毎日届く迷惑メールに辟易しているというお話を少ししましたが、まとめサイト経由で、そういう迷惑メールを訴えて金をふんだくった人がいる、という話を目にしました。

 ▼「【衝撃】迷惑メール「500万円当選しました!」→ Aさん「裁判にするから絶対に払えよ」→ 裁判 → 100万円ゲット(笑)」(バズプラスニュース)

架空請求や詐欺まがいのサイトなど、世の中にはあらゆるトラップが存在する。みなさんも「当選しました!」や「100万円あげます」など、甘いメッセージを受け取ったことはないだろうか。ほとんどの人は「絶対に嘘だ」と気がつき、相手にしないと思われる。

しかし、そんな架空請求や詐欺まがいのサイトを、断固として許さない人も存在する。「500万円当選しました」という迷惑メールが出会い系業者から届いたため、500万円をもらうべく出会い系業者を訴え、なんと100万円をゲットした人物(Aさん)がいるのである。

Aさんは「出会い系サイト運営業者を訴えてみた」というタイトルでブログを開設し、出会い系業者とのやり取りをすべて公開。弁護士を使わず、自力で訴状も書き、たった一人で出会い系業者と戦ったのである。しかも最終的に出会い系業者と和解し、100万円をゲットしたのである。このブログは数年前から存在しているが、いま現在も多くの人たちが閲覧に訪れている。

んで、下がそのブログ。経緯とか訴状の内容が凄い事細かに書いてあって、わりと読み応えあります。面白い。

 ▼「出会い系業者を訴えてみた」(出会い系サイト運営業者を訴えてみた(出会い系訴訟の巻))

とある日。ある出会い系業者から「500万円当選しました」との迷惑メールが。んじゃ、500万円ちょーだいとのことで、業者を訴えてみました。その記録をブログ形式にて綴ります。

弁護士は使わず、本人訴訟でいくことにしました。まず訴状を書かないといけない。どうしよう?

ググって見たらこんなサイトが見つかった。これで訴状が書ける。( ̄ー ̄)ニヤリ
http://www.asahi-net.or.jp/~zi3h-kwrz/law2sojo.html


必死に書いてみた訴状はこんな感じになった。印紙代3万円程度と切手代(予納郵券のこと)数千円は額がいくらか定かでないから空欄にしてみた。

要するに、契約をしたんだからそれをきちんと履行しろ、という話のようで。向こうから証拠となるメールを送ってきてくれてるんだから、物証を集める手間が省けていいですな(笑)。

ここまで労力をかけて自分がやるかどうかは別だし、状況が違うので同じように金がとれるとも思わない(そもそも、相手の業者の住所とかわかるかも問題だし、わかったとして本当に相手がそこにいるかもわからないんですよね……)のですが、スカッとする話ではありますね。いいなぁ。