2025年問題などでここ数年取り沙汰されている高齢化問題。日本で、いわゆる高齢化の基準である「65歳以上の人が総人口にしめる割合」が21%を超え、「超高齢社会」に突入したのが2007年。

以降順調に高齢人口は増え続け、出生率は低下し、総務省が発表した今年8月の人口推計では4歳未満の人口と80~84歳人口が並んでいました。

 ▼人口推計 平成28年 8月報 (総務省)※PDF

まあこうなるともう、短期的な解決は難しい。超ロングスパンで見れば再び揺り戻しが来るのだろうとは思いますが、それまでに経済力を維持できなくなるということが、日本で生活する人にとっては問題です。

じゃあどうすんだって話として、外国人労働者を入れるとか海底に埋まってる資源を掘り起こして資源立国になるだとか、教育のちからで頭脳を輸出していくだとか、まあいろんな方向性はあるのでしょう。

先日見たシンガポールを参考にするという記事は、これからの方向性を示すものではなかったけれど「身の処し方」として興味深いものでした。

 ▼日本の超高齢化社会はシンガポールを見本に?~70歳まで労働社会~  (エッジニュース)

まああんまり下手をうちすぎると、若い人は海外逃亡という可能性もあるわけで、これから先どんなふうに舵を切っていくか、行政の手腕が問われることになるのは間違いなさそうです。