よい子わるい子ふつうの子2(仮)

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

アニメ・ゲーム・小説

パワプロがアニメ化する話でヤンス。

地上波かと思ったらWEBアニメでした。制作は、株式会社CloverWorks。A-1 Picturesの分家ですね。空の青さとか知ってるところです。

というか、初アニメ化なんだ……。その単位でもいままでアニメ化していなかったのは逆に意外でした。ゲーム画面でぬるぬる動いてるイメージがあったからでしょうか。

公開のイラストだと橘みずきは出番なさそう……まぁ4話ですし、厳しいかな? どの層を狙ったアニメにするのかわかりませんけど、カレンちゃん(天音じゃなくて姫野のほう)はぜひ出して下さいお願いします。佐藤太郎くんでもいいですよ。

何にしても、パワプロ君や眼鏡のイケメンが活躍するのが楽しみでヤンス。


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 ▼「『パワプロ』初のアニメ作品化が決定! “パワフル高校”を舞台に全4話で動きまくるでヤンス」(ファミ通.com)
 2021年3月12日、KONAMIは、野球ゲーム『パワフルプロ野球』シリーズ初となるアニメ作品化を発表した。ゲームアプリ『実況パワフルプロ野球』のパワフル高校を舞台とし、1話約10分のWebアニメ(全4話)になるという。

ウマ娘、ぼちぼちはじめました という話。

オタクのすなるウマ娘といふものをOYOYOもしてみむとてするなり。

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というわけで、初期のリセマラだけ終えて放置していた『ウマ娘 プリティーダービー』、最近のブームに乗っかりつつ今日からDMMのPC版配信開始ということもあり、ちょっとずつ中身のほうもやりはじめました。放置していたからスタートダッシュミッションの期限が結構キツキツで……。Twitterのお友達のお力でなんとか乗り切れました。ありがとうございました。

ゲーム自体が割と「ザ・日本のSLG」っていう感じの育成ゲームで面白いことに加え、ぬるぬる動くのが凄い。ライブとか、レースゲームとは思えないクオリティですし。このところソシャゲー界隈も海外産におされ気味だったので国産のものがこれだけのクオリティで、話題になっているというのはちょっと良かったなと思ったりもしています。

『じゃじゃ馬グルーミンUP』を読んで以来競馬は好き(ガチで馬券に突っ込めるほど勉強はしていないし、趣味ですというほど詳しくもないのですが)だったし、ダビスタとかで最低限の馬知識は持っていたので、まぁ楽しいですね。ソシャゲーとして人と競ったり物欲を満たしたりというより、純粋にキャラのストーリーを楽しみたい感じ。

ハルウララが勝ち負けするたびに嬉しいような、そんな簡単じゃないんだなぁって言いたいような、複雑な気持ちになります。あと、ハイセイコー出して欲しい。

あと、耳寄り? かどうかわかりませんが、本日3月10日から、Linksmateで「ウマ娘」との連携が始まりました。

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グラブルとかに比べると、あんまり……全然いい感じの引き換え商品ではない気がしますが、無いよりマシかなとも。せっかくのサイゲ特典ですから使わないとね。

今後どういう気持ちになるかわかりませんが、私のトレーナー方針は、当面課金なし。のんびりまったりやるつもりです。よかったらお友達になってください。

30年ぶりに岩泉舞作品集が出る話。

先日、公式ツイッターが開設されて、岩泉舞先生の「新作」を含む作品集が出ることを知りました。



もう、感激でひっくりかえりそうになりましたよ。単行本の発売が1992年。約30年ぶりですからね!!

