2015年3月14日に行われた、lightさんの15周年記念イベント、「Happy light Live ~THE GREAT 15th~」に行ってきました! 場所は新宿のライブハウス、BLAZE。1部2部両方参加です。
総括的な感想としては、凄い楽しかったです。どのくらい楽しかったかは、文字サイズから察して下さい。
ちょっと駆け足気味になりますが、感想など書いていきます。なお、今回のLiveの様子は後日DVD化して販売されるとのことなので、詳しい内容が気になる方はそちらを御覧ください。
セットリスト完全に覚えるのはムリだったので、とりあえず覚えてるだけの作品。第一部の三番目だけ思い出せない……。何だったかなぁ。セットリスト書いたパンフレットとか売って欲しかったです。1000円とかで。次があれば是非。あと、もし覚えてるかたいらしたら教えて下さい……。
当日の受付(BLAZE前)。
▼セットリストもどき
歌い手は、Ayumi.さん、榊原ゆいさん、五條真由美さん、民安ともえさん、カサンドラさんの5名。lightのテーマソングをおそらく一番多く歌っているであろうWHITE-LIPSさんが来られないのはやはり残念……。ホントに、それが心残りといえば心残りです。ナマで聞きたかったなぁ。
あと、正田卿は開発の追い込みのためライヴにはいらしてなかったそうで……。これも残念です。白スーツか学ランコスプレした正田さんを見たかったぜ。特に女性陣にはそういう方も多かったんじゃないかなぁ。
▼当日の進行とトーク
話を戻しまして。楽曲は基本OP曲ですが、第二部のほうでは第一部でやったのとのかぶりを避けるためか、いくつかED曲になっていたりしました。正直両方でるの微妙かな~とか思ってたんですが、構成から何から全然違っていて、両方出てホントに良かったです。
第一部、第二部ともに最初45分くらいぶっ通しで歌が続きます。トーク一切なし。トークパートになると、司会というかMCの佐藤拓也さんが登場。女性が固められた女性ブロックから黄色い歓声があがります。ついでに野郎どもも大盛り上がりしてました。
第一部と第二部ではトークの「お題」が違っていて、第一部は「私とlight」というお題で、5人の「歌姫」たちが自分とlightの出会いから現在までを語るというものでした。これは面白かった。
榊原さんは2005年の『群青の空を越えて』で若菜役をやってから。五條さんは『ル・ル・ル』のテーマソングから。民安さんは『かみのゆ』から。カサンドラさんは『ヴェンデッタ』から。Ayumi.さんは『light box 2010』のナレーションから(笑)。台本なしにいきなりブースに連れて行かれて収録が始まってビビったそうです。
どのお話も面白かったんだけどぜんぶ書くとキリがないので特に印象に残ったカサンドラさんのお話だけ……。
カサンドラさんは大阪の方ということもあり、ヴェンデッタのレコーディングは京都で行われたのだとか。そのとき、作曲の樋口秀樹さんがおみやげで、唐辛子入りキットカットとわさびチョコを持ってきたそうです。これからレコーディングなのに喉に悪そうな! 後で食べたら美味しかったけど、さすがにその場ではびっくりしたと仰ってました。そりゃそうや……。
歌い手の皆さんが共通しておっしゃっていたのは、「ヨナオケイシさんの曲はドS」ということ。最近どんどんキツくなる、と。しかしそれもこれもすべて正田卿のオーダーによるものなので、結局ぜんぶ正田さんが悪いということで落ち着いていました。この場にいない人に責任をすべて押し付けていくスタイル。素敵です。
第二部は、「服部さんしか知らない歌姫」ということで、lightの服部代表が歌姫たちを褒め殺すコーナーでした。代表がどういう風に歌い手さんを評価しているのか伝わってきて興味深い内容だったのですが、これは歌い手さんたちの反応とセットでないと面白さが伝わらないのでこの場ではカットします。あ、でもカサンドラさんが「大阪のセーラー○ーン」を名乗っていた話は面白かったな。なんじゃそりゃ、という人はDVD買ってく~ださい。
なお、拍手歓声が一番大きかったのは5人の歌姫でもMCの佐藤さんでもなく、代表の服部さんの登壇時だったことを追記しておきます(笑)。
あと、第二部はAyumi.さんがキワドイ衣装から天使の衣装にチェンジしたり、榊原さんが軍服で男装していたりと衣装面でも見どころがありました。実に七割くらいのオーディエンスが第一部からの通し参加だったこともあって、二部は一部より盛り上がり方が激しかったように思います。
