よい子わるい子ふつうの子2(仮)

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

2020年11月

さよらな『シンデレラナイン』。

私がやっている(た?)スマホゲー、『八月のシンデレラナイン』の「お姉ちゃん」にあたる、モバゲー出身のアプリゲー『シンデレラナイン』が、本日16:59をもってサービス終了しました。

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私自身はプレイしていなかったのですが、わりと全力で打ち込んだゲームの姉貴分が消えるというのは残念な気持ちもあり。

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妹の『ハチナイ』も粋な追悼ツイートをしていました。ちゃんと翼の服がユニ変わってる……。

正直そんなにメジャーなゲームではなかったと思うけれど、2011年から9年間も続いたんですね。もうちょっとで10周年だったのにと残念に思わんでもありませんが、長い間ほんとうにお疲れさまでした。『ハチナイ』側にゲストで出てきたりはしないのかなぁ。

あっという間に12月。

この前エロゲーの日だったから当たり前なのですが、カレンダーを見て驚きました。11月、明日で終わるんですね……。なんかコロナ騒ぎがあって、バタバタしている間にもう12月かぁ、という感じ。ロックダウンだ何だと言っていたのがほんとうについ先日のことのように思えます。あれから半年以上経っているとは信じられん。

社会は大きく変わったと思うし私たちの意識とか生活スタイルもずいぶん変化したとも思うのですが、正直仕事は全然前に進んでないなぁと。時間が経って、そのことによって積み重なった成果みたいなのはあるんですが、ぶっちゃけこの1年で得たものって何だったのか。新人さんの育成もろくにできなかったし、会社が新しいことをはじめたわけでもなかったし……。1年前とほとんど何も変わらない状態が保存されただけ、という気がします。バタバタと倒れていく会社が多いことを考えればそれだけでも上出来なのでしょうか。

それにしても、これだけスピード感があったということは新しいことが多かったせいかもしれません。そういう、諸々の新しいことに対処するだけでいっぱいいっぱいになってしまった。そういうところで、前に進んでいないと感じているのかも。新しいことを存分に使いこなして活躍した人からすれば、実りの多い一年だったりしたのかもしれません。

ともあれこっから先、ほんとうにどうなっていくんでしょうね。次の1年もこんな感じで、コロナコロナ言ってる間に過ぎ去っていく感じだったらきついなぁ。

魚の目。

妙に足が痛いと思ったら、魚の目ができてました。

魚の目って結構取るのめんどくさいんですよね。完治までに時間もかかるし。まいったなぁ。

2020年11月エロゲーの日の話。

今日はエロゲーの日でした。

仕事サボれなかったので、中抜けして秋葉原へ。メロンブックスさんで、アリスソフトの『ドーナドーナ』、hibikiWorksの『水蓮と紫苑』、戯画『アイキス2』、エスクード『闇染Liberator』を購入。『監獄戦姦』っぽいルネのやつとか、『響野さん家はエロゲ屋さん』は予約してなかったので見送り。評判よかったら考えるかも……。

それにしても、『ドーナドーナ』はデカい。文庫本6冊並べてまだ1まわりデカいですからね……。



んで、メロンブックスさんなんですがエロゲー専門フロアだった2号店が閉店。いまフロマージュがあるところの3階に移転しています。旧2号店は今日、『精霊幻想記』のオンリーショップになっており(だいぶ前から店舗で告知はされていましたが)、結構混乱しているユーザーが多かったです。

んで、ひとこと言っておきたいのはフロマージュ店舗での対応。これがひどかった。

まず、フロマージュ店舗って「メロン通販の店舗受け取り」もやっていて、入るとそれの整理券を配布してるんですね(機械で)。エロゲーの引き換えはそれと違っていて、立っている店員さんから別の整理券もらわないといけなかったのですが案内もなければ声掛けもロクにないので混乱する人多数。

