2Pickだいぶやりこんで、自分では満足いく感じになってきました。運の要素がだいぶ絡むとはいえ、基本勝ち越しはできるかなという状況。カード全般に対する理解とプレイング・チョイスの判断力とピック・ドローの運がいい感じに混ざり合って非常に楽しいです。早くルーム対戦でできるようにならないかな。

先日全リーダーでの5連勝も達成したのでちょっとその辺の経験から実際に5連勝したデッキをいくつか踏まえてPickの雑感など。

【ロイヤル】
25

(デッキ)[リンクはシャドウバースPortal]
1.速攻(乙姫&ツバキ)型
乙姫とツバキが初手で引けて、これで負けたら洒落にならんなというデッキ。ウルトラパワーカードが来たので、後は小型のフォロワーを大量に並べる方針に。2コスが12枚という偏ったデッキデザインにして、とにかく数を増やすことだけを考えました。プレイングも、ほぼひたすらフェイス狙い。最後に引いたルシフェルとレイジングジェネラルは1度も出番なし。事故もほぼなく、2Pickの中で一番楽に戦えたデッキです。

2.中速型
こちらは、レジェンド・ゴールド枠がルシフェルとアルビダだけというデッキ。全体的に重たいカードがメインになったので、中盤以降に勝負かける編成に。それでも2コスが多いですが、序盤はとにかく盤面をとることに集中しました。地味にフローラルフェンサー3枚が効いてます。というか鬼。フローラル・フローラル・セージコマンダーが出れば、全体除去さえ貰わないかぎりほぼ勝ちですしね……。


【ドラゴン】
23

(デッキ)
1.速攻型
初手でデスミストドラゴンをとれたので、相手を除去しつつアグロ気味に展開するデッキに。フォロワーもほとんどが攻撃力>体力のものを重視し、ファンファーレでダメージを飛ばせるタイプがくれば即採用。ひたすらフェイスに叩き込んでいく狂戦士みたいなプレイングを貫きました。鍵は天剣の乙女でしょうか。進化させてもジャイアントスレイヤーに引っかからないし、よほどのことがなければ1Tはアタッカー陣を守ってくれる。その間に相手のライフを4~6点消し飛ばせるので、後攻めのときは手札にきたら残していました(2コスが10枚を超えていて事故りにくいため)。

2.中速型
おそらくはごく一般的な、大型フォロワー中心に戦うドラゴン。序盤はPP増加カードと除去で耐え、6ターン目くらいからファッティを並べていくスタイルです。ドラゴンウォーリア2枚は正直ツイてました。手札にくる強いカードを順番に出していけば相手の処理が自然と追いつかなくなるのでプレイングで迷うことはなかったです。

3.フォロワー29枚
Pickで選べるスペルカードが腐っていて、「竜の怒り」以外全てがフォロワーという偏ったデッキ。これで勝てるんだから、ドラゴンのフォロワーは本当に強いです。だいたいが除去と一体になっていますしね。3コスを中心に山なりのマナカーブを描くよう、非常に気を使ってPick。ドローソースもほぼなかったので、プレイングでは常に1:2交換を心がけ、壁などを駆使して慎重にフィニッシャーへつなげました。だいたいいつもぎりぎりの戦いになり、勝ちパターンは最後に海剣竜かジェネシスが疾走するか、デスミスト・トリニティといった攻撃されない系のフォロワーが生き残って削り切るか。

【ヴァンパイア】
21

(デッキ)
1.中速ドレイン
実はヴァンパイアがいちばん5連勝多いのですが(6回)、どれも似たようなデッキに。序盤アグロ気味に展開していきつつ、息切れしてライフが減ってくると復讐で盛り返す波のある戦闘パターン。ただ、たぶんヴァンパイアはどれも似たような展開になるんじゃないかなぁ。序盤を失うとほぼ終わりなので、1コスフォロワーも積極的に採用しています。復讐能力はわりとどれも防御的なので、中盤殴り勝つような展開を目指すと攻守が噛み合わず憤死することが多い。スパっと割りきってフィニッシャーにつなげるミッドレンジ型にしたほうが勝率は良いと思います。このデッキにはいませんけど、漆黒の契約やセクシーさんが入るとかなり楽です。

【ビショップ】
35

(デッキ)
1.中速フォロワー型
ロクなカウントダウンが来なかったので、テミスを軸に「我慢する」坊主を目指しました。アミュレット型のフォロワーは「聖獣への誓い」と「聖獅子の牙」のみ。相手が早かろうが遅かろうがこっちは序盤はほとんど殴れない。「陽光」で耐えて耐えてテミスで流し、最後にフィニッシャーという展開しか勝ち筋がありません。ターン数も長いし除去に神経使うしで、毎回ヘトヘトでした。

