また三菱が不正の隠蔽をしていたことが発覚しました。生命にかかわるような事故を引き起こすタイプではないものの、燃費を意図的に偽っていたとなれば、これは詐欺に近いよなぁという感じがします。

▼「三菱自動車 燃費の不正操作は62万5000台」 (NHK NEWS WEB)

三菱自動車工業は、自社で販売した軽自動車2車種と、日産自動車向けに生産した軽自動車2車種の合わせて62万5000台で、実際よりも燃費をよく見せる不正を意図的に行っていたことを明らかにしました。これまでの再試験で、国に提出したデータと5%から10%、燃費がかい離していたということで、該当する車種の生産と販売を停止しました。
 
これは三菱自動車の相川哲郎社長が、20日午後5時から都内で開いた記者会見で明らかにしました。
それによりますと、自社で販売した軽自動車2車種と、日産向けに生産した軽自動車2車種で、実際よりも燃費をよく見せるため、国に提出したデータで意図的に不正な操作を行っていたということです。

(中略)

三菱自動車工業は、かつて「リコール隠し」が発覚し、12年前、「最後の挑戦」だとして会社の再建に乗り出しました。
 
三菱自動車は、平成12年、内部告発をきっかけに国の立ち入り検査を受け、その結果、1万件を超えるクレーム情報を隠していたことや、4件のリコールを国に届け出ず、ひそかに車を改修していたことが発覚しました。このため、法人としての会社と、元副社長らが、虚偽の報告をしていたとして道路運送車両法違反の罪で略式起訴されました。会社は、当時の社長が、責任を取って辞任したほか、再発防止策をまとめ、その取り組みを監査する、第三者委員会を設けるなどしました。

ところが2年後の平成14年、横浜市で大型トレーラーの車輪が突然外れて歩行者を直撃し、親子3人が死傷する事故が起きました。この事故の原因のトレーラーの車軸と車輪をつなぐ「ハブ」と呼ばれる部品の欠陥について、会社は、平成16年3月にリコールを届け出るまで、国には「整備上の問題」と説明し、欠陥を隠していました。このため、虚偽の説明をしていたとして当時の副社長など元幹部らが逮捕、起訴され、6年前、道路運送車両法違反の罪で罰金が確定したうえ、業務上過失致死傷に問われた幹部2人も、平成24年に有罪が確定しました。

この2回目のリコール隠しの直後にも会社は社内に品質の管理やリコールの対応を専門に検討する「品質統括本部」を設けるなど企業体質を転換するための再建計画をまとめました。そして、三菱自動車の岡崎洋一郎会長は平成16年5月の記者会見で、「自動車メーカーとして存続するこれが最後の挑戦であるとの気概をもって今回の再建計画を作った。安全、品質を第一とする基本に立ち返る」と強調してました。
 
当然、株価もストップ安。

▼「三菱自動車株 ストップ安水準で取り引き終える」(同)
21日の東京株式市場では、軽自動車の燃費を巡って不正を行っていたことを明らかにした「三菱自動車工業」の株式に売り注文が殺到し、株価は1日の値下がり幅の限度となるストップ安水準で取り引きを終えました。
 
三菱自動車が20日、軽自動車の燃費を実際よりよく見せる不正を意図的に行っていたことを明らかにしたことで、東京証券取引所1部に上場されている三菱自動車の株式は、21日の取り引き開始から買い注文を大幅に上回る大量の売り注文が殺到し、値が付かない状態が続きました。

結局、前日の終値から、1日の値下がり幅の限度となる150円安い583円のストップ安水準で21日の取り引きを終えました。1日の下落幅は20.46%でした。

どうして、これだけ不正と隠蔽で痛い目にあっておきながら体質が改善されないのか……。企業に染み付いた何かの性質でないというのなら、上層部が指示しているみたいな話なんでしょうか? どっちにしても終わってる。

三菱自動車がこれでダメになるとは思わないけれど、ダメにならないことが果たして良いことなのかはわからないという、複雑な感じがします。