よい子わるい子ふつうの子2(仮)

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

2017年09月

異物混入

ちょっと耳を疑った……のですが、選択肢としてはありなのかなぁ? と思ったニュース。

 ▼「“異物混入給食”大磯町「業者変更せず」」(0テレNEWS24)

 神奈川県大磯町の中学校の給食に髪の毛などが相次いで混入していた問題で、大磯町は、原因が特定されるまでは給食業者を変更しない考えを示した。

 大磯町・中崎久雄町長「日本中をお騒がせしてしまう結果となり、町長として責任者として大変申し訳なく残念であります」

 この問題は、大磯町の2つの中学校の給食に、髪の毛などの混入が84件報告されたもの。このうち15件は給食を製造した業者の工場で混入された。大磯町は20日の会見で、異物混入の原因が特定されるまで、給食業者を変更しない考えを示した。混入した原因が特定されていないためで今後、製造する給食を業者に写真で撮影させるなどして再発防止策を進めるという。

 また、20日から温かい汁物を給食のメニューに加えるとともに自宅から弁当の持参を認めたという。

異物混入が疑われるような給食があり、味がさっぱりだという評判がある。ふつうに考えれば即座に給食停止・業者変更なのですが……。確かに、異物混入については業者の落ち度かどうか、ちゃんと調査しないとわからないんですよね。少なくとも、契約切るのはそれが判ってからでも遅くない。

異物についてもあきらかにこの業者のせいだろうという前提で語っている人が数多く見られましたが、言われてみると(可能性は限りなく低い気がしますが)子どものいたずらとか、あるいは支給された小学校側の管理の問題という可能性もありえます。ツイッターには「コンビニのおにぎりに虫が入っていた」という狂言もあったくらいですし。

とりあえず給食止めろやという話に対しては、給食に頼っている子どももいるでしょうから、すぐに業者を変更して給食が支給されるアテがないのなら停止することはできないかもしれない。不安な人は弁当OKだけど、どうしても給食じゃなければという児童のために、管理指導をおこなったうえで現状継続、というのはまあベストではないにしても、とりうる選択肢なのかなぁ。うーむ。

いやそれでも理想を言えば、やっぱり児童はかわいそうだし、その業者を選んだ責任ってのもあるわけで、契約は切らないにしても調査がしっかりと行われるまではその業者を出入り禁止にし、学校側が手をつくして別の方法で給食を補うのがスジっていう気もしますけどね。

短縮URLのサービス停止

pixivをまったく見ない(アカウントを発効していないのでリンクすら見られない)人なので知らなかったのですが、これ結構大きな問題ですよね。

 ▼「その数なんと約880万件、URL短縮サービス終了により発行済みの短縮URLがすべて無効化」(やじうまWatch)

 とあるURL短縮サービスの終了に伴い、これまでに発行された約880万件の短縮URLが無効になることが判明し、利用者の間で波紋を広げている。

 これはpixivが運営していた短縮URLサービス「p.tl」で、9月29日(金)の12時をもってサービスを終了することが告知されたのだが、新規の受付を停止するだけでなく、これまでに発行された短縮URLが上記期日をもってリンク切れになるというもの。告知には「リンク等を設置している場合は、上記日程までに変更をお願いいたします」と書かれているが、これまでに発行された数が約880万件と莫大で、かつ終了が告知されたのが7月ということで猶予期間が2カ月しかなく、最近になって知った利用者から不満の声が上がっているというわけ。URL短縮サービスはそもそも数が多くなく、大手サービスが運営を終了した事例はほとんどないため、今回のようなかたちで問題化するケースは非常に珍しい。今回の同社の対応を見たユーザーの中では、同社が運営する他のサービスもいずれ同様に猶予なしで終了するのではと懸念する人もおり、しばらく波紋は収まりそうにない。 

ネットの世界にUPしたものが永遠に残り続けるというのはよく聞く話ですが、これは逆パターン。実際問題、ちょっと配慮に欠けている感はあります。とはいえ決まっちゃったモンはしょうがないから、そちらにリンクを貼っている人は対処していかざるをえないってことですよね。う~ん、大変そう。

pixivにかぎらず、ネット上のサービスはこうやって突然消えることがありえるんですけど、どうもそのへんの意識がすっかり抜け落ちていたことに気づいて、ちょっと怖くなりました。考え過ぎかもしれないけれど、つきつめれば自治体の行政だってそういうものなわけですしね。私たちは当たり前だと思っているから気にしないけど、いつか突然なくなってしまうかもしれない。震災のときとか、まさにそうなった地域もあるわけで。上空からミサイルが飛んできてるいま、少し真剣に考えておく必要はありそうです。

