正月も4日を過ぎると、街が一気に日常モードになった感じがします。昔は、七草粥を食べるまでとは言わないまでも、もう少し正月ムードが長く続いていたような。年賀状が廃れたという話も含めて、これも時代の成り行きかと思います。

そういった変化を殊更に嘆く声もありますが、私は、そういうのが良くないと言いたいわけではありません。変わらない文化や風習はなく、むしろその移り行きのなかにこそ、文化の粋のようなものが見てとれると思うからです。まったくなくなってしまったらそれはそれで問題かもしれませんが、なにも変わらず続いているだけのものは、極論死せる化石でしかないでしょう。

私たちの前には「いま」の正月があり、私たちはこの中を生きている。それで良いのではないかと思っています。