人づてにですが、最近オンライン系のゲームでチートの蔓延が凄いという話を聞きます。下はちょっと古い記事ですが、状況は好転していないのだとか。

 ▼「『PUBG』に蔓延るチート問題―記録に残る大ヒットに隠れた暗い現状【特集】」(Game Park)
まず、『PUBG』のクリエイティブディレクター・PLAYERUNKNOWNことBrendan Greene氏は、海外メディアのKotakuに対し、「チーターの99%は中国から来ている」と明かしています。外部戦績サイトDAK.GGでは、独自の指標によりチーターと思わしきユーザーに「チーターの疑い」というマークを付与するシステムがあります。それを参考にしつつ、同サイトのリーダーボードにて疑いをかけられているユーザーを確認すると、中国からのユーザーと100%断定することは不可能ではありますが、ほとんどのユーザーの名前には、QQやDouyuTV、Xiaoといった、中国系のワードや発音を意味するアルファベットが入っています。

なお、DAK.GGのリーダーボードで確認できる範囲だと、本記事執筆時、KR/JPサーバのSolo/Duoにおいては、なんと8割から9割程度のユーザーに「チーターの疑い」マークが付けられています。それだけでなく、ASサーバのSoloでも同様にマーク付きが多数を占め、さらにNA、EU、OC、SEAサーバでも数多くの中国系の名前を持つユーザーが暴れていることが確認可能です。

筆者個人の見解ですが、あえて中国系の名前に設定し、偽装をしてまでチートを使用する理由はなく、Steamユーザーも中国語を利用している層が急増していることから、客観的に見ても中国ユーザーの爆発的増加に伴って、悪質なプレイヤーも増えている、と見れるでしょう。

もちろん、筆者はロシア語でストリーミングを行っているチーターを確認したことがありますし、国内では2017年末から話題になっている日本人チーターもいるので、国籍や人種によって一方的に決めることは不可能です。

 ▼「「PUBG」BANされたチーターのうち、99%が中国からのユーザー」(IGN Japan)
「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(以下、PUBG)」のチート問題が深刻な事態となっている。本作にアンチチートプログラムを提供しているBattlEyeから最近発表されたデータによると、チートによってBANされたアカウントの99%が中国からの接続とのこと。 

Youxi Storyが統計を報道しており、それによれば「PUBG」をプレイしているユーザーのうち、46%が中国ユーザーだとされている。今回の問題は、プレイヤー人口の多くを占めている中国が引き起こしている状況だ。

今年(※2018年、引用者註)1月に100万人ものユーザーがチート行為でBANされ、BattlEyeはこのことについて「事態は悪化の一途を辿っている」と話している。

今週「PUBG」は3000万本の売り上げに達し、1つの金字塔を打ち立てた。このような偉業を成し遂げたものの、PC版における本作のアクティブプレイヤーは減少を始めている――おそらく、チーターが蔓延していることが原因だろう。
チーター(昔は、「升」と呼んでいました。半角カタカナで「チート」に見えるため)の被害は私もラグナロクオンラインをプレーしていた頃に散々味わい、まあ憎しみを通り越した激しい感情を抱いたものです。いまでも、ツールやプログラム改造をしている人を見るとげんなりします。ゲームのフェアな土俵づくりを妨げている害悪です。

記事を見る限り、チートや業者BOTの大半は中国からということで、このへんは今も昔も、ほんとうに変わらないなと感心します。あちらではそれだけ利のあるビジネスとして認知されているのか、それともそうしたことに快感を感じるメンタリティの問題なのか……。

理由はよくわかりません。研究して、適当な理屈付けができれば本が書けるかもしれません。まあしかし、そんなことより大量のチートを止める方策が、やっぱり欲しいですけどね。