以前にも似たような話をした記憶がありますが、敬語ってほんと難しいですね。

これは私ではないのですが、「取り急ぎご報告まで」と書いていた同僚が怒られていました。「取り急ぎ」というのは目上の人に対して失礼であろう、と。言われてみればそうかもしれないのですが(急いでいるので手抜きしました、とも読めるため) 、一種慣用句的なところもあるし、基本的には時候の挨拶とそれに対応する結びの文言やら何やらを省きました、という程度の意味だと思います。また、頑張って解釈すれば「乱文失礼いたしました」のような謙遜の一種ともとれなくはありません(丁寧に書いたつもりではありますが、急いでいたので不足があるかもしれません)。

私に言わせれば「取り急ぎ」であれこれいう人は心が狭いというか余裕なさすぎじゃないかと思うんですが(少なくとも敬意を払おうとした跡くらいは認めてもいいでしょうに)、 そんな話をしていたらドンピシャの記事を見つけました。やっぱり、どこでも似たようなことが発生しているんですね。

 ▼「あなたのお仕事メールは大丈夫? 『取り急ぎ○○まで』の正しい使い方」 (マイナビニュース)

『取り急ぎ』にかわる好感度が高い文言とは?

 しかし、急を要していればすべてOKという訳にもいかない。“ぶしつけ”にと思わせるメールは、相手に不快な思いだけを残してしまう。そんな場合はあえて使わず、ほかの言葉に置き換えるとよい。

 「『まずは、確認のみの連絡になります。よろしくお願い致します』、『要件のみで、失礼致します』と少し言葉を変えれば敬意が表現できます」(平野氏)。誰にでも使えて無難な言葉なので覚えておいて損はなさそうだ。


ははあ、なるほど。 しかし、「まずは」とかその辺もひっかかる人はいそうですよ……?

結局、この記事でも書かれているように、定型化されている敬語とはいえ、やはり「人によってとらえ方が異なる言葉」 であり、「相手次第でどうにでも変ぼうを遂げてしまう可能性」は否定できません。「くださる」と「いただく」とかもそうですし、決まっているようで曖昧なところもあるのに、なまじ使い方が確立されているせいで、「きちんと使えないヤツはダメ」となりがちなんですよね。最悪なのは、教科書通りの「ちゃんとした敬語」を身につけていても、相手がそれを理解していなければ、「変な敬語」扱いを受けかねないというところ。

つまるところ、相手とのコミュニケーションの中で様子を見ながら柔軟にやっていくしかないんでしょうなぁ。んで、間違いなのは、敬語表現にうるさい人はめんどくさい、ということくらいでしょう。敬語がダメだからって死ぬわけでもないんだし、余程の場合を除いて、そこで不機嫌になる意味ってあんまり無いように思うんですけどねぇ。

ともあれ、取り急ぎ投稿いたします。