よい子わるい子ふつうの子2(仮)

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

その他

新しい驚異の美容術・「脳洗浄」の話。

水素水、血液クレンジング……。世の女性たちの「美」への渇望は果てしなく、その欲と結びついてさまざまな珍しい美容術が生み出されてきましたが、今回また強烈なのが登場しています。流行ってるのかどうかしりませんけど。

その名も、「脳洗浄」ッッ!! 余りの強烈なネーミングセンスに度肝を抜かれます。ちなみに脳洗浄をそのまま英語にするとBrainwash。単語の意味は「洗脳」ですが、大丈夫なんでしょうか……。

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字面的にこういうやつを想像してしまいます。

▼「脳洗浄に生シャンプー!?「頭が泣いて喜ぶ」とウワサの凄腕サロンを直撃!」(OCEANS)

ウェルネスにおける最も重要なパーツといえば、何といっても頭

健やかな髪と頭皮はもちろん、仕事のパフォーマンス、メンタルにも深く関わる頭の内側の健康にも投資をする価値が大いにある。

そこで今回は「頭が泣いて喜ぶ」とウワサの凄腕サロンを訪ねてみた。

「脳洗浄」。聞いただけで頭のモヤモヤが吹き飛びそうなネーミングの施術が、美容業界で話題を呼んでいる。その正体を明らかにするべく、東京・白金台のサロン、パラヒューズへ向かった。

脳洗浄とは脳脊髄液へアプローチして、頭の老廃物を流すこと。脳脊髄液は脳や神経を守るクッション的な役割を果たしているほか、脳神経へ栄養を送り、老廃物を除去する働きを担っています。

この液の流れが悪くなると、脳が圧迫されて働きが低下し、自律神経が乱れてしまいます。結果、頭痛やめまい、肩凝り、腰痛、冷え、うつ、不眠、視力低下などの症状が起こりやすくなります」。

そう語るのは脳洗浄の生みの親であり、サロンオーナーでもある藤川恵美子さん。

約90分の施術はすべて手技で行われる。足先から頭まで、体の歪みを調整しながら、オイルやカッサと呼ばれる天然石のプレートを使ってマッサージ。脳脊髄液の流れを促す。

痛みはまったくなく、ただただ気持ちいい♡ 施術中は副交感神経が優位になることで、セロトニンなどの幸福ホルモンが分泌され、多幸感に包まれるそう。最後は包帯で頭と顔を包み、形状を記憶させて終了だ。

「体が本来持っている健康な状態に近づけるだけでなく、頭のむくみも取れるので、自然と顔が4cm小さくなります。さらに、目はより大きく、輪郭はすっきりします。自律神経が整うので、不眠症や冷え、うつで悩む方にもおすすめですよ」。

週に1回、ひと月ほど受け続ければさらに顔が引き締まり体調が良くなるとか。「最近疲れが取れない」とお悩みならぜひ脳洗浄を試してみて。驚きの効果が実感できるはずだ。

のっけから 意味不 明難解さに頭が泣き出しそうになる文章です。そんな頭で大丈夫か?

脳洗浄の生みの親である藤川恵美子さんによると「脳洗浄とは脳脊髄液へアプローチして、頭の老廃物を流すこと」だそうです。

……なるほど、まったくわからん。

きちんと理解するためにも、直接本家から情報を仕入れてみましょう。ということで当該サロンのHPに飛びます。

▼「PARAFUSE.式小顔エステとは
私たちの小顔エステは別名、「PARAFUSE.脳洗浄」 といいます。

PARAFUSE.の小顔エステは脳脊髄液へのアプローチからスタートし、 PNFのテクニックを混ぜ、最後に包帯を使い形状記憶をイメージさせるユニークで新しい小顔メソッドです。

まずは、カウンセリングを通し頭の浮腫み、大顔や顔の歪みの原因について説明致します。
施術そのものは大変気持ちが良く、副交感神経が優位になるのでドーパミン、セロトニンなどのホルモンが分泌されスタート時から眠くなり痛みは全くありません。

施術時間は約90分。全身がリラックスし、筋肉の緊張が取れることにより本来の健康な状態へと導きます。
脳脊髄液へのアプローチから
お顔の歪みや浮腫・たるみ・頭のハチと言った外見的な状態、そして、頭痛や肩凝り・睡眠の質の向上や自律神経を整えていくPARAFUSE.独自のメソッドです。 全身の緊張をほぐしリラックスしていただきます。 小顔や美容だけでなく健康にもこだわった欲張りな新しいエステです。