会場に飾られていた寄せ書き。HLCの全国キャラバン時に各会場で書かれたもの。2枚の寄せ書きに、ユーザーの想いが所狭しと書かれている。
▼歌の感想
歌はどれも良かったです。ハズレなしというとハズレる要素があったかのように聞こえて微妙ですが、榊原さん以外必然的にカバー曲が多かったんで多少どうなるかな~みたいなところはあったんですよね。結果的にそれは杞憂で、オリジナルと同じかそれ以上に魅力的に感じる楽曲も多かった。やっぱりライブハウスは雰囲気あります。あと、あんまり印象に残っていなかった曲でもライブで聞くとイメージが全然違うというのがあって面白かったです。『EA』の「g@me:s_t_a_r_t」なんかは、ライブ映えしてすごかったな。ゲームのときと違う雰囲気で聞いて、違う印象をもって帰れるというのは幸せなことです。
構成もよくて、現在から過去のlight作品をぐるっと見渡す感じの曲構成。もちろん全部を完璧にとはいかないにしても、「あ、この曲が入ったのはたぶんこの時期のやつだからかな」みたいなのが何となく想像できるというか。今のファン向けには最近の作品中心にしたほうがウケるんでしょうけど、ちゃんと古い時代のも拾ってくれてるのが心憎い。やっぱり、「声の出演」のところで「西田こむぎ」とか「長崎みなみ」とか見るとグッときたりもするわけですよ。
個別の曲についてはどれも甲乙つけがたかったのですがあえて個人的な順位をつけると、個人的なベスト5は以下。
ごめん、どう考えてもlightライブ聞きに行ったファンの人たちと違うチョイスになってると思います。神座系一曲も入ってないし……。
「ジュリエットの魔法」は、作詞のAyumi.さんが「ヒロイン5人で歌うことをイメージして作った」と言っていただけあって、ほんとにあのゲームのカーテンコールのシーンが目に浮かぶようなステージでした。大トリの曲だったこともあるのかもしれませんが、会場の雰囲気も最高で、歌い手さんたちも楽しそうで、でもそのなかに、もうすぐ「魔法」が解けてしまうんだなーという切なさがちょっとあって、凄い良かったです。
「かみのゆ -Coming for you-」は前半のコアだったと私は思っています。明るくノリの良い曲で、しかもパフォーマンスに長けた2人がツインボーカルを務めるという必勝布陣。ステージをところ狭しと走り回りながらオーディエンスにマイクを向けて「ぱやぱや~」と言わせてみたり、とにかく楽しかった。この2人の呼吸ぴったりですねぇ。韻を踏んだ歌詞が凄いライブに向いてます。ちょっと緊張してはじけきれない感じだった会場が一気に温まったのを肌で感じた曲でした。
3位にした「恋は花ざかり」 は、Happy light Cafeのテーマソングでもあります。個人的にめちゃくちゃ好きな曲だってのをおいといても、5人で歌うと全然雰囲気が違いますね。ライブで聞くとこんなに良いというのは予想外でした。「恋は蜃気楼」とか「恋は万華鏡」のあたりで、作詞の Ayumi. オリヒメヨゾラさんのセンスが光ります。
「White Angel」は、たぶんほとんど知ってる人いなかったんじゃないかな……。私は15周年記念本でレビュー書いたこともあって鮮明に覚えていたんですが、これOPのアニメーション含めてホントいいんですよ。記念すべき第一作なので来るんじゃないかとある程度予想していたにもかかわらず、「みーつーけたー」というあのイントロが流れて、OPムービーがステージに映しだされたとき、ものっすごいノスタルジーが刺激されて泣きそうになりました。お2人のカバーも完璧で、オリジナルに迫る雰囲気でした。これ聞けて良かった。来た甲斐ありましたよ。
「g@me:s_t_a_r_t」。これさっき書きましたが、ライブ映えする曲でした。後半の一発目で、オーディエンスのテンションがいきなりトップに入りましたもん。Ayumi.さんの歌い方とパフォーマンスがうまかったのもあるんでしょうけど、曲の疾走感がハンパなくて、どんどん加速して駆け抜けていく感じ。
あと、完全に予想外だった「ぬいぐるまー」 (Ayumi.&民安ともえ、カサンドラ&榊原ゆい&五條真由美)もよかったんですが、まああれはネタ枠ということで。lightスタッフの皆さんが、段ボールかぶってちゃんとバックダンサーとして腰パコダンスしてたのが良かった。なお、会場には「ぬいぐるまー」を予想していたのか、紙袋かぶってる人が何人かいたという……みんな凄いな!
