今日走っている時に鞄に入れていた携帯が飛び出て道路に落下してしまいました。

携帯カバーのお陰で本体が割れたり傷ついたりはしなかったのですが、革製のカバーが落ちた衝撃とそのあとアスファルトの上を滑走した影響で傷だらけに。

本体を守ったのですからカバー本来の役割を果たして天晴れではあるのですが、大事にしていただけにうっかり傷だらけにしてしまったのは悔いが残ります。

まぁでも、こうして使われてナンボだよねとも思う。神棚に飾ってるのではなくて日常で使ってる以上、ミスで傷つくことはあるし避け難い傷みもでてくる。それが当然のことです。

アップルの偉い人ではないけれど、使い込んでいく中でできたキズはカッコいい。使い手とモノの歴史が刻まれているからです。もちろん、傷だらけになって放置しているのはただ使い方が雑なだけですからカッコいいもクソもありませんが、傷ついたあと丁寧にケアをして育てていったモノは、買ったばかりの綺麗なまま仕舞い込まれてピカピカのモノより、私にはカッコよく見えます。

飾って置いてるだけだとモノは育たない。使い込まれ、傷つきながらも丁寧にメンテナンスされて、使い手と一緒の時間を刻んでいく中で、モノはその人にとって替えの効かない唯一無二の存在になっていくのだと思う。だから、使い込まれたカッコよさは中古品を買っても得られない。

てなわけで傷をちゃんとケアして、これからも大事に使っていこうと決意を新たにしたのでした。