昔、1冊だけ出た短編集は現在WEBで無料閲覧できます。

 ▼『七つの海 岩泉舞短編集』(マンガ図書館Z)

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個人的には「ふろん」と表題にもなっている「七つの海」がオススメです。

「ふろん」は凄く印象が強烈で、「自分の考えで動かない」、脳を切り取られて反射だけで動いているカエルと同じでもう死んでいるんだ……というメッセージが思春期の一歩手前くらいだった私のココロにズドンと来ました。

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岩泉先生のコメントだとこれが初投稿作品だったそうですが、初投稿でこれってのが凄い。ただ、この方向性でジャンプだったってのが、今にして思うとちょっとボタンかけちがえたところだったのかなとか思わないでもないです。

いとこの家でこれを読み、どうしても欲しくなって書店をまわったけれど手に入らず……。当時は分からなかったけれど、たぶん冊数があんまり出てなかったんでしょうね。しかしインパクトはメチャクチャあって、この後連載したわけでもない作家さんなのに、現在中古はすげープレミアついてます。8,000円超え。

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絵柄はいかにも90年代初頭っていう感じ(ふしぎの海のナディアっぽさがありますよね。1990年です)ですし、イマドキの若い世代にこういう「バブル崩壊後の価値がゆらぎ始め時期の作品」がどの程度刺さるのかわかりませんが、私みたいなおじさんにはもう今の時点で既にグサグサ刺さりまくってるので手に取るのが本当に楽しみです。

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しかし、『同級生』のリメイクといい、時代が30年くらい巻き戻るのがブームなんですかね。時代状況が似てきたということなのかなぁ。

ブルアカの話。

最近サービス始まったブルーアーカイブ(ブルアカ)をプレイしてます。

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学園モノが得意だから……というわけじゃないけど、近未来っぽい風景と、ちょっとレトロな銃で戦う世界観が琴線に触れたんです。世界が好きになれそうかどうかっての、結構大事ですよね。

海外ゲームならではの、微妙な日本語とかはあるにしてもストーリーが予想以上に面白かったし、ゲームの難易度も、ステータスが強い高レアカードでぶん殴るだけでは済まない面白さがあって、最近プレイしてきたスマホゲーの中ではダンチに面白いかな……。ゲームに関しては戦略性といい、アイギスに近い良さがあります。

明日から初のイベント開始ということで、ちょっと楽しみ。エラーが多発してるからどうなるのか心配ですが……。あと、今日から「ウマ娘プリティーダービー」が長年の沈黙を破って(ほんとに長かった)サービス開始したので、そっちに人が集まってブルアカが衰退するんじゃないかっていう心配もあったりします。

まあ、私はしばらくブルアカ1本で行くつもりですので、見かけたらよろしくおねがいします。

声優判定アプリANIVOの話。

昨年末にちょっと話題になった、アプリに声を聞かせるだけで声優の名前と作品が分かるサービス「ANIVO」。AIが音声を分析してくれるということですが、精度はどれほどなんでしょうね。声紋とかあるくらいですから機械が頑張るならそこそこ高い精度が出そうな気もします。

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 ▼「声を聞かせるだけで声優の名前と作品が分かる「ANIVO」事前登録開始」(livedoor NEWS/ロボスタ)

ディップ株式会社はアプリケーションに声を聞かせるだけで声優の名前と作品がすぐに分かる「ANIVO」(アニボ)の事前登録を2020年12月23日(水)より開始したことを発表した。

「ANIVO」はAIが音声分析で声優検索を行うため、ユーザーは面倒な「検索行為」を一切行うことなく、気になっている声優の名前や出演作品などの情報を簡単に素早く取得することができる。さらに声優の関連作品を動画配信サービスでチェックすることも可能なため、「声優で作品を選ぶ」という新たな動画視聴の選択肢を提案する。サービス開始は2021年春頃を予定。

●「この声優、誰だっけ…」 検索の手間や知識の壁を解決

新型コロナウイルスの影響により、自宅での動画視聴時間が増えたことで、幅広い世代がアニメ作品に触れるようになった。また、2020年は爆発的なヒット作品が登場し、今後もアニメ人気は拡大していくものと考えられる。しかし、ライトなアニメ視聴層は声優の名前や過去の出演作品などが分からず、「この声優の声が好きだけど、名前が分からないので、他の動画を検索することが出来ない」といった新たな壁にぶつかっていることも多くある。「ANIVO」はそうした壁を取り払い、人気作品だけでなく、幅広くアニメ作品に触れてもらい、アニメ業界や声優にとっての新たなチャレンジに貢献したいとしている。