商標登録取っとるんかい……。というかこれだいぶミスリーディング狙ってる気がします。「商標登録」はそりゃ名前ですからとれますよ。私が「OYOYO式摩擦術」とか言ってオ○ニーに名前つけたって別に通るはずです。特許じゃないですから。技術として認められてなければとれない特許とは違います。特許取得しているわけではないけど、「特許庁にて」とことさらに書くことで「すごい、ちゃんと認められた技術なんだ!」って思う人が出てくるのを誘発させる書き方です。

まあ記事とサイトHPを読む限り、頭を切り開いたり脳に変な液体をぶち込んだり怪しいサプリメントを飲まされたりするわけではないみたいでそこは安心。というか、「小顔エステ」って書いてますしね。大げさな名前がついているだけでどうもただのマッサージなんじゃないかと思うのですが、果たして。

もっとも、たとえそうだとしても幾つかヤバそうな部分はあります。たとえば最初の記事の中だと、包帯を巻く、みたいなのは演出ということで良いとしても、下の写真で紹介されている「カッサという天然石のプレートを頭皮に使用。頭に沿って動かすことで老廃物を流し出す」とかっていうあたり。これ、ふつうに読むと「カッサ」に凄い効果があって脳の老廃物を取り除いてくれる……みたいに読めます。そう読ませたい文章になってる。そうすると、そんな馬鹿なってなる。嘘だろ! と。

でもたぶん、「マッサージで血流(髄液流?)よくする→脳の代謝があがって老廃物が出ていく」みたいな理屈で、「カッサ」を使う必要はないけど良い素材だから使ってます、カッサが老廃物を流しだすわけではありません、という言い訳が用意されていると思うんですよね。ウソではない……精確でもないけど、っていう。

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また、サロンHPでは次のような効果がうたわれています。

脳洗浄は認知症予防に繋がります。 PARAFUSE.脳洗浄は脳脊髄液を流すことに特化した施術をしています。 日中の活動で生じた老廃物を、脳脊髄液が循環して回収していますが、同時に不要なアミロイドβも回収・排出されています。 アミロイドβはアルツハイマー病の原因物質の一つです。 睡眠不足などの影響で脳脊髄液の循環機能が低下すると、アミロイドβが増えて蓄積しやすくなると言われています。 つまり睡眠不足が認知症の原因の一つであり、(他2つは食事と運動不足による)認知症の予防には質の良い睡眠が必要になります。

脳洗浄が認知症予防につながる云々以前に、結論が「質の良い睡眠とれ」で脳洗浄と関係なくなってるし、1つ1つの文の間のつながりが不明瞭で何言ってるのかわかりません。もう少し突っ込むと、頭のマッサージが髄液の流れに実際どういう効果があるのかエビデンスがありません。また、よしんば多少流れを活発にしたところでそれがほんとうに認知症予防に有益かも不明です。そもそもの話、説明されてるメカニズムや施術効果について、信用する根拠がこの人の発言しかないんですよね。それっぽいことを言って煙に巻くにしても、ちょっとやりすぎじゃねーのと思います。誇大広告、景品表示法違反にならない?

最初に取り上げた記事でこのサロンの下に紹介されているところを眺めると、こういうとんがった美容業界ってほとんど宗教みたいに見えてきます。服飾ファッションだって宗教じみてますが、アレはまだ「外見」ですからそこで楽しむのは良いとして、自分の身体とダイレクトにかかわる話にも信仰を介入させる人が結構多いなと。真面目な話、インフルエンサーが宣伝したら瀉血(※中世ヨーロッパで流行った、血を抜いて体内の悪いものを体外に出すというなんちゃって医療)だってやっちゃいそうな……。怪しげな民間療法がいつまで経ってもなくならんのも、なんとなく分かる気がしたのでした。

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます(予約ではなく手打ちです)。

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大晦日に東京都では感染者1300人超えという、1000の大台を一気に乗り越える数が発表されました。ゆく年くる年ムードの中でなんとなく騒がれずに終わった感もありますが、これ結構深刻なことです。ここから数週間の間、かなり緊張感をもった対応が求められると思うのですが……都内、大丈夫ですかねぇ。

わざわざ振り返るまでもなく2020年はコロナに始まりコロナに終わったというか、ずっとコロナの話題が世界の中心で有り続けた年だったなという印象です。その意味で、世界は停滞した。「コロナのせいで何も進まなかった」みたいな話はよく耳にします。

でも、ほんとうに?