▼その他の雑感
榊原ゆい親衛隊というか「榊原ゆい親好会」の皆さんがかなり多かったみたいで、そのTシャツ着てる人が割と目立ってました。彼らが会場をかなり盛り上げてくれていて、手拍子とかサイリウムとかうまく統率とってくれてたように私には見えた。こういう言い方あまり好きではないんですが、いわゆる「民度の高い」ファンという感じで凄いなぁと思ってました。
ライブに関する大きな不満が1つあって、曲の最中後ろで流れているのが基本、OPムービーだったんですよね。歌はぜんぶフルバージョンなので、ショートバージョン前提で作られているムービーだと当然尺が足りなくて、2周、ヘタすれば3周同じ動画がループしているという……。正直、ちょっと飽きました。歌姫に注目して! ということなのかもしれませんが、やっぱりゲームのこと思い出しながら見たいしなぁ。完全に新しいムービーつくるのはムリでも、ゲーム内のCGをちょろちょろっとつないだものが出てくれれば満足だったのですが。とはいえ、それをやるとこの曲数ですから手間も大変なことになりそうですし、仕方なかったのかもしれません。次回があれば、工夫してほしいなと思っているところです。
それから、ちょっと疑問だったのがカサンドラさんの歌う「アララト」の歌詞。
原曲もゲームも好きで聴きまくってるんですが、「僕らが空に夢見た理想は この翼では届かない」のところを、「僕らが空に夢見た希望は」と歌っている気がした。元の歌詞は「アララト」をDL購入したときについてたpdfで見たから間違ってないし、現地の歌の歌詞もたぶん聞き間違いではないと思う……。それが悪いという話ではなく、単に歌詞を間違えたのか、それともカバーにあわせて歌詞が変わったということなのか。どうなんでしょうね。他にもちょっと細かい違いがあったと思うので、もしかするとカバーにあわせて歌詞がリライトされてるのかもしれません。
▼最後に
ラストで服部代表が、「このライブは歌い手さんと皆さん(ユーザー)がlightにくれたプレゼントだと思う。この御恩は必ず作品というかたちで返していきたい」という主旨のお話をされて、それが凄く印象に残りました。さすが長く続くメーカーである、と。
またライブをやりたいとか、イベントで集客しようというのではなく、「作品を作る」というところにちゃんと着地させるというか、一番力を入れるのはそこだ、というスタンスが揺らがないというところにユーザーとしては信頼を抱きます。
ともあれ、ほんとうに充実した4時間でした。あっという間だったな~。lightさんのゲームはほぼぜんぶやってるんで、あれこれ思い入れがあり、どこから切っても私にとっては楽しめるので完全に全時間ボーナスタイム状態でした。ただ、『僕と、僕らの夏』と『Dear My Friend』は入れて欲しかった気もする。ネタ枠使うなら『ドキドキしすたぁパラダイス』とか(笑)。あと、やっぱりWHITE-LIPSさんの歌を生で聞きたいッ……!!
20周年ライブがあれば、その辺を期待したいです。生演奏とかで音のクオリティをあげるのもいいかもしれませんけど、それはそれで大変そう。
そんな感じでなんかまとまらないですがざっくりレポートおしまい。
改めてlightさん15周年おめでとうございました。そして今回のライブを企画してくださったことに心より感謝を。出演者の皆さん、スタッフの皆さん、そして参加者の皆さん、ありがとうございました。これからもlight作品を遠くから応援しています。
総括的な感想としては、凄い楽しかったです。どのくらい楽しかったかは、文字サイズから察して下さい。
ちょっと駆け足気味になりますが、感想など書いていきます。なお、今回のLiveの様子は後日DVD化して販売されるとのことなので、詳しい内容が気になる方はそちらを御覧ください。
セットリスト完全に覚えるのはムリだったので、とりあえず覚えてるだけの作品。第一部の三番目だけ思い出せない……。何だったかなぁ。セットリスト書いたパンフレットとか売って欲しかったです。1000円とかで。次があれば是非。あと、もし覚えてるかたいらしたら教えて下さい……。
当日の受付(BLAZE前)。
▼セットリストもどき
第一部(13:30~)
・神咒神威神楽 曙之光
・R.U.R.U.R
・??? (何かあったと思うんだけど忘れました。・゚・(ノД`)・゚・。)
・シルヴァリオ ヴェンデッタ
・群青の空を越えて
・さかしき人にみるこころ
・かみのゆ
・しろのぴかぴかお星さま
・Imitation Lover
・相州戦神館學園 八命陣 天之刻
[トーク]
・White Angel
・Soranica Ele
・タペストリー
・ひまわり!!
