なんかなぁ……JAの不手際がほんとに多くなってきた気がします。

 ▼「コメの販売優先、会計後回し 56億円赤字のJA 秋田」(朝日新聞デジタル)
 全国の農協改革の「モデル」とみられてきたJA秋田おばこ(本店・秋田県大仙市)の失敗が波紋を呼んでいる。国による米の生産調整(減反)が昨年で終わり、農協の経営能力がより重要になる中、力を入れてきた卸会社などへの直接販売で約56億円の累積赤字を抱えた。販売拡大を優先し、適正な会計処理が後回しにされていた。

 「組合員は疑心暗鬼になっており、農協離れが進む危機感もある。第三者委の客観的な検証で説明責任を果たしたい」

 米の取扱量が日本有数で、県内最大の組合員約3万人を抱える秋田おばこ。原喜孝組合長は20日、理事会後の記者会見でこう語った。おばこは20日、全容解明のため、弁護士と公認会計士計4人からなる第三者委員会を設置。今後、ずさんな販売管理の原因を調べ、役員の責任を追及する方針だ。

 おばこが事態を公表したのは1月末だった。会見した原組合長は「米価の推移をしっかり確認せず、奨励金などを大盤振る舞いしていた」と語った。秋田県は2週間前、おばこに対し、3月20日までに赤字発生の経緯や再発防止策などの報告を求める行政処分を出した。佐竹敬久知事は5日の会見で「全容を踏まえたうえで農林水産省と一緒に確認しないと支援もできない」と発言した。

偽装系の話もそうですけれど、大規模組織は細かいところに目が行き届かないし、いっぽうで全体を動かすためにたくさんの人を入れないといけない。そりゃまあほころびはいたるところで出てきますよねっていう話。 

ゆうて、こういう公共組織にそれやられると一般人としてはもはや手のうちようがないので、大きな組織は動かし方を何とか考えて欲しいですねぇ。