うーん。ホントになぁ。どうすりゃいいんでしょうねこれ。

とりあえず、一覧はこんな感じ。

 ▼「東京都知事選挙 立候補者一覧

まあ政見放送に出たいがために供託金払ってるような「にぎやかし候補」はともかくとして、政治手腕のありそうな人……。

野党というか左翼系の人は鳥越さんを押すのかもしれないけど、正直現在出てきているさまざまな話とか、メディアでの様子を見ていると、まず私が投票することはないと思います。

というか、あの様子では政治家向きではないでしょう。小池百合子さんとの論争も、政策論争になるのかと思いきや癌問題に終始して激昂しただけだったし。あれが演技なら意味わからないし、素なら激情家だということは分かったんでそれだけで都政には不要。気に入らないことがあったら激昂するような抑えの効かない人じゃどうしようもないです。神輿として担がれるだけの人はいらんということで。

与党の押す増田さんはもっと無いかなぁ。経歴だけ見ていると絵に描いたような無能ですし、最近話題になっている、いわゆる都政の利権問題にもっともズルズルペッタンなのがあの人でしょう。

その他の候補もぱっとしないし、明らかな泡沫候補に入れて行くのもどうよって話。そうなると、自民党の本部から強固に反対され、敵視されながらも独りであれこれ仕切りをやって見事立候補にこぎつけ、優勢なところまで持ってきている小池さん……という感じしかない気がする。

少なくとも、現状もっとも「政治力」があることを、身を持って示しているのは彼女というのは間違いないでしょうし。

ただ、うーん。小池さんも若干なぁ。投票するのためらうところがあるというか。別に「いい」候補ではないんだよなぁというのが正直なところでして。消去法の結末というだけであって。当選したら都議選になって、また金が飛ぶ可能性が高いわけですし。

繰り返しの話になるのですが、猪瀬元知事にせよ舛添元知事にせよ、金の問題が道義上悪いというのは分かります。しかし、彼らのクビをポンポン飛ばすことで、彼らが無駄にした何倍ものお金を使って選挙をやらにゃあならんわけで、どっちのほうが実際にダメージがあるかっていうのも考えないと駄目なんですよね。

もちろん、あれが許されていいとは思わないんですけど、こう中味のない選挙をくり返すだけというのはやっぱりよろしくないよなぁと痛切に感じます。まあ投票先は、もう少し様子を見ながら考えるしかなさそうですね。