本日の感染者が107人と、3桁に突入しました。予想より遅かったなという印象で、まぁ想定の範囲内です。

とはいえ、何でこうなったのかは考えておきたい。テレビやWEBニュースを見ると、小池知事や関係者は検査数を増やしたからだ、ただちに警戒する必要はない、と繰り返していますが、さすがに少し首を傾げたくなります。

6月30日の検査数は、都の発表では2213件。6月8日ごろでも2194件の検査を実施していました。1000件に満たない日ももちろんありますが、平均して今の検査数の半分以下ということは、ありません。

しかし、コロナの発覚数は倍以上になっているわけで、陽性率は明らかに上昇しているはずです(陽性率も表示されていますが、公開されている数値とデータが一致してないように見えます)。ふつうに考えればこれはあまりよろしくない状況でしょう。

一応7月1日の陽性率を見ておきますと、4.0%。やっぱり6月上旬くらいのレベルにまで上がってきていますね(都の発表によると最高値は4月11日で31.7%。5月11日は5.0%でした)。

youseiritu


いや、ふつうじゃない考えできちんと「大丈夫だ、問題ない」と言えるのかもしれませんが、その詳しい道筋は説明されていません。したがって聞いてる側は思考停止するのでなければクエスチョンマークを頭の上に出すことになります。

こういう、誤魔化しに見えるもやっとした説明は、何か表沙汰にできないような背景があるのかなと勘ぐりたくなる要素です。都知事選を控え、票のためのムーブにも見えてくる。印象はあまり良くありませんね。

もしかすると都知事選が終わったら「警戒」が加速するかもしれません。それだと遅すぎることにならないか不安です。

ここできっちりと、国とは別に都のオリジナルな警戒態勢に移行していく、くらいのリーダーシップを見せてくれれば個人的には文句なく投票するんですけど、見てる感じことなかれの現状維持に落ち着きそうかなぁ。