んで列を形成する段階になっても、整理券の順番通りに並ばせようとしている店員さんと、そんなのいらねぇ、みたいなこと言ってる店員さんがいてバタバタ。整理券番号ついてるんだからそのとおりに並ばせりゃ良いと思うんですが、小さい店員さんがヘルプの人に怒声をあげて順番無関係、みたいなことを言っていました。こっちとしては「そんなの見えない所でやってくれよ」っていう感じ。ってか、予め決めてちゃんと周知しておいてほしい。

しまいには、何があったのか知りませんけどやたらキレてる客もいるし。まあ私たちオタク側もたいがい身勝手で、自分が気に入らないと当たり散らしたり(しかもたいがいそれが周りからどう見られているかは気にせず正当化する)挙動不審になる人多いですからね……。暴動は起きていなかったけれど、もう無茶苦茶居心地悪い感じでした。

今後もこんな感じで使いづらい様子なら、もうメロンでエロゲーは予約できないかなぁ……。よほど欲しい特典でもこない限り。

ソフマップのエロゲーコーナーもだいぶ縮小されてるし、エロゲーのパッケを実店舗で買うには厳しい時代になりました。通販がええんかねぇ、もう。

あと、今日は『MUSICUS!』の打ち上げ配信が21時から。21時までに帰宅できているかわからない(この記事の投稿は21時予定ですが)んでダメだったらアーカイブ配信視聴になりますが、楽しみですね。

秋葉原のPABLOが閉店する話。

秋葉原にあったチーズタルトの人気店PABLO、今月11月の30日で閉店するそうです。

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つくばエクスプレスに近いアキバトリムの一階と、JR中央口出てすぐのところにあるPABLO miniの2店舗がありますが、どちらも撤退とのこと。心斎橋の本店に集中していくのかなぁ。

それなりに人も並んでいる姿をよく見かけたのですが、採算が取れないということなんでしょうか。割と好きな味だったので手軽に手に入らなくなるのは非常に残念です。

閉店までセールをやっている模様。食べたことのない方は一度行ってみると良いかも。閉店セール始まってかなりの人が並んでいて、今日も閉店前で10人くらいいましたが。

泥舟気分。

中学からの同級生が、今年度で転職を決めたと聞きました。夏を超えたあたりから転職活動始めてさっくり決まったと。まぁ優秀なヤツだったしなーという感じ。

給料は今より下がるけど、泥舟に乗っていたくはない、ということばが印象的でした。泥舟かぁ……という。

私は彼の会社を知らないし、それなりの高い給料で人を雇えているならそんな泥舟という感じはしないのですが、中にいる人の感じるものがあるんでしょうね。

そういうガチでヤバそうな状態から立て直すことってできるものなのでしょうか。いま、日本の大企業と呼ばれる会社もズタボロになっていたりしますし。

みんな沈没船から逃れていって、うまくいい船に乗れた人だけが生き残れる。そんな厳しい世の中になるんでしょうか。転職したばかりだけど、私も他人事ではないなぁという感じです。

ムリハシナイ。

なんかいろいろ書こうかなとか思っていたけど、疲れたのでやめます。ネタを考えるのも眠くて無理そうだし、今日はもうお家かえってねる!

無理のないスタンスでのんびりやりましょう。たぶん、それが長く続けるコツ。

仕事用のスーツの話。

そろそろ成人式やら卒業式やらでスーツが必要になる人も……今年は少ないのかな? まぁそれでも仕事用にスーツ買うぞ、着るぞ、という人がいるかもしれないので、私が新卒くらいの頃に知らなくて苦労したスーツの基本知識、中年の今になって分かってきた押さえておくべきスーツの常識などを書いておきます。たった3つなので、これから初めてスーツ買うぞ、という人は基本として押さえておくと便利じゃないかなと思います。

ただし、以下に書くのはあくまで「仕事着」としてのスーツです。そのスタンスは崩しません。オシャレをアピールするものではなく戦闘服としてのスーツ。冠婚葬祭とか成人式みたいな式典用のとはだいぶ違います。

