また雨のシーズンになってきました。もうすぐ梅雨に入ると思うとウンザリしますねぇ……。
なんか雨と靴の話が定例化している気もしますが、この時期になると、ビジネス・カジュアル関係なく革の靴というのは履きにくいと思います。というか、仕事なら仕方ないところはあるにしても、土砂降りの雨の中を、カジュアルの革靴(スニーカーとかデッキシューズとか)履いて歩いている人を見ると、勇者だなぁと思います。よほどメンテに自信があるか、する気がないかどちらかでしょう。
雨の日に革靴やめた方がいいというのはいくつか理由がありますが、一番大きいのは傷みやすいというところだと思います。革は水濡れすると変色しやすいし、栄養分が抜けるので乾燥したときにひび割れになりやすい。型崩れも起こします。また、ソールも革のお高いビジネスシューズとかですと、靴裏部分がふやけた状態で地面に接するので、あっという間に削れて寿命が縮む……なんてこともあるわけで。
最近のちゃんとした革靴は雨の日に履いてもきちんとメンテナンスすれば大丈夫らしいのですが、そのメンテはそうとうめんどくさいうえに、道具とかもちゃんと必要になる。少なくとも、新聞紙つっこんどけばいい程度の話ではなくて、布やらブラシやらクリームやらが要ります。私みたいな素人にはキツい。
その辺考えると、まあ雨の日には革靴は避けようかなという考えになるわけですね。
じゃあ何を履くか。カジュアルであればダサさに目をつぶってゴムの長靴、あるいは足が濡れても格好をつけたい場合布靴という選択肢があるんですが、フォーマルな場合なかなかその選択肢は選べません。そこで、合皮の靴の出番になります。
合皮靴の大半は、いわゆるウレタン系の素材を使っています。私はウレタンの寿命の短さと、剥がれ落ちていくときの無残さがかなり苦手で、できることなら使いたくはないんですが、まあ靴だけはしょうがないかなーと。とりあえず合皮の靴を雨の日用にすることには、結構メリットがあります。
1.傷まないのでメンテ不要 (合皮は水を吸収しづらいので、水濡れしても平気です)
2.安い (アウトレットとかであれば2000~3000円でそこそこのが買えます。ダメになっても買い替えが楽)
3.革靴とくらべて防水性が高い (縫い目からの水の浸透も少ないし、防水加工してあるものが多い)
4.最低限の格好はつく (ゴム長靴ほどダサくないです)
というわけで、雨の日は合皮マジオススメです。カジュアルスニーカーでも合皮のやつあるから、雨の日用に1足あってもいいんじゃないかなぁと思う。
ただ、普段合皮の靴を履くというのは、正直あんまりオススメしません。自分も何年か履いてみて、革靴(本革)とは全然違うなーと思いました。
まず、合皮靴はかなりムレます。通気性云々というのがよく言われますが、簡単な話、合皮は水をあんまり吸わないので、汗が靴の中に籠もるんですよね。雨対策としては有効な水を弾くという合皮の性質が、ここではアダになっている感じです。夏場とかは靴の中がヤバいくらい蒸し暑くなるし、靴屋さんにきいたところでは、それに伴って雑菌が繁殖し、臭いがでたり酷い時は水虫になったりということもあるそうです。
また、寿命が短い。合皮の種類にもよりますが、だいたいの場合2年ほどで寿命が来ます。しかもウレタンですから、使っていなくても化学反応を起こして、勝手に死にます。 つまり、使おうが使うまいが一定期間しかもたないわけです。使い方によっては何年、何十年と保つ革靴と比べると、ちょっと残念な感じがしますね。
じゃあ使いまくれば良いじゃない! ……といかないのが合皮の面倒なところ。そもそも蒸れが凄いから1回履いたら2,3日は靴の内部を乾かしたほうが良いし、履きすぎると変なシワが入って安っぽさ全開になります。本革の場合、革全体がやわらかくなって自然なバランスで折れるためシワは味わいだと言われますが、合皮のシワはその部分だけが折れ曲がって他は突っ張ったままだったりするので、何というか、見るからに酷い感じになります。また、合皮は傷がついた場合革と違って補修が(原則)無理なので、あんまり使い込み過ぎると、ボロボロのを履き続けるかさっさと買い替えるか、みたいな話になりがち。
あとは、私がそうなのですが、合皮の独特の臭いがしんどい、という人もいるでしょうか。物凄いケミカルな臭いがするやつが多くて、これはお酢ぶっかけて拭いたら化学反応がおさまるのでだいぶマシになるんですけど、まあその辺も個人的に減点要素です。
てなわけで、雨じゃない日に履くなら、ふつうの革が良いと私は思っています。デザイン性だけで言えば合皮の靴のほうが安くて良いデザインのが多く見えるんですけど、結局はあっという間にダメになるし、靴としての性能は革のやつに今のところとても勝ててないように見えるし……。もちろん革靴の場合、ある程度の継続的なメンテナンスは必要になるんですが、びしょ濡れにでもしなければ手間はかからないし、今は駅のミスターミニットとかで500円払えば掃除してくれます。
実際問題私個人の経験で言えば、凄い高価なやつじゃなくても、3000~5000円くらいで適当な革靴買ったほうが、長く使えて快適な靴が手に入りました。いま使ってる仕事靴の1つは、3000円で買って6年使ってる(かかとは貼り替えたから実質7000円くらいか)けど、全然現役ですしね。足に合わせて革が柔らかくなっているので、昔より履きやすいくらい。
というわけで、雨の日用に合皮靴はいかがですかというか、合皮の靴は雨の日くらいかなというか、そんな話でした。