たとえば、リモートワークやら時差通勤やら、ECサイトの活用、あるいはオンライン通学もそうでしょう。「そのうちやろうね」と言われていたことが一気に進んだ側面がありました。

また、マスクをつけての日常、手洗いをして施設の中に入るときは消毒を……といった「ニューノーマル」なんてことばも流行りましたね。これまで「礼儀正しい」とされてきたことがあまり大声で言われなくなったり、逆に「失礼だ」とされてきたこと(たとえばお釣りを手渡ししないとか)が当然だとみなされるようになったり……。そういう変化はいたるところで、目に見えるかたちで起きていました。

そういう変化をマイナスと見れば、たしかに後退なり停滞なりということになるのでしょうが、変化は変化。プラスもマイナスもないと思えば、ともかくも「激動の年」であったと言えるような気もしています。

今年は、そういう変化がどっと押し寄せてくる年になるのか、はたまた「揺り戻し」が起きるのか。新型コロナの情勢以上に今後の私たちの生活に関わる部分かもしれないと思って注目しています。

さて、2011年12月17日に開設したこのブログ、順調にいけば今年の終わりに10年目を迎えます。まあだからといって何が変わるわけでもないのですが、今年の終わりにもまた「良いお年を」とご挨拶をして、無事に次の年を迎えられたら良いなと。

新型コロナによって命の危機がほんとうに近いところにやってきて、改めて「いのちだいじに」とでも言いますか、なんかそういう想いでおります。私もみなさまも、命あっての物種。まずは健康に次の年を……と。みなさまのご健康とご多幸をお祈りしつつ、念頭のご挨拶に替えさせていただきます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


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誤字ニ非ズ。

これは笑う。

 ▼「タコな大根、おしりリンゴ 自慢の珍品野菜や果物ずらり
 珍品や大物など、野菜の出来栄えを自慢する「自まんこ」コンクールが13日、横手市のJA秋田ふるさと金沢支店であり、管内の農家が丹精込めて栽培した135点が並んだ。

 品質や形など様々な観点から農産物を評価し、見て楽しむことで農作業にやりがいをもってもらおうと開催し、今年で23回目。

 並べられた野菜は珍品や大物、良品の部に分かれており、訪れた農家からは「りっぱだ」「上手にできている」などの声が聞かれた。子どもたちに人気の作品にちなみ「おしりたんてい」と名付けられた、お尻のように見えるリンゴも出品された。また、珍品部門の出品者でもある金沢保育園の園児たちは、五つに分岐したダイコンを見て「タコだタコ」と歓声を上げ、本数を数えていた。
「自まんこ」コンクールとはなんぞや。Myまんこ? てっきり「こ」が勢い余っちゃったのかと思っていたのですが。



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なんということでしょう。

真偽は定かではありませんが、「~っこ」という感じでついている「こ」ではないか、というのが有力な説のようです。

まあそれにしたってあとで気づかないわけもないので、狙ってるんじゃないかと思うんですけどね。

人体の神秘。

未知の臓器? が見つかったというニュースに割とびっくりしています。

 ▼「人の喉に未知の臓器を発見、オランダ研究チーム発表」(CNN)

オランダの研究チームが、これまでの医学では知られていなかった臓器が人ののどの奥に見つかったとして、このほど医学誌に研究結果を発表した。

発表を行ったのはオランダがん研究所などの研究チーム。鼻腔(びくう)と咽頭(いんとう)がつながる部分の頭蓋骨(ずがいこつ)の中に、未知の腺が隠れているのを発見した。同チームは「tubarial glands」という名称を提案している。

この臓器はがんの転移診断のためのスキャン検査で見つかった。研究チームはさらに、前立腺がんで治療中の患者100人の頭部と頸部(けいぶ)のスキャン画像を調べ、男性1人と女性1人の遺体解剖を行った結果、全員がこの臓器を対でもっていることが分かった。

超音波やCTスキャン、磁気共鳴断層撮影(MRI)といった一般的な検査ではこの臓器は見つけられず、前立腺がんの転移を調べるPSMA PET/CTという先端のスキャン検査で初めて見つかった。

論文を発表した研究者は「2020年にこんなものが見つけられるとは思わなかった」と振り返る

これが新しい臓器なのか、それとも唾液(だえき)腺の一部とみなすべきなのかについては論議もあったが、詳しく調べた結果、解剖学的にも機能的にも新しい器官であることが裏付けられたとしている。

病理学に詳しい米ラトガース大学の専門家は「人体にはまだ学ぶべきことがたくさんある。テクノロジーはそうした発見を可能にする。これは体内のエキサイティングな発見の始まりかもしれない」と指摘している。