と、話は飛んでしまいましたが短縮URLの思わぬ欠点っていう感じ。サービス終了しても短縮URLのリンクを残すのってできないのかなぁ。……言っておいて何だけど、まぁ無理か。

寝巻か寝間着か。

ちょっとした会話で、「ねまぎ」と言われたので「ねまきじゃね?」とツッコミ入れたら、「いやいやwww寝間で着る服だから「寝間着(ねまぎ)」でしょ」と。「おお。そう言われれば……。「寝巻(ねまき)」だとずっと思ってたわ」みたいな会話をしまして。

いやそもそも寝巻とか寝間着とかって何やねんというと、まあパジャマのことです。厳密には違うのかもしれませんけど、だいたいのイメェジとして。

どっちなんだろうなぁということで、こういうときは『日本国語大辞典』……はめんどくさかったのでWikipedia先生に訊ねてみました(最近寄付を求める寄付人となっていますね)。

▼「寝巻」(Wikipedia)
新聞は「寝間着」を統一表記としているが、文部省(現在は文部科学省)は『公用文の書き表し方の基準 資料集』で「寝巻き」としている。なお、「寝巻」は旧来の表記である。

へー。

試しに『公用文の書き表し方』を当たってみたら、確かにありました。P.234です。

nemaki


ただ、これ「送りがなの付けかた」の項目なので、「寝巻」と「寝間着」でどちらを採用するかに関する検討としては不適切なように思われます。Wikipediaの記述が、若干ミスリーディングですね。

ということで、若干怪しいWikipediaの記述を信じるなら、和装だった日本では「寝巻」という書き方がスタンダードだったけど、洋服入ってきて「寝間着」とか「寝衣」みたいな言い方が出てきた。和装を前提にするなら「寝巻」、そうでないなら「寝間着」という解釈になるんでしょうか。

うーん、それっぽいけどウラとれてないし、こりゃ調査案件ですかね……。おそらくは用例あたれば、妥当な判断かどうかはすぐわかりそうですし。暇なときに調べてみようかと思います。

Jコイン?

なんかJコインとやらが企画されているようですが……。

 ▼「新仮想通貨「Jコイン」検討 国内の銀行連合で」(テレ朝news)

 国内のメガバンクや地方銀行などが組んで、共通の仮想通貨である「Jコイン」の発行を検討していることが分かりました。

 みずほフィナンシャルグループは今月、ゆうちょ銀行や地方銀行約70行を集め、新たな仮想通貨についての勉強会を開きました。仮称「Jコイン」と呼ばれるこの仮想通貨は、ビットコインなどのように価格が変動せず、あらかじめ、銀行口座にある円をJコインに替えることで、スマートフォンを使ってお店で支払いをしたり、個人の間で代金の受け渡しをすることが可能になります。現金を使わない決済データをアップルペイなどの海外勢に握られる懸念が強まるなか、国内の銀行連合による対抗策として、東京オリンピックが開催される2020年までの実現を目指します。

仮想通貨っていうからビットコイン的なアレかと思ったら、単なる決済用のデータですか。ほぼSuicaにしか見えないんですけどどうなんでしょうね、これ……。

まあ記事にあるとおり「現金を使わない決済データをアップルペイなどの海外勢に握られる」のを避けるということなのかもしれませんが、それなら既に流通しているSiuca/Pasmoといった交通系電子決済でいいじゃねーかっていう。

想像通りのものだとしたらホントにセンスがないなあと思うのは、本気で海外との経済戦争を何とかするつもりなら国内でシェア確保してる交通系マネーの強化に動くほうが合理的なのに、おそらくはしょうもないメンツにこだわって国内でマウントの取り合いする気にしか見えないところ。ますますガラパゴス化が進んでダメになる予感しかしないなぁ。

しかも、いまから実現を目指してるようではとてもじゃないけど有望な感じは受けません。率直に言って、そのリソースを別に回したほうが有意義じゃないですかねぇ。

【ハチナイ】「激闘」イベがちょっと辛い話。

「8月のシンデレラナイン」、昨日から新イベント「激闘」がスタートしました。

gekitou

これまでにない高難度を謳い文句に、投手以外すべてのポジションに適性がある(ふつうは3つか4つ)特別なキャラが報酬で貰える……というもの。実際これまでのイベントの相手と比べるとはるかに強い敵が出てきて、達成条件も「2連勝」や「3連勝」が入ってくるなど、高難度の看板に偽りなし、という内容でした。