なんか雨と靴の話が定例化している気もしますが、この時期になると、ビジネス・カジュアル関係なく革の靴というのは履きにくいと思います。というか、仕事なら仕方ないところはあるにしても、土砂降りの雨の中を、カジュアルの革靴(スニーカーとかデッキシューズとか)履いて歩いている人を見ると、勇者だなぁと思います。よほどメンテに自信があるか、する気がないかどちらかでしょう。
雨の日に革靴やめた方がいいというのはいくつか理由がありますが、一番大きいのは傷みやすいというところだと思います。革は水濡れすると変色しやすいし、栄養分が抜けるので乾燥したときにひび割れになりやすい。型崩れも起こします。また、ソールも革のお高いビジネスシューズとかですと、靴裏部分がふやけた状態で地面に接するので、あっという間に削れて寿命が縮む……なんてこともあるわけで。
最近のちゃんとした革靴は雨の日に履いてもきちんとメンテナンスすれば大丈夫らしいのですが、そのメンテはそうとうめんどくさいうえに、道具とかもちゃんと必要になる。少なくとも、新聞紙つっこんどけばいい程度の話ではなくて、布やらブラシやらクリームやらが要ります。私みたいな素人にはキツい。
その辺考えると、まあ雨の日には革靴は避けようかなという考えになるわけですね。
じゃあ何を履くか。カジュアルであればダサさに目をつぶってゴムの長靴、あるいは足が濡れても格好をつけたい場合布靴という選択肢があるんですが、フォーマルな場合なかなかその選択肢は選べません。そこで、合皮の靴の出番になります。
合皮靴の大半は、いわゆるウレタン系の素材を使っています。私はウレタンの寿命の短さと、剥がれ落ちていくときの無残さがかなり苦手で、できることなら使いたくはないんですが、まあ靴だけはしょうがないかなーと。とりあえず合皮の靴を雨の日用にすることには、結構メリットがあります。
1.傷まないのでメンテ不要 (合皮は水を吸収しづらいので、水濡れしても平気です)
2.安い (アウトレットとかであれば2000~3000円でそこそこのが買えます。ダメになっても買い替えが楽)
3.革靴とくらべて防水性が高い (縫い目からの水の浸透も少ないし、防水加工してあるものが多い)
4.最低限の格好はつく (ゴム長靴ほどダサくないです)
というわけで、雨の日は合皮マジオススメです。カジュアルスニーカーでも合皮のやつあるから、雨の日用に1足あってもいいんじゃないかなぁと思う。
ただ、普段合皮の靴を履くというのは、正直あんまりオススメしません。自分も何年か履いてみて、革靴(本革)とは全然違うなーと思いました。
まず、合皮靴はかなりムレます。通気性云々というのがよく言われますが、簡単な話、合皮は水をあんまり吸わないので、汗が靴の中に籠もるんですよね。雨対策としては有効な水を弾くという合皮の性質が、ここではアダになっている感じです。夏場とかは靴の中がヤバいくらい蒸し暑くなるし、靴屋さんにきいたところでは、それに伴って雑菌が繁殖し、臭いがでたり酷い時は水虫になったりということもあるそうです。
また、寿命が短い。合皮の種類にもよりますが、だいたいの場合2年ほどで寿命が来ます。しかもウレタンですから、使っていなくても化学反応を起こして、勝手に死にます。 つまり、使おうが使うまいが一定期間しかもたないわけです。使い方によっては何年、何十年と保つ革靴と比べると、ちょっと残念な感じがしますね。
じゃあ使いまくれば良いじゃない! ……といかないのが合皮の面倒なところ。そもそも蒸れが凄いから1回履いたら2,3日は靴の内部を乾かしたほうが良いし、履きすぎると変なシワが入って安っぽさ全開になります。本革の場合、革全体がやわらかくなって自然なバランスで折れるためシワは味わいだと言われますが、合皮のシワはその部分だけが折れ曲がって他は突っ張ったままだったりするので、何というか、見るからに酷い感じになります。また、合皮は傷がついた場合革と違って補修が(原則)無理なので、あんまり使い込み過ぎると、ボロボロのを履き続けるかさっさと買い替えるか、みたいな話になりがち。
あとは、私がそうなのですが、合皮の独特の臭いがしんどい、という人もいるでしょうか。物凄いケミカルな臭いがするやつが多くて、これはお酢ぶっかけて拭いたら化学反応がおさまるのでだいぶマシになるんですけど、まあその辺も個人的に減点要素です。
てなわけで、雨じゃない日に履くなら、ふつうの革が良いと私は思っています。デザイン性だけで言えば合皮の靴のほうが安くて良いデザインのが多く見えるんですけど、結局はあっという間にダメになるし、靴としての性能は革のやつに今のところとても勝ててないように見えるし……。もちろん革靴の場合、ある程度の継続的なメンテナンスは必要になるんですが、びしょ濡れにでもしなければ手間はかからないし、今は駅のミスターミニットとかで500円払えば掃除してくれます。
実際問題私個人の経験で言えば、凄い高価なやつじゃなくても、3000~5000円くらいで適当な革靴買ったほうが、長く使えて快適な靴が手に入りました。いま使ってる仕事靴の1つは、3000円で買って6年使ってる(かかとは貼り替えたから実質7000円くらいか)けど、全然現役ですしね。足に合わせて革が柔らかくなっているので、昔より履きやすいくらい。
というわけで、雨の日用に合皮靴はいかがですかというか、合皮の靴は雨の日くらいかなというか、そんな話でした。