先日ブログで紹介した『のぞえもん』ですが(藤崎ひかり『のぞえもん』の話。)、何やら大変な騒動になっているようです。作者である藤崎ひかりさんのツイートがこちら。


 
一部で情報が出ちゃったのでもう言っちゃいますが、「のぞえもん」の増刷ストップになりました。内容の一部に不備があった、と編集部からは聞いています。なので販売は今店舗においてある分のみになります。(アキバのメロンさん、虎さんにはまだ少しだけあります)
 
とのこと。これが、「おたぽる」さんで次のように紹介されました。6月19日、18時の更新記事です。

▼「『ドラえもん』のエロパロマンガ『のぞえもん』 即日重版決定も、わずか1週間で“未来”に強制送還される

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 6月9日に発売された藤崎ひかりの『のぞえもん』1巻が、発売から1週間あまりで幻の単行本になろうとしている。版元である日本文芸社による回収が始まっているのだ

(中略)

 引っかかる要素だらけの『のぞえもん』ではあるが、実際にどこが動いたために回収に至ったのか? 一部書店関係者筋の間では、回収の指示を出したのは東京都や藤子プロではなく、アサツー ディ・ケイ(ADK)だという噂が出ている。

(中略)

 回収指示は今週水曜日あたりから一部書店に連絡されているようで、週明け頃には各書店に一斉に連絡がいく見通し。そもそもの品薄状態に加え、現在の市中在庫分も店頭から消えていくだろう。


ふ~ん……と言いたいところなのですが、よく見ると藤崎ひかりさんのツイートと、内容が微妙に、しかし決定的に異なっています。

藤崎さんは「増刷ストップ」だと言っているのですが、「おたぽる」の記事著者である三田村コットン氏は「回収」ということばを使っています。これは全然話が違っていて、前者(増刷ストップ)は現在書店に置かれているぶんは問題なく購入できます。

速報性を重んじるまとめサイトさんなどはほとんどがこの「おたぽる」さんの記事に準拠したようで、だいたいどこも「回収される(た)」という話になっていましたが、「ねとらぼ」さんはそのあたり、もとツイートの文言を正確に拾って記事にしておられました。私が確認したかぎりでは、ほぼ唯一「増刷ストップ」という書き方をしています。19日、20時43分配信の記事。

 ▼「のぞえも~ん! ギリギリすぎてネット騒然の漫画「のぞえもん」 “内容の一部に不備”で増刷ストップに」(ねとらぼ)

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 藤崎さんのツイートによると、増刷ストップの理由は「内容の一部に不備があった」ため。ただ、藤崎さんも詳しい事情や、今後の展開などについては分かっていないそうです。また内容が内容なだけに、フォロワーからは心配する声も寄せられましたが、「どことも『モメてない』と言う事だけはお伝えしておきます」とも報告しています。

「ねとらぼ」は単に藤崎さんのツイートとその周囲の情報をまとめただけにすぎないのに対して、「おたぽる」の三田村コットン氏は書店関係者に「取材」してコメントをとってくる、といったことをしておられるようですので、ふつうに考えればそちらのほうが信憑性あるのでしょうが、作者経由の出版社と完全にズレているのが気になるところ。

ちなみに近所の本屋の店主に(単行本ではなくて雑誌のほうののぞみちゃんがちょこっとおいてありました)たずねたかぎりでは、「回収という話は聞いていないけど、本仕入れてないからわからない」そうで。ただ、メロンとかとらとかとは違うのかもしれないので、ちょっとよくわかりません。

まあ何にしても「ギリギリ」のタイミングでの購入だったんですね、私。運が良かった。