ただ、高難度クエストの実装自体は熟練ユーザーのやりがいとして、あるいは中~初級ユーザーの目標として、おそらくそんなに悪くないアイディアです。難度自体もイベント特攻スキルをクエストで習得すればこなせるものでしたし、ゲームに対するやりこみを要求していくという視点からはかなり良いチューンナップをされたものだったと思います。

……普通ならば。

実はこのイベント、幾つかの致命的な欠点があり、現状見事なそびえ立つクソとなっています。

まず、消費行動力の問題。現在ハチナイの行動力上限は56なのですが、このイベント、最大難度をプレイするには行動力を25消費します。つまり、コストが高すぎてマックス回復状態から2回しかプレイできません。行動力を1回復するのに6分かかるので、行動力回復アイテムを使わないなら150分に1回しか遊べない。もちろん、休憩や睡眠の間にがっつり貯めるということもできないわけです。

最初こそ私もドリンクを使って周回していましたが、あっという間にドリンクが尽きてしまったため自然回復のみに切り替え。結果ハチナイを触る回数は激減しました。だって、やれることがないんですもの……。

加えて、報酬がクソ。今回のイベントには試合に勝ったポイントで貰える固定報酬と、試合勝利時にランダムで手に入るドロップ報酬があります。固定報酬は非常に魅力的ながら手に入れるハードルはそう高くない。私を含めたイベントをやりこむ人たちの目的は、どちらかといえばランダム報酬のほうになります。

ところが、このランダム報酬のドロップ率が恐ろしく渋い。多くの監督(ハチナイユーザー)たちが、2万、3万と行動力に課金をしては1ドロップとか酷いときはドロップなしとかいう結果の前に撃沈していきました。「高スコアで勝てば報酬がUP」みたいな表記があったので、もしかすると何か特別な勝ち方をすれば落ちやすいのかもしれませんが、現状あまり見つかっておらず、皆普通の戦いを挑んでいます。

そんな中、ツイッターには1人「完走」した人があらわれました(マジすごい)。その方は固定報酬完遂のために必要なポイントが200万だったにもかかわらず、その13倍にあたる2600万ものポイントを稼いでいます。使った「石」(行動力回復アイテム)は300個。約2万円ぶんです。16日あるイベントであることを考えると初日に走りきる必要はなかったのかもしれませんが、それでもドロップが渋すぎることはご理解いただけるでしょう。

この結果を受けてなのかどうなのか、ともかくも今回のイベントが相当厳しいことが広まり、完走できる可能性が低いことを悟って今回のイベントを切り上げる監督が続出しました。



要は、「高難度」であるだけでなく「高リスク」だったというか「低ドロップ」だったというか、とにかくイベント自体がストレスしかたまらないタイプのものだったわけです。

以下個人的な見解になりますが、今回のイベントがユーザーに不評である理由は、主としてやりがいのなさがあると思われます。高い難度のクエストであれば1回がキツいかわりに周回しなくても良い報酬が貰えるのが一般的。いっぽう、低い難度のクエストならば1回が楽なかわりに周回が求められる。「激闘」イベントようにハードルは高いのに見返りも少ない、というのでは喜ぶ人はあまり見かけません。本物のマゾくらいです。

また、ハチナイは現状石やチケットの配布が少なく、無課金~微課金のユーザーはとくに、自分の思うようなキャラを育てるどころか手に入れられてすらいません。そればかりか全キャラが均等にSSRとして排出されてもおらず、キャラゲーなのにキャラを活かしきれていない状況です。ですから、強敵に挑めるくらいキャラ育成を練り込む段階に達していない人が多い。そんなところに高難度のクエストを持ってきても楽しめないというのが正直なところでしょう。

これでまだ、今回の報酬キャラを使って育てていくことがこのイベント内でできるならよかったのかもしれませんが、そういったモチベーションをあげる要素(強いキャラが手に入ったとか、育てたキャラの活躍を見られるとか)もなく、純粋に苦痛が延々続くだけ。モチベは下がる一方です。

素人考えですが、上述したようなプレイ時間の減少もマイナスポイント。やることがなくなって放置したり、キャラの加入も成長もないので単調に感じてやめる……という姿が容易に想像できます。過剰な負荷をかける運営への不信感がたまるのもよくない。