あとほんとうに初心者向けの話。詳しいワイ、知ってるワイ、という人はスルーして下さい。

1、色合い

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ネイビー(紺)◎ 黒△ グレー△ ブラウン△ その他✕

黒がかっちりしている、というイメージがあってそれは間違っていないのですが、実は黒はフォーマル過ぎます。真っ黒のスーツというのは、余りに堅すぎてビジネス向けではありません。欧米では、仕事着として黒のスーツを選ぶ人はほぼいないとまで言われます。

リクルートスーツで黒無地を選ぶ人は多いのですが、ほんとうに着なれていない感じになるので、正直、よほど鈍い人でなければ早晩タンスの肥やしになります。冠婚葬祭用にするんだという人もいますが、それならボタンやベント(スーツの後ろのつくり)、ズボンの裾などもセオリー通りにやらなければなりません。そして、そんな「ガチのフォーマル」仕様にしたスーツを就活やら成人式に着ていくのは少々場違いで恥ずかしいものです。

どうしても黒がいい、という場合には無地ではなくストライプ(できればシャドーストライプ)や織柄の入った生地が良いでしょう。

スーツの基本はネイビー。それもダークネイビーがおすすめです。これならお堅い場所にも問題なく着ていけますし、仕事着としても適切です。仕事用なら明るめのネイビーという選択肢もありますが、就活にはちょっと不向きですね。

グレーは年配向け……という話がよくありますが、正確には「立場が上の人」や「成功者」が着る色とされています。だから必然的に着用する年齢層も上がるわけですが、ちゃんとドレスコードを知っている人からするとじじむさく見えるというより、偉い人、重々しい人というイメージがつきまとうんですね。だから、若い人でグレーのスーツを着ていると「おっさんくさい」というより「調子乗ってる」と見られかねません。怖いです。

ブラウンは若い人でも着こなせる色だと言われています。実際、着てみると案外あわせやすい。特にスーツの場合、黒や茶色の靴、それにあわせた小物が多いのでファッションとしては扱いやすい色ではないでしょうか。日本人の顔(特に黒髪)にはあわない、という話もありますが私にはよくわかりません。黒スーツに茶靴が良いなら茶スーツに黒髪でもええやろ、と思うんですけど。

ただ、茶色のスーツはかなりカジュアル感が出ます。週に2度、3度と着ていく服ではない。その一点で微妙です。あと、秋冬限定になりやすいのも悩ましい所でしょうか。ネイビー、グレー、黒あたりは3シーズンから場合によっては通年で使えますが、晩春から夏にかけて茶色のスーツ着てたら季節感がおかしな人になってしまいます。

というわけで、お仕事着の基本はネイビー。ワードローブにスーツは3着、ネイビー・ネイビー・グレー、などと言われますが3着ネイビーでも良いんじゃないかと個人的には思っています。無地のダークネイビー、ストライプ、明るめのネイビー。これでバッチリのハズ。

2.柄
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基本は無地です。ビジネスなら、ストライプはあり。ただ、できればシャドーストライプ(色の違う糸を入れるのではなく、同じ色の糸で織り方を変えて入れたストライプ)のスーツが良いんじゃないかと思います。よく「上品に見える」と表現され、私にはその意味はわかんないんですが、シャドーストライプのほうがスーツに光沢感が出て見栄えが良いからです。

白い糸とかでストライプ入ってると、下手をすれば囚人服みたいになりますからね。ストライプが良いという人は、なるべく細いストライプにしましょう。太いほど重々しい人よりということになっています。

スーツが面倒くさいのは、この「ことになっている」というやつで、実際にどう見えるかより「ルール」を知っているかどうかが重要、というところですね。ただ、服を着るということは文化を着るということでもあるわけです。たとえば和服を、めちゃくちゃに着崩してパーティー会場に来ている人がいたら「うぇっ!?」と思いませんか? スーツだって同じことのはずです。

