「瀬戸際」の週末が終わろうとしています。都民として外出の自粛にも応じてきたつもりだし、世間的にも相当人の動きは止まっていたように感じたのですが、結局のところ明日からまた通常運転に戻って良いのでしょうか。

金曜日の時点では、「21日間程度の自粛」を呼びかける向きもあったようですがその日数は明記されませんでしたし、政府方針、都の方針の効果についてどう考えるかということ、近隣諸県の動向を踏まえて経済活動をどのように運んでいくかということは、未だ示されていません。

週明けから、仕事が始まります。

当然、東京から外に出て行く人もいるでしょうし、それ以上に周辺の県から東京に入ってくる人がいます。彼らが都心からウィルスを持ち帰ったり逆に持ち込んだりということは当然考えねばならないわけで、いよいよ1日の感染判明者が70人を超えようとしている現在、早急に手を打たなくて良いのですか? という疑問はつきまといます。

よしんば、明日新規感染者が100人に届いたとしましょう。そうなってから明日の夜にロックダウンが宣言されたとして、その1日の遅れや状況判断の甘さがもっと深刻な事態を引き起こすかも知れないわけです。いま、対応しなくて良いのか。警戒レベルはどの程度なのか。そのことを、都民(ならびに近隣の県の人びと)が共有しなくて大丈夫なのかな、と。

危機感を煽ってばかりいても仕方ないのですが、都知事からの強い要請があった以上、それに対する総括というか、応えた都民に対する反応をやはりこの29日のうちにしてほしい。するのが当然ではないのか、という気持ちがあります。別に、「お疲れ様でした、明日はちょっと様子見をしましょう」でも良いんですよ。新しいことがなくても、新しいことをしません、というメッセージを発することには意味があるはずです。

まあ、この時点で何もないってことは今日はもう発表とか会見はないのかなぁ。都庁の会見予定は組まれてないし。うちの社は、明日から来いってことになりましたけど、ほんとうにそれで良いんでしょうかねぇ……。