原発稼働に慎重な知事や議員を引きずりおろすため、一部マスコミを使ってスキャンダルをでっち上げる陰謀がたくらまれているという、うわさが流れている。原発ゼロ実現のためには、原子力ムラのマスコミ支配をまず打ち破らなくてはならない。
-----引用終わり-----
陰謀、凄いです(棒)。
もう何でもありやなこの人……。元からぶっ壊れてたのか、民主党の権力闘争の中でおかしくなったのか、それとも政治家ってのはだいたいこんな人なのか……。こういう人が総理大臣やってた日本の民主主義って凄いなぁと、改めて思います。
言うまでもないことですが、「陰謀論」というのは立証はできても反証ができません。「証拠がない」と言っても、「陰謀で証拠が消されたのだ」と言えてしまう。つまり、菅氏の発言はあまりに「非科学的」であると言える。
「非科学的」とは、どういうことか。
「科学的」とは幾つかの定義や用法を持つ割りと曖昧なことばですが、比較的広く通用しているのはC.R.ポパーの定義でしょうか。彼が『科学的発見の論理』で述べていることに従えば、「ある命題が誤っていることを示すいかなる手だても存在しないならば、それは科学ではない」ということになります。いわゆる反証主義ですね。
たとえば、「神」がいるということは個人の確信に基いて「証明」できるかもしれないけれど、それを他人が反証することはできない。「雨が降るというのは神の恵みだ」と言われれば、どれだけ大気中の水分から雨が降るメカニズムを説明したところで、「それも神の御心」とか言われてしまえば終わりです。その理屈を原理として否定することができません。宗教的確信は、理論を受け付けない構造をもっている。だから科学ではない、というわけ。(※この辺は私の解釈なので、ちょっとズレているかもしれません)
厳密に議論を絞れば、「神」の論証が科学的でないということは「神」がいないということを意味するわけではありません。単なる方法論の問題です。だから、菅氏の言う「陰謀」が事実であるかどうかは、ぶっちゃけ私にはわからないし、興味もありません。もしかすると本当にそういう圧力が働いているのかもしれない(実際圧力というのは大なり小なり何か働くものでしょうし)。
ただ、こういう言い方を平然としちゃう人が(あまつさえそれを、飲み屋の与太話としてではなくブログに書いちゃう人が)政治家やってたということに頭が痛くなるだけ。
まあなんか、このテの話題をひっぱりつつ入っていく11月というのが、大荒れにならなければ良いなぁと思う次第。平和な年末が迎えられることを祈りたいと思います。
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熱心といえば、山本太郎議員が今上天皇に園遊会で「直訴状」を手渡すという事件が起こったようで。
▼「山本太郎参院議員、陛下に手紙手渡しか 園遊会」(MSN産経ニュース)
-----引用開始-----
山本太郎参院議員、陛下に手紙手渡しか 園遊会
2013.10.31 15:46
31日午後2時半ごろ、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれていた秋の園遊会に出席していた山本太郎参院議員が、天皇陛下に直接、手紙のようなものを手渡した。内容は不明。
-----引用終わり-----
これに対して菅義偉官房長官が不快感を示すという一幕がありました。
▼「陛下への手紙渡し 「常識的な線引きある」 菅氏が不快感」(同上)
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陛下への手紙渡し 「常識的な線引きある」 菅氏が不快感
2013.10.31 16:52
菅義偉官房長官は31日午後の記者会見で、山本太郎参院議員(無所属)が同日行われた園遊会で天皇陛下に手紙のようなものを渡したことについて「礼儀にふさわしいかどうかは自身で判断することだ。常識的な線引きはある」と述べ、不快感を示した。
-----引用終わり-----
まあ山本議員の行為については、普段の言動などから察するに壮大な自己アピール運動にすぎないであろうということはわかります。しかし、そういう小学生くらいの「構ってちゃん」とほぼ変わらない行動原理で動いているから微笑ましいかといえばそんなことはなく、中途半端に世間なれしているぶんタチがわるくなって、なんというかもう「いっそ何も考えてないほうがマシじゃないのか」とか思ったりしちゃうレベルでぽかーんとするしかない斜め上の状態。正直反応したら喜ばせるだけなので、国民総出でガン無視決め込んだほうが効果的な気がするところではありますが、自民党からしたら無視できないレベルで怒り心頭でしょうね、そりゃ。