・相州戦神館學園 万仙陣
・Dies irae
(アンコール)
・ぬいぐるまー
・かみのゆ(ED)
第二部(18:30~)
・Electro Arms
・シルヴァリオ ヴェンデッタ
・PARADISE LOST
・ひまわり!!
・まじのコンプレックス
・相州戦神館學園 万仙陣
・Dies irae -Amantes amentes-
・Dies irae
・相州戦神館學園 八命陣
[トーク]
・White Angel
・どんちゃんがきゅ~
・しろのぴかぴかお星さま
・神咒神威神楽
(アンコール)
・ぬいぐるまー
・BRAVA!!
歌い手は、Ayumi.さん、榊原ゆいさん、五條真由美さん、民安ともえさん、カサンドラさんの5名。lightのテーマソングをおそらく一番多く歌っているであろうWHITE-LIPSさんが来られないのはやはり残念……。ホントに、それが心残りといえば心残りです。ナマで聞きたかったなぁ。
あと、正田卿は開発の追い込みのためライヴにはいらしてなかったそうで……。これも残念です。白スーツか学ランコスプレした正田さんを見たかったぜ。特に女性陣にはそういう方も多かったんじゃないかなぁ。
▼当日の進行とトーク
話を戻しまして。楽曲は基本OP曲ですが、第二部のほうでは第一部でやったのとのかぶりを避けるためか、いくつかED曲になっていたりしました。正直両方でるの微妙かな~とか思ってたんですが、構成から何から全然違っていて、両方出てホントに良かったです。
第一部、第二部ともに最初45分くらいぶっ通しで歌が続きます。トーク一切なし。トークパートになると、司会というかMCの佐藤拓也さんが登場。女性が固められた女性ブロックから黄色い歓声があがります。ついでに野郎どもも大盛り上がりしてました。
第一部と第二部ではトークの「お題」が違っていて、第一部は「私とlight」というお題で、5人の「歌姫」たちが自分とlightの出会いから現在までを語るというものでした。これは面白かった。
榊原さんは2005年の『群青の空を越えて』で若菜役をやってから。五條さんは『ル・ル・ル』のテーマソングから。民安さんは『かみのゆ』から。カサンドラさんは『ヴェンデッタ』から。Ayumi.さんは『light box 2010』のナレーションから(笑)。台本なしにいきなりブースに連れて行かれて収録が始まってビビったそうです。
どのお話も面白かったんだけどぜんぶ書くとキリがないので特に印象に残ったカサンドラさんのお話だけ……。
カサンドラさんは大阪の方ということもあり、ヴェンデッタのレコーディングは京都で行われたのだとか。そのとき、作曲の樋口秀樹さんがおみやげで、唐辛子入りキットカットとわさびチョコを持ってきたそうです。これからレコーディングなのに喉に悪そうな! 後で食べたら美味しかったけど、さすがにその場ではびっくりしたと仰ってました。そりゃそうや……。
歌い手の皆さんが共通しておっしゃっていたのは、「ヨナオケイシさんの曲はドS」ということ。最近どんどんキツくなる、と。しかしそれもこれもすべて正田卿のオーダーによるものなので、結局ぜんぶ正田さんが悪いということで落ち着いていました。この場にいない人に責任をすべて押し付けていくスタイル。素敵です。
第二部は、「服部さんしか知らない歌姫」ということで、lightの服部代表が歌姫たちを褒め殺すコーナーでした。代表がどういう風に歌い手さんを評価しているのか伝わってきて興味深い内容だったのですが、これは歌い手さんたちの反応とセットでないと面白さが伝わらないのでこの場ではカットします。あ、でもカサンドラさんが「大阪のセーラー○ーン」を名乗っていた話は面白かったな。なんじゃそりゃ、という人はDVD買ってく~ださい。
なお、拍手歓声が一番大きかったのは5人の歌姫でもMCの佐藤さんでもなく、代表の服部さんの登壇時だったことを追記しておきます(笑)。
あと、第二部はAyumi.さんがキワドイ衣装から天使の衣装にチェンジしたり、榊原さんが軍服で男装していたりと衣装面でも見どころがありました。実に七割くらいのオーディエンスが第一部からの通し参加だったこともあって、二部は一部より盛り上がり方が激しかったように思います。
会場に飾られていた寄せ書き。HLCの全国キャラバン時に各会場で書かれたもの。2枚の寄せ書きに、ユーザーの想いが所狭しと書かれている。
▼歌の感想