ファッション・オシャレとは別にスーツという文化へのリスペクトを抱いて知識を身につけておく姿勢は大事だし、それこそが「社会人」とそうでない人の区別だと私は思っています。仕事着としてスーツを選ぶ以上、そこは最低限じゃないでしょうか。

ちなみに、チェック柄なんかはかなりカジュアルです。格子がでかくなるほどカジュアル度UP(ということになっています)。仕事着としては微妙な感じがありますが、色合いほど重要ではないかもしれません。落ち着いた、濃い色合いの生地にチェック柄が入っているならギリギリ許容範囲のオシャレ……なのかなぁ? ドレスコード緩めの職場なら良いかもしれません。

3.ボタン
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「ダブル」がフォーマルなのは間違いないのですが、やっぱりパーティーとか式典とかに使うという意味でのフォーマル。お仕事着としてはちょっと格好つけすぎです。

シンプルに、シングルの2つボタンが良いでしょう。3つボタンや、段返り3つボタン(襟の裏に1つ釦があるので、2つボタンに見えるやつ)なんかもありますが、段返りはアメトラという感じでお仕事着的ではありません。3つボタンになるとVゾーンが狭まりすぎてちょっと重々しくなりすぎるんで、標準的なシングル2つボタンが最強です。誰も文句言いません。

と、ジャケットはこんなところかなと思います。あとはパンツのほう、裾をシングルにするとかダブルにするとかありますが(ちなみにパンツの裾はダブルがカジュアル、シングルがフォーマルです)、足元はそこまで気にされないのでスルーでもいいと思います。シングルは堅すぎるという人もいれば、仕事なんだからダブルはカジュアルすぎるという人もいて、まあ流派によってまちまちですね。式典やパーティー用なら迷わずシングルですが、日常的なビジネスならダブルもじゅうぶんアリじゃないでしょうか。

私が、スーツを買う時に知っておけばよかったなと思っていた知識はこんなところです。他にもこだわりだすといろいろあるし私が知らないことも山程あるのでしょうが、色・模様・ボタンのかたち、というこの3つで外さなければそれほどおかしなことにはならないハズ。

ご参考になれば幸いです。

Loseさんが『まいてつLR』の評価をきっかけに批評空間の自社データを全消しした話。

エロゲーマー(批評空間界隈)にとっては看過できない爆弾が投下されました。「11・22事件」です。

公式の声明が出ているのでまずはそちらから。

 ▼「『ErogameScape -エロゲー批評空間-』データ削除依頼に関するお詫びとご説明

(2020年11月22日 19:02)
■本声明について

2020/11/22に『ErogameScape -エロゲー批評空間-』様(以下『批評空間と略します)』に依頼して対応いただきました、弊社ブランドLose(以降 弊ブランド)に関する全データの削除に関し、事前説明を行わなかったことで多くの混乱を招いてしまいました。
以下、削除依頼に至りました経緯をご説明申し上げ、お詫び申し上げます。

■弊ブランドのレビューに対する考え方について

弊ブランドタイトルを購入くださり、プレイ下さった方からび評価については、それがお褒めであれご批判であれ、弊ブランドが関与すべきものではないと考えております。
この考え方は、ブランド設立直後から現在にいたるまで一貫したものであり、今回の依頼に至る以前には、いただいたレビューに対する削除・修正の依頼等は行ったことがございませんでした。

■この度のデータ削除依頼に至りました経緯について

弊ブランドタイトル『まいてつ -Last Run!!-』は、日本国外に向けても同時発売を行い、評価が大きく割れる部分も含んだ作品となりました。
そうした要素を排除しきれなかったことを原因とした論争が逸脱し、ユーザー様同士が作品以外の部分で対立されるようになってしまった事態を確認するに至り。
かかる事態は何としても避けるべきであると考え、批評空間様へのデータ削除をお願いしたというのが、この度のデータ削除依頼までの経緯となります。

