会社の別部署の人が無断欠勤2日目になり、電話にも出ず、実家に連絡したところ休みだと偽って帰省していたことがわかりました。

何があったのかわかりませんが、そこまで辛かったなら逃げて正解でしょうり我慢したって良いことありません。三十六計逃げるに如かず、逃げるは恥でもないし役に立ちます。

しかし、家や学校で子ども相手に「逃げる」コマンドだけを教えて何でもかんでも良いことにするのはどうかなぁと思います。この歳まで生きていれば、自分にとって何一つ不自由のない環境なんてまず降ってこないということが分かってきます。選ばれし勇者ならまだしも、私のような凡人は、望まぬ環境に身を置き、望まぬ仕事をやりながら、理想とは程遠い生活を送るしかありません。

そうなった時、撤退するのは選択肢です。でも、それを続けていたらいつまでもいつまでも、逃げるしかないかもしれません。どこかで、力づくでも自分の居場所を掴み取る、そんな腕力も必要でしょう。

その挑戦を試す機会、勇気を振り絞る機会は若いうちがベターです。そうしてまた、そんな「ウザくて暑苦しいこと」を言ってくれるのは、家族が先生しかないんじゃないかと思うのです。社会人になって、個の確立したひとりの大人にそんなことをやる人はいないし、やったとしてもうまくいかない。

戦う勇気と力と方法を身につけるには、流行りの褒めて伸ばす手法だけでは(自信をつけるためにも誉めることは大切だと思いますが)ダメで、しっかりと追い込んでやることも必要なんじゃないかと思います。褒めつつ追い込む、でもちろん構わないわけですが。