久々にシャドバをやっていてふと気になったのですが、このおっさん。

andras

アンドラスさん。まあ能力はともかくとして、こいつ出てくる時「われは、ソロモンななじゅうにちゅうがいち、アンドラス」と言ってます。

読みから文字を察するに、「我はソロモン72柱が1、アンドラス」でしょう。たしかソロモンの序列第63位、鴉の羽と頭を持ち、狼にまたがった悪魔……ということですからイメージぴったりですね。どうせなら能力も3/6にすりゃよかったのに。

んで気になるのは、「72柱」を「ななじゅうにちゅう」と読むところ。

神や霊などの数え方で「柱」という表記は、ふつう「はしら」と読みます。「1柱」(ひとはしら)、「2柱」(ふたはしら)という感じで。なもんで、ソロモンの神々も伝統的には「ななじゅうにはしら」、または「ななじゅうふたはしら」と読みならわされてきました。フレッド・ゲティングスの『悪魔の事典』(青土社)とかだと「ななじゅうふたはしら」と訳されていた記憶があります。

いやまあ、そもそも「72 Devils」の和訳だから読み方を云々するのはナンセンスだし、そうでなくともいまや「ななじゅうにちゅう」のほうが一般的な読み方になってるだろと言われたらその通りかもしれないんですけどね。

たとえるなら「1羽」を「1はね」とか「1う」と読んでるみたいな、微妙な違和感を感じる……。ことばの使用は現在進行系で使われているものに分があると思うので、こういうそもそも論は無粋だと知りつつ、どうしても抱いてしまう違和感ってどうすればいいんでしょう。