かかる事態を招いてしまった責任は、ひとえに弊ブランドのみにあるものと認識しております。

■謝罪

前記のとおり「ユーザー様同士が作品以外の部分で対立されるようになってしまった事態」を避けるべきであると考え、弊社作品に関してのページを全て削除させて頂きました。
削除の結果、多くのユーザー様にいただきましたレビューに弊社が介入してしまったことは、申し開きもできない事実です。
成すべきであった事前のご説明・ご対応を怠り、多くのユーザー様に大きなご迷惑をおかけし、混乱を与えてしまいましたことを深くお詫び申し上げます。

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うーん、意味がわかりません。どうして、ユーザー同士の対立を嘆いてデータ全消しという結論に至るのでしょうか。私の感想はツイッターで書いたのですが……。



ってな感じ。一応Loseさんから公開された文書の要旨をまとめてみます。読みやすいようにフランクにしましたが、ほぼ間違っていないはずです。おかしかったらご指摘ください。

①Erogamescapeにある「Lose」関連データの全消しをしました。説明せずにやってしまってごめんなさい(※消したことへのお詫びではない)。

②低評価されたから消すわけじゃないですよ。いままでそんなことしたことないし。

③消す理由は、『まいてつLR』の内容を巡ってユーザー同士が作品以外のところで争うようになったからです。(※原文では「ユーザー様同士が作品以外の部分で対立されるようになってしまった事態」)

④こういう事態になった理由はLoseにあります。

⑤ユーザーのレビューに介入したけど、事前に説明しなくてごめんなさい。

ということなのですが、とりあえず詫びのほとんどはユーザーのレビューに介入したことではなく、事前の説明を怠っていたことについてなされています。何度読み直しても、事前に説明しなくてごめんなさいしか言ってないですね(レビューに介入したことは「申し開きもできない事実」とは言っているけど、「申し訳ない」とは言っていないとか)。

そもそも、作品以外のところで争ってるのに作品の作り手が出張る意味あるのか、というのも大きな疑問です。何をしに出てくるんでしょうか。

そして、作品以外の部分でのユーザー対立がどんなものなのか、それがなぜ「何としても避けるべき」なのか、過去作品も含めたLoseの全レビューを消すことでどのようにそれが解消されるのか、まったくわかりません。この説明だけなら、『まいてつLR』のレビューだけを停止すれば良いし、データベースは残して点数とレビューだけを消す、という対応で良いはずです。

それでは収まらないというのなら、他のレビューも消すべきです。そうでなければおかしいはずです。



というご意見もありますがまさにそのとおりだし、事態はそれにとどまらない。理屈の上ではこの世からLoseというブランドを消さないといけないのではないかと思うのですが。特にErogamescapeが悪い、という話でない限りは特定サイトのレビューおよびブランド情報が目の敵にされるのは不自然ですし、レビューがそもそもダメで作品を生み出した責任が自分たちにあると仰るのなら、という話です。ブランドごとなくなれ、と言っているわけではありませんよ。……私の議論、間違っていますか?



と、ここまで来てちょっと話の前提がわからないという方がおられるかもしれませんので、今更ながらエロゲー批評空間さん(「Erogamescape」・「エロスケ」)についてかんたんなご説明。

「Erogamescape」とは、エロゲーユーザーが集まって作る批評サイト。発売された作品を登録し、プレイした人が感想を入力したり点数をつけたりしています。プレイを検討している人がサイト上の点数を参考にしたり、過去にどんな作品が発売されているかを確認したり、あるいは個人のプレイデータの備忘録としても機能していました。

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こんな感じでゲームのユーザー採点を見られる他、ブランドの出している作品一覧、クリエイターの情報なども確認できます。

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また、自分のプレイした作品を見たり(のみならず、他ユーザーの採点履歴も見られるので、自分と趣味の合う人のおすすめ作品などもかんたんにチェックできます)……。

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プレイ履歴を確認したりできるので、個人データベースとしても有用でした。

