よくわからないけど何か凄い気がするテクノロジーって世の中にはいっぱいあって、たとえばこれ

gravity

その名も、「ウルトラソニック・レビテーションマシーン」。超音波を用いてものを宙に浮かせる機械なんだそうです。そう聞くと何やら凄い気がしますが、1g程度のものしか持ちあげられないのがネック。あと超音波なので聞こえないけど空気振動が凄いので、鼓膜がやられないように耳栓しといたほうがいいらしいです(笑)。

普通に考えたら粗大ごみみたいな感じなんですけど、手では触れにくいようなデリケートなものを固定するのに使うとか、何か使い道があるような気がするんですがパッとは思いつかない……。技術としては凄いんだけど……みたいなパターン。

先日ニュースサイトで見ていた「持ち運べる水」も、それに近い雰囲気を感じます。

water

 ▼「ペットボトルなんて古い?そのままで持ち運べる「水」がでた!」 (TABILABO)

持つことが出きる水って不思議ですよね。「Ooho!」と名付けられたこの水は、ロンドンにある芸術大学大学院、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートに通う3人の生徒によって製作されたもので、プラスチック製の容器を減らす目的で考えられたのだそう。

独創的な発想が評価され、2014年レクサスデザイン賞を受賞し、さらには2015年の「Design to Improve Life」の受賞候補にもなっているようです。
 
飲み方は様々で、噛むも良し、吸うも良し、まるまるひとつ飲み込んでしまうのもアリ。塩化カルシウムと海藻があれば手軽に作れるそうで、丸いプラスチックの型を使えば誰でも簡単に作成することが可能なのだとか。

たしかにオシャレな感じはします。ただ、ビニール袋に入れて水持ち歩くのとどう違うのか……。私の貧相な発想力では、水魔法ごっこをやるくらいしか使い道が思いつかない。ただ、何か面白い使い道がありそうな気もします。

斬新な使い道を思いつくようなアイディアが欲しいなぁと思ういっぽう、こういうのって無理やり使い道を考えるよりは「必要」がどこかで生じたときに、天啓のように使い道が拓けるものだという感じもします。そうしてみると、技術というのも出会いのものなのかもしれませんね。