ぶっちゃけ私は、このイベントをきっかけにゲームから離れていく人が激増するのではないかと危惧しています。せっかく良い素材があると思うのに、ホントもったいないですね。

ハチナイというゲーム、ポテンシャルは高いし、改善すべき方向性は見えていると思うのです。それこそ私のようなトーシロにも明らかなレベルで。しかし、ここで後手にまわって対策を怠ったり、ユーザーの希望を省みない変なコラボとかその場しのぎのキャンペーンとかでやらかして舵取りミスったら、年内で実質息の根止まる可能性もありそう。私は結構好きなゲームなので、なんとか踏ん張ってほしいなぁ。

黄色と黒は、

狂気の印。

prefri

 
月末金曜休んでますか?

▼「「プレ金」見直しへ=月初実施を検討-榊原経団連会長」(JIJI.com)

経団連の榊原定征会長は11日の記者会見で、月末金曜日の退社時間を早めて消費を喚起するプレミアムフライデー(プレ金)について、実施方法などを見直す考えを明らかにした。「(実施から)半年強がたち、総括してみたい」と語った。

 プレ金は政府や経団連が旗振り役となり、2月にスタート。しかし、月末は企業の決算や営業の追い込み時期に重なるため、参加企業は一部にとどまっていた。榊原会長はこうした状況を踏まえ、月初への変更などを検討する考えを示した。(2017/09/11-17:50)

いやあ、追い込みとかあんまり関係ないと思うんですけどどうよ……。そもそもスローガンだけで強制力ないし、業務が減るわけじゃないからさっさと帰ってもしわ寄せがくるだけだし、給料が増えるわけじゃないから消費促されても参加の意義もほとんどないっていう。

絵に描いたモチというか机上の空論というか、ここに極まれりって感じですよねぇ。んで月初めにしましょうとか、正直頭おかしいんじゃないかという感想しかわいてこない。経団連ってのはこんなんで大丈夫なんでしょうか。割とマジで心配です。

【ハチナイ】第二回姫杯終了/結果と編成考察

お疲れさまでした。11位……OTL。ラスト30分で10位になったんでTOP10入りいけるかなーと思っていたのですが、抜かれていたようです。残念。

himehai02_02

とりあえずトップスコアを出したときの編成はこんな感じ。

himehai02_03

オーダーと、マッチング時に気をつけていることを幾つか、思いつくままに書き出しておきます。

【編成】
・調子/ステータス/ポジション/スキル・才能/チームスキル/特攻 の6項目を考慮。
・重視要素は、調子(A)、ステ(B)、ポジ(B)、スキル(C)、Tスキル(C)、特攻(B)。
・調子が「絶不調」は使わない。「絶好調」と「好調」はあまり区別しない。
・特攻は、純正SSRと調子が2段階以上離れていた場合か絶好調の場合に採用を考慮する。
 例:上のとき、SR特攻中野は「好調」でしたがSSR竹富が「絶好調」だったので不採用。
 例:一塁を【チームの信頼】野崎にしてレフトを特攻東雲にする選択肢もあったが、特攻東雲の調子が「普通」だったので見送り。「絶好調」ならSSR朝比奈と入れ替えたかも。
 例:ショートはプール原、集合原ともに「好調」だったが、「絶好調」かつミートが最も高いことから飛躍原を採用。

という具合です。あと、強力なバッファーであるSSR河北は不調だろうがなんだろうが控えに置く。敵投手にデバフをかけてチームを打ちやすくしてくれるSSRにゃんぼ師匠も可能な限りスタメンです。不調以下の場合はさすがにやめてますが。

突き詰めれば好みの問題という気もしますが、特攻ボーナスが50%に届くくらいあればそこそこハイスコアを出せました。特攻に寄せすぎて火力を落とすよりは、得点ボーナス、特にホームランを狙いに行くのが良いと思います。

【マッチング】
・捕手SSRすずわかは避ける。打撃系捕手なら、投手が純正SSRでも燃やせること多し。
・天候、先攻後攻はその日は固定なので、戦うメンツが固まってきたら有利な環境の相手を狙い撃つ。
 例:雨得意キャラを揃えているなら雨の相手。先行有利なので極力先行の相手。
・先発投手の絶好調は避ける。中継ぎ陣に絶好調がいても仕方ないが、きちんとオーダー確認して、なるべく調子が悪そうな相手を選ぶ。
・HRバッターを優先で入れる。HRのスコアボーナスは本当にデカい。

という感じでしょうか。思いついたらぼちぼち書き加えていきます。

「彷彿とさせる」?「彷彿させる」?