実際私も、1990年代に発売されたエロゲーを調べる際には非常に便利に使わせていただいており、エロゲーマーなら誰しも1度や2度はお世話になったことがあるのではないかというくらいメジャーなデータベースサイトです。

そこに、メーカーさんが直接関与してそのメーカーの過去作の記録を軒並み消去したというわけです。Twitterでもこのできごとは注目を集め、さまざまな発信がなされました。








個人のプレイ記録として作品データだけでも復活させられないか、というユーザーからの要望に対し、Erogamescape管理人のひろいん氏はこう返答しています。




という説明をし終えたところで……。いったい何が問題なんだ? という方もおられるでしょうか。いやぁ、これは結構大きな問題なんですよ。3つほど問題点を挙げてみます。

まず、ユーザーのプレイ記録が本人の意図とは無関係なところで消えてしまったということ(おそらく、データとしては残っているけれどアクセスできない状況にされた)。先述した通り、個人のエロゲー履歴として活用していた人も多かったはずで、『ものべの』や『まいてつ』をはじめさまざまな作品を排出してきたLoseさんに関連したデータを見られなくなったということは、少なからぬ人が影響を受けているはずです。そして、それはメーカー側の要望により復旧させることができない。場合によっては逆に「自分の知的財産を侵害された」と訴訟を起こす人が出てきてもおかしくない(メーカー側に、ユーザーのレビューを消す権利があるの? と)案件かもしれません。勝てるかどうかは知りませんが。

次に、データベースとしての価値の問題。Erogamescapeさんは、おそらく日本で屈指の、下手をすれば最も多くのエロゲーに関する情報を集積し、公開している(しかも無料で)サイトです。その中には多少真偽の疑わしいものもありますが、それでも多くの人の誠実な努力によって、かなり精確な情報が手に入るサイトでした。エロゲーに関する集合知の結晶と言っても過言ではありません。そのデータベースから、Loseというエロゲー史的に大きな影響力を持ったブランドのデータが欠損するというのはたいへんな損失です。

「ブランドLoseに関する情報は掲載しておりません」とでも書けば終わりなのでは? という人がおられるかもしれません。理屈の上ではアリだとしてもやっぱり気持ち悪いですし、当時のユーザーたちがリアルタイムでどんなことを受け取ったか、最初はどういうふうにこのゲームが受け取られたか、といった記録が失われるのは相当の痛手です。

話が少し寄り道しますが、Erogamescapeさんで古い作品を見ると、それこそ2000年代前半の感想から2020年の感想までを一望できるんですね。たとえば、これは1996年発売の『Pia・キャロットへようこそ!!』のデータです。

 ▼「Pia♥キャロットへようこそ!! ~We’ve been Waiting for you~ (カクテル・ソフト) (1996-07-26)

2001年とか2002年の感想から、2020年の感想まで並んでいます。そうすると、昔は「ボリュームがある」と言われていた作品が「あっけない」と言われるようになっているだとか、昔は陳腐と言われていた属性が今ではかえって斬新になっているとか、そういう変化が手にとるようにわかります。これ、凄い面白い

まさにサイト自体が「歴史の生き証人」みたいになっているわけで、そうした通時的に積み重ねられたデータってエロゲー界隈にとって一種の財産だと思うんですよね。それが失われて(Lostして)しまった、というのは個人的にすごく痛手です。あ、これはLoseとLostをかけたギャグです。念の為。

閑話休題、問題点の三番目。それは、こういうデータベースにメーカー(ブランド)が介入できる、しても良いという前例を作ってしまったことです。実際に介入した理由が何であったかはハッキリしません。しかし、こういうはっきりしない理由でも介入が許されるのであれば、たとえば自社の作品が低評価されたらデータ削除を依頼する、ということをしてくる会社が他にもあらわれるかもしれません。そうなると、もうこの手のサイトの維持は困難でしょう。

