いや、驚きました。

 ▼「決断しました」(Way to Win Masahiro Yamamoto)

yamamoto

今シーズン限りでユニホームを脱ぐことを決めました。8月の登板で故障して以来、どうするべきか悩みに悩みましたが、きのうチームの今季本拠地最終戦でナゴヤドームに行き、若返りを推進しているドラゴンズの現状を目の当たりにして、ボクが残ったらダメだと強く感じ、引退を決めました。落合GMからは先日、「自分で決めろ」と言われましたが、やるかやらないかを決めるのではなく、だれもやめろとは言わないので、自分で決断しなさいという意味だったのだと、今は理解しています。モイヤーの大リーグ最年長勝利記録の更新や、50歳登板というみなさんに期待していただいたことを実現できなかったのは残念ですが、ボク自身は心を決めた今、とってもすっきりしています。きょう、白井文吾オーナーに報告させていただいたので、最近はあまり更新できませんでしたが、開設以来18年間もお付き合いいただいたこのホームページをご覧のみなさんには早くお伝えしたいと思い、こうしてお知らせしています。とにかく、ファンのみなさんのご声援がなければ一歩たりとも進めなかった32年間でした。感謝、という言葉しか、思いつきません。こんな幸せな野球人生は、生まれ変わっても二度と送れないでしょう。また、この決断へ至るさまざまなことは、もしかしたら最後になるかもしれない「エッセイ」で、お話しさせていただきます。本当に長い間、ありがとうございました。 

山本昌広投手といえば、1983年ドラフト5位で中日ドラゴンズに入団。1986年に一軍登板を果たし、以来ドラゴンズ一筋で活躍してきた大投手です。沢村賞を受賞し、200勝を達成し、昨年は49歳で勝利投手になるという日本記録を樹立した、まさに生ける伝説。あと、ラジコンの腕もプロ。

今年も2軍スタートではあったものの、優秀な結果を出して、勝利投手世界記録への期待も高まっていたのですが……。チーム若返りのため、というこのことばが、「フォア・ザ・チーム」の精神なのか、あるいは自分の意志ではないことに対する若干の忸怩たる思いの表明なのかは分かりませんし、もしかすると前回一軍登板時に突き指で降板したことも多少影響しているのかもしれませんが、ともかくも、そういうことのようです。

しかし上記、山本昌選手のOHP凄いですね。アクセスカウンターに「あなたは1998年3月31日のスタート以来」って書いてある。たしかに、前世紀っぽい作りのホームページです。現役生活30年。私の一生とほぼ同じくらいの時間をプロ野球界で、しかも第一線で過ごしてきたというのは、本当に並大抵の選手ではないと思います。私はドラゴンズファンではありませんが、山本昌のファンではあったし、当初まったく期待されていない中からさまざまな挑戦と挫折を経て頭角を現した彼の経歴には敬意すら覚えます(詳しくはこのWikipediaの記述などで)。

今年は、有名どころの野球選手の引退が相次ぎます。

ノーヒットノーラン未遂2回、完全試合未遂2回(1回は、初回にヒットを打たれた後シャットアウト)という寸止め王者、西武の西口投手もそうですし、中日なら朝倉投手、谷繁捕手、小笠原選手、和田選手。あとオリックスの谷選手に、楽天の斎藤隆投手。横浜の高橋尚成投手も今期限りでの引退を表明しています(10月2日、古巣の巨人戦で引退試合を行う模様)。そういえば今日は、西武森本稀哲選手の引退セレモニーもありました。もしかするとこれからオフシーズンにかけて、更に引退者が増えていくのかもしれません。

山本昌投手や斎藤隆投手はまあ別格として、その他の有名な選手がバタバタと引退していくのを見ると、プロ野球にとって1つの時代が終わるというと大げさかもしれませんが、少なくともどこか、風景が変わるのを感じます。それは寂しいことではあるけれど決して悪いことではなくて、また次の世代が育ち新しい時代を築いていくのでしょう。既にその芽は育ってきていますし。

なお、山本昌投手は広島で引退試合を行う方向で話が進んでいるとのこと。

 ▼「中日山本昌が最年長50歳登板へ 急ピッチ調整入り」(日刊スポーツ)

 さらにビッグプランも急浮上した。ブログでは「50歳登板を実現できず」と記したが、26日にナゴヤ球場で落合GMと話し、引退登板の打診も受けたもよう。候補は最終カードの10月1、2日の広島戦(マツダスタジアム)だ。今年唯一の登板は50歳まであと2日の8月9日。50歳登板ならプロ野球初の快挙になる。

 「投げても、みっともない姿をさらすことになる。セ・リーグは混戦で最後まで戦っているし、若松の10勝もある。いかがなものかと思うけど何とか打者1人でも投げられるように調整できれば」。急ピッチ調整に入り、状態を見てから決まる運びになりそうだ。

 来春のオープン戦で引退試合が用意されるが、前人未到の記録に挑戦する。左手人さし指の靱帯(じんたい)を痛め、ブルペン投球も再開できていない。球界の常識を覆してきた不屈のレジェンドが、最後の奇跡を起こせるか。【柏原誠】


実現するかどうか、先行きはまだ不透明なようですが、是非最後の勇姿を見てみたいですね。