会社のプレゼン資料、「日本語おかしいだろ」(要約)と入社二年目の若い方が50代の中間管理職に怒られて、それを止めに入るだけでなく反論した30代中堅社員と喧嘩するという、なんだかよくわからないコントみたいな場面に出くわしました。出くわしたというより、向こうから歩いてきたというべきか。

原因となった日本語というのは、「彷彿」。準新人氏が「彷彿させる」と書いていたようで、「彷彿とさせる」だろう、というのがおっさん先輩の主張。んで、実際どうなんでしょうねぇと中堅氏が私のところに来たという感じ。

個人的には「彷彿として」という形は比較的目にするし、「旧時を彷彿させる」のような用法もおなじみ。また、「彷彿する」という動詞も割と見かけるなぁと。ただ、全然意識したことがなかったのでとりあえず辞書。電子辞書のデジタル広辞苑だとどっちでもよさそうな感じだったのですが根拠の説明みたいなものはなかったので、グーグル先生によろしくしてみました。

すると、随分古い記事ながらあまりにもタイムリーなテーマでこんな解説が。やっぱモメやすいところなんですかね。

 ▼「新・ことば事情 3745 「『彷彿させる』か『彷彿とさせる』か」」(ytv)

「髣髴(と)させる」はややこしいですね。これは、環境によって、どちらかしか使えない場合と、両方使える場合とがありそうです。
 
(1)まず、「髣髴として」と副詞的に使う場合は「と」が入ります。
・江分利の前に昭和12年の神宮球場が彷彿としてあらわれてくる。(山口瞳「江分利満氏の優雅な生活」)のような場合ですね。「髣髴して」にはならないでしょう。
 
これは「憤然として部屋を出る」「揚々として引き上げる」などと同じ語構成です。「憤然して」「揚々して」と言わないのと同様です。
 
(2)「~を髣髴する」のように、「~を(ありありと)眼前に見せる」の意味で使う場合は「と」は入りません。
・家全体の表情はたしかに、アレキサンドゥルの最後に見た表情を髣髴している。(森茉莉「甘い蜜の部屋」)
 
これは「表情を再現する」「表情を暗示する」などと同じ語構成です。「表情を再現とする」「表情を暗示とする」と言わないのと同様です。
 
(3)「~が髣髴する」のように、「~が(ありありと)眼前に見える」の意味で使う場合は、両方ありのようです。
・(a)わが世の春を謳っていた情景が、眼前に髣髴としてくる思がするではないか。(中山義秀「芭蕉庵桃青」)
・(b)当時の日本人にとって、きいただけでも、白く光ったおまんまが限前にほうふつする(てるおかやすたか「すらんぐ」)
 
これは、(a)「髣髴と+する(タリ形容詞+スル)」の場合と、(b)「髣髴する」という自動詞の場合の2つがあるからです。なお、この(3)は、使役形にすると、(a)は「~を髣髴とさせる」、(b)は「~を髣髴させる」になります((2)の「~を髣髴する」と似ていますが、語構成は違います)。
…………うーん?

この説明がただしいとするなら、「彷彿」には動詞と形容動詞(タル形容詞)、副詞の用法がある。ただ、動詞用法は自動詞的なのと他動詞的なのがあり(※日本語の動詞を厳密に「他動詞」と呼んでいいかわからないので変な言い方をしています)、他動詞的なほうには「~ありありと思い起こさせる」という使役のな意味を含んでいる場合がある(英語でいうとexciteとかアレ系のやつですかね)。

んで、(1)副詞の場合は「彷彿として」で確定。

(2)他動詞的な用法で、目的語「~を」をともなう場合は「彷彿する」。(~を思い起こさせる)

(3)形容動詞「彷彿たり」を現代語的に使う場合は、「彷彿とする」になる。(タル形容詞+動詞の「する」)→使役にして「~を彷彿とさせる」

(4)自動詞的な用法では、「~が彷彿する」と使う。→使役にして「~を彷彿させる」

こういうことですね。なるほど。これは非常にスッキリするし用例を見ても妥当な感じがします。

ということは「彷彿させる」も「彷彿とさせる」もどっちもありえる用法だけど、問題はその「彷彿」が自動詞なのか他動詞なのか形容詞なのか、前後の繋がりを見てみないとわかんない。ただ、(3)と(4)でほとんどの用法はカバーできそうだからどっちでも良い可能性は高いんじゃないかなぁ……ということでプレゼン資料を拝見すると「この手法は○○を彷彿させるもので……」となっていたので、(4)の解釈で正解にしていいんじゃないかとお返事しておきました。

仲裁の役に立ったのかどうかはあまり定かでありませんが、「彷彿とさせる」という「と」を入れるかたちに落ち着いたようです(少なくとも解釈は役に立ってねぇ!)。

しかしこれ、思ったよりめんどくさい話だったんですね。正直普段全然気にしてなかったので、モメていた当人たちには申し訳ないけれど面白かったです。

洗脳不倫?

