寒がりな私は冬になると毎年、「どの防寒具が一番あったけーんだ……」と思います。もちろん1つ1つのアウターに特性はあるので「これが最強です!」という解答はないのですが、一般論として素材による防寒の度合いというのは存在しています。

数ある防寒具の中でも最強と言われるのが「ダウン」。なんせ冬登山の猛者が纏うのもダウンだと言いますから(軽さもあるのかもしれませんが)、その保温性能は折り紙付きです。
canada

上は最近流行っている「カナダグース」のダウン。10万円オーバーのくっそ高いダウンです。暖かさの基準となるFP(フィルパワー)は、625、675、750、800のラインアップ。一般的には600FP~700FPが良質、700↑のFPが高品質とみなされているようです。

十何万もする高いダウンでなくても、そこそこのお値段でかなりFP高いのあります。しまむらのダウンとか、4,000円くらいで800FPとかいう話ですから……。

話は変わって、最近は「ダウン」と言っているけれど名前だけダウンジャケットが結構あります。これは暖かさが違うので注意してください。

いや、ダウンに種類なんてあるの? と言われそうですが、あります。そもそも「ダウン」というのは鳥の羽毛のこと。ですが一般に「ダウン○○○」と呼ばれる商品の中には、中が羽毛ではなく化学繊維や綿を使っているものも少なくありません。たとえば無印良品の「ダウンベスト」は中綿がポリエステル100%だったりします。こういうのはダウンを使っていないのですから「中綿ジャケット」なり「中綿ベスト」なりと呼ぶのが正式なのでしょうが、今はあまり気にせず「ダウン○○○」と呼んでいるようですね(中綿ジャケットには中綿ジャケットの良いところがたくさんあるので、ダメという話ではありません)。

ちなみに鳥の羽毛を使っているものの中でも、「羽根」であるフェザーとの比率には注意が必要。ダウンの比率が高いほど温かいのは言うまでもありません。90%くらいになるとすごくあたたかい。ダウン70%くらいあると良い感じと言われます。布団だと「高級羽毛布団」と「高級羽根布団」というのがあってどっちも似たような名前なのに値段がぜんぜん違うぞ……? ということがあるのですが、「羽根布団」というのは羽毛(ダウン)ではなく羽根(フェザー)が50%以上のもの、ということです。暖かさもだいぶ違うので、注意が必要かもしれません。

feather
※参考:「羽毛布団リフォームサービス

ちなみにダウンを使っていないタイプの中綿ジャケットは、ダウンと比べれば保温性に劣ります。ただまあ、使った感じはふつうに温かいです。真冬で氷点下とかじゃなければ全然イケる。

あとダウンと違う良いところとして、まず濡れても保温性が落ちません。次に毛が飛び散らない。セーター着た上にダウン羽織ると、毛がついて大変なことになる場合がありますからね……。また、電車や建物の中で暖房がガンガン効いている都市部では、ダウンだと保温性が良すぎて室内でのぼせるときがありますが、中綿ジャケットはそのへんもクリアーできます。

ただ、暖かさを追求するならやはりダウンが良いかなぁと。

個人的には、ユニクロのウルトラライトダウン系が好きです。ウルトラライトダウンジャケットはダウン90%、フェザー10%。ウルトラライトダウンベストはダウン95%のフェザー5%だったかな。ウルトラライトダウンは「640フィルパワー超」です。

uldown
参考:「CAMP HACK

アウター単体としての用途を考えると心もとないのですが、インナーとしての用途が神。ダウンの欠点って濡れたときの保温性が低下することなので可能ならダウンの外側にアウターを着たい。ウルトラライトダウンなら、外側にコートを羽織ってビジネスにも出かけられるんですよね。モンベルのダウンも良いんですけど値段が倍以上違うのと、外にもう1枚羽織ると暖かくなりすぎるのでユニクロが適性ライン。

東京程度の寒さでそんなに対策しなくてもと言われるかもしれませんが、寒いものは寒いですし、コロナの影響が懸念される中、温かい格好ができるのは悪いことではないでしょう(体温が低下すると免疫力も下がりますし)。今日は東京も激しく冷え込みましたし、風邪などひかないようお互い気をつけていきたいですね。