先日、公式ツイッターが開設されて、岩泉舞先生の「新作」を含む作品集が出ることを知りました。



もう、感激でひっくりかえりそうになりましたよ。単行本の発売が1992年。約30年ぶりですからね!!

昔、1冊だけ出た短編集は現在WEBで無料閲覧できます。

 ▼『七つの海 岩泉舞短編集』(マンガ図書館Z)

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個人的には「ふろん」と表題にもなっている「七つの海」がオススメです。

「ふろん」は凄く印象が強烈で、「自分の考えで動かない」、脳を切り取られて反射だけで動いているカエルと同じでもう死んでいるんだ……というメッセージが思春期の一歩手前くらいだった私のココロにズドンと来ました。

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岩泉先生のコメントだとこれが初投稿作品だったそうですが、初投稿でこれってのが凄い。ただ、この方向性でジャンプだったってのが、今にして思うとちょっとボタンかけちがえたところだったのかなとか思わないでもないです。

いとこの家でこれを読み、どうしても欲しくなって書店をまわったけれど手に入らず……。当時は分からなかったけれど、たぶん冊数があんまり出てなかったんでしょうね。しかしインパクトはメチャクチャあって、この後連載したわけでもない作家さんなのに、現在中古はすげープレミアついてます。8,000円超え。

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絵柄はいかにも90年代初頭っていう感じ(ふしぎの海のナディアっぽさがありますよね。1990年です)ですし、イマドキの若い世代にこういう「バブル崩壊後の価値がゆらぎ始め時期の作品」がどの程度刺さるのかわかりませんが、私みたいなおじさんにはもう今の時点で既にグサグサ刺さりまくってるので手に取るのが本当に楽しみです。

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しかし、『同級生』のリメイクといい、時代が30年くらい巻き戻るのがブームなんですかね。時代状況が似てきたということなのかなぁ。