『アクタージュ』の原作者マツキタツヤ氏が逮捕されました。これはショック……。

 ▼「少年ジャンプ漫画の原作者逮捕 10代女性にわいせつ行為の疑い」(NHK NEWS WEB)

週刊少年ジャンプに連載している人気漫画の原作者の松木達哉容疑者(29)が、10代の女性にわいせつな行為をしたとして、警視庁に逮捕されました。

ジャンプ作家の逮捕といえば『世紀末リーダー伝たけし』の島袋光年氏が出会い系サイトでJKと援助交際して逮捕(2002年)した話がパッとでてきますし、あとは逮捕ではないものの「じどうに関心」こと『るろうに剣心』の和月伸宏氏が児ポ法に引っかかった(2017年)こともありました。

あとあんまり知られていませんが、『魔神冒険譚ランプ・ランプ』や『人形草紙あやつり左近』でおなじみ小畑健氏(あとはデスノとヒカ碁やね!)も銃刀法違反で現行犯逮捕(2006年)されています。

小畑氏は不起訴。和月氏はそもそも強制わいせつ等ではなかったこともあり、罰金20万円の略式起訴。島袋氏はこの逮捕の後で余罪(別のJKともみだらな行為に及んでいた)が見つかって再逮捕され、最終的に懲役2年(執行猶予4年)の判決でした。

最終的にどの人も「復帰」(小畑氏に関してはそもそも連載ストップとかにもなっていませんし)していますが、和月氏の場合当時映画が進んでいたこともあったのか、連載が「休載」にこそなったものの打ち切りはされず、7ヶ月後に再開しています。

連載打ち切り・単行本発売停止のあと既刊も絶版になった島袋氏とのボーダーは、起訴されたか否かではなく懲役くらったかどうか(あるいは刑事裁判の場に引っ張り出されて有罪判決を受けたか否か)であるように、少なくともこれまでの話を見ている限りでは思われます。

ただ、2017年当時とは世間の情勢も違っていますし、『るろ剣』でジャンプに多大な貢献をし確固たる地位を築いていた和月氏と今回のマツキ氏が同じ扱いになるかという疑問もあります。『アクタージュ』は舞台化が決まっているので打ち切りにはならないんじゃないかという意見もありますが、逆にコロナのご時世ですから、これ幸いと舞台を打ち切る口実にされる可能性も高そうですよね。

とりあえず強制わいせつで刑事罰は確定でしょうから、「打ち切り」のほうが可能性的には高いのかなぁ……。今のうちに全巻買っておいたほうが良い気がしてきたゾ……。

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2020.0809追記

NHKの報道が更新されました。

「少年ジャンプ漫画の原作者逮捕 女子中学生にわいせつ行為疑い」2020年8月8日 17時40分
週刊少年ジャンプに連載している人気漫画の原作者で、29歳のシナリオライターが、路上で女子中学生にわいせつな行為をしたとして逮捕されました。近くで別の中学生も同じような被害に遭っていて、警視庁が調べています。

逮捕されたのは、東京 中野区のシナリオライター、松木達哉容疑者(29)です。

警視庁によりますと、ことし6月18日の午後8時ごろ、中野区の路上で、歩いていた女子中学生の後ろから自転車で近づき、体を触ったとして、強制わいせつの疑いが持たれています。

その後、自転車で現場から逃走し、通報を受けた警視庁が、防犯カメラの映像を分析するなどして捜査していました。

また、およそ1時間後に近くの路上で別の女子中学生が同じような被害に遭っていて、松木容疑者とよく似た人物が防犯カメラに写っていたことから、関連を調べています。

警視庁によりますと、調べに対し「おおむね間違いありません」などと供述し、容疑を認めているということです。

容疑者は、「マツキタツヤ」というペンネームで活動し、週刊少年ジャンプで連載中の人気漫画「アクタージュ act-age」の原作を担当していました。

当初のイメージでは「援助交際の延長」みたいなのかと思っていたのですが、これは完全にアカンやつですね。通り魔的犯罪行為じゃないですか。

既刊の絶版は間違いないかなぁ。か細い可能性ではありますが、契約形態によっては(もしくは原作者が権利を手放す等の譲歩を引き出せれば)原作者を変えて続行とかが……まあ社会的に許されるならですけれど、認められたなら打ち切りは免れることができるのでしょうか……。

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2020.0810追記

打ち切りが決まりました。日曜日挟んだことを考えるとスピード決定です。夜凪景という1人の女優の未来が終わったのはたいへん残念なことです……。

 ▼「原作者逮捕の漫画「アクタージュ」連載打ち切り ジャンプ編集部「社会的責任の大きさを深刻に受け止め」」(スポニチ)

 「週刊少年ジャンプ」(集英社)は10日、同誌に連載中の人気漫画「アクタージュ」の原作者・松木達哉容疑者(29)が強制わいせつの疑いで逮捕されたことを受け、11日発売の「週刊少年ジャンプ36・37合併号」の掲載をもって連載を終了すると発表した。事態を非常に重く受けた同誌編集部は作画担当の宇佐崎しろ氏と話し合いを持ち「連載をこのまま継続することはできない」と判断。「これまで多くの読者の皆様に応援していただいた作品をこのような形で終了することになり、編集部としても非常に残念でなりません。しかしながら、事件の内容と『週刊少年ジャンプ』の社会的責任の大きさを深刻に受け止め、このような決断に至りました」と連載終了に至る経緯を説明し「ご心配、ご迷惑をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

 2018年1月から連載中。天才的な演技の才能を秘めた女優志望の女子高生・夜凪景(よなぎ・けい)の成長を描く。少年漫画としては珍しい「役者」を題材にした。

 警視庁中野署が8日に逮捕。逮捕容疑は6月18日午後8時ごろ、中野区の路上で、塾から帰宅中の女子中学生を自転車で追い抜く際、胸を触った疑い。女子中学生の相談を受けた親が110番。午後9時ごろにも、約2キロ離れた同区の路上で、別の女子中学生が自転車の男に胸を触られており、同署は関連を調べる。

 「週刊少年ジャンプ」編集部の発表は以下の通り。

 去る8月8日、「アクタージュact―age」の原作担当であるマツキタツヤ氏が逮捕されました。

 編集部ではこの事態を非常に重く受けとめて、事実確認の上、作画担当の宇佐崎しろ先生と話し合いを持ちました。その結果、「アクタージュact―age」の連載をこのまま継続することはできないと判断いたしました。

 8月11日(火)発売の「週刊少年ジャンプ36・37合併号」の掲載をもって、連載終了といたします。

 これまで多くの読者の皆様に応援していただいた作品をこのような形で終了することになり、編集部としても非常に残念でなりません。しかしながら、事件の内容と、「週刊少年ジャンプ」の社会的責任の大きさを深刻に受け止め、このような決断に至りました。ご心配、ご迷惑をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。

 編集部はもとより、宇佐崎先生は断腸の思いをなさっていますが、先生をサポートし、また作品を作っていけるよう励んでまいります。

 なお、コミックス等の関連刊行物やイベント等各種企画につきましては、関係各所とも協議のうえ、決まり次第お知らせいたします。