今日はお休みをいただいたので、いろいろ溜まっていたことを処理してまして(エロい意味じゃないですよ?)、一段落ついたところで気分転換で散歩にでました。

午前中、一時的に雨があがってちょうど良い具合だったので秋葉原へ行こう、と御茶ノ水聖橋のほうから徒歩で医科歯科大の前の坂道をのんびり歩いていたところ、いきなり「ドレイン○☓△!!」みたいな声がしたかと思うと、私の足に衝撃が!

何ごとかと思ったら、勇者を目指しているらしき青年が公園のと路上で寸暇を惜しんで必殺技の練習をしていたようで、私がその射程に飛び込んでしまったために被弾した、と。

わかりやすく言いなおせば、いい年したおにーさんがよくわからない技名を声に出して歩きながら傘振り回していて、曲がり角からでてくるときに私に 当たったのであります。

思わず立ち止まり、見つめあうおにーさんと私。

あぶねーな! という怒りより、「あっ、これどうしよう……」という戸惑いが私を支配しました。ガチの人なら(失礼な言い方ですが)あまりつっこまずにスルーが良い気がするし、最近の暑さで一時的にメダパニ状態になってた人なら、攻撃ターン終了とともに正気にかえっている可能性もあります。後者の場合も、触らないのが武士の情けという感じがする……。

「うわー、やられたー(棒)」と言いながらうずくまるとか、「フハハ、きかぬわ!」と言ってのけるとかいろいろ考えたのですが、正解が出るはずもなく、微妙に気まずい雰囲気になりかけた(私だけかもしれませんが)ところでおにーさんが、「すいません」と頭をさげました。

どうやら異世界から召喚された勇者サマとかではなかったようでひと安心。こちらも「ええ、はい」みたいなよくわからない返事をして道を急ぐことにしました。いろいろ考えても出てくることばはそんなもんっていうね!

まぁ、大通りに面しているとはいえ人通り少ない細道の平日の昼ということで油断もあったのかもしれませんが、傘振り回すのはやっぱ危険ですし、まして技名を口にしながらというのは更にアブないので、控えたほうがよろしいかと思われます。ダメージも、下手をすると相手より自分にくる場合がありますからね……。

おにーさんには、次にこういうことがないよう気をつけるか、あるいは見る者を魅了するような美しい傘捌きを一日も早くマスターし、急に人が来ても華麗に回避できるようになるかしていただきたいところです。

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ぜんぜん関係ないのですが、私が子どもの頃は「カサをつかった剣技」といえば「アバンンストラッシュ」1択で、みんなあの独特の逆手握りをしていたものですが、今日のおにーさんは普通の順手握り。 時代は変わったんだなあと、変なところで感傷的な気分になったのでした。