マイナンバーについて、ちょっとびっくりするような報告があがっていました。

 ▼「3万5千人分、紛失漏えい マイナンバー、過去5年間」(共同通信)
 企業や行政機関からマイナンバー情報が紛失や漏えいしたとの報告は、2017年度から21年度までの5年間で少なくとも約3万5千人分に上ることが3日、個人情報保護委員会の年次報告から分かった。データが入ったUSBをなくしたり、不正アクセスの被害に遭ったりしていた。

 個人情報保護委員会はマイナンバーや付随する個人情報を紛失、漏えいさせた企業や行政機関に報告を求めている。紛失や漏えいが100人以上に上ったり、不特定多数に閲覧される恐れがあったりする場合は「重大な事態」として概要を毎年公表している。
完璧なセキュリティはありませんので、多少情報が漏洩することは避けられないと思うのですが、漏れ方が問題ですよね。なんやねん、USBなくしたって……。

国民全体にマイナンバーを付与するという形式は、賛否両論あるし私も嫌だと思っていますが、それでも今後の行政を効率化することを考えれば、「アリ」な選択肢だと思っています。ただ、やっていく中でさまざまな問題が出てくるのは間違いないし、それによって反対派が大きな顔をしはじめると頓挫する可能性もある。

だからこそ、大きな問題が起こらないように細心の注意を払いながらマイナンバー政策を進め、いつの間にか「やっぱり、マイナンバーなしじゃ不便すぎてやってられないよね」と思わせるのがベストのはずです。

それが、初歩も初歩、あまりにもあからさまにだめなところでけっつまずいてるわけでして、これじゃあ「マイナンバーは早すぎた」となってもしょうがないのかなと。とてもじゃないけど、こっからちょっとずつ頑張って、スムーズにマイナンバーに慣れて行けるとは思えません。

誰かも言っていましたが、こんなに便利だからマイナンバーを使いましょう、じゃなくて、マイナンバーを使わないと罰を与えるぞ! という姿勢で導入した制度が、好意的に受け入れられると考えるほうが馬鹿ですし、それでうまく定着する未来はなかなか描けないですよねぇ。