有楽町線に乗っていたところ、途中の駅でベビーカーに小さいお子さんを乗せたお母さんが入ってきました。

乗車前からお子さんギャン泣き状態で、お母さんが必死であやすものの車内に鳴き声が響き渡ります。

babycry

元気なお子さんらしく、そうとうな大声。まあウルサイといえばウルサイ。ただ、お母さんだって頑張っていたし仕方ないと思うんですよね。私だって子どもの頃は大泣きしていただろうし、私に子どもがいたらその子もたぶん大泣きするでしょう。お互い様というか。

ところが、その声を聞いた瞬間から、私の隣に座っていた中年女性がものすごい過剰な反応を見せます。

まず舌打ち。声を上げるたびに「チッ」「チッ」と言うから気になってしょうがない。更に、長く泣き声が続くと身を乗り出してそちらを睨みます。携帯を取り出してSNSに何か書いている様子もありましたし、スマホを向けていたのでもしかすると動画とか撮っていたかもしれません。2駅くらい我慢していましたが、江戸川橋あたりで我慢できなくなったのか、手すりに思い切り手を叩きつけて、バンバンと足で二度ほど地面を叩きました。

傍目にキレているのがわかったので、正直その女性の態度のほうが私には不愉快だったし、いつ怒鳴りかかるかとヒヤヒヤしていました。結局その中年女性は池袋駅で降りていったのですが、居なくなったあと、車内の空気が穏やかになったのは気のせいじゃなかったと思います。

んで、その女性、なんかめっちゃきれいな格好してたんですよ。高そうな服着て、ビシッと決めたメイクして、髪型もしっかりしてる。見るからにキマってる。でも、そういう態度でほんとに全部台無しです。ああ自分のことにしか興味ない人なんだろうな、お近づきになりたくないな、と。

これが就学年齢くらいの子どもなら親の教育不足かもしれないけど、ベビーカーに乗ってる、どう見ても2歳か3歳そこらの子ですよ。そりゃよくわかんないときによくわかんないところで泣くでしょうよ。ベビーカーに乗っているような子どもは躾をするったって言うことなんて聞かないし、聞かせようと思ったらかなりキツイことやらなきゃいけなくて、それは親にとっても負担です。

それにお母さんが泣き止ませようとしている様子はほんとに切羽詰まっていて、すごい周りに申し訳なく思ってるんだろうなーというのが伝わってきて気の毒でした。

子どもを連れているからといって公共交通機関に乗るな、なんて言っていたら子育てなんてできません。そして、少子高齢化社会のいまの日本にとって子どもはとても大事で、だから子育てしやすい環境も大事です。お父さん・お母さんの精神的な負担を少しでも減らすために、子育てとか子どもを連れて公共の場に出るということに対しては、社会が理解を示し寛容さを持つべきだと私は思っています。

中年女性には、彼女なりの事情があったのかもしれません。疲れていて電車で寝たかったのかもしれないし、騒音に耐性がなかったのかもしれない。私なんかには想像もつかないような事情があったのだとしたら、私の批判は著しく不当でしょう。

でも、たいていのことなら自分が車両を変われば良い。電車、空いてましたよ。それをわざわざ態度に出してアピールするというのは、少なからず自分の考えが同意を得られると思っているからか、相手に伝われば良いと思っているからでしょう(たとえば非常にヤバい人が車内にいたら、多くの人は見て見ぬ振りをしてやり過ごそうとするはずです)。もちろん直接喧嘩を売りに行かなかったのだから抑えが効いていたのかもしれませんが、自分の不寛容な態度を周囲に撒き散らす必要は無いよなぁという。

優先席なんかと同じで、子連れの人に対する配慮ってもっと社会全体できちんと形成しても良いんじゃないかなぁと思います。