75周年を迎えた北朝鮮がミサイル撃つか、核実験するかと注目されるなか、大規模な軍事訓練を行ったというおはなし。


韓国の通信社が報じたところによると、北朝鮮東部のウォンサン(元山)付近で大規模な砲撃訓練が行われていることを韓国政府は確認したとか。キム・ジョンウン委員長が見守るなか、300を越える長距離砲が投入された「過去最大規模の砲撃訓練」だったそうです。

ひとまずよかったと胸を撫で下ろせばいいのか、いよいよ緊張感が高まってきたと怯えればいいのか微妙なラインではありますが、日本国内の識者がこぞって今回の演習を「対外的なアピール」としてしか捉えていないことが心配です。

恐らくこうした演習やら何やらは、北朝鮮国内に向けたアピールという側面も少なくないはず。それを無視していると、外にいるわれわれには予測できない動きを平気でする可能性を見落とすことになりかねません。

だからといってできることは限られているのですが、とりあえず本当に撃たれたらどうするのか。あるいはアメリカと北朝鮮の間で戦闘行為が始まったらどうするのか。そのことをきちんと考え、速やかに答えを出しておかないといけない気がします。もう、ことはそのレベルまで切迫しているし起きてからでは間に合わない。そういう危機意識が欠落している。

ニュースやワイドショーは、「本当に撃つのか」ということばかりを問題にしていましたが、それはなんというか、目の前に刃物を持った強盗がいるのに、「こいつ、逃げるか襲ってくるかどっちか?」と考えているみたいなものです。そんなの相手の気分次第でしかなくて考えても判りようがないのです。私たちがやるべきは、この脅威にどう対処するかであって、目の前の国がほんとうに脅威かどうかをウダウダ言ってる場合じゃないと思うんですけどねぇ……。