痴漢冤罪については色々な「知識」がネットで披露されていますが、「逃げる」が良い選択肢だという話が出回っているのは常々疑問でした。(弁護士の友人などに聞いても、悪手だという返答しか返ってこない)

その辺詳しく述べられたサイトがあったので少し。

 ▼「突然「この人,痴漢です」と言われたら

■ダメなパターン・その1
 
 逃げる。

 最悪です。たとえ,冤罪であったとしても,逃げるのは最悪の選択です。
 本当は冤罪であったとしても,その場にいる方達は「こいつは痴漢の犯人だ」と思っています。むしろ,その場にいる方達は,「あなた=痴漢犯人」と信じているからこそ,あなたを逃がさないようにしています。
 このような状況下で逃げると,「場合」によっては準現行犯として逮捕される可能性があります(刑訴法212条2項1号,4号,同213条。但し,準現行犯逮捕については,後掲の裁判例に書かれているとおり,実務上,幾つかの論点がありますが,裁判例の紹介に留め,割愛します)。

(中略)
 
 そして,任意同行された警察署で「私はやっていない」と否認したとしても(冤罪が真実であるとしても),(1)被害者の供述がある,(2)逃げようとした事実がある,という状況では逮捕状が裁判官から発せられ,逮捕されてしまう可能性が極めて高いと言えます。 

「相手にしない」のが正しいとしても、逃走するのはよくない。その場から立ち去るというのは現実的に難しく、公の場(弁護士の立ち入りが拒否されない場所)で弁護士を呼んで待つのがベスト、というわけですね。

とりあえず電車に乗って移動する男性は、いざというときのために知人・友人の弁護士の名刺(または連絡先)を常に携帯しておくほうがよさそうです。 

実際、災難というのは文字通り突然降って湧くものですからね……。