またこのたぐいのニュース。今度はコーチですが事実上の体罰みたいなことをやらかしたみたいですが。

 ▼「100メートル100本走らされ熱中症 美濃加茂高の野球部2年」(中日新聞)

 岐阜県美濃加茂市の私立美濃加茂高校で今月16日、2年の男子生徒(16)が所属する硬式野球部の練習中に重度の熱中症で倒れ、約1週間入院していたことが分かった。非常勤講師の男性コーチ(26)の指示で、日中に100メートルを100本以上走った後に倒れたという。学校側は野球部員の保護者に経緯を説明して謝罪した。

 同校によると、14日にあった公式戦の内容が悪かったことなどを理由に、同校野球部出身のコーチが「気合を入れ直す」と、主力のこの生徒だけに100メートルを100本走るよう指示。生徒は16日午後1時ごろからグラウンドで走り始めたが、コーチが途中でさらに30本の追加を命じたという。監督(32)もコーチの指示を承知しており、グラウンド脇の屋内練習場で他の部員たちを指導しながら、生徒の様子を見ていた。

 生徒は約3時間後、残り数本となったところで呼吸困難を起こして倒れ、意識がもうろうとした状態で救急搬送された。コーチは生徒に、水分補給する際は自分の許可を得るよう指示しており、生徒が途中で水分を取ったのは2回だけだった。16日の同市の最高気温は27・8度だった。

 生徒は5日間、集中治療室で治療を受けて快方に向かい、23日に退院した。後遺症はないが、今も自宅で療養中。野球部へは復帰する意思を示しているという。

 同校は26日、コーチを無期限の指導停止、監督を厳重注意とし、同部の保護者会で経緯や再発防止策を説明した。コーチは「生徒の体調への配慮が足りなかった」と反省しているという。赤崎耕二校長は取材に「体罰に近い行きすぎた指導だった。生徒の健康管理を徹底し、二度と事故が起きないようにしたい」と話した。

 同部は1973(昭和48)年創部で、部員数は54人。80年と90年に県代表として夏の甲子園大会に出場した。

(中日新聞)

100メートルを100本って、たぶん科学的な根拠まったくないただの罰ですよね。 誰が得するねん。

まあ非常勤講師かつコーチだったということなら、責任は監督かなぁ。でも、このコーチもこれが「指導」だと思ってたみたいだし、「生徒の体調への配慮」とかいってるんで、体調いい時に100メートル全力疾走を100本、やってもらえばいいんじゃないですかね。生徒たちの前で。

美濃加茂といえば、市長が刑事被告人のまま再選されたのが記憶に新しい自治体。

 ▼「上告中の藤井・前美濃加茂市長(32)が再選確実 刑事被告人のまま続投へ 5月にまた選挙」(産経WEST)

 事前収賄などの罪に問われ、2審で逆転有罪判決を受けて上告中の岐阜県美濃加茂市の藤井浩人前市長(32)の辞職に伴う出直し市長選は29日投開票され、無所属で出馬した藤井氏が市民団体代表で無所属新人の鈴木勲氏(72)を破り、再選を確実にした。藤井氏は刑事被告人のまま続投し任期は、辞職前と同じ6月1日まで。5月に任期満了に伴う市長選が行われる見通し。

なんともすごい話だしきちんと市民が考えた上で選んだことでしょうからとやかこういうこともないのですが、こういうコーチは「再選」なしの方向でお願いしたいですね。