昔はErogamescapeほど信頼でき、メジャーな批評サイトはなかったからここに載ることの宣伝効果が大きかったというのはあるのでしょうが、今は各種通販サイトでユーザーの評価も見られるし、宣伝なら自社HPがあります。「切っても痛くない」どころか「不特定多数の人から風評被害を受けている」とメーカーが判断すれば「縁切り」が続く可能性もあるわけです。これは由々しき事態であると思われます。

一説には今回の件、コンシューマ進出を狙い「エロ」で活動していた痕跡を消したいLoseさんの陰謀だ、という話まで出てきています。



真偽の程はわかりませんしなるほどなぁという気持ちを抱かないでもないのですが、知名度やコンシューマー進出後もユーザー層がかぶることを考えると正直その線はない(し実質無理)んじゃないかと思っています。個人的には。ただ、そんな話が出てくるくらい「わけがわからない対応」であることは間違いないわけでして、そっちのほうがよろしくないかな。もしかするとメーカーさんしか知らないような深い事情があるのかもしれませんが、それは目下のところ、ユーザー側にはまったく提示されていませんからね……。

何より悲しいのは、Loseさんのこの対応は、エロゲーユーザーの活動や想い、歴史をかなり蔑ろにしていると感じるからです。批評という行為が、作品を勝手に使ったピンはね行為だ、と言われるなら仕方ありません。でも、Loseさんは公式にはそう言っていないわけだし(受け入れるべきものだ、とおっしゃっています)、これまでにユーザーの感想を「利用」してきた部分だってあるはずです。そして、Erogamescapeに投稿された感想には、そうしたユーザーの想いや歴史が少なからず積み上がっていたはずです。

それを、傍から見ている限りでは必然性の感じられない理由で削除する。そしてその「説明」もよくわからないし、謝罪しているのは事前に断らなかったことについてであってユーザーの感想を消したということに対してではない。しかも、ユーザーが悪いんです、と原因をユーザー側に押し付けてメーカー(ブランド)側の都合ではない、というアピールをしている。

これに誠意を感じろというのは無理だろうというレベルだと、私は思います。



私の「お気持ち表明」はこのツイートに尽きているのですが、プラスするならほんとうに残念です。『ものべの』や『まいてつ』という素晴らしい作品を作り、ユーザーフレンドリーなイベントなども開催してユーザーを大事にしてきてくれた、そういうLoseさんがこういう結論を下すにいたったということが残念でならない。

今更撤回してどうこうなるものでもありませんし、こういうことをした会社の説明を聞いて納得できることは、私は無いと思いますのでこの話の掘り下げはこれで終わりになると思います(表面的なことではあれこれ言うかもしれませんが)。落とし所のない問題になってしまいましたね。

私はLose作品のレビューを書いていないので直接的な被害はそれほどでもありませんが、書いていたらもっと暗澹たる気持ちになっていたでしょう。本当はもうちょっと明るいタッチで、おもしろ目の記事を書こうかなと思っていたのですがやっぱり無理でした。そういうテンションでは書けない話でした。

「全削除」という1手は妙手などではなく、頓死一直線の悪手であるということが広く知れ渡れば、第二・第三のLoseが出現することは防げるのかもしれません。そのことに望みを託しつつ、記事を終えたいと思います。(なんかどうしようもない事情があった、ということが後にわかれば謝罪をしたいと考えています。記事は削除せずに)

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追記(11/23) えびさんからの情報で、感想そのもののデータは残っている、というお話です。「ブランド情報以外、ほぼすべてのデータは残っていますが、可視化出来ないようになっている状態です。つまり、データを復旧することは簡単で、Loseさんがごめんなさいして、管理人さんに復旧を申し込めば、すぐに元に戻るでしょう」とのこと。

詳細は当記事コメントの6番を御覧ください。



えびさん、ありがとうございました。

Go To トラブル?

