プレミアムフライデーがコケた経済産業省の次なる一手。それは、月曜日でした。

monday

▼「次は「シャイニングマンデー」 いっそ全曜日に…」(テレ朝news/livedoor news)
 経済産業省は30日に27日金曜日の振り替えとして、職員の約3割が午前休を取りました。プレミアムフライデーは、2月の調査では認知率88.5%に対し、実際に早く退社した人は11.2%にとどまっています。経産省では「月末の金曜日は忙しい」という指摘があったとして、別の曜日への変更を推奨すると同時に、月曜日の午前休を「シャイニングマンデー」と呼ぶことも検討しています。
シャイニングマンデー!! なんか必殺技でありそうですね。

shine


それにしても、さすが経済産業省。週末が駄目なら週明けに。日曜夜にお金を使ってもらおうというわけですな。目の付け所が凡人とは違う。そこにシビれるあこがれるウゥゥ!!

sibireru

……想像ですけど、月曜の朝のんびり出てくる人もプレ金と同じくらい少ないか、下手すれば月曜のほうが少ないと思いますよ。月曜日の出社って土曜に積み残したこととか日曜に新しく出てきた問題を解決するために、早く行かないと行けない感満載。のんびり午後から出社とかできる雰囲気ないんだよなぁ。

だいたい、プレ金の問題点は曜日設定とか時間帯の話ではなくて、余暇ができても使うカネがないっていう根本的な部分にあったはずです。もちろん、日本人の社畜根性も少なからず関係しているんでしょうけれど、それを改善するにはこんな場当たり的な施策ではなくてもっと抜本的な改革が必要でしょう。だいたい、公立学校に週休二日制を定着させることですらできなかったんですよ? 社会人に中途半端な時短設定したってうまくいくわけないじゃん……。

まあ省庁の方々もこれが本気で効果あると思ってるわけじゃなくて、やってますポーズとか段階的な施策のための様子見とかそんなんじゃないかとは思うんですけど、つきあわされるほうからすればバカバカしくてやってられん。

なにか制度を変えるときには反対派がつきものだとはいうけれど、「やめてくれ」っていう反対じゃなくて「そんなんでうまくいくわけないからもっとうまくやってくれ」っていう反対があちこちから出るあたり、日本の上層のどん詰まり具合が極まってきた感があります。ほんとに何なんでしょうねこれ。もうSHINE! って感じです。