エロゲーかよってツッコミ入れたくなるようなセンセーショナルな見出しがついていますが、おそらく実際には結構難しい案件。当たり前の話ですけど「洗脳」っていうのは女子大生側の関係者の言い分ですからね。ほんとうに「洗脳」と証明できるようなことなのか、自由意志にもとづく選択的恋愛の範疇なのかは、ぶっちゃけ分からん。物理的に監禁とか暴力があったわけでもなさそうですし。

ただまあ、そういう定義は度外視してクソなことは間違いありませんけれど。

 ▼「慶応大教授が女子大生を「洗脳」不倫 “先生とだったら世界征服も”」(デイリー新潮)

 慶応大学2年生の斉藤菜穂さん(21)=仮名=に、アラビア語などの講義を担当する総合政策学部・奥田敦教授(57)が接近し始めたのは、昨年の秋だった。

「(奥田教授に)勉強に集中するように言われてサークルも辞め、帰宅も遅くなり、“研究室に泊まるから”と、帰らないことも増えました。ボーイフレンドとも別れ、冬休みも研究室に通うようになった。“思い出も捨てなきゃいけない”と、クローゼットからぬいぐるみを出して捨ててしまい、年が明けると“こんな自分にした親が悪い”と、私たちをなじるようになりました」

 と、菜穂さんの異様な振る舞いを明かすのは、彼女の母親である。以来、菜穂さんは頻繁に外泊するようになり、2月下旬には妻子のある奥田教授と二人きりで沖縄に行くこともあったという。

“先生とだったら世界征服もできそう”“死ぬのが怖くなくなってきた”とのメモを残すようになり、人格まで変わり始めた菜穂さん。両親が探偵に調査を依頼すると、「研究室」と言っていた行先は奥田教授のマンションだったことが発覚する。ところが、大学は両親の再三の訴えにもかかわらず、事態を事実上、放置したままだった。

記事が事実だとして、端的に問題なのはこの教授センセイが不倫をしていたということと、それに関する情報を大学側が把握していながら長期間放置していたということ。あとは、洗脳していたかどうかはさておきあまり健全とは言い難いような女学生の状態、といったところでしょうか。

とくに大学側の対応は結構たたかれてもおかしくなく、そうとう奇行が目立ち学生からの訴えも多く、普段からハラスメント一直線みたいなこの人を「飼い」続けていたというあたり。場合によっては何人かの偉いさんの首がすげ変わる(飛びはしないだろうけど)んじゃないですかね。

実際問題この手の人間関係ベースの不祥事というのは組織が大きくなればどこでも起きるし、どれだけ身辺調査に力を入れても限界があります。だから予防以上に対応のほうがその組織の真価が問われるわけで、後手後手にまわったうえに誰も得してないっぽい今回の件は、下手を打ったなぁという印象しかありません。たぶん、あっちゃこっちゃの事なかれ主義が連鎖してこういうことになったんだろうなぁ。

まあ何はともあれ、本件が無事……は無理にしても、良い落とし所でおさまることを祈るばかりです。

今こそ別れめ

職場でよくお世話になっていた先輩が退職なさることに。この時期にというのも何かいわくありげですが、割と親しくしていただいていると思っていたのに、相談とか何ひとつなかったというのがちょっとショックです。人事のことだから言えなかったっていうのはその通りだなぁと思うし、そういう方だからこそ信頼していたってのも確かなんですけれど。

というわけで今日はお別れの宴会に行ってきます。新天地でも頑張ってください。そして、こういういい人がいなくなる職場ってのがどうなんだろうという心配がちょっと膨らんできたり来なかったり。まあ労働環境は悪くないと思うんですけどね。
《自己紹介》

エロゲーマーです。「ErogameScape -エロゲー批評空間-」様でレビューを投稿中。新着レビューのページは以下。
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