GoToキャンペーンの見直しを政府が発表しました。こういう状況ですから仕方ないとはいえ、対応が常に後手後手に回っている感は否めません。

 ▼「首相「GoTo」運用見直し表明 感染拡大地域への「トラベル」新規予約一時停止」(サンケイ新聞)
 菅義偉首相は21日の新型コロナウイルス感染症対策本部会合で「感染拡大が一定レベルに達した地域では、都道府県知事と連携し、より強い措置を講じる」と述べ、コロナ禍で打撃を受けた業界支援策の運用を見直す考えを表明した。観光支援策「Go To トラベル」は感染拡大地域を目的地とした旅行の新規予約を一時停止する措置を導入。飲食業界支援策「Go To イート」は食事券の新規発行を一時停止し、ポイント利用を控えるよう要請する。

 首相はまた、国民に会食中のマスク着用など感染防止対策を徹底するよう要請。緊急事態宣言の再発令などを念頭に「社会経済活動に対し、さらに一段の強い対策を講じる事態を回避するためにも国民の協力が不可欠だ」と呼びかけた。

 西村康稔経済再生担当相は21日の記者会見で「トラベル」の見直しについて「具体的な内容は観光庁で検討することになる。感染拡大地域の都道府県知事と感染状況の分析、病床確保の状況を共有しながら緊密に連携していきたい」と説明。団体ツアーはバス内の飲食も禁止する。「イート」の一時停止は農林水産省が都道府県に要請するとした。

 「Go To」をめぐっては、政府の新型コロナ感染症対策分科会(尾身茂会長)が20日の会合で運用を見直すよう求めていた。首相は21日、官邸で記者団に「専門家会議から提案を提出いただいたタイミングで、私から閣僚に感染対策を指示した」と説明した。

 尾身氏は4段階の感染状況のうち「ステージ3(感染急増)」の地域として札幌市を挙げ、東京都や大阪府も「ステージ3に近づきつつある」と述べている。「Go To」の運用見直しは、これらの地域などで検討されるとみられる。

 首相は感染防止と社会・経済活動の両立を重視する立場で、安倍晋三政権時から「Go To」事業を推進。20日の参院本会議でも「トラベル」に関して「これまでに4千万人が利用しているが、判明した感染者は176人だ」と述べ、事業と感染拡大の因果関係を否定していた。

ぶっちゃけこのところの感染者数報告の増加を見ていると素人の私でも「いつやめんのかね」って予想していたレベルでしたから、来るべきときが来たという感じではあります。感染症対策が徹底できていない中、モノを動かしヒトを動かししていたのだから早晩こうなることは予測できていたはずです。

再び感染が拡大していくという予測ができていなかったのなら無能の極みだし、できていたけれど「時間を稼ぐ間になんとかなってくれれば……」と祈っていただけだったならそれもまずい。稼いだ時間を使って、何かしら打てる手を打って国民に安心感を与えていく……ということができれば良かったのでしょうが、結局これといったものは見つからずじまいなのかなぁ。

まさに未曾有の危機ですし、収束に成功している国が無いわけではないけれどその対策は日本じゃ実質無理みたいな感じもあるので仕方ないとは思うんですが、それでも自国のリーダーにはここでうまく乗り切れるような力を見せてほしいなぁという気持ちもあり。自分がなんか対策考えろって言われたら無理無理だし責任だって取れないけれど、政治家なんだからそこは考えてほしいし無理なら責任とってくれって話にはなるよなぁ。

何度も言っていますが、別にいま急にピンチになったわけじゃないんですよね。ずーっとピンチは続いていた。それでもなんだかんだうまいことやって(その意味ではGoToキャンペーンは意味があったと思っています)時間が稼げていたのだから、その間に対策を捻出してほしかった。しかし新しい対策はほぼ出ることなく、「三密」とマスクから変わらないまま今を迎えているわけです。腰が重い。

民間から新しい知恵がでてくる気配もなく(怪しいオカルトならいっぱいありますが)、手詰まり感しかありません。きっついなぁ。
《自己紹介》

エロゲーマーです。「ErogameScape -エロゲー批評空間-」様でレビューを投稿中。新着レビューのページは以下。
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