歌はどれも良かったです。ハズレなしというとハズレる要素があったかのように聞こえて微妙ですが、榊原さん以外必然的にカバー曲が多かったんで多少どうなるかな~みたいなところはあったんですよね。結果的にそれは杞憂で、オリジナルと同じかそれ以上に魅力的に感じる楽曲も多かった。やっぱりライブハウスは雰囲気あります。あと、あんまり印象に残っていなかった曲でもライブで聞くとイメージが全然違うというのがあって面白かったです。『EA』の「g@me:s_t_a_r_t」なんかは、ライブ映えしてすごかったな。ゲームのときと違う雰囲気で聞いて、違う印象をもって帰れるというのは幸せなことです。
構成もよくて、現在から過去のlight作品をぐるっと見渡す感じの曲構成。もちろん全部を完璧にとはいかないにしても、「あ、この曲が入ったのはたぶんこの時期のやつだからかな」みたいなのが何となく想像できるというか。今のファン向けには最近の作品中心にしたほうがウケるんでしょうけど、ちゃんと古い時代のも拾ってくれてるのが心憎い。やっぱり、「声の出演」のところで「西田こむぎ」とか「長崎みなみ」とか見るとグッときたりもするわけですよ。
個別の曲についてはどれも甲乙つけがたかったのですがあえて個人的な順位をつけると、個人的なベスト5は以下。
1位:BRAVA!! 「ジュリエットの魔法」 (5人)
2位:かみのゆ 「かみのゆ -Coming for you-」 (民安ともえ&Ayumi.)
3位:かみのゆ 「恋は花ざかり」 (5人)
4位:White Angel 「White Angel」 (カサンドラ&Ayumi.)
5位:Electro Arms 「g@me:s_t_a_r_t」 (Ayumi.)
ごめん、どう考えてもlightライブ聞きに行ったファンの人たちと違うチョイスになってると思います。神座系一曲も入ってないし……。
「ジュリエットの魔法」は、作詞のAyumi.さんが「ヒロイン5人で歌うことをイメージして作った」と言っていただけあって、ほんとにあのゲームのカーテンコールのシーンが目に浮かぶようなステージでした。大トリの曲だったこともあるのかもしれませんが、会場の雰囲気も最高で、歌い手さんたちも楽しそうで、でもそのなかに、もうすぐ「魔法」が解けてしまうんだなーという切なさがちょっとあって、凄い良かったです。
「かみのゆ -Coming for you-」は前半のコアだったと私は思っています。明るくノリの良い曲で、しかもパフォーマンスに長けた2人がツインボーカルを務めるという必勝布陣。ステージをところ狭しと走り回りながらオーディエンスにマイクを向けて「ぱやぱや~」と言わせてみたり、とにかく楽しかった。この2人の呼吸ぴったりですねぇ。韻を踏んだ歌詞が凄いライブに向いてます。ちょっと緊張してはじけきれない感じだった会場が一気に温まったのを肌で感じた曲でした。
3位にした「恋は花ざかり」 は、Happy light Cafeのテーマソングでもあります。個人的にめちゃくちゃ好きな曲だってのをおいといても、5人で歌うと全然雰囲気が違いますね。ライブで聞くとこんなに良いというのは予想外でした。「恋は蜃気楼」とか「恋は万華鏡」のあたりで、作詞の
「White Angel」は、たぶんほとんど知ってる人いなかったんじゃないかな……。私は15周年記念本でレビュー書いたこともあって鮮明に覚えていたんですが、これOPのアニメーション含めてホントいいんですよ。記念すべき第一作なので来るんじゃないかとある程度予想していたにもかかわらず、「みーつーけたー」というあのイントロが流れて、OPムービーがステージに映しだされたとき、ものっすごいノスタルジーが刺激されて泣きそうになりました。お2人のカバーも完璧で、オリジナルに迫る雰囲気でした。これ聞けて良かった。来た甲斐ありましたよ。
「g@me:s_t_a_r_t」。これさっき書きましたが、ライブ映えする曲でした。後半の一発目で、オーディエンスのテンションがいきなりトップに入りましたもん。Ayumi.さんの歌い方とパフォーマンスがうまかったのもあるんでしょうけど、曲の疾走感がハンパなくて、どんどん加速して駆け抜けていく感じ。
あと、完全に予想外だった「ぬいぐるまー」 (Ayumi.&民安ともえ、カサンドラ&榊原ゆい&五條真由美)もよかったんですが、まああれはネタ枠ということで。lightスタッフの皆さんが、段ボールかぶってちゃんとバックダンサーとして腰パコダンスしてたのが良かった。なお、会場には「ぬいぐるまー」を予想していたのか、紙袋かぶってる人が何人かいたという……みんな凄いな!