菅義偉官房長官の発言だったわけですが、私一瞬、元民主党代表の菅直人氏が「常識的な線引きはある」と言ったのかと勘違いしまして……。菅直人氏から「常識的」ということばが飛び出したのだったら、笑っちゃうところ。
なんたって菅氏、先日(10月26日)にこんなことをブログで書いておられましたから。
▼「みのもんた氏に対する陰謀説」(菅直人OFFICIAL BLOG)
-----引用開始-----
みのもんた氏は汚染水問題など原発問題で東電と安倍総理を厳しく批判していた。この発言に対して原子力ムラがみのもんた氏失脚の陰謀を仕掛けたという説が流れている。
私はみのもんた氏の息子の事件に関しては、マスコミ報道以上のことは知らない。しかし、原子力ムラがスポンサーとして膨大なコマーシャル料を支出することにより、マスコミに対する影響力を行使して、自分に批判的な報道に圧力をかけてきたことは知っている。事実、公開された東電のテレビ会議の記録を読めば東電幹部間でのそうしたやり取りが出ている。
また「海水注入を止めさせたのは菅総理」というウソの情報を原子力ムラ関係者が各方面に流し、現総理の安倍氏が2011年5月20日付けの自らのメルマガに書き、翌5月21日の読売新聞と産経新聞朝刊が一面にそのウソの情報を載せたことは当時の安倍さんのメルマガ記録や新聞を見てもらえば一目瞭然だ。福島原発事故後、原発ゼロにかじを切った私を総理辞任に追い込む原子力ムラの「陰謀」と言える。
地域独占企業である電力会社は競争がないのだから、コマーシャルの必要はない。それにもかかわらず膨大なコマーシャル費用を使ってきたのはマスコミに対する支配力を確保するためだ。電力業界に都合の悪いことを言う役者やコメンテーターをテレビ番組から外してきたのはコマーシャル費用の力だ。そして電力業界のテレビコマーシャル費用は発電のための原価として電力料金に上乗せされてきた。
批判する政治家もかつての福島県知事のように陰謀によって失脚させられてきた。今も原発稼働に慎重な知事や議員を引きずりおろすため、一部マスコミを使ってスキャンダルをでっち上げる陰謀がたくらまれているという、うわさが流れている。原発ゼロ実現のためには、原子力ムラのマスコミ支配をまず打ち破らなくてはならない。
-----引用終わり-----
陰謀、凄いです(棒)。
もう何でもありやなこの人……。元からぶっ壊れてたのか、民主党の権力闘争の中でおかしくなったのか、それとも政治家ってのはだいたいこんな人なのか……。こういう人が総理大臣やってた日本の民主主義って凄いなぁと、改めて思います。
言うまでもないことですが、「陰謀論」というのは立証はできても反証ができません。「証拠がない」と言っても、「陰謀で証拠が消されたのだ」と言えてしまう。つまり、菅氏の発言はあまりに「非科学的」であると言える。
「非科学的」とは、どういうことか。
「科学的」とは幾つかの定義や用法を持つ割りと曖昧なことばですが、比較的広く通用しているのはC.R.ポパーの定義でしょうか。彼が『科学的発見の論理』で述べていることに従えば、「ある命題が誤っていることを示すいかなる手だても存在しないならば、それは科学ではない」ということになります。いわゆる反証主義ですね。
たとえば、「神」がいるということは個人の確信に基いて「証明」できるかもしれないけれど、それを他人が反証することはできない。「雨が降るというのは神の恵みだ」と言われれば、どれだけ大気中の水分から雨が降るメカニズムを説明したところで、「それも神の御心」とか言われてしまえば終わりです。その理屈を原理として否定することができません。宗教的確信は、理論を受け付けない構造をもっている。だから科学ではない、というわけ。(※この辺は私の解釈なので、ちょっとズレているかもしれません)
厳密に議論を絞れば、「神」の論証が科学的でないということは「神」がいないということを意味するわけではありません。単なる方法論の問題です。だから、菅氏の言う「陰謀」が事実であるかどうかは、ぶっちゃけ私にはわからないし、興味もありません。もしかすると本当にそういう圧力が働いているのかもしれない(実際圧力というのは大なり小なり何か働くものでしょうし)。
ただ、こういう言い方を平然としちゃう人が(あまつさえそれを、飲み屋の与太話としてではなくブログに書いちゃう人が)政治家やってたということに頭が痛くなるだけ。
まあなんか、このテの話題をひっぱりつつ入っていく11月というのが、大荒れにならなければ良いなぁと思う次第。平和な年末が迎えられることを祈りたいと思います。