これを「臓器」というのかよくわかりませんが、何にしても遺伝子の新しいなにかが見つかったとかじゃなくて、ガチで新しい器官がまだ人間の体内にあった、というのはかなりびっくりします。

これまで全然注目されてなかったということは、あんまり役割は無いのでしょうか。それにしても、まだどこかに「隠れた」器官があるかもしれないというのは夢が広がります。こういう発見をきっかけに、医学が大きく進歩したりするかもしれないですよね。

明石焼き。

こんな記事があったんですが。

 ▼たこ焼きと明石焼き、結局何が違うの? そんな疑問を一瞬で解消するボードがこちら

みなさんは「明石焼き」というご当地グルメをご存知だろうか。

黄色く丸いフォルムで中にはタコ。一見するとたこ焼きそっくりだが、間違っても一緒にしてはいけない。あくまで明石焼きは明石焼き。たこ焼きとは似て非なるものなのだ。

しかし悲しきことに、明石焼きとたこ焼きを間違える人、同じだと思っている人はどうも少なくないらしい。

明石焼き、そんなマイナーなのか……。割と全国区だと思ってました。もと兵庫県明石市民としてはショック。まあイナカのご当地料理なんてそんなもんかな。一応東京だと上野とかにも専門店あるんですけどね、デパ地下っぽいとこに。

これが明石焼きで。

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こっちがたこ焼き。

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だしにつけるかソースをつけるか、みたいな程度の認識でも悪くないとは思うんですけど、まあだいぶ違います。基本的に別の食い物だと思っていい。

ちなみに明石焼き、地元では「たまご焼き」っていう場合もあります。

『White Album2 Piano Music Collection』と『ゆきかき』の感想(C87同人誌)など。

本日はC87で頒布されていた同人誌、kapellさんの『White Album2 Piano Music Collection』、とっつんさんの『ゆきかき』の感想など。実はだいぶまえに読み終わっていたのですが、感想書くのが遅くなってしまいました。その理由については後述します。

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▼『White Album2 Piano Music Collection』
中のイラストはとっつんさん。『White Album2 Piano Music Collection』は、『WHITE ALBUM2』の作中に使われたピアノ曲にかんする本で、楽曲のタイトル、来歴、PC版(ゲーム)およびアニメ版のどの場面で使われていたか、といったデータが書かれています。その性質上、解釈的な部分にはかなり抑制を効かせていましたが、ところどころで挟まれる、著者の見解がなかなか興味深いです。以前にも出されていた同人誌のパワーアップという感じ。

アニメ版とPC版との対照などもされており、作品の演出面について検討する際には(とくに私の如き素人には)非常に参考になります。必携の一書と言って過言ではないかもしれません。

これだけの労作なので、本当なら1曲1曲のCDを買うなりしてきちんと聞いたうえで作品をプレイしなおしてから感想を……とか思っていたのですが、新年度も始まってしまってそれも難しく、うだうだ言っているといつまで経っても書けずに機を逸してしまうのではないかということで、今回思い切って書いてしまうことにしました。

個人的に注目したいのは、ショパンの練習曲5番「黒鍵」。これは私でも知っている有名な曲で、てろてろてろてろ、てろてろてろてろろ~ん という感じの……うん、私の音楽センスでは再現とか考えないほうがいいですね。まあそんな曲です。主旋律のほとんどすべてを黒鍵でひく(一度だけファを叩く)というかわった曲で、そのため「黒鍵」あるいは「黒鍵のエチュード」という愛称で知られています。

kapellさん曰く「ゲームでも、テレビアニメにおいても、かずさがまず弾くのはこの曲」(p.5)ということで、これがかずさの「黒」のイメージだというのはなるほどと思いました。

そこで連想されるのは、ショパンがこの曲を、「友へ」というメッセージとともにリストに贈ったというエピソード。(昔誰だったかに、受け取ったリストは曲が難しすぎて弾けずにとんずらしたというエピソードと一緒に聞いたんですが、ググってもここくらいしか出てこなかった。ホントか嘘かはよく知りません)

まあ一応そういうエピソードがあるという前提で話を進めますが、リストの曲というとPC版では非常に印象的なところと、すげーどうでもよさそうなところで1回ずつ出てきます。印象的なのは、「愛の夢」(kapellさんの本ではp.17)。アニメ版ではバンドが終わった後にもこの曲が使われていたようです。

どうでもよさそうなのは、「ラ・カンパネラ」(p.30)。かずさの追加コンサートの演目の1つとしてリストアップされていたということでした。リストだけにリストアップ。なんちって(死)。

ただ、今回本を読んでいて私は後者のほうに引っかかった。

かずさの追加コンサートは、ショパン、リスト、シューマンの3曲が使われたようです。私は「ふーん」と思うどころか何の違和感もなく読んでいたのですが、どうやらここはかなりおかしなところだった模様。

本項で取り上げる追加コンサートは、「別れのポロネーズ」で始まり、「ラ・カンパネラ」を挟んで、シューマンのソナタ第2番で締められます。
この3曲を全て演奏したとしても、実は30分前後にしかならないのです。
コンサートとしては短すぎて、曲に関して知識がある人にとっては違和感が残る曲数であるということがいえるでしょう。(p.28)

kapellさんはこの「違和感」に深入りを避けておられましたが、適当にものが言えちゃうクラシック門外漢の私は「おっ」と思ったわけです。なんかリストとつながったんじゃないの? みたいな。

「黒鍵」に象徴されるショパンがかずさだとするなら、そしてkapellさんが言うようにかずさが「口に出せない想いを乗せて」ピアノを弾く少女であるなら、かずさの選曲には何か意味があったのではないか。自分がショパンで、そのショパンが認めた「友」リストの曲を次に配し、ショパンに対して並一通りでない情熱を向けた信奉者シューマンの曲で締める。「3」という数もなんだかいわく有りげな感じがして、深読みしたくなる要素がいっぱいじゃないかな~と。

アニメで、これらの楽曲の使われ方が変わっていたという指摘がkapellさんからされていて、その辺は気をつけなければならないと思うのですが、かずさの怒りをあらわすシーンにはPC版では別の曲があてられていたということや、「I.C.」ではリストは登場していなかったというあたりは、PC版とアニメ版の『WA2』の演出を考える上でも示唆に富むように思われます。

と、ことほど左様にクラシックの素養がなくともさまざまな想像の翼を広げることができる(まあいままで私が述べたのはテキストクリティーク的には杜撰を通り越した無責任な妄言にすぎないわけですが)。また、クラシックを多少なりとも知っている人にとっては、どこでどんな楽曲が使われていたかを把握できるというだけでもじゅうぶんな手引となるでしょう。

そういう意味で、解説書や解釈書という以上に、作品の世界に対する想像力を働かせることができる優れた「導きの書(ガイドブック)」だったと思います。

たしかこちら(アリスブックスさん)で委託販売があるので、ご関心のあるかたはどうぞ。



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▼『ゆきかき』
中にSSがあって、そちらの著者はkapellさん。『WA2』のモノクロ画集で、全160ページです。まじすごい。タイトルと表紙イラストの通り、小木曽雪菜嬢への愛に溢れた本です(ちゃんと他のキャラも描かれてますよ。160ページ全部雪菜だったら別の意味ですごいです)。

絵については、音楽以上に何も語れないのでつきなみなことしか言えないのですが、いろいろなキャラクターの表情をご自分なりのスタイルで表現した、こちらは「解釈」の本かなという印象をもちました。なるほど、このキャラにはこんな表情もあったのか、という楽しさがあります。

また、ラフスケッチというか鉛筆の淡いタッチが非常によくマッチしています。『WA2』のような作品は、これはあくまでも個人的にですが、デジタルでしっかり彩色した綺麗な「CG」という感じの絵よりはこういうアナログ調の繊細であたたかみのあるイラストが似合うと思います。

単なる趣味だろと言われればその通りなんですけどね。いまだに携帯の待ち受けにしている『ホワイトアルバム』の壁紙これですし。

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あとこういうマナも好きだったり。

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『ゆきかき』は表紙の彩色もいいですよね。コピックか水彩でしょうか。色鉛筆っぽくはないような……いや、適当ですが。

紙質とかにもこだわってる感じ。こういう本はできればメイキングのプロセスなんかも載せて欲しいなと思ったり。サンクリやコミティアでイラスト系の同人誌出されてる方のを買うと、だいたいメイキングがついてて「おお~」と思ったりするのですが、あれは買い手の方も絵描きさんを想定しているからなのでしょうか。

ともあれ、できれば水彩風の色付き絵を他にも見たいなと思わせる良い本でした。

おふたりとも、楽しい時間をありがとうございました。 

イベントレポート:サンクリ2015冬に行ってきた話。

本日は秋葉原で大図書館の羊飼いラジオ出張公録、千葉のほうでワンフェスとイベントが盛りだくさんでしたが、私は池袋のサンクリ2015Winterに一般参加してきました。

朝8時くらいに会場に到着。雨がふるかと言われていましたが、幸い開場まで天気が崩れることはなく、やや寒い以外は快適な待機時間。カタログは既に購入していたので(サンクリはカタログが入場証がわりになる)、鞄を場所取りがわりに置いたあとは貴重品だけもって喫茶店へ。池袋という都心で開催されるため、こういうことができるのがサンクリは楽ですね。

今回はA1ホールとA23ホールの2ホール開催。ちょっとずつサークルの数が減ってる気がするけど、年4から年3スパンでの開催になったのはその辺りの事情もあるのかもしれません。

今回も私はA1ホールからスタート。まずは、べっかんこう先生のサークル「ロケット野郎」へ。入場前の待機列全体では先頭から100人以内にはいたはずですが、半分くらいがロケット野郎に行ったような……。結局ここでかなりの時間を使います。購入を終えた後「あじのひらき」さんへ向うも、並ぶ前に新刊と既刊のグッズセット完売の告知。まあ無理ですよね~。

サンクリ参加は数回程度というにわかではありますが、なんとなく解ったこととして、サンクリはコミケとかと違って一瞬で完売ということはない。ちょっと早めに来て(当然、早過ぎたらダメですよ。都心だけにコミケよりはるかに周囲の迷惑になるし、かつては盛大にペナルティがあったようなので)初手に並べばたいていのものは手に入れられる。ただ、2手目3手目になると無理な場合が結構あります。あと、サークルさんと一般参加者の距離が近くて、スケブやら先着限定の特典やらがちらほらあって、そういうの狙う場合は結構な頑張りが求められるかもしれません。

さて、「ロケット野郎」さんの後は「にの子や」さん、「L.L.MILK」&「どてちん天国」さんをまわって目標は達成。「bolze.」さんは残念ながらお休みだった模様……。さっき見たらブログのほうに欠席告知が出ていました。

その後はいろんなサークルさんをゆっくりと見て回ります。というか会場も広くないし参加者の人数が多すぎるということもないので、全サークルさんをじっくりと見られる。これがサンクリの好きなところの1つです。ほんとにいろんな発見や出会いがある。

今回驚いたのは、「モバマス」本の多さ。プチオンリーイベントが開催されていたという事情はあるにせよ、以前までとはまったく違う、もの凄い勢いと熱気を感じました。ラブライブ本、艦これ本は相変わらずの勢力でしたが、夏コミあたりにはモバマスがこれらに並ぶ第三極として登場してくるかもしれません。

その後は会場イベントなどに参加しつつ、途中から雨が降り始めたこともあって14時前に撤退。べっかんこう先生のスケブじゃんけんは1度も勝つことができませんでした。目指せ1勝やなぁ……。

本日の成果はたくさんあるので、5個ほど絞ってご紹介。

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(1) まずはロケット野郎さんのグッズと、アニメシンデレラガールズプチオンリーイベント開催記念の本。後者は委員会の頒布物ですが、表紙がべっかんこう先生だったので「べっかんこう枠」ということで。写真は左からブース配布のペーパー、冬コミ頒布のカレンダー、今回の新刊、記念誌。

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また、時間があるタイミングならサインOKとのことだったのでお願いをしたところ快く引き受けていただけました。ありがたや~。モノは、コミケグッズだった鈴木抱きまくらに入っているデザインプレートです。佳奈すけのグッズにサイン入れてもらうという念願がかなって嬉しいです。佳奈すけだけにかなって……。いや、なんでもありません。

(2) 次、ゆうき夕海先生(どてちん天国)とすめらぎ琥珀先生(L.L.MILK)の合体ブース。モバマスのイラスト本(18禁)。かな子としまむらさんが目印。どっちも肉感的でエロい。すばらしい。

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左から新刊、イラストペーパーの片面、表紙裏にしてもらったサイン、イラストペーパーのもう1面。サンクリは13時頃から人ががくっと減るので、それ以降であれば比較的作家さんにサインをお願いできるのも良いところですね。

あと、すめらぎ先生には『ななリン』のマニュアルにサインもお願いしてきました。

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お忙しい中ありがとうございました。

(3) ふらふらと会場を回っていて引き寄せられたのが、春名ヒスイさんのモバマス本、『ウチのみく知りませんか?』(前後編)と『後ろの席の前川さん』(どちらも非エロ)。とくに『後ろの席の前川さん』のカバーイラストからは、歴戦のモバマス戦士である気配が漂っています。

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その場で手にとって中を見たところ、文句なく面白そうだったので新刊のペラ本(4コマ漫画)込みで購入。『ウチのみく知りませんか?』は、アイドルとしての自分の在り方と、新しいアイドルをプロデュースすることになったプロデューサーとの関係に悩む等身大のみくにゃんの姿が。『後ろの席の前川さん』はクラスメートから見たみくにゃんの姿が描かれていて読み応えあり。

いやあ、アニメ化前からみくにゃんを追ってらした方だけあって愛が半端ないです。そして面白い。みくにゃんのいろんな表情を捉えててすごく良い本でした。同人誌って良いなぁと思わせてくれる作品でした。なお、ここに写真は載せませんでしたが新刊の『ニュージェネがブログを始めてみる話。』は、しぶりん、ちゃんみお、しまむーの3人が事務所からの指示を受けてブログを開設したらどうなるか……みたいな想定で描かれた4コマ漫画。Pは武内Pでした。あと、みくにゃんも最後に登場してた。

(4) サークル「さぼん」さん。uhhさんの描かれる女の子が魅力的です。新刊『SAVON SISTERS LOG』(ナナシス本)と既刊の『蹉跌をきたせば』(ラブライブ希凛本)を購入。以前友人がラブライブ百合本で注目しているということを言っていたので立ち寄ったところ、隣にあった新刊、ナナシス本の雰囲気が余りに良くて、その場ですっかり虜に。

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Tokyo 7th シスターズ』は最近名前を耳にするものの、どんな作品なのかまったく知らなかったのですが、このイラスト集はそんな私にでも女の子たちの物語を想起させるのにじゅうぶんな力がありました。

スケブOKということだったので描いていただきたい……でも『ナナシス』知らないし失礼かもしれない……と葛藤して、「ナナシス全然知らないけど構いませんか」とうかがったところ、幸いにも快く引き受けていただけました。

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というわけでスケブです。じゃーん。アホ毛がトレードマークの元気娘、春日部ハルちゃん(春閣下じゃないよ!)です。スケブをお願いしている間、にわかなりに勉強しました。ハルちゃん可愛いです。これを機に、ちょっとナナシスのことも知っていこう。uhhさん、ありがとうございました。

(5) ラスト、セブンデイズホリディさんのカラー漫画『渋谷凛はプロデューサーの夢を見るか?』。おまけでコースターもいただきました。18禁です。なんかエロ成分が少ないぞーということで我慢できなくなりゲット。エロいです。言うことなしです。

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ふぅ…………。

あっ、か、感想ですね! ハイ! しぶりんは攻めも受けも、純愛も凌辱も、すべてが板につくレベルでこなせるオールマイティーヒロインで素晴らしいと思いました。

(その他)
5作品の中には入れませんでしたが、GUNPさんのモバマス本、『わたしの一番星』。これも素晴らしかったです。

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今回モバマス関係の本、ホント良いの多くて目移りしまくり、実際読んでみても満足度高い。このクオリティーの作品を各サークルさんが作って夏コミに届くようなら、これは大変なことになるんじゃないでしょうか。

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フルーツミックス企画さんが出しておられた、往年の名(?)作『With You』の菜織と乃絵美を「近代化」するという本。準備号的な扱いのコピー本でしたが、格好を現代風にカスタマイズするというコンセプトに興味を持って購入しました。たしかに古いヒロインを現代風にアレンジしてみるというのは面白いネタだなぁと。

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あと、民輝書房(みんきぃしょぼう)さんのところの性転換(TS)エロゲー分析本。『あいまいみすと』の話をメインに据えつつ、エロゲーにおけるTSの話をかなり突っ込んだレベルで展開している評論本でした。まだきちんと読んでいませんが、ちょっとお勉強させていただくつもりです。

といったところで、サンクリのイベントレポートお終い。スタッフのみなさん、サークル参加のみなさん、一般参加のみなさん、ありがとうございました。また次の機会も楽しみにしています。

ブログ移転に関するお知らせ

17日でdtiblogがサービス終了するため、そろそろやっておかないとなーということで、明日ブログ移転作業を行います。

移転先はもう8割型決めているのですが、ちょっとどうしても調整したい点などがあって、そこを明日やってみてから結論をくだしますので、しばしお待ちください。

詳細は、明日の23時以降、こちらのブログにて掲示いたします。

よろしくおねがいします。

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ラブライフアドバイザー

まとめサイト経由で回ってきた面白い? 記事。丁度一年前くらいのやつです。

▼「ベッドの女性の演技「口元の一連の動きで分かる」と性専門家」(NEWS ポストセブン)

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ベッドの女性の演技「口元の一連の動きで分かる」と性専門家
2013.12.03 15:59

 女性は男性に気を遣って、絶頂を装うこともある。「イク~!」と大きな喘ぎ声を出していても、それが演技という可能性もあるのだ。

 勘違いしないためにも、女性の「演技」と「リアル」を見抜くポイントは、男性として知っておきたいところ。

 まず、感度を測る上で、喘ぎ声の大きさは重要ではない。それよりも言葉の抑揚や息遣いに注目すべきだという。ラブライフアドバイザーのOLIVIA氏が語る。

「セックスに没頭すると、“気持ちいい”とさえスムーズに言えず、言葉が途切れ、声に抑揚が付くもの。息遣いも変わり、“ハァハァ”と胸式呼吸の状態から“ウッ”と息を詰まらせたなら絶頂を迎えた可能性は高い。この時の“イク”は、たとえ小さく呟いただけでも本物でしょう」

 声や呼吸だけでなく、口全体をチェックすべきだとOLIVIA氏は続ける。

「快感が高まると口元は緩み半開きになり、大量に分泌された唾液が垂れやすくなる。そしてオーガズムに達すると、今度は歯を食いしばるなどの力強い動作が加わります。口元の一連の動きを見ていれば、本当に絶頂に達したのかがわかるのです」

※週刊ポスト2013年11月29日号
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まあ、私の経験と照らしあわせてみますと、喘ぎ声の大きさは重要じゃないってのはわかります。ボリューム調整すればすぐ変わりますからね……。

「口元は緩み半開きになり、大量に分泌された唾液が垂れやすくなる」というのもわかります。口元差分のことですね。

あと、「今度は歯を食いしばるなどの力強い動作が加わります」。これは逆で、イクときは口を開けて、それまでに歯を食いしばるようなCGが表示されることが多いかなぁ。髪を口にくわえて歯を食いしばってる描写とか好きなんですけど……最近あんまり見なくなって寂しいです。

え? エロゲーの話じゃない? それは失礼しました……。まあエロゲーの女の子はそもそも演技とかしないしね! 天使だから!

…………それにしても、「ラブライフアドバイザー(性専門家)」って何か凄いですね。ラブライブアドバイザーかと思ったでごぜーますよ。

お前何処のモンよ?

ローソンで数の子の「松前漬け」のおにぎりとやらがでていたので、面白そうだなと思って買ってみました。ただ、買う前にちょっと躊躇ったのは、表に書いてあるこの文言。

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数の子は国産ではありません。

お、おう……。

まあ確かにこのパッケージだと国産(北海道産)なのかなと誤解しそうですから、裏面ではなくて表面に、しかも結構大きくその注意書きを載せたというのは評価してもよさそうな気がしないではないのですが……。しかし、「国産ではありません」って、じゃあ何処産なんでしょう?

裏を見ても、特に何処ということは書いてありませんでした。

数の子というとニシンの卵です。ニシンですから寒い地域……ロシアとかでしょうか。Wikipedia先生曰く、「日本国外では、カナダ、アメリカ合衆国アラスカ州、イギリスのスコットランド、ロシアなどで水揚げされるニシンから数の子が作られ、日本もこれらの地域産のものを輸入している」とのこと。

そして、「アラスカなどの北米大陸西海岸側のものは主に塩数の子として、カナダのニューファンドランド島などの北米大陸東海岸側のものは主に味付け数の子として、またヨーロッパ産のものは塩数の子、味付け数の子双方として、それぞれ加工されることが多い」そうなので、北米かヨーロッパのものというセンが強そうです。

そっちのほうのやつだと、結構品質が良いという話を小耳に挟んだこともあり。たとえば、「北日本水産物株式会社」のHPを見ると、数の子の品質管理についていろいろ書かれていました。というか、「カナディアン・パシフィック・カズノコ協会」ってなんだ(笑)。そんなものがあったとは……。HPが思いっきり日本語で微笑ましい限り。

Umidasなどを見る限り、国産の数の子はほぼ「幻」状態。それを除いて一番いいのはカナダ産、というのが定説のようです。まあ、肉とかでも味わかんない私が、数の子の味の区別とかできるとも思わないんですが……。

とりあえず、どことは言いませんがなんかデンジャラスな地域のものではないのかという不安もあり……。中国にも数の子工場ありますしねぇ(参考:「中国の「カズノコ加工場」」)。だいたい、「国産ではない」と書かずに「○○産」と書けばよさそうな気がするのに、なんでそうしないんでしょう。もしかすると、バラバラの地域から仕入れているのかもしれませんね。その辺はちょっとよく分かんないです。

余力があれば問い合わせなりで調べてみようかと思っておりますが、もしかご存じの方がいらっしゃったらぜひ教えてください。

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