ただ、一般アニメに出てる声優さんとえっちなゲームに出てる生き別れの双子の兄弟姉妹が同一人物判定されるのとかは大丈夫なんでしょうか……。そういうことを考えると、AIで「同一人物」判定ができる時代って怖いなぁと思います。

あと、昔は「声を聞いただけで声優さんがわかる」みたいな特技を持った声優鑑定士みたいな人が相当数いたし現在もいるのではないかと思うのですが、そういう特技もやがて過去の遺物になるのでしょうか。実際には、Google検索があっても基礎知識・基礎教養のある人の価値は依然として高いままなのでそんなことにはならないかなぁとも思いつつ、相対的に価値が下がったことは否めませんからねぇ。

まあ正直、「この声は誰か」なんてのは今日日たいていの場合クレジットされているわけで、試聴中に精確な情報を知りたくなるっていうのは完全に趣味の範囲。そういうところにAI投入しちゃうというのは、ちょっとワビサビが足りないような気もしています。

サマータイムレンダ、アニメ化の話。

うおおおおおおお。きたああああ!!!!

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『サマータイムレンダ』、アニメ化するって! これはマジ楽しみですね……。特に最後の方のアクションシーンは、漫画でも迫力十分でしたがアニメになるとかなり映える気がする。声付きの南雲先生も楽しみですし(そっちかよ)。

連載初期からずっと追いかけていたし、アニメ化したら人気出そうだなぁとも思っていたので嬉しいです。そして田中先生おめでとうございます。

あとは作画がヤシガニにならないことを祈るばかりですな……。

ハチサマ当選してた話。

4月25日に八王子で開催される「ハチサマ5 Hachinai Spring」。

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当選していました。やったねー。

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Twitterキャンペーン系はまったく当たらないけど(ノД`)。というかサイン年賀状とか複数当たってる人もいる中で、あれだけ初期から応募続けていてクリアファイル1回ってのは寂しい。それとも、1回でも当たっていることを喜ぶべきなのだろうか……。

それはさておきコロナでの中止が続いてしょんぼりしていましたが、今回もどうなるか……企画してもらえるだけありがたい話ではあるので(グッズとか作るのも会場押さえるのも大変でしょうし)、当選したからには開催を信じて待つことにします。

とはいえ、スタッフさんや出演者のみなさん、また参加するオーディエンスの健康が第一。今回は払い戻しも控えるし、頑張ってグッズは買いますので、無理のないようにしてください。

サンクリ中止の話。

週末に予定されていたサンシャインクリエイション2021Winterの中止が、先日発表されました。



サンクリは都心のど真ん中ということもあるし、同系統のイベントの今後のことを考えても、ここで無理をできる局面ではありません。当たり前の判断だと思います。とはいえ、その当たり前をきっちりやってくれることに安心と信頼を覚えるのも確か。

状況が状況だけに仕方ないとはわかっているものの、やはり残念です。スタッフのみなさんやサークル参加予定だった方々の無念は更に強いものだと思います。次のイベントの無事開催を祈るくらいしか、今はできることがないのがもどかしいですね……。

追記 2月のコミ1(COMIC1☆18)も中止でした。


あるオタクの死。

オタクの「孤独死」を扱った記事を読みました。いろいろと考えさせられてしまった。

 ▼「好きなものに囲まれて逝った40代オタク男は「孤独死」だったのか」(NEWSポストセブン)

 高齢者の問題として話題になることが多かった「孤独死」だが、単身世帯(一人暮らし)が全年代で増えているいま、年齢を問わない問題になりつつある。そして2020年7月には、遺品整理や特殊清掃を行う株式会社ToDo-Companyから「オタクの孤独死が急増」と発表されたのを目にして、落ち着かない気持ちになった一人暮らしの人も少なくないだろう。俳人で著作家の日野百草氏が、好きなものに囲まれてこの世を去ったオタクの死について考えた。