とにかく相手のリソースを枯渇させて勝つのが基本でしょうか。あっちもこっちも泥沼の底で窒息しかかる泥沼合戦ですね。テミスが手札にあるときはタイミングが重要で、壁で相手を一回止めて、ハンドが枯渇するのを見計らって撃つ、というのを心がけました。相手と一緒に泥沼に沈んだときも、ドローソースでハンドアドバンテージを得られることは非常にありがたい。その意味でビショップの特性は活かせていたと思います。ただ、フィニッシャーまで聖職者っぽくなくてもなぁ。正直ルシフェルがサタンだったらと何度思ったことか。


【ウィッチ】

31

(デッキ)
1.ゴーレム壁祭り
ゴーレムがでれば強い、という話。土の印からゴーレムゴーレム! もちろん秘術だけですべてをまかなえるわけではないので、スペルも組み入れています。ルーンブレードサモナーは、フィニッシャーではなく除去や避雷針ですね。そもそも育てるほどスペルがないので。せめてファイアーストームが引きたかった……とか愚痴っていたら、最後まさかの魔導雪だるまコンボが炸裂したことも。

30

構築のウィッチは非常に神経を使うプレイングが多かったのですが、こちらはとにかく相手のフォロワーを片っ端から除去し、態勢がととのったらひたすら守護付きカードを出す、という感じだったので気はつかわなかったです。7コス以上のカードが1枚もないため事故にもなりにくく、だいたいいつも安定して自分の戦いができました。

ただ、ハンドアドバンテージは普通以上に重要。ドローソースとしてスカラーウイッチが非常に役に立ちました。後攻になったら、進化1回はできれば彼女に使ってドローしたいところ。

【ネクロ】

33

(デッキ)
1.中速型
3~4コス帯を頂点とするマナカーブを意識したデッキ。ケロちゃん、ワイトキング、死の祝福、悪戯なネクロマンサーというドン引きパワーカードを引いてしまったため、作業のように敵を墓地に送り込みました。スペルがちょっと少ないですが、フォロワーとのバランスもとれていて自分では綺麗に編成できたと思っています。強いカードと良いバランスをとることができれば勝てるデッキになるというお話。

2.鈍足モルディカイ
8コスのファッティがいっぱい来ちゃったので、とりあえずフィニッシャーに設定してそこにつなげる形で逆算的に構築したデッキ。序盤は耐えて中盤に盤面をリセット、終盤で逆転という構想で除去を少し多目にとりました。ネクロエレメンタラーや、復活系デスワード持ちのカードは優秀な足止め要員。相手のファッティ(大型フォロワー)をどこでどう除去するかの見極めが難しかったです。

【エルフ】

37

(デッキ)
1.鈍足サタン
エルフで5連勝がどうしてもできず、試行錯誤の末にようやく結果を出せたデッキです。2コスを12枚ぶち込んで、序盤~中盤を手数で押し切りフィニッシャーにつなげるコンセプト。エルフは「デッキが回ると強い」のですが、事故ると目も当てられないし、対戦相手のリーダーによる得手不得手がはっきりしていて、全勝が結構難しい。どんな相手でもある程度通用する勝ちパターンを、ということで結局サタン先生にお願いしました。結果、サタン勝ち2回、白銀の矢2回、相手のミスで速攻が決まったのが1回。

序盤はとにかく手数。フェアリーをガンガン増やし、小型のフォロワーを横に展開。体力を守りつつ盤面を取ることを優先します。相手に大型のフォロワーが出てくる4ターン目以降は、こちらのフォロワーを無視してフェイスを殴られると困るので、ある程度相手のフェイスにもダメージを飛ばしプレッシャーを与えておきたいです。できればサタンを出す前に相手のライフを13くらいに。(サタン後1Tで勝負をつける準備)

ただ、序盤から無理にフェイスを殴らなくても大丈夫。終盤はフォレストアケロウやエルダートレントによる進化奇襲で相手を止めて、その隙に小型フォロワー数体で殴ればそこそこ削れます。そうなると相手もこっちのフォロワーを処理せざるをえなくなり、更に時間が稼げるという好循環。最大の敵はライフ回復で、ビショップ相手に大聖女を3連発されたときは死ぬかと思いました(しかも体力5あるので盤上に残る)。