某エロゲーをやっていると、表記が「~学園」だったのに、途中「~学院」になりました。何と雑なけしからん、とは別に言いたくならず、そういえば学園と学院って何が違うんかいなというのが気になりまして。恥ずかしながら普段プレイしているときは、「~高校」とは書けないからネーという大人の事情にばかり頭がいってしまい、学園だの学院だのという違いは意識したことがあまりありませんでした。

毎日新聞の特集によると、なんかこんな感じ。

 ▼「コトバ解説 「学園」と「学院」の違い」(毎日新聞)

まずは「学園」「学院」に近い、「園」と「院」の辞書的な意味を確認。

「園」=一定の目的でつくられた区域
「院」=学校など公共性のある施設、機関

「院」のほうが少し硬い印象はありますね。

さて「学園」と「学院」。どちらもはっきりとした定義は「学校の異称」ということくらい。あとは傾向としての違いがありますので、それをご説明することにしますね。

「学園」は、私立学校で、小中高などにわたる一貫教育を行う組織の名称として使われることが多いようです。もちろん公立校などでも使われるケースはあります。

一方の「学院」は、キリスト教や仏教などの宗教系の私立学校名に多く用いられる傾向があります。宗教系の学校でも例外はあります。


ふーむ、何の説明にもなっていない……。いや、「園」と「院」の文字解説はしてくれてるし、現在の用例というか傾向についても書いてくれてはいるんですけど、なぜミッション系の学校に「学院」が多いのかとか、公立には使われないのかとか、そういう答えはないですよね。

帰納法的に調べることにして日本の「学園」を自称している学校の英語表記を調べてみると、「学園」は「学校組織」みたいな意味で使われていることが多いっぽいです。たとえば南山学園は「NANZAN SCHOOL CORPORATION」(※グループ名)です。話題になった加計学園も、「KAKEI EDUCATIONAL INSTITUTION」(※単体の学校法人名)となっていました。同じ加計学園グループにある英数学館は「School Corporation EISU GAKKAN」表記です。

いっぽう「学院」は、表記をそのまま「GAKUIN」にしていることが多い。東北学院大学(TOHOKU GAKUIN UNIVERSITY)とか、明治学院大学(MEIJI GAKUIN UNIVERSITY)ですね。言われてみると確かに、「学院」はキリスト教系が多い。「院」がキリスト教由来ってのは、修道院から取ってるってことなのかなぁ。「学びの修道院」みたいなニュアンスで。仏教も含めて宗教学校に多いということなので、あるいは「寺院」のような日本語的なニュアンスのほうが強いのかもしれませんが。

毎日新聞の記事、辞書、そして実際の用例を見ている限りだと、「学園」は組織やグループ、あるいはもっと絞り込んで特定の地域や区域をあらわしている(単体の学校に使われる場合も、その学校を「学びのグループ」として扱っている)印象を受けます。「学園都市」みたいな地域全般を指す使われ方がされるのもそのせいかなと。

いっぽう「学院」というのは、建物をあらわしている感じがする。建物の固有の呼び名なので、英語にした時も「GAKUIN」とそのまま名前を呼ぶ。辞書の意味を拾えば、「学びのための施設」ということなのでしょう。施設なので、地域的な使われ方はしない。学院都市とはあまり言いませんよね。

……という推測をしてみたものの、実際のところはわかりません。こういうの日国に載ってるんかね。週末、時間があったらリサーチしてみようかなと思います。さて、エロゲーの続き……。