▼その他の雑感
榊原ゆい親衛隊というか「榊原ゆい親好会」の皆さんがかなり多かったみたいで、そのTシャツ着てる人が割と目立ってました。彼らが会場をかなり盛り上げてくれていて、手拍子とかサイリウムとかうまく統率とってくれてたように私には見えた。こういう言い方あまり好きではないんですが、いわゆる「民度の高い」ファンという感じで凄いなぁと思ってました。
ライブに関する大きな不満が1つあって、曲の最中後ろで流れているのが基本、OPムービーだったんですよね。歌はぜんぶフルバージョンなので、ショートバージョン前提で作られているムービーだと当然尺が足りなくて、2周、ヘタすれば3周同じ動画がループしているという……。正直、ちょっと飽きました。歌姫に注目して! ということなのかもしれませんが、やっぱりゲームのこと思い出しながら見たいしなぁ。完全に新しいムービーつくるのはムリでも、ゲーム内のCGをちょろちょろっとつないだものが出てくれれば満足だったのですが。とはいえ、それをやるとこの曲数ですから手間も大変なことになりそうですし、仕方なかったのかもしれません。次回があれば、工夫してほしいなと思っているところです。
それから、ちょっと疑問だったのがカサンドラさんの歌う「アララト」の歌詞。
原曲もゲームも好きで聴きまくってるんですが、「僕らが空に夢見た理想は この翼では届かない」のところを、「僕らが空に夢見た希望は」と歌っている気がした。元の歌詞は「アララト」をDL購入したときについてたpdfで見たから間違ってないし、現地の歌の歌詞もたぶん聞き間違いではないと思う……。それが悪いという話ではなく、単に歌詞を間違えたのか、それともカバーにあわせて歌詞が変わったということなのか。どうなんでしょうね。他にもちょっと細かい違いがあったと思うので、もしかするとカバーにあわせて歌詞がリライトされてるのかもしれません。
▼最後に
ラストで服部代表が、「このライブは歌い手さんと皆さん(ユーザー)がlightにくれたプレゼントだと思う。この御恩は必ず作品というかたちで返していきたい」という主旨のお話をされて、それが凄く印象に残りました。さすが長く続くメーカーである、と。
またライブをやりたいとか、イベントで集客しようというのではなく、「作品を作る」というところにちゃんと着地させるというか、一番力を入れるのはそこだ、というスタンスが揺らがないというところにユーザーとしては信頼を抱きます。
ともあれ、ほんとうに充実した4時間でした。あっという間だったな~。lightさんのゲームはほぼぜんぶやってるんで、あれこれ思い入れがあり、どこから切っても私にとっては楽しめるので完全に全時間ボーナスタイム状態でした。ただ、『僕と、僕らの夏』と『Dear My Friend』は入れて欲しかった気もする。ネタ枠使うなら『ドキドキしすたぁパラダイス』とか(笑)。あと、やっぱりWHITE-LIPSさんの歌を生で聞きたいッ……!!
20周年ライブがあれば、その辺を期待したいです。生演奏とかで音のクオリティをあげるのもいいかもしれませんけど、それはそれで大変そう。
そんな感じでなんかまとまらないですがざっくりレポートおしまい。
改めてlightさん15周年おめでとうございました。そして今回のライブを企画してくださったことに心より感謝を。出演者の皆さん、スタッフの皆さん、そして参加者の皆さん、ありがとうございました。これからもlight作品を遠くから応援しています。