 * * *
「葉月のやつ、まだブラウン管だったのか、最期まで変わらないな」

 限りなく埼玉に近い東京都区部、親御さんの許可をいただき見慣れたアパートの一室に入る。もう20年以上前か、このアパートでネオジオの格闘ゲームに興じたり、古いアニメを見てはああでもない、こうでもないと一晩中語り合ったのは。部屋の中は驚くほど変わっていない。時が戻ったみたいだ。このアパートの住人は、葉月くん(40代、仮名)。彼は『闘神都市』というゲームのヒロイン、瑞原葉月が好きだったので葉月にさせていただく。

(中略)

 葉月くんのような死を「孤独死」というのだそうだ。筆者は常々おかしいと思う。好きなものに囲まれて、好きな生き方をして、誰にも迷惑をかけずに生きてきたひとりの人間の死を、誰が「孤独死」と決められるというのか。葉月くんのレーザーディスクのコレクションは未開封のものが多い。コレクターは本当に大事なコレクションは開封して観る用とコレクション用の未開封とで買うものだ。当時観たから手元に置きたいだけ、というのもある。これもおかしな孤独死男性のネガティブな情報とされるのだろうか。

 好きなものに囲まれて死ぬなんて最高の幸せだ。結婚もしてないなんてとか、子どももいない人生なんてとか、普通の父親となって幸せを云々なんて葉月くんのような古参オタクには余計なお世話である。葉月くんが長生きできなかったことは残念だが、この20世紀オタクの秘密基地のような城を枕に「討ち死に」した彼の死は羨ましく思う。ましてや彼はそれを徹底できた。SNSもやらず、ソシャゲもやらず、煩わしいインターネット文化もガン無視して20世紀のオタクのまま死んだ。

 この件はコロナ禍の本格化する以前、2020年2月の話である。親御さんからはぜひ書いて欲しいと言われていたが、コロナ禍の取材や社会的な問題に取り組む中で延び延びとなってしまった。個人的に消化するのが難しいという部分もあったが、このコロナ禍、孤独死問題に関する一部記事に対しての違和感から再び筆をとった。

 緊急事態宣言が発令された4月以降、自粛の中で孤独死について多くの記事が配信された。一般的な幸福論からすれば不幸な死なのかもしれない。しかし幸福とは相対的なものではなく絶対的なものだ。葉月くんの人生は幸せだった。好きなものだけに囲まれて死んだ。健康に気をつけても心疾患は突然やってくる。もちろん事故など突然の死の可能性はきりがないが、いずれにせよ絶対的な幸福の中で死ぬなら本望だと思う。誰に孤独だ無縁だと決めつけられる謂れもない。コロナ禍は2021年も長引くだろう。独身の一人暮らしにとってさらに厳しい時代となったことは確かだ。友人や恋人がいるなら幸いだが、そうでない独身者も多いだろう。だからこそ絶対的な幸福としての大好き、が必要だ。葉月くんにはそんな大好きがいっぱいあった。

 死ぬ瞬間までオタクの城で大好きなアニメを観てたなんて最高じゃないか、なあ葉月。

まず、葉月は『闘神都市』じゃなくて『闘神都市2』のヒロインです。というのは声を大にして言っておきたい。あと、葉月が大好きだったなら彼の名前はシードにしてやれよ、と思わないでもないのですが、閑話休題。

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何というか、良い文章だなぁと思います。ただ、それは取材が行き届いているとか故人に寄り添っているとかそういうこともあるのですが、どちらかというと記事自体のクオリティの話じゃなくて、私個人にとって刺さるものがあると言いますか。ある種のオタクの心意気みたいなものを語っていて、そこに共感できる気がするんですよね。

この方(日野百草さん)は作家ですので、事実をドラマティカルに書いている部分はあるでしょう。多少の誇張やフィクションは含まれていておかしくありませんし、もしかすると「葉月くん(40代、仮名)」は実在しないかもしれません。ただそうであったとしても、私にとってのこの記事の良さがなくなりはしないのかなと思っています。

