緊急事態宣言、東京都への発令は延長されそうということですが、その割に東京都や国の対策が不徹底なように思います。
▼「「強く言わせていただきます。若者の皆さん、どうぞ遊びに出ないで」緊急事態宣言の延長で小池都知事」(ABEMA TIMES)
「コロナは他人事ではない、自分事だ」といいながら「“もっと強く言え”と言われたので」というあたり恐ろしく他人事という即落ち二コマみたいなスピード展開がすてきな小池知事のコメントですが、それにしても「遊びに出ないで」というメッセージはかなり重たいし、強いものだと思います。
しかし、15日以降の都の方針は次の通りです。
▼「東京都、緊急事態宣言延長を受け実施内容を発表 1000平方メートル超の施設は変わらず休業を要請」(AMP)
遊びに出るなと「強く」言うのなら、遊興施設とか規模に関係なく全部休業「命令」を出すべきでしょう。それで、その間の補填をする。それが行政の責任だと思います。
一方、経済を止められないというのなら、遊びに出るなと言わないでほしい。これからも感染はある程度拡大するかもしれないけれど今のところ持ちこたえられる計算だから、引き続きぼんやりとした対策を続けましょう、と言ってほしいところです。
いやまあ、実際にはこのまま継続で何とかなるという読みだけど、それを言ったらみんなタガが外れて大変なことになるから表向きは「厳しい」ことを言っている、ということなのかもしれません。というか、好意的にとるならそれ以外にあり得ないのですが、データ的に見る限りこのままで何とかなるようには思われませんし、国民がこれだけ我慢し苦しんでいるのに正確な情報に基づいて一貫した施策をとらないというのはふざけるなという話になるかなと思います。
学校も休校にはしません(オンラインの「活用」を求めるそうですが)ということですが、小学生くらいの子どもって大人以上に距離感が近いし、理性的な制御もできないじゃないですか。ちょっと知恵がつく中高生くらいになると、自分はかからないと思って油断しているし。そういう人たちがキャリアーになって家庭や電車にウイルスを持ち込み、流行させるってこともあるわけですよね。かわいそうだとかなんだとか言ってないで、そのへんの人の流れも止めるべきじゃないのかなぁ。学校は「遊び」ではないかもしれないけれど、オンラインで授業ができるなら(できない人や学校は仕方がないかもしれませんが)、オンライン強制。対面でやるところは都に申請して、都がホームページに掲載する(非協力的学校、みたいな感じで)くらいやってもいいと思いますけど。クラブ活動は試合やるそうですしね。甲子園とかインターハイとか、それに人生かけてる若者がいるのはわかるんですが、そんな感じで色々OKにしているのが不徹底だと思うわけです。みんなの命や国の経済を天秤にかけて、そこまで重要なのかなって。
まあやるならやるでいいんですよ。そのかわり、やっていい根拠を示してほしい。今の行政の対応って、「ヤバい。ほんとうに駄目、危険」って言いながらあんまり真面目に統制していないように見えます。イベントだって5,000人以下(かつ、収容率50%以下)ならやっていいとかいうのは何故なのでしょうか。8000人だと危険で、3000人だと安心という話ではないでしょう。ネズミ算式に感染者が増えるという原則と、説明されている現在の感染者状況から考えれば、とにかくやっちゃ駄目、というほうがハッキリしていると思うのですが。
それとも、私権を制限しないという方針を貫いているというのでしょうか。でも、事実上制限してますから今更ですよねぇそこは。
なんか対応が不徹底だなーという感じでもやもやします。海外は「有事」の扱いになってるけど、日本は口調が「有事」の割に、やってることは「平時」の延長なんですよね。
とにかく、今の局面を無事に乗り切ることができるよう祈るばかりです。
▼「「強く言わせていただきます。若者の皆さん、どうぞ遊びに出ないで」緊急事態宣言の延長で小池都知事」(ABEMA TIMES)
政府が東京都に発出している緊急事態宣言を5月31日まで延長すると決定したことを受け、小池百合子知事は7日夜の記者会見で「コロナは他人事ではない、自分事だ。ウイルスはつけ入る隙をいつも狙っている。改めてステイホームを」と述べるとともに、若者に向けて「“もっと強く言え”と言われたので、強く言わせていただきます。若者の皆さん、どうぞ遊びに出ないで」と呼びかけた。また、若者への情報発信について、記者からの質問に答える形で、「若い方々の情報確保の手段は以前とだいぶ変わってきている。届いてこそなんぼ、という話だ。都としても、松尾くんにご協力いただいた(YouTube動画『はじめまして松尾です』)が120万回以上も見ていただけているので、これからも若い方々に届くメッセージの発信を続けていきたい。一方で、街頭アンケート結果の“若いから大丈夫”、“マスクしているから大丈夫”という声を見ていると、まだまだだな、とも思う。若者がカギを握っている。皆さんが行動することが大事だし、メディアの皆さまにも、若者に届くような発信を是非お願いしたい。変異株も出てきている。ウイルスは正しく恐れることが必要だ、という言葉があるが、今こそウイルスに付け込まれるようなことはしないことが、ご自身やご家族の健康を守ることだということを、改めてお伝えしたい」と訴えた。(ABEMA NEWS)
「コロナは他人事ではない、自分事だ」といいながら「“もっと強く言え”と言われたので」というあたり恐ろしく他人事という即落ち二コマみたいなスピード展開がすてきな小池知事のコメントですが、それにしても「遊びに出ないで」というメッセージはかなり重たいし、強いものだと思います。
しかし、15日以降の都の方針は次の通りです。
▼「東京都、緊急事態宣言延長を受け実施内容を発表 1000平方メートル超の施設は変わらず休業を要請」(AMP)
【期間】5月12日0時から5月31日24時まで【実施内容の概要】新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、人流の抑制を最優先に、以下の要請を実施。1.都民向け・日中も含めた不要不急の外出・移動の自粛要請 等2.事業者向け・施設の使用停止の要請(休業の要請)・施設の使用制限の要請(営業時間短縮の要請)・催物(イベント等)の開催制限 等都民向けの要請●日中も含めた不要不急の外出・移動の自粛医療機関への通院、食料・医薬品・生活必需品の買い出し、必要な職場への出勤、屋外での運動や散歩など、生活や健康の維持のために必要な場合を除き、原則として外出しないこと等を要請●特に、以下のことについて徹底・20時以降の不要不急の外出自粛・混雑している場所や時間を避けて行動すること・感染対策が徹底されていない飲食店等や休業要請又は営業時間短縮の要請に応じていない飲食店等の利用を厳に控えること・不要不急の都道府県間の移動は、極力控えること・路上、公園等における集団での飲酒など、感染リスクが高い行動の自粛
事業者向けの要請等■施設規模に応じて休業等を要請する施設1000平方メートル超の施設休業を要請(生活必需物資を除く)1000平方メートル以下の施設休業の協力を依頼(生活必需物資を除く)なお、全施設について、業種別ガイドラインの遵守等、感染防止対策の徹底を要請。■休業を要請する施設(遊興施設、飲食店)●酒類又はカラオケ設備を提供する遊興施設・飲食店:休業を要請(酒類およびカラオケ設備の提供、並びに利用者による酒類の店内持込を取り止める場合を除く)特措法施行令第12条に規定される各措置を要請なお、全施設について、業種別ガイドラインの遵守等、感染防止対策の徹底を要請■営業時間の短縮等を要請する施設(遊興施設、飲食店等)●酒類を提供せず、かつカラオケ設備を使用しない遊興施設・飲食店:営業時間短縮を要請(5時から20時まで)、特措法施行令第12条に規定される各措置を要請●結婚式など集会場等:酒類およびカラオケ設備の提供停止の要請、営業時間短縮を要請(5時から20時まで)また、以下の事項について協力依頼。・「1.5時間以内」での開催・「50人又は収容定員の50%のいずれか小さいほう」での開催・利用者による施設内への酒類の持込を認めないこと●規模要件(人数上限・収容率等)に沿った施設使用の要請等を行う施設:規模要件等に沿った施設の使用を要請(人数上限5000人かつ収容率50%等)営業時間短縮を要請(5時から21時まで)入場整理等の実施を要請店舗での飲酒につながる酒類提供およびカラオケ設備使用の自粛を要請利用者による施設内への酒類の持込を認めないことを要請全施設について、業種別ガイドラインの遵守等、感染防止対策の徹底を要請。なお、その他の施設については以下。●学校・保育所等・大学等以下の事項について、協力を依頼・部活動の自粛・オンラインの活用等●葬儀場以下の事項について、協力を依頼・入場整理の実施・店舗での飲酒につながる酒類提供およびカラオケ設備使用の自粛・利用者による施設内への酒類の持込を認めないこと●図書館入場整理の実施の協力を依頼●ネットカフェ、マンガ喫茶など以下の事項について、協力を依頼・入場整理の実施・店舗での飲酒につながる酒類提供およびカラオケ設備使用の自粛・利用者による施設内への酒類の持込を認めないこと●銭湯、理容店、美容店、質屋、貸衣装屋、クリーニング店等の商業施設以下の事項について、協力を依頼・入場整理の実施・店舗での飲酒につながる酒類提供およびカラオケ設備使用の自粛・利用者による施設内への酒類の持込を認めないこと●自動車教習所、学習塾等オンラインの活用等の協力を依頼●イベントの開催制限・イベント主催者等に対して、規模要件等(人数上限・収容率)に沿った開催を要請・営業時間短縮の要請・業種別ガイドラインの遵守等の要請
遊びに出るなと「強く」言うのなら、遊興施設とか規模に関係なく全部休業「命令」を出すべきでしょう。それで、その間の補填をする。それが行政の責任だと思います。
一方、経済を止められないというのなら、遊びに出るなと言わないでほしい。これからも感染はある程度拡大するかもしれないけれど今のところ持ちこたえられる計算だから、引き続きぼんやりとした対策を続けましょう、と言ってほしいところです。
いやまあ、実際にはこのまま継続で何とかなるという読みだけど、それを言ったらみんなタガが外れて大変なことになるから表向きは「厳しい」ことを言っている、ということなのかもしれません。というか、好意的にとるならそれ以外にあり得ないのですが、データ的に見る限りこのままで何とかなるようには思われませんし、国民がこれだけ我慢し苦しんでいるのに正確な情報に基づいて一貫した施策をとらないというのはふざけるなという話になるかなと思います。
学校も休校にはしません(オンラインの「活用」を求めるそうですが)ということですが、小学生くらいの子どもって大人以上に距離感が近いし、理性的な制御もできないじゃないですか。ちょっと知恵がつく中高生くらいになると、自分はかからないと思って油断しているし。そういう人たちがキャリアーになって家庭や電車にウイルスを持ち込み、流行させるってこともあるわけですよね。かわいそうだとかなんだとか言ってないで、そのへんの人の流れも止めるべきじゃないのかなぁ。学校は「遊び」ではないかもしれないけれど、オンラインで授業ができるなら(できない人や学校は仕方がないかもしれませんが)、オンライン強制。対面でやるところは都に申請して、都がホームページに掲載する(非協力的学校、みたいな感じで)くらいやってもいいと思いますけど。クラブ活動は試合やるそうですしね。甲子園とかインターハイとか、それに人生かけてる若者がいるのはわかるんですが、そんな感じで色々OKにしているのが不徹底だと思うわけです。みんなの命や国の経済を天秤にかけて、そこまで重要なのかなって。
まあやるならやるでいいんですよ。そのかわり、やっていい根拠を示してほしい。今の行政の対応って、「ヤバい。ほんとうに駄目、危険」って言いながらあんまり真面目に統制していないように見えます。イベントだって5,000人以下(かつ、収容率50%以下)ならやっていいとかいうのは何故なのでしょうか。8000人だと危険で、3000人だと安心という話ではないでしょう。ネズミ算式に感染者が増えるという原則と、説明されている現在の感染者状況から考えれば、とにかくやっちゃ駄目、というほうがハッキリしていると思うのですが。
それとも、私権を制限しないという方針を貫いているというのでしょうか。でも、事実上制限してますから今更ですよねぇそこは。
なんか対応が不徹底だなーという感じでもやもやします。海外は「有事」の扱いになってるけど、日本は口調が「有事」の割に、やってることは「平時」の延長なんですよね。
とにかく、今の局面を無事に乗り切ることができるよう祈るばかりです。