あまり具体的に書けないことが多いのですが、今の我が職場には数人、とても個性的な人がいます。自分のことは棚に上げて同僚を罵倒しまくるとにかく攻撃的な人だったり、人と会話しないけど廊下の壁に向かって「シネ! シネマエ!」と連呼している人だったり(映画がお好きなのでしょうか)、いきなり椅子やロッカーを蹴飛ばして怒鳴るエネルギッシュな人だったり。

前の職場にもやはりそういった個性的な人は一定数おられましたし、小学校以来、それなりの規模の組織には多かれ少なかれ、周りと少し違うタイプの人というのはいたように思います。あるいは、自分がその一員だったこともあるかもしれません。

いわゆる「変な人」扱いをされることがスタンダードかとも思われますが、多くの人の話では、だいたいどこでも、およそ組織と呼ばれるところには必ずと言っていいほどこの手のユニークな人のひとりやふたりはいるようです。もともとそうなのか、何かのきっかけでそう「なる」のかはわかりませんが。

してみると、そういった部分はその人の個性であり、一般からの逸脱をした人(変な人)という規定は問題が多いという人権派的な指摘にはそれなりの説得力があるのかもしれません。受け入れられるかはともかくとして。

ただ、だとすれば、そういった人たちを採用し、うまく配置していくことは、管理側の問題だということになります。「変な人」つまり職場に不適格な人をそれと知りつつ置いているのだとしたらそれは管理側の怠慢で、そうではなく個性を認めているのだというならば、周りが働きやすいようにできないのは管理側の無能ということになるでしょう。もちろん、同僚たちがあわせる努力をしているという前提で、ですが。

周りを見ていると、仕事だけでなく人間関係的な部分でも、「使える人」のところにどんどんしわ寄せが行っているように思えてきます。男女を問わず、入社年数が少く社内の地位もできておらず、おとなしくて従順な若手に「被害」がいきやすいのはその典型でしょう。

現場の努力に頼らざるを得ない部分はあるにしても、最終的な対応は、課長……は無理か。部長にはせめてキチンととってほしいです。人事に口を出せるんだし。若い人が休みがちになったり辞めていったりするのは、本人の責任より管理者の責任なんじゃないかなぁとも思うわけです。

まぁ、管理者判断として若手や他の社員より「個性的な人」に重きを置いていて、その結果がこれなのかもしれません。だとしたらもはや言えることは何もないので粛々と再転職の準備を進めるしかなさそうですけどね。