日野百草っていうと知らんわいとなりそうですけど、「新勝寺ひろ」さんとか「上崎よーいち」さんなら分かる人がいるかもしれない。昔、パソパラとかコンプティークにコラム書いてた方です。いや、「新勝寺ひろ」名義とか私も知らなくてブログ拝見して初めて知りましたけど、出自からして付け焼き刃ではなく40代のオタクの生態とか気持ちみたいなのを知っている方。そういうガチなところは文章に滲んでいて、読んでいて嫌味がないし安心感があります。

たとえば「彼は『闘神都市』というゲームのヒロイン、瑞原葉月が好きだったので」という冒頭の一句。さらっと書いていますがふつうなら出てこないフレーズです。ただ、これがあることで「あ、葉月くんはエロゲーも嗜んでおられたのね」ということが分かる。あるいは「みんな当時は永遠だと信じていたが、永遠ではなかった。永遠なんかなかった。」という部分も、往年のエロゲーマーなら「ここにあるよ」と返したくなり、実際に記事はそういう方向に進んで行く。さらっと読める文章の中に、分かる人にだけ分かればいいやという書き方を入れていく。俄仕込みではない匠の技を感じます。

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さて、この文章のキモ(キモさじゃないですよ)は、「オタクとは孤独だ」というところに尽きるのではないかと私は思っています。

ここに書かれている「葉月くん」のこだわりは、いわゆるふつうの人には理解できないでしょう。そしておそらく彼の友人たちにも、筆者にも、もちろん読者である私たちにも理解できないことはいっぱいある。オタクのこだわりなんてそんなものじゃないですか。変な話ですが、筆者がこの記事の中で発掘した遺品や「葉月くん」との思い出を語る量が増えるほどに、私には「葉月くん」の輪郭が見えにくくなりました。外在的な情報は増えているんですけど、「私が想像するこういう人じゃないんだな」ということに気づく感じ。わからないことがわかる、というやつですね。

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ただ、事実としてわかることもある。それは、亡くなった「葉月くん」は死後の自分の評価を見ることはできないということです。だから、彼が亡くなったその時、彼にとって現在の(死後の)ことは本質的なことではなかったでしょう。

1人の人間がこの世を去った。それについて生き残った私たちは、やれ幸せだったの不幸せだったの、かわいそうだの立派だったのと評価をするけれど、ぶっちゃけ自分が死んだ後の評価なんてオタクには関係ないわけです。自分が死んだらグッズを処分してほしいとかHDDをふっとばしてほしいとか、そりゃまあ確かに私も思います。でもほんとうに気になるかと言われればそこまででもない。自分が死んだら後は野となれ山となれ……みたいな意識はどっかにある。

グッズなんかを引き継ぎたいと思っている人がいるのはわかります。そういうタイプのオタクもいるでしょう。もしかすると中には「鴎外文庫」や「漱石文庫」「米沢文庫」のように自分の名前を冠した博物館を作りたいという人がいるかもしれません。しかし、おそらく「葉月くん」はそのタイプではなかたし私も違います。名誉も不名誉も、遺産も跡継ぎも、自分の後に残るものをそんなに重視はしていない。

また、40代で世を去った「葉月くん」が満足だったか無念だったかも、究極的には彼にしかわからないことです。もっと長く生きたかったのか、それとも生きづらさを感じていたのか。私たちは身勝手に想像することしかできません。

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オタク――少なくとも「葉月くん」のようなタイプのオタクにとっては自分の世界が全てです。自己完結型。この記事が浮かび上がらせるオタクの姿は、そういう孤独さだったと思うのです。ただ、それは別に悪いことじゃない。そのことをポジティブに捉え直せば、記事中の「しかし幸福とは相対的なものではなく絶対的なものだ。」という一文になるのかな、と。

オタクの人生を外から評価するな、と言っているわけではないでしょう。それならこの方の記事自体が矛盾することになります。そうではなく、ある種のオタクにとって「他人の評価なんて関係ない」のです。最期までひとり。他人から孤独だねと言われても、「そうだね。それで?」「それがいいんだよ」と返せる。

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「葉月くん」と年代も傾向も結構近しいと思われる私は、この記事をオタクの孤独を肯定するものだと読みました。孤独讃歌。おそらく「その種の」オタクはこの記事を呼んで、「葉月くん」のことではなく自分自身のことを主に考えたのではないかと思うのです。自分もこんなふうに死にたい、自分はこれだったら無念だろうな、いざというときに備えてコレクションについて遺書を書いておこうかな……etc。究極の関心事は自分のことになるタイプですから当然ですね。

私だけの世界。自分だけの城。そこで生き抜くことを肯定している。別に否定されたって良いんですけどね。肯定されようが否定されようが、孤独なオタクの生態は変わらないから。

でも同じように生きている人がいるということは、何というかその孤独を励まされているような感じがします。孤独なのに励まされるというのもおかしな話かもしれませんが、仏教だって孤独な修行の中に「同行」がいますし、同じ道を往く人がいることは心強い。そういうことにしておきましょう。

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最後の「死ぬ瞬間までオタクの城で大好きなアニメを観てたなんて最高じゃないか、なあ葉月」という1文。これはおそらく、故人の真情を勝手に慮ったものではありません。この記事はこうじゃなきゃいかんわけです。死の意味を決めるのは「葉月くん」だという宣言であると同時に、筆者から読者である「その種の」オタクに向けたメッセージであり、究極的には「その種の」オタクが自分自身に向けたメッセージなのですから。

町おこしご当地RPGの話。

石巻市が制作しているRPGをご存知でしょうか。

さいたまのRPGに続く二番煎じだったせいか、昨年の11月頃に発表はされていたのですがあまり話題になっていなかった気がします。んで、今年の3月配信予定なのにまだタイトルも未定です。もしかするとこのブログのように、「(仮)」までが正式タイトルなのかもしれません。けせらせら。

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石巻市地方創生RPG(仮)
概要
ゲームの石巻市、現実の石巻市、どちらも楽しめるスマホRPG

石巻市地方創生RPGは​石巻市の魅力的な地域資源を最大限に活用して創造されたファンタジー世界を少年や少女たちが冒険するスマートフォン用のRPGアプリです。​

​石ノ森萬画館、サン・ファン・バウティスタ号、齋藤氏庭園、金華山などの観光名所のほか
ホヤ、牡蠣、鯨、石巻やきそばなどの名物・名産品が物語の随所に登場します。

​スマートフォンの位置情報を利用した機能や、地域の店舗利用を促進する企画も実装。

ゲームの石巻市、現実の石巻市。​それぞれの豊富な魅力をお楽しみください。

異世界転生ならぬ石巻転生。ゲーム画面を見るとそこそこ出来上がっている気配がします。PC98時代のPCゲームを彷彿とさせる古き良きRPGという趣ですね。

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ちらっと見える建物が、テントというか竪穴住居みたいだったり、主人公たちの名前が思いっきり西洋風なのは大丈夫なのでしょうか。あとふつうに考えたら、街を歩いていたらモンスターに遭遇するってかなりデストピア感漂っている気もしますが、なんたって市がプロジェクトとしてやってる公共事業ですから問題ないはずです。

ちなみに、「アプリの中で指定されている観光名所や公共施設などを実際に訪れてスマホのGPS機能を利用して訪問が認証されるとゲーム内で使える強力な武器やアイテムなど多くの特典を入手することができます。」とのことですので、別に石巻に行かなくても遊べるは遊べそうです。まあそうじゃないと石巻市民のみのアプリになっちゃいますもんね。観光客を呼び込むきっかけにしたい、ということでしょう。
あと、まだモンスター絵を公募しています。1月7日までですね。まだギリギリ間に合うか……?

 ▼「ゲームに登場する『敵モンスターのデザインと名称』を募集いたします。
応募資格
石巻市民をはじめ、全国のどなたでも応募できます。

審査方法
応募いただいた作品は、応募者の年齢・学年から下記の2部門に分けて、石巻市事務局にて審査を行い、それぞれの部門で大賞、審査員特別賞を決定します。
また、モンスターデザインは石巻市事務局による審査のほか、特設サイト上にて、あらかじめ選考された作品の中から、お気に入りの作品への投票による審査も実施します。

 (1)一般部門
 (2)中学生以下部門

採用者特典
採用された方には、石巻市のイメージキャラクターである「いしぴょんず」の観光PRグッズセットにRPGのキャラクターグッズを添えてプレゼントします。        
採用者の中でも、大賞、審査員特別賞を受賞された方には、さらに素敵な特典が...?

募集期間
令和2年11月9日~令和3年1月7日
魔法名も募集していました。これも7日締め切り。間に合います。

 ▼「登場人物たちが使う魔法をかけるときに唱える呪文と名前を募集します。

気になってるのがキャラ絵誰が描いてるんだろうってあたりで、委託先のさいたまで描いてるんですかね。石巻の職員さんがやってたら凄いし応援したいのですが……。あとCVとかどうなってるんでしょう。そのへんの情報あんまり出てないので……。是非公開してほしい。

ちなみに委託云々と言いましたが、報道によると、この企画は市内の高校の野球部のもので、制作はさいたま市の企業に委託しているようです。この報道が1月2日に出てくるあたり、あんまり盛り上がってないんじゃないかという心配が……。

 ▼「石巻誘客にスマホRPG 市が3月配信へ 地元の名所や特産品登場」(河北新報)

 宮城県石巻市は、地域の魅力を発信する「地方創生RPG(ロールプレーイングゲーム)アプリ」の制作を進めている。地元の名所や特産品が登場するファンタジーの世界を若者らに冒険してもらい、市内への誘客を図る。3月の配信開始を目指し、モンスターや魔法のアイデアを募っている。

 市によると、自治体が地域活性化の目的で作るRPGは東北では初めてで、全国5例目。
 RPGは、はるか昔の石巻市が舞台。開拓を手伝いに訪れた少年が地元の少女や仲間と出会い、旅をしながら石巻の危機を救うストーリー。東日本大震災の経験や復興支援者を想起させる設定となっている。

 スマートフォン用アプリで無料ダウンロードして遊べる。観光地で衛星利用測位システム(GPS)を使うとゲーム内のアイテムを獲得できる仕掛けなどを用意し、現地来訪を促す。

 RPGは市などが主催する昨年の「いしのまき政策コンテスト」で優秀賞に選ばれた石巻西高野球部のアイデアを基にした自治体RPGの実績を持つさいたま市の企業に制作を委託した。市商工課の担当者は「ゲームを通じて石巻に興味を持ち、震災10年後の復興した街を見に来てほしい」と話す。

 募集しているモンスターの名前とデザイン案は、市の名物などをモチーフにしたアイデアで約30体の採用を予定する。魔法の名前と唱える呪文も募集中。石巻地方の方言や流行語をアレンジしたものを求めており、5種類ほどを採用する。

 募集締め切りは1月7日。連絡先は市商工課、観光課0225(95)1111。

ちなみにさいたまのRPGってのは「ローカルディア・クロニクル」のことです。2019年3月で更新止まってますが、そこそこ評判良いんですよね(私はやったことないのでわかりません)。マップはどう見てもRPGツ●ールというかドラ●エですが。

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この路線で流行るなら、東京でもやってほしいですね……。23区内の鉄道とかゲームなら覚えられるかもしれないし、リアルダンジョンと名高い池袋・新宿・渋谷あたりをゲームで「予習」できるなら、東京に出てこようと思っている少年少女にもメリット大きいように思えるんですが、ダメでしょうか。

ともあれ、石巻RPG。新型コロナが逆風になってしまいましたが、うまく軌道に乗って地方創生の一助となることを祈っております。

《自己紹介》

エロゲーマーです。「ErogameScape -エロゲー批評空間-」様でレビューを投稿中。新着レビューのページは以下。
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