よい子わるい子ふつうの子2(仮)

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

考察系

しかしてとしかるに

先日「しかして」の話をしたのでちょっと延長線。

漢文の「しかして」と「しかるに」がわかってないどころか真逆に覚えていたことが発覚してびっくりする、という経験を昔塾で講師をしていた時に何度か経験しました。

まあ創作物とか読んでいても、「しかして」と「しかるに」を間違えて使っている人結構多いですよね。

「しかして」は、「そして」の意味ですから順接。
「しかるに」は「そうであるけれど」の意味ですから逆接。

どちらも「しか」=「そう」の意味で、「しかして」は「そうして」。「しかるに」は「そうであるのに」という話ですが、逆で使っている人がめっちゃ多い。もしかして、「しかして」を「しかし」だと思って逆接で使っているのかな? と勝手に推測しています。

中学・高校で古典をそこそこしっかり勉強していればおそらく(古文でも漢文でも)お目にかかる記述ですから、大学を受験しようかという段階になってさっぱり覚えていないのは単純に授業サボってただけかなという気もするのですが、受験で古典使わなかった人とかからすると馴染みのない表現かもしれないですね。

ちなみに「しかして」は、訳としては「そして、それから」のような訳がつきます。

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「そして、それから」!! 分かるかなぁ……。分かりますよね?

そう。『闘神都市2』のFDです。『Memories Off』の「それから」だと思った人は惜しい(それでも君を思い出すから)。

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ああ~。葉月はかわいいなぁ……。

まあ、私もそんな厳密にことばを使い切れていないので偉そうなことを言い過ぎて墓穴掘る前にやめておきましょう。

ツイートの「ウソ」が明かされる過程に見る、ツイッターの凄さと怖さの話。

他人事にあんまり首を突っ込むのもどうかと思いつつ、ちょっとした疑問が予想外の方向に転がって、ツイッターの凄さとか怖さを思い知ることになりたいへん興味深かったので、経緯もろともメモを。

ことの発端はこのツイート。

これがタイムラインで回ってきたのですが、出典はなんだろう? と。この方が続けてツイートしているのは、『日本之下層社会』でした。横山源之助の超有名作です。

ただ、『日本之下層社会』は明治32年刊行です。まえがきその他は、明治31年の記載になっていました。「明治28年」という表記はめちゃめちゃ引っかかる。それに、『日本之下層社会』ってそもそもこんな話じゃなかったような……。もっとデータみっちり、下層民のことバリバリみたいな感じで、「書生」と詐欺みたいな話題は出てくる余地がなかったような気がします。

で、気になりだすととまらない。手元の岩波文庫、国会図書館のデジタルコレクション(これ)、あと全集の目次(これ)をざっと確認しました。でも、「名の美、実の醜」なんて話はどこにも出てきません。う~ん?

文章自体は素人がすぐ書けるようなものでもないからなにかからの引用であることは間違いないにしても、これホントに『日本之下層社会』なの? という疑問と、違うのなら何からの引用なのか知りたいという欲がむくむくとわいてきました。

明治28年頃の横山は毎日新聞でルポ記事などを書いていたので、もしやそれではないかとアタリをつけてツイートをしてみます。すると、さっそくフォロワーさんからの反応が。



はお~ん、なるほど……。というか、ツイッターに投げた途端、一瞬で悩みが解決しました。持つべきものはフォロワーさん。集合知の凄さを身にしみて感じました。ありがとうございますm(_ _)m

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閑話休題、どうやら『日本之下層社会』ではなく立花雄一が横山源之助の著述を編集した『下層社会探訪集』(『下層社会探訪』という本はありませんでしたので、誤記だと思われます)からの引用だった模様。コミックシーモアのサイトから一部を無料で試し読みできたので(こちら)、目次をサーチしてみると、確かにありました。

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ただこれ、『日本之下層社会』を編集したものではありません。その前後年代の横山源之助の文章を編集したものです。『日本之下層社会』の文章も含まれていますが、それ以外のものも混ざっている。そして本文の構成や引用の仕方から見るに、スクリーンショットで引用されているのは、毎日新聞に書いていた記事ですね。

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この「同」は明らかに『毎日新聞』のことですし、「名の美、実の醜」は新聞掲載のものだった、ということでほぼ間違いなさそう。

つまり「名の美、実の醜」の文章は、『日本之下層社会』からの引用ではなく『下層社会探訪集』という本からの引用だった。ただし『下層社会探訪集』は横山源之助の著作ではなく(編者がつけたもの)、横山が毎日新聞に書いていた記事からの引用であるというのが最も適当な言い方になるでしょう。

で、そうなると今度はどうして@rikei0danshi氏がそんな不正確な引用もとを示したのかが気になるのですが……。



なんかこんな(上ツイート)話が出ていました。5chで別の人がアップロードした画像を拾って使ったのだ、と……。まあ実際に自分がその本を持っていれば手間を省くためにそういうこともあるかもしれません。ただ、事態はもうちょっとフクザツ。

というのは、5chのこの(下画像)カキコ。

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最初のツイート主 (@rikei0danshi氏) のツイートが14日の7時で、5chのスレが13日の18時。どうも5chのほうが先に同じ内容のことを書いています。田端大学、ホリエモン、イケハヤ……と内容もまんま同じですね。要は@rikei0danshi氏が5chのスレから内容を「パクった」という主張のようです。

ほんとうに@rikei0danshi氏が「パクった」のかについては、自体真偽は定かではありません。もしかすると、この書き込みをした人が@rikei0danshi氏本人かもしれない。あるいはこの前に@rikei0danshi氏が同じことを主張していて、この書き込みのほうが「パクった」のかもしれません。そこはわかんない。

ただ、この書き込みと『下層社会探訪集』の名前を書いていた5chの書き込みとIDが一致しているのはたしかです。ということは、これを5chに書いた人はこのスクリーンショットが『下層社会探訪集』からの引用だということを知っていたのは間違いありません。

プロフィールからすると@rikei0danshi氏、文筆業的なこともしておられるようなのでそんなにいい加減なことをなさるのか疑問ではあるのですが(やったら信用を失うわけですし)、出てきている情報から考えると、自分で読み、調べたものをネタとして利用したわけでないのは間違いないように思われます。本当に読んで画像の切り抜きまでしたなら、少なくとも書名を間違えるということは無いはずです。

なにかの勘違いだったとしても(勘違い説は考えにくいシチュエーションですが)、多くの人に誤った知識を植え付けているという責任は発生するでしょうか。

結果的には、「名」と「実」を主題に他人を揶揄するようなツイートをしている本人が、かえって「名」にこだわって「実」を落としているというなかなかパンチの効いた皮肉というか、攻撃力の高いブーメランになっているのかもしれません。


さて今回の件、ツイッターで発信したことで私は瞬時に自分の疑問を解消するヒントを得ました。一方で、ツイートを鵜呑みにしたせいで誤った知識(あれが『日本之下層社会』からの引用だという)を身に着けてしまった人もたくさんいます。下手をすれば、学校や大学で知ったかぶりをして大恥かくかもしれません。ンなことになったら大怪我です。ツイッターこわい。

また、ツイートがバズったせいで「事実と違うことを言っている」、「パクったかもしれない」ことが発覚しています。私はまったくこれが明らかになるプロセスに参加していませんが(5chとご本人のツイートのみで完結している)、雑にやっていたにしろ倫理観が欠如していたにしろ、狭いコミュニティの中でなら通用していたことが大きな世界にいきなり引っ張り出されて破綻する。これもまた、ツイッターの怖さと言えるのではないでしょうか。(幸か不幸か炎上案件にはなっていないのでこのままフェードアウトしそうな気もしますが。このブログの読者の方には、放火しにいく人もいないでしょうし)

私も、こんな偉そうな記事書いてますがそのうちテキトーに知ったかやらかしてブーメラン自爆する可能性が高そうです。ほんと気をつけよう……。



あと1点引っかかることがありまして。それは、「しかして」の使い方。「しかして」って順接表現なんですよね。実際横山源之助は『日本之下層社会』で「而して」を順接で使っています。

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「屑によって値段が違うとはいえ、日本紙の屑の代価は1貫目につき17銭、ボロ屑は(1貫目につき)10銭、洋紙の屑にいたっては1貫目につき7銭、薪や炭の破片は立場に持っていかず自分のものとして使い、陶器の破片のようなものは10貫目につき12銭である。そして(而して)、屑拾いが1日に拾うのは2貫目を上回ることはめったになく、たいてい1貫目と500目前後であり……」(抄訳)
てな具合ですね。他にもいくつかありますが、基本順接の接続詞として使われています。

……なのですが、「名の美、実の醜」では「しかして」が逆接のように見える。

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そのことばは美しく、その名(見かけ)は実によくみえる。しかし(しかして)、その中身を見れば、1つとしてことばの美しさに伴うものはなく、すべて言いようもなく醜く穢らわしいものであふれかえっている。(抄訳)

この「しかして」は逆接だと思うんですよ。頑張れば順接=「そして」で読めなくはないけど、かなり無理があります。

明治28年時点の横山が「しかして」を誤って使っていたのか、「しかして」を順接としても逆接としても使っているのか(そういう使い方があるのか)、編集の時点で何か変な操作が加わって誤記が生じたのか……専門家ではありませんからそこまで調べようとは思わないし実際に調べる力もないのですが、どうなんでしょう。

こっちのほうは残念ながらツイッターでは助けが得られませんでした。私、気になります。

部活動クラスターと教員の業務のムジュンの話。

島根県のサッカー部で新型コロナのクラスター感染が発生しました。その数91名。巨大クラスターです。

 ▼「島根県 強豪私立高校サッカー部員ら91人感染 クラスター発生」(NHK NEWS WEB)

松江市で新たに91人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、松江市と島根県は、松江市内にある私立高校で感染者の集団、クラスターが発生したと発表しました。

新たに感染が確認されたのは、松江市にある立正大淞南高校のサッカー部の学生寮で生活する男子部員80人と、自宅から通う男子部員6人、部に関係する教員2人、それに学生寮に出入りしていてすでに感染が確認されている男性の濃厚接触者3人の合わせて91人です。

このサッカー部では8日、男子部員1人の感染が確認されたため、帰省している部員を除く135人の部員全員と6人の教職員について9日検査していました。

91人の中に重症の人はおらず、部員30人が発熱やのどの痛みを訴えているということです。松江市では今後40人程度が入院して治療を受けるとしています。

松江市は10日以降、サッカー部の部員以外の全校生徒と、教職員などおよそ200人を対象にPCR検査を行うことにしています。
感染者の早期回復を祈るとともに、「犯人探し」のようなことにならないよう願うばかりですが、結局のところどれだけ警戒しても感染するときは感染するわけで、学校再開、部活動再開が実行された以上どこかでこうした事態が起きるのは避けられなかったでしょう。

もっとも今回の件の場合、ほんとうにじゅうぶんな対応をしていたのか、かなり疑問が残りそうだという声もあがっていますが、そのへんは学校側の調査待ちでしょうか……。

ともあれ学校でクラスターが発生した場合、閉鎖空間なので感染が拡大しやすいことや、若い人が罹患すると無症状のまま過ごす可能性が高くウィルスを広範囲に拡散させやすいといった問題が指摘されていますが、個人的にそのへんは学校特有の問題ではなく、どのような組織集団でも似たようなことが言えると思っています。

学校特有の問題となると、多くの場合感染者が未成年であり、感染を防ぐ管理責任が「学校」にある、あるいは「教員」にある、ということでしょう。

おそらく、学校の安全配慮義務であるとかそういったものが問われることになると思います。また、考えたくないことではありますが、万一重症化して後遺症がのこったり死者が出た場合は、訴訟沙汰も考えられるわけです。その場合、責任の所在は誰になるのでしょうか?

部活動であれば顧問だ、と考えるのがふつうでしょう。しかし、あんまり世間一般には知られていないことだと思うのですが、私の知る限り私立の学校で部活動が教員の「業務」として正当に扱われている学校というのは非常に少ないのです。

どういうことか。ちょっと下の記事を御覧ください。

 ▼「【学校の働き方改革】「部活動は労働時間」私立高校に対し是正勧告が行われました」(打刻ファースト)

学校の働き方改革を阻む要因となる課題のひとつに、「部活動の在り方」があります。
部活動における指導は教員による自発的行為なのか、それとも労働時間に該当するのかといった議論に、このたび、一つの結論が下されました。(中略)

学校関係者の皆様であればすでにご存じの通り、現行の学校指導要領や中央教育審議会の働き方改革答申によると、

・部活動は教育課程外に実施される教育活動の一つである
・学校の業務ではあるが、教員の仕事ではない
・顧問就任は業務命令ではなく、あくまで「依頼」のレベル

とされています。

つまり、部活動に教員が関わることは、業務外の自発的な行為と認識されています。
しかしながら、現状、どの学校でも教員が何らかの部活動を受け持つことが半ば強制となっていることから、

「業務ではない(労働時間として認められない)」
「しかし拒否できない(労働せざるを得ない)」

という矛盾が、教員の働き方改革推進を阻んできました。

まあ要するに、部活ってのは教員のボランティアだったわけです。自分が学生の頃は全然そんなこと知りませんでしたし、今の学生さんやその親御さんなんかでも、そのように認識している人は少ないんじゃないかなぁ……。

ですから、部活動の指導にお金は支払われないとか、休日に練習試合や公式戦があっても交通費すら出ない、なんていう話もザラにあったようです。というか、現在もあると聞いています。外野からすればそんなバカなっていう感じですが、複数の教育関係者に聞くと、私立の学校だと案外ふつうみたいなんですよね……。ひえぇ。

国公立の学校はさすがにこれを是正して、部活動を業務と認めていくらかの手当がでるようになりました。しかし、そうすると「労働基準法」との兼ね合いが出てきます。朝練、夜も遅くまで練習、休みはほぼナシでトレーニング……みたいな「強豪校」のテンプレ練習スタイルは許されないわけです。だって、労働だから。国公立の学校はこのため、日曜日の練習も自由にできなくなったし練習試合の参加数にも制限がかかったと聞き及んでいます。

私立の学校からすれば、これは問題です。公立の学校のように近所に住んでいる人だけが来ているわけではない。下手をすれば片道1時間とかかかる距離から通う学生もいるのですから、平日はンな大量の練習時間を確保できない。土日祝日の練習はかなり貴重です。これが「業務」として規制されてしまうと、部の活動に相当なダメージです。

また、お金の問題も深刻です。多くの教員に正当な「残業代」を支払うことになると、私立の学校経営は成り立たなくなる可能性があります。じゃあどうするかというと、実際にいくつかの学校で行われたのは、全体のベース賃金を下げるんだそうです。いままで月給30万だったのを、28万にして浮いた分を顧問の手当に回す。そんな感じ。

当然、さまざまな理由から給料が下がる教員からは凄い反発が来るでしょう。また、学校としても無限にお金を払い続けられるわけではないので、やはり部活動の活動時間制限みたいなものがつきます。それは労働環境として正当なものではあるのかもしれませんが、なかなかすんなり受け入れられるわけもなく、現状部活動については正式な学校業務、という扱いにはなっていない私立学校は結構多いようです。

今回の、この松江市のサッカー強豪校で部活動の扱いがどのようになっているのか、私は与り知ることができませんが、責任の所在が不明瞭なまま部活動を再開している学校は多いはずです。そして、教員がボランティアで生徒児童を集めて部活動をやっているという扱いなら、そこでクラスター感染が起きた、後遺症が残った等の場合に学校側が責任をとらない可能性もあるはずです。

実際にそんなことになるのかはわかりません(もし教員を切り捨てたら、今後学校に従う教員がいなくなりそうですから)。しかし原理的にはありえる話なわけで、学校側が守ってくれないかもしれないと考えておいたほうが教員のみなさんとしては安全なんじゃないかなぁと思ったりもするわけです。

そうすると、この状況下で部活再開するのってリスクしかない気がするんですけど、そもそもの原因は教員の業務ではないと定めている部活動が学校活動の一貫として認められているというわけのわからない規定にあるんじゃないかと思います。

これを正式な業務としたら教員の身体がもたないとか(任命された場合に拒否ができなくなる)、逆に学校活動から除外すると生徒児童がかわいそうだとか、いろんな話があって一筋縄にはいかないのはわかるんですが、まず「部活って何なの?」というのをハッキリさせてから学校生活に取り入れるのが先決なんじゃないんですかね。

Withコロナ、アフターコロナの中で、これまで曖昧なまま「なあなあ」で済まされてきたそういう制度的な部分もきっちり詰めて変化させることが必要なんじゃないかなぁと、記事をみていてぼんやり思いました。

Twitterの対話は難しいという話。

キーボードを叩きながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。マジに返せば流される。ネタに走ればクソリプだ。とかくにTwitterはやりにくい……。

というわけで、本日は自分のTwitter体験語り。仕事の話するより「引用」ができてしまうぶんこちらのほうが緊張しますね。

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先日下のようなことを呟いたところ、「コロナなど存在しないのだ」というニュアンスの(これも私の解釈ですが)お叱りを受けまして、何らかの返答を試みてはみたものの、結論から言うと難しさを痛感したというストーリーになります。

あくまでも私視点の一方的な語りになりますとお断りした上で、時系列で。


まずこのツイートに対して、フォロワーさんからリプライが来ました。私のツイート自体問題だらけじゃねーかというツッコミがある方もおられるかと思いますが、ちょいと目をつぶっていただけると幸いです。

これに対し、私もリプライを返しました。いきなり乱暴な言葉づかいだったのでちょっとムッとしていたのはここだけの話です。

私は「PCR検査数は10倍くらいに増えとる」の意味がわからなかったので、自分が言った「ちょい前まで100人台だった」という表現が誤解されているのかなと勝手に解釈して、その説明をしました。今にして思えば「10倍ってどういうことですか?」と聞けばよかったのかもしれませんが、Twitterだとそういう応答に凄い時間がかかる(リアルタイムではないから)場合があって面倒なんですよね……。

結果的にこれは、まったく的はずれな回答でした。こーへいさんは「こいつ何言ってるんだ?」と思われたことでしょう。スミマセン。

次に、この手の話題になると「陽性率」が取り沙汰されて、それを根拠に「陽性率があがっているのがヤバいんだ」という論法を使う場合があるけど(NHKの報道によれば、東京は6月22日の週の2.5%から、7月20日の週は7.7%に上昇している)、私はその立場はとらないということを表明しておきます。

ちょっと前は私も陽性率問題にしていたし実際論の補強に使えなくはないんですが、無作為抽出の陽性率ではないので簡単には使えないという判断です。

それから、「まったくマシではない」という考えの根拠を説明しました。ここは私の主観なので賛否わかれるところだとは思いますが、PCR検査数が増えていようがいまいが、数が増えていることがはっきりわかっていること、そしてその数の最低ラインが長期的に見て下がっていないことが問題なのだ、という主張をしたつもりです。

これはまあ、これ以上の話ではありませんね。

最後に「こちらは以上ですが何かありますか?」というボールを投げて、キャッチボールの意思があることを示しました。

と、こんな感じ。人によっては慇懃無礼だと言われるかもしれませんし、いきなり罵倒されたので私も意地になって丁寧な表現を使ったところはあるのですが、ことばが足りなくて意思疎通ができていなかったと考えたので極力行間を埋めきった返答を心がけたつもりでした。

そういうこちらの働きかけに対し、先方からは特に説明無く画像のリプが来ます。

Σ(゚д゚ )え、こんだけ!? まずは見たけど次はないパターンっすか。要求コミュ力高いなぁ……。

これ正直かなり解釈に苦労しましたが、書かれている英文とGoogle画像検索で出てくるこの画像の使われ方を調べた結果、だいたいこういうことかな? という線でリプライを飛ばしました。この前、意図を質問しなかった反省を即座に反映させたんだぜ……フフフ。


どうやら正解だったようです。やったぜ!


しかし、このやり取りが続くとこちらとしても相手の考えをきちんと解釈しきれる自信がないし、いわゆる陰謀論的なストーリーを念頭に置いている人に対してこれ以上話せることも無いなと思ったのでお別れを告げました。


ところが翌日になって、追加で再リプが来ます。時間ができてこちらのリプライをきちんと読んでくださったということなんでしょうか。ありがたいことです。


……ただ、正直最初何を仰っているのかわかりませんでした。

画像を見て、「10倍」の解釈が違うのかな、ということがようやく理解できた気がしたので、こんな返信をしました。


どうでしょう。たぶん、そんなに間違っていないと思うのですが……。

140字でうまく書ききれているかわかりませんが、比較対象の取り違えですね。私はPCR検査数が「昔と比べて今は」10倍になっていると考えていたのに対し、こーへいさんは「感染者数に対して」10倍だと言っているつもりであった、と。

この解釈で正しいなら、要するに陽性率を逆向きに表現しているということだと思います。そして、私は陽性率の話を避けたことが完全にスルーされた(または伝わっていない)気がしますし、陽性率の話をするなら今は上がっている(つまり、感染者数:検査数 の比率の差が小さくなっている)のだから問題は深刻化していると受け取らねばならないはずなのですが、そういう解釈をしていないということは、また互いの「見えない前提」が理解を妨げている感じがします(勝手な想像ですが、3月とか4月段階の陽性率を想定しておられるのかなぁ? でも最初の文脈的にそれは無理だし……と、ちょっとよくわかりません)。

あと、もう1つリプライが来ていました。

正直に言うと、これで心が折れました。

このパンフのおかしなところを1つ1つ取り出していくことは可能なのでしょうし、実際にいくつかはすぐにでもできます。たとえば1つ目の下線が引いてあるものはPCR検査そのもののはなしではなく、市販のキット(話題になった楽天とかのやつ)に関する言及です。また新型コロナウィルスの存在自体はWHOや種々の医学論文によって(未査読のものではない)存在が確認されていますし、「Aは証明されていない、だからBだ」という飛躍のある論法が使われています。また、根拠として挙げているものの多くが同じ団体が主張している内容で、マッチポンプ的です。

他にも、キャリー・マリスの発言についてはロイターのファクトチェックが入っていて、「誤解」であると宣言されています(これも精確に読むのが難しい記事ではあるのですが、話題になっているPCRの問題というのは、感染力があるウィルスとそうでないウィルスを区別できない、という話だという内容ですね。あと言った人間がそもそも違うっていう話)。

しかし、私程度がきちんと検証できることには限度がありますし、あくまで自分が実験したりデータをとったことではなく信頼できると一般に考えられていることからの「孫引き」的な参照が精一杯です。それでは、「信頼できると考えているモノ」の全体が違うこの方には通用しないだろうなというのはわかっていました。

実際、先のロイターのファク著チェックに対して、お相手は完全に否定的な姿勢を貫いています。(ちなみにこのロイターの記事ツイートに対する「反論」は他の方のものも相当数ぶら下がっていて「はぅ」となります)

過去のツイートを遡ると、同じ画像を常に相手の方に突きつけているので、これが「真実」であるというスタンスは揺るぎないものなのでしょう。

何が事実で何が真実かは現在進行系で揺らいでいる、という立場の私と相性が悪いですし、ここから意見をすり合わせていくのは相当な困難が予想されます。また、連日の猛暑もあってそれだけのコストをかける気力がわきません。

加えて、私のようにクドクドとした説明、回りくどいやりとりを望んでおられない感じがあったことも二の足を踏ませる原因となりました。先方のリプライはいつも端的で、そのぶん解釈の余地が多くなりがちなのですが、こちらにもシンプルな内容の提示を求められているんだろうなと。ダラダラした文章は不適切かもしれない。そう考えると、言える内容が思いつかなくなり……。

おざなりですが、こんな風に返すのがやっとでした。


参りましたとシャッポを脱ぐのも業腹ですし、この内容に対して無条件降伏はしちゃいかんだろうという思いはあったのですが、さりとて気の利いたことも言えず。

どうすればよかったのかはもちろん、そもそも攻略ルートが存在していたのかどうかもわかりませんが、Twitter上での意見のやりとりはホント難しいなと思いました。

いや、対面でも難しいし論文読んでディスカッション云々でも難しいんでしょう。

ただそれはあくまで、「話を聞く難しさ」「解釈する難しさ」「正確に伝える難しさ」みたいな、コミュニケーション一般に根ざす困難です。Twitterの場合はそこに加えて、即応性に乏しい、140文字しか書けない、持っている前提や思想が全然違う人とのコミュニケーションが発生しやすいという環境的な要因が過剰に加わってくる感じがあります。

対話をしていこうっていうポストモダン以降の学びや意思決定の立場からすると、こういう場面と向き合い続けていかなきゃならないんでしょうけど、ホントこれどうやって向き合い続ければ良いんでしょうね。個別の教育、特に義務教育を充実させて批判精神ならびに相互理解の精神を醸成するとか、そんなお題目は思いつくんですけど、具体的に何をすれば良いのかはわかりません。もっと全然違うアプローチが必要なんでしょうか?

そんなことを考えながら、私は茫然として流れ行くタイムラインを見送っていたのでした。

ツイッターキャンペーンの謎。

ツイッターキャンペーンというのがあります。私、あれでどうやって「抽選」をしているのかがずっと気になっているんですが誰かご存じの方おられるでしょうか……?

まあ「ツイッターのアイコンを変更」「ツイッターのヘッダーを変更」系のやつは、キャンペーン参加時に自分のアカウントをメールで送りますので、参加者全員の中から抽選というのはわかります。わかんないのは、「このアカウントをフォロー&このツイートをリツイート」系のやつ。

RT


残念ながら私は自分のツイートが何千RTもされたことがないので間違っているかもしれませんが、あるツイートを誰がリツイートしているか、全員を把握することってデフォのクライアントで可能なんでしょうか……? 他人のツイートに関して言えば、タイムラインに流れてくる何千RTの「RT数」をクリックしても、RTした人全員を確認することはできないと思います。たぶん50人くらいで表示上限になるはず。ちゃんと数えてないけど。

ちゃんとカウントしているとすると、外部アプリとして「ツイポーート」とかを使うのでしょうか。

▼「ツイポーート/twport

それで全部表示&カウントされているなら良いのですが、たとえば「1日のある時間に定期的に区切ってカウントしている」とか、「最初から恣意的に選択している」という可能性ももちろんあるわけです。いやまあ、それでも「抽選」であることに間違いはないし、雑誌やテレビの抽選なんかもそういう意味じゃ変わらないんですけれども、「ツイポーート」のような外部アプリを利用している場合、「応募したけれど表示されているかわからない」みたいな可能性もあるわけで、どういうかたちで参加者が管理されているのかは若干気になっています。

結局ブラックボックスでしかないから、知ってどうこうできるわけでもないんですけどね。

レジ袋は万引きになるの?

レジ袋の有料化とセルフレジが同時に導入され、うちの近所のコンビニはかなりレジがスムーズになりました。袋いらない人が、わりと軽快にピッピとレジを通過していきます。

ただ、私のように店員さんと話をするのが面倒だからセルフレジ選ぶという人もおり、そういう場合、レジ袋を最初に「購入」することになります。バーコード読むし、レシートにも印字される。

そうなると気になるのは、セルフレジで「間違って二枚レジ袋取っちゃった」とかいう場合の対処。

私が見ていると、2枚目を料金払わずもらって行ってる人とか、その場で床に落としていく人とかがそれなりにいます。んで、レジ袋も商品である以上、それって窃盗とか器物損壊の対象にならないのでしょうか?

なるとしたら、レジ袋のセルフってものすごくリスクが高い気がするのですが。実際のところどうなんでしょうね。

衣類のコスパの話。

ビジネスマンでない人にはあんまキョーミもわかない話かもしれませんが、最近の格安カッターシャツはすげーですね。

夏場の内勤に備えてコナカとかアオキのセール品、1000円のやつを購入しているのですが、頻繁に洗濯しても全然へたらずに1年は余裕で保つのが嬉しい。

ぶっちゃけ3着あれば着回しで1週間乗り切れるんで、その年と次の年、2年で3千円ですよ。恐るべきコスパ。

それでいて、チープな感じはありません。綿100のは探すのが難しいけど、ポリ混紡でよければ生地も高級感……は無いにしても無難なクオリティは保ってる。色とかはさすがにちょっと安っぽいけど、夏場のクールビズならそこまで気にする人いないし。

あと、洗濯頻繁にできるのでニオイとかに悩まされないのが嬉しいんですよ。

お値段的にはワンシーズンで使い捨てても全然惜しくなく、夏場の汗で傷みやすい期間を、クリーニングとかなしで安く清潔に乗り切れるのは、ホントにビジネスマンにとってはありがたい限り。ありがたい話です。

コロナと無責任主義の話。

今日帰宅の電車の中での話。ある駅で入ってきた乗客で座席にひとり、立ったままの人でひとり、凄い咳き込んでいる男性がいました。

季節の変わり目だし風邪が流行っているという話も聞くのでコロナと直結させる必要はないとみんなある程度分かっているとは思うのですが、次の駅に着いた途端、ドアから人がざっと出て別の車両に乗り換えていきました……。

私はその駅で降りる人だったので、マイグレーションする人の動きをチラ見するだけでしたが、続けて乗るなら私も車両変えたかなぁ。変なミエを張ってそのままいたかもしれませんが、気にはなったと思います。

しかし、2人とも職場でおそらく似たような状況になっていたんでしょうに、ふつうにこの時間(19時ごろ)まで働いていたわけです。目に見える症状があっても、会社は休ませないんですよね。

ということは、目に見えない発熱や腹痛などで休むことはもっとないはずです。それで大丈夫なんでしょうか? 大丈夫なわけないですね。あきらかに。

結局、休んでくださいという個人へのお願いも、休ませましょうという企業や組織への要請も、まったく徹底されていない。うちの会社もそうです。

親戚のお子さんが通っている学校では試験期間に入ったそうですが、受験しないと高校入試の成績に関わるからということで発熱があるのに試験を受けている生徒がいるそうです。でも、学校はそれを知っていて止めていないんだとか。あかんやろ、と思うのですが実態はそんなもんですよね。塾や予備校は更に酷いという話も聞きますし。

もちろん、どこも外向けのポーズとしては「対策をしっかりしてます」なわけですよ。でも、実態は伴っていない。原因はあきらかで、誰も責任取りたくないからですよ。無理やり休ませて大したことがなかったら、そこで発生した被害の責任をどう取るのか。また、休んだことで発生する「穴」を誰が埋めるのか。みんなババ引きたくはありませんよね、そりゃあ。

ただ、この状態を何とかしないとほんとにまずいと思うんですけどね。正直者がバカを見ることにもなりますし。

いろんなところの実態調査とかしたほうが良いんじゃないかなぁ。それか、個人の状態を政府に伝えれば休ませるべきかどうかといった判断を出してくれる診断フォーム設置するとか。感染拡大を食い止めるという実利をとるなら、誰かが責任を取るのではなく、いっそのこと責任取る奴が内部に出ないようにすれば、もうちょっと「自粛」も行き届くと思うのですが。

東京都感染者の増加。

本日の感染者が107人と、3桁に突入しました。予想より遅かったなという印象で、まぁ想定の範囲内です。

とはいえ、何でこうなったのかは考えておきたい。テレビやWEBニュースを見ると、小池知事や関係者は検査数を増やしたからだ、ただちに警戒する必要はない、と繰り返していますが、さすがに少し首を傾げたくなります。

6月30日の検査数は、都の発表では2213件。6月8日ごろでも2194件の検査を実施していました。1000件に満たない日ももちろんありますが、平均して今の検査数の半分以下ということは、ありません。

しかし、コロナの発覚数は倍以上になっているわけで、陽性率は明らかに上昇しているはずです(陽性率も表示されていますが、公開されている数値とデータが一致してないように見えます)。ふつうに考えればこれはあまりよろしくない状況でしょう。

一応7月1日の陽性率を見ておきますと、4.0%。やっぱり6月上旬くらいのレベルにまで上がってきていますね(都の発表によると最高値は4月11日で31.7%。5月11日は5.0%でした)。

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いや、ふつうじゃない考えできちんと「大丈夫だ、問題ない」と言えるのかもしれませんが、その詳しい道筋は説明されていません。したがって聞いてる側は思考停止するのでなければクエスチョンマークを頭の上に出すことになります。

こういう、誤魔化しに見えるもやっとした説明は、何か表沙汰にできないような背景があるのかなと勘ぐりたくなる要素です。都知事選を控え、票のためのムーブにも見えてくる。印象はあまり良くありませんね。

もしかすると都知事選が終わったら「警戒」が加速するかもしれません。それだと遅すぎることにならないか不安です。

ここできっちりと、国とは別に都のオリジナルな警戒態勢に移行していく、くらいのリーダーシップを見せてくれれば個人的には文句なく投票するんですけど、見てる感じことなかれの現状維持に落ち着きそうかなぁ。

専門家会議廃止。

まさかの展開。

 ▼「専門家会議「廃止」に日本政府への心配が募る訳」(東洋経済)

6月24日夕、新型コロナウイルス対策を担う西村康稔経済再生相は、政府に医学的な見地から助言をしてきた専門家会議(座長・脇田隆字国立感染症研究所長)を廃止すると発表した。

代わりに他分野の専門家を交えた分科会を発足させるという。市民にとっては、専門家会議が提示した科学的根拠に基づく生の情報によって、自分の判断で行動変容に対応できた。これまでにない施策過程の透明化が、国民的な理解を深めたともいえる。

専門家会議やクラスター対策班による分析にいろいろな「ツッコミ」が加えられ、世間ではやれ無能だなんだという声もあがっていましたが、こまかくデータを出し、たたき台となる分析を提出していたのは間違いありません。そうして、そのことで私たち一般市民の判断材料が増えたことも確かでしょう。

ろくでもない分析をするならないほうがマシ、ということはあるのかもしれませんが、私には専門家会議がそんな(ないほうがマシといえるような)組織だとは思えないんですけれども。


西村経済再生相は、専門家会議を廃止するのは、法的な位置づけが不安定だったためと説明している。新しい分科会は、リスクコミュニケーション(リスク時の情報発信)の専門家や地方自治体の関係者らを加える方針も示した。


ということですから一応法的な筋は通っているし、そもそも招集したのが政府ですから廃止も政府が決めて問題ないとは思うものの、手続きや発表のしかたがあまりにも雑で、今後「専門家」の協力を政府が得られるのか。得られたとしても、政府の思惑に沿うことしか言わない組織ができあがったとしたら意味がないのではないか。そんなことも考えます。

政府と考えが違ってもあくまで「感染症の専門家の立場」から警鐘を鳴らし続ける。そういう組織はこの後も必要なんじゃないのかなぁと思うのですが、新しく作られる分科会は多様な専門家が入ってくるそうなので、これまでのようなとんがった組織